アサシンズプライド
以下はWikipediaより引用
要約
『アサシンズプライド』(ASSASSINS PRIDE)は、天城ケイによる日本のライトノベル。イラストはニノモトニノが担当している。略称は「アサプラ」。富士見ファンタジア文庫(KADOKAWA)より2016年1月から刊行されている。
第28回ファンタジア大賞「大賞」受賞作。2022年2月時点で小説とコミカライズを合算したシリーズ累計部数は120万部(電子版含む)を突破している。
2019年10月から12月までテレビアニメが放送された。
あらすじ
世界観
小説第1巻 『暗殺教師と無能才女』
その後、青年は屋敷に到着すると屋敷のメイド長エイミーと2人のメイドに迎えられ、事前に用意していたクーファ=ヴァンピールという偽名で自己紹介し、メリダと初対面する。クーファは付き人としてメリダの通う聖フリーデスウィーデ女学院に同行し、メリダが同学年のネルヴァ=マルティーリョ達にマナを持たない理由でいじめられていること、既に聖騎士の位階に目覚めている分家のエリーゼ=アンジェルと仲たがいしていること、練武場のテストでの無様な姿を目の当たりにする。一日を通して、周囲に蔑まれるメリダを見るに堪えたクーファは、二つ目の任務であるメリダ暗殺を遂行しようとするが、ランカンスロープに嬲られながらも両親の子供だと証明するため助けも呼ばないメリダの姿に心を動かされ、自分のマナをメリダに移植させ侍のマナ能力者として覚醒させる。クーファは自分がメリダに肩入れしていることをクライアントや白夜騎兵団に隠し通し、かつメリダには自分が暗殺者であると悟られずに公爵家にふさわしいマナ能力者に育て上げるという使命を背負うこととなる。
翌日、二人はエリーゼとクーファと同じ時期にエリーゼの家庭教師となったロゼッティ=プリケットと遭遇する。学期末公開試合一回戦でメリダは練習の成果を遺憾なく発揮し、ネルヴァと一対一の真剣勝負で勝利、聴衆を大きくどよめかせた。ネルヴァはメリダの実力を認めこれまでの事を謝罪し、関係性を改善する。次の試合では、エリーゼのユニットと当たり、敵味方を無視して大燭台を鎮火したエリーゼにより完敗に終わる。
メリダとエリーゼは試合での戦績を讃えられ、サークレット・ナイトの優秀な生徒だけが選ばれるパレードに招待される。パレード開始前、メリダとエリーゼが人込みから離れ二人きりになったところを、メリダの位階に気づいたモルドリュー卿の差し金により派遣された黎明戯兵団のウィリアム・ジンを筆頭とする集団が連れ攫う。メリダの母の不倫相手を殺害したのは彼の仕業であった。ジンはエリーゼのマナをメリダに移植するべく位階変異術を執り行おうとするが、メリダの潜在能力に脅威を抱き、排除しようとする。その最中、お嬢様二人の行方不明を聞き駆け付けたクーファとロゼッティが阻止に現れる。二人の一体となった連携攻撃が、取り巻きのランカンスロープを一蹴。クーファは口封じのため、その場から立ち去ったジンを見つけ出し戦闘を開始。ホーンテッド・キマイラもジン側に加わった2対1での戦闘で満身創痍となるも、隠された吸血鬼の力を解放したことでキマイラを撃滅し、ジンを萎縮させ、嘘の報告書を依頼者に送るように指示した。
一件の後、クーファはメリダを誰もが認める能力者へ導くと約束する。
小説第2巻 『暗殺教師と女王選抜選』
ドートリッシュ側も候補生を低学年の生徒に改め、「プリンス」と称される二年生のキーラ=エスパーダと竜騎士の血筋を繋ぐ一年生のサラシャ=シクザールが選ばれる。その後、学院内では様々な裏工作が行われる。第三の試練でメリダとエリーゼとの直接対決が実現。心で真剣に向き合おうとしたメリダがエリーゼを打ち倒し何年もの間蔓延り続けたメリダとエリーゼの間の不和も解消された。その直後マディアからの強襲を受け試練が荒らされてしまうが、メリダ達候補生らと遅れて駆け付けた家庭教師2人が事態を収束する。結果ルナには固定票の多いキーラが選ばれ、一ヶ月をかけて行われたルナ・リュミエール選抜戦は閉幕する。しかし、一連の騒動の裏でメリダのマナを解析していた魔騎士の血筋を繋ぐドートリッシュ女学園一年生のミュール=ラ・モールはメリダの階位が聖騎士ではないと突き止める。
小説第3巻 『暗殺教師と運命法廷』
試験当日、迷宮に向かうメリダを見送るクーファだったが、メリダの父親フェルグス=アンジェルがやってきてメリダを退学させ連れ帰ることを宣言、反対するクーファは自分の覚悟を証明するために聖都親衛隊の精鋭三人との試合をすることになるが、その直後に黎明戯兵団から犯行予告が届いた。
そのころ迷宮内部では集会での出来事を知る学院の関係者全員を消し去ろうとするモルドリュー卿の差し金で黎明戯兵団が昇降機を破壊、さらに革新派が使った魔導書により受験者達や教師陣が離れ離れになってしまう。受験者達を引き連れて最上階を目指していた学院長たちはクーファやジンの力添えにより侵入者を退け外部への避難に成功。学院のほうを襲っていた黎明戯兵団もマディアに倒される。
一方、わけもわからず二人だけになったメリダとエリーゼはミュールとサラシャに遭遇し共に試験に合格する。しかし革新派だったミュールとサラシャによってメリダとエリーゼは革新派が用意した裁判所に閉じ込められる。合格証の収納本の記述からメリダの階位が侍であるという確実な情報を握った革新派たちに捲し立てられるが、亡き母親の名誉を守るため決して折れないメリダ。そこで、革新派の先導者であるセルジュ=シクザールは試練としてメリダをサラシャと戦わせる。位階やステータスの差をものともせずサラシャを倒すメリダの姿に、革新派にも本当にメリダがアンジェル騎士公爵家の娘ではないかと動揺が走り、セルジュは魔法書を発動させ、集会でメリダの父親を名乗ったピエロマスクの男ビジュー=ニーズを残し裁判所での出来事を取り消そうとするが、駆け付けたクーファがビジューを倒し四人の公爵家令嬢は救助される。事件後、セルジュはビジューを始末し今回の失敗をビジューが独断でメリダの父親を名乗り革新派を先導し自分がそれを暴いたということで処理、モルドリュー卿も言い逃れて黎明戯兵団とのつながりは証明されなかった。
数日後、クーファは試験での混乱により延期を余儀なくされていたフェルグス率いる聖都親衛隊の精鋭との決闘を行う。ロゼッティの助けも受けてフェルグスと一対一の勝負に持ち込み、フェルグスがクーファが勝つように仕向け決闘は終わる。
登場人物
声の項は特記がない限りテレビアニメ版の声優を示す。
主要キャラクター
クーファ=ヴァンピール
声 - 小野友樹 / 小野大輔(オーディオドラマ第1弾) / 梅原裕一郎(オーディオドラマ第2弾)
位階:侍
本作の主人公。17歳。白夜騎兵団の暗殺者。母親とともに夜界からフランドールに流れ着いた過去を持ち、母の死後、白夜騎兵団に拾われて暗殺者(アサシン)となった。
「クーファ=ヴァンピール」という偽名を用いてメリダの家庭教師を務めると同時に、メリダに聖騎士としての成長が見込めない場合は暗殺するという任務を負う。家庭教師として派遣された初日の夜、メリダに成長の見込みがないと判断して暗殺を決行しようとするが、メリダがランカンスロープに襲われているところを目撃し、無力でありながら必死に立ち向かう姿に心動かされ、任務に背いてメリダに自分のマナを移植し、戦士として教育する決意をした。これにより、メリダに暗殺のことを、白夜騎兵団にはマナを移植したことを、そして周囲にはそれら全てが露見しないように立ち回らなくてはならなくなった。
表向きは紳士然とした振舞をしているが、騎士公爵家に仕えるための演技で、本性を知る白夜騎兵団からは「猫かぶり」「性格が悪い」などと言われている。本人は否定しているが教え方がかなりスパルタで、周囲からは「鬼畜教師」などと呼ばれることもしばしば。表向きの一人称は「オレ」だが、本来は「私」。
上記の通り、メリダに心を動かされて以来、自身の行動がほぼ「メリダのため」となり現在では彼女に忠誠を捧げているも同然となっている。一方でエリーゼやサラシャ、ミュールら公爵家ご令嬢らと交流を深める内に彼女らの事も大切に想うようになり、彼女達からは女性として好意を向けられている。しかし、本人は彼女達の恋心に全く気付いていない。
また、エイミーらメイド達にも家族の様に思うようになり、白夜騎兵団からの暗殺対象にされそうになった時は被害がおよばないように立ち回っている。
家庭教師という立場から聖フリーデスウィーデ女学院に唯一入れる男性でもある。当初は無能才女の家庭教師という立場や、男性である点から良く思われないこともあったが現在はメリダを育て上げた手腕や、自身の有能さや人柄に魅了される女生徒も多く、受け入れられている。
戦闘能力は非常に高く、黒刀という無銘の業物を愛用し、他にもナイフやワイヤーなども活用。徒手空拳にも秀でている。侍の持つマナの収斂能力による《幻刀術》などの中距離攻撃も使える。
一使用人としても優秀で、本人曰くメリダの家庭教師を務めるにあたって執事検定一級を取得してきたらしく従者としての作法や立ち振る舞いは完璧。裁縫や料理、メリダの髪の手入れなど多芸。ただし、絵だけはまともな幼少期を過ごせなかった所為でどうしても筆が動かなくなってしまうとのこと。
実は最高位のランカンスロープである吸血鬼(ヴァンパイア)のハーフで、白髪を肩まで伸ばした吸血鬼の姿になることができる。吸血鬼化することでステータスを限界突破させ、もげた腕を瞬時に接合できる再生能力を持つ。なお、吸血鬼化しなくても吸血鬼のアニマはある程度使える。
メリダ=アンジェル
声 - 楠木ともり / 夏川椎菜(オーディオドラマ)
位階:侍
本作のメインヒロイン。聖フリーデスウィーデ女学院1年生の13歳。宝石のようなブロンド美少女で、年齢にそぐわない完成された美貌を兼ね備える。聖騎士の階位を継承するアンジェル騎士公爵家の令嬢。しかし、マナに目覚めず「無能才女」と蔑まれるばかりか、母親の不義の子ではないかと疑われて別宅で最低限のメイドたちと生活をしている。
少々おてんばなものの素直な努力家。周囲の蔑みに傷つきながらも母親の名誉のため決してあきらめない芯の強さを持つ。そうした姿に心を動かされたクーファにマナを移植されてマナを手に入れた。
因みに勉学自体は優秀で、礼儀作法やデッサンなど公爵家令嬢に相応しい数多くの教養を身に着けている。
自分を無能才女と蔑む周囲の視線に萎縮し学校生活を憂鬱に感じていたが、クーファが家庭教師として派遣されて以来、改善されていき学院での生活が充実していく。
クーファの導きによって埋め合わされた幸福の数は少なくなく、教師である彼に恋心を抱き、相応しい立派なレディとなるため積極的な行動を起こすような一面もある。シャンガルタではクーファが吸血鬼とのハーフであると知り最初は驚いたが、それでもクーファの味方でいたいと言う強い気持ちを告白しキスして彼を繋ぎ止めた。
現在ではクーファに好意を抱く女性が周りに集まっているため、油断ならない状況が続いている。
上記の通りクーファからマナを移植されたことで侍のマナを発現させているため、戦闘スタイルや使用する技は《幻刀術》を始めクーファのものが基になっている。また高い学習能力や努力家な一面が功を奏し、クーファの教えをしっかり吸収し、現在は頭角をメキメキと表している。
ロゼッティ=プリケット
声 - 薮内満里奈
位階:舞巫女
本作のヒロインの1人。エリーゼの家庭教師。16歳。貴族ではない下層居住区の生まれでありながら幼き日に突然マナに覚醒し特例として貴族階級に格上げされて最年少で聖都親衛隊に入団を果たした功績から「一代侯爵(キャリア・マーキス)」という特別な称号を賜った。しかし、下層居住区の出身という偏見からマナ能力者の養成学校に通えずチームで戦う経験がまったくなかったため、間違って味方を攻撃してしまい「一から勉強して来い」と家庭教師の仕事を与えられた。
明るく人なつっこい性格。アンジェル家の本家と分家の確執を気にせずクーファやメリダに接するが、クーファからは家庭教師のライバルということで邪険に扱われている。しかし、様々な事件でクーファと行動を共にする際は抜群のコンビネーションを発揮し、メリダからは周りの女子達において唯一クーファの隣に立てることを羨ましがられている。
ロゼッティ自身も、現在では口喧嘩こそ絶えないもののクーファには絶対的な信頼を置いている。
戦闘では舞巫女の能力を生かしマナを収斂した円刃をチャクラムと連動させることで手数を数倍に増やすのを基本戦術とし全校統一トーナメントをたった一人で勝ち抜くという前代未聞の偉業を達成した。
実は幼少期にクーファと暮らしていた過去があり、クーファの母親を心配して花を摘んでくれたことがきっかけで彼の義妹として大切にされるようになった。
下層居住区でのある事件で重傷を負った際にクーファが自身の眷属にしたことで一命を取り留めたが、眷属としての能力などを封じるために、クーファによって記憶を封印された。マナに目覚めたのはこれが原因。クーファがやけにロゼッティに詳しいのは、クーファが密かに監視をしていたため。だがシャンガルタで大蜘蛛のナクアにより封印された記憶の蓋をこじ開けられ、眷属としてナクアに利用されてしまったが、クーファと共にナクアと戦い倒す事に成功。その後、再度クーファによって記憶を封印されるが、それでもクーファに対する好意的な思いは昔も今も変わらずのまま。
クーファなどからは「ロゼ」と呼ばれ、ロゼッティはクーファの事を「クー」という愛称で呼んでいる。
エリーゼ=アンジェル
声 - 石川由依
位階:聖騎士
本作のヒロインの一人でメリダの従姉妹。13歳。聖フリーデスウィーデの一年生の中で最強と謳われる天才少女。口数が少なく無表情なため誤解されやすいが、性格は臆病な甘えん坊。メリダのことを「リタ」と呼び、メリダからは「エリー」と呼ばれている。メリダのことが大好きで実の姉妹以上に仲が良く、周囲からも「アンジェル姉妹」と呼ばれている。そのせいか、いつも一緒にいるクーファに対し嫉妬する雰囲気が見受けられ、サークレット・ナイトのダンスでクーファと踊った後、2人が手を繋いでいるところを見たくないと宣言している。
ただし、クーファを嫌っているわけではなくいざという時には頼りになる存在として信頼もしている。最近では彼に好意を抱いていると思われる描写も多くなっており、彼に可愛がってもらう際には自分は「メリダの後でいい」とも言っている。メリダに常にべったりであることが災いして、よくクーファにあられもない姿を晒すことになってしまうなどある意味で一番の被害者。
目立つのが嫌いだが、本家との主従関係の逆転という野望を抱くメイド長オセローの独裁でサークレット・ナイトで着る衣装に特別性を用意されるなど力を誇示することを不本意ながら強制される日々を送り、窮屈に感じている。そのせいで、学園の一部の生徒からは疎まる言葉をかけられたり、自分だけ違う世界の住人だと言われているみたいで、涙を流したことがある。メリダが「無能才女」と呼ばれて先に聖騎士の階位に目覚めた自分から距離を取るようになったことにショックを受けており、学期末公開試合ではメリダとの直接対決を避け、ルナ・リュミエール選抜戦では自分の水着に切れ目を入れるなどわざと負けようとする。第三の試練でメリダと一対一で戦うことになり、それまでの不満をぶつけるが、攻撃する一蹴の隙から格闘戦に持ち込まれ敗北。
全てを出し切ったことでわだかまりは解消され、改めてメリダとの関係を取り戻した。以来メリダにはべったりで、周りからは本当の姉妹のように思われている。
メリダ以外には不愛想だったが、ミュールとサラシャは様々な事件で行動を共にするうちに友情を芽生えさせ、互いにあだ名で呼び合う親友となった。
ミュール=ラ・モール
声 - 内田真礼
位階:魔騎士
本作のヒロインの一人。魔騎士の階位を継承するラ・モール騎士公爵家の令嬢。大人びた神秘的な雰囲気だが、いたずら好きな性格。趣味は読書で、そこから得た豊富な知識を持つ。
黒水晶と表現される美しい髪を持っている。一方で体つきはスレンダーで、胸に関しては「メリダより薄い」と言われることも。
聖ドートリッシュ女学園に通う生徒で、メリダを始め多くの女子からの憧れの的ではあるが本人は一人でいることを好み、よく読書をする姿が目撃されている。ただし親友であるサラシャとはよくつるんでいる。
他人を扇情的な言動でからかうのが趣味で、主にサラシャがそのターゲットになっている。メリダらと親交を持つようになってからは彼女達にもよくちょっかいをかけているが、彼女自身は生娘のため所謂「その手の知識」は全くない。
サラシャとは親友同士で彼女の事を「サラちゃん」、サラシャからは「ミウちゃん」と呼び合う仲。この呼び方は後にメリダとエリーゼにも使われるようになる。クーファのことは「クーファせんせ」、または「クーファさま」と呼んでいる。
革新派の一員でルナ・リュミエール選抜戦ではオセローに協力するだけではなくマナを解析する装置でメリダのマナを解析し聖騎士ではないと突き止め、ビブリアゴート司書官認定試験では躊躇するサラシャに比べて積極的にメリダを罠に嵌めるが、実は母のアルメディアからセルジュの調査を命じられていて巡礼でセルジュがわざとシクザール分家に情報を流していたことを報告している。
現在では革新派をやめており、メリダらとよく行動を共にするようになってから現在では親友同士。
クーファには見張り塔で押し倒されて以降、自分にとって始めて胸を高鳴らせた男性として意識しており、それ以降あの手この手で悪戯を仕掛けるが大抵軽くあしらわれるか、逆にハプニングに巻き込まれて恥ずかしい目に遭わされている。そんな状況を繰り返すうちにクーファを男性として本格的に想うようになった。
サラシャ=シクザール
声 - 和氣あず未
位階:竜騎士
本作のヒロインの一人。竜騎士の階位を継承するシクザール騎士公爵家の令嬢。大人しく控えめな性格で、人見知りが激しくおどおどしているが、責任感が強くいざというときは気丈な一面を見せる。
親友であるミュールと同じく聖ドートリッシュ女学園の生徒。公爵家令嬢として身に着けた教養や戦闘技術からルナ・リュミエール選抜戦の代表選手に選ばれるなどミュールに負けず劣らずの優等生。
セルジュの妹で兄を慕って革新派の活動などにも協力しているが、セルジュが何を考えているのかわからず不安に思っている。だが同時に兄の事も大切に想っており、兄妹として愛情と不安の板挟みで揺れ動く中クーファからは「何があっても貴女だけはセルジュを信じて欲しい」というアドバイスを送られている。
そそっかしい面も多い、所謂ドジっ子。またセルジュ以外との男性との接触に慣れておらず、大慌てで距離を取ってしまいがち。しかしクーファとは王爵巡礼やその前後で交流を深める内にすっかり懐き、今では彼に仄かな恋心を寄せている。クーファとの接触の際には裸を見られてしまうなど大胆な結果になることも多い。
メリダら同年代の中では一番抜きんでたプロポーションを持つ。そのため親友のミュールを始めヒロインらからは羨ましがられている。
聖フリーデスウィーデ女学院
シャーロット=ブラマンジェ
ネルヴァ=マルティーリョ
声 - 佐倉綾音
位階:闘士
聖フリーデスウィーデ女学院生1年生。メリダをイジメていた主犯格だったが、学期末公開試合でマナに目覚めたメリダに敗北。試合後、メリダから借りていた本を返却と同時に謝罪の言葉を贈る。それからはメリダのイジメ行為をやめ、ルナ・リュミエール選抜戦ではユニットメンバーを集められないメリダのユニットメンバーに名乗り出る。しかし過去の事もあり、お互いギクシャクしていたが、クーファの仲裁で握手を交わした。
クリスタ=シャンソン
シェンファ=ツヴィトーク
声 - 瀬戸麻沙美
位階:剣士
聖フリーデスウィーデ女学院生3年生。2年生の時のルナ・リュミエール選抜戦で招待側の不利を覆してルナ・リュミエールに選ばれたことで全校生徒のあこがれの的となっている。
急遽ルナ・リュミエール候補生となったためユニットメンバーを集められないメリダのユニットメンバーに名乗り出るが、学期末公開試合でメリダの階位が聖騎士ではなく侍だと気づいており、公にするとメリダの身が危ないと考え、わざと足を引っ張って目立たせないまま敗退させようとする。
聖ドートリッシュ女学園
ネージュ=トルメンタ
キーラ=エスパーダ
声 - 安野希世乃
聖ドートリッシュ女学園2年生。「プリンス」のあだ名で慕われる中性的な美貌の持ち主。良くも悪くも期待を裏切らない。
ルナ・リュミエール選抜戦では第一の試練では早々に脱落、第二の試練ではメリダに敗退といいところがなかったが、固定票の多さと第三の試練で結果的に勝者となったことでルナ・リュミエールに選ばれた。
三大騎士公爵家
上位位階を有する3つの騎士公爵家。現代のフランドールには王族が存在せず騎士公爵家の当主が「巡る王の爵位」という意味を持つ巡王爵を3年ごとに務めることになっている。
セルジュ=シクザール
声 - 細谷佳正
位階:竜騎士
シクザール騎士公爵家の当主。サラシャの兄。
平民階級に絶大な人気があるが《革新派》の首魁という裏の顔を持つなど真意を掴ませず謎が多い。この秘密主義は妹にも貫いているが、同時に極度のシスコンと言えるほどサラシャのことは大切にしている。
ミュールの報告でメリダの階位が侍だと知り、ビブリアゴート司書官認定試験を利用してメリダが騎士公爵家の人間ではないと証明しようとするが、サラシャがメリダに敗北したため失敗。この件でクーファが白夜騎兵団だと看破し、それを盾にクーファに巡王爵に就任するための巡礼での影武者を依頼する。巡礼終了後にクーファを気に入って味方に引き入れようとするが、襲撃犯であるクシャナたちシクザール分家の人間の身柄を白夜騎兵団が拘束し、シクザール家のお家騒動を民衆に黙っている代わりに取引終了となった。
王爵として就任した後、夜界との融和政策を打ち出し、何かしらの計画を進めようとしている模様。
クシャナ=シクザール
フェルグス=アンジェル
声 - 菅生隆之
位階:聖騎士
アンジェル騎士公爵家の当主。メリダの父親。聖都親衛隊現団長。団長になってから傷をつけられたことは数えるほどで世界最硬の防御力と評される。
妻の不義の子かもしれないメリダに対する感情は複雑で遠ざけているが心配もしている。一方で妻であるメリノアのことは今でも愛しており、メリダを遠ざけているのは妻を愛しているが故とのこと。
黎明戯兵団(ギルド・グリムフィス)
ウィリアム・ジン
声 - 鈴木達央
「屍人鬼」の人造ランカンスロープ。全身に包帯を巻いた罅割れた肌の青年。
巻きつけた相手の異能を封じる包帯を自在に操るアニマを持つ。包帯はクーファの黒刀でも簡単には斬れず、防御性能が非常に高い。
モルドリュー卿からメリダの階位を聖騎士に変えるように依頼を受けて、サークレット・ナイトでメリダとエリーゼを誘拐。メリダの階位を聖騎士に変える施術を行おうとするが、途中でメリダに危険性を感じ、殺害しようとする。救出に現れたクーファを相手に優位に立ち回るが、吸血鬼の正体を現したクーファに格の違いを感じ取り戦意喪失。メリダが微弱ながら聖騎士の力を発現したため変異術の施術を見送ったと嘘の報告するように脅され見逃された。この一件以降クーファと裏で通じており、白夜騎兵団とも繋がりを持つようになる。
ビブリアコードの試験中に黎明戯兵団が聖フリーデスヴィーデ女学院を襲った際は、クーファの救援要請を受けてクロドールに追い詰められたクーファたちを助ける。その後、ランカンスロープを人間に戻す研究成果を渡す条件に正式に白夜騎兵団の二重スパイとなった。
クロドール
ラケルディ
白夜騎兵団(ギルド・ジャックレイブン)
アガスティ=ボーンズ
声 - 森川智之
位階:銃士
白夜騎兵団の団長。無精ひげを生やし軍服を着崩した男性。喫煙者。下層居住区での事件で負傷し、その後遺症で足を悪くしている。身寄りのない子供を組織のエージェントに育てており、クーファからは「(クソ)親父」、マディアからは「パパ」と呼ばれている。
一見気さくな好人物を思わせる言動を振りまいているが、任務とあらばどこまでも冷酷になれる人物。部下達のことを「子供たち」と称してはいるもののそれは建前で、クーファからは「息子を愛していない」とまで言われている。
大口径のリボルバーを扱い、教導役として現在では第一線を引いた身ではあるが実力は高い。
ブラック=マディア
声 - 徳井青空
位階:道化師
白夜騎兵団の変装潜入員。黒いフードで姿を隠し黒いメモで会話を行うため仲間ですら小柄な少女ということしか知らない。
七つの階位すべての能力を限界まで高めたフランドール最強の道化師。戦闘では七つの武器を持ち替えて相手を翻弄する。年齢性別を問わずあらゆる種類の人間に変装することができる。
クーファの隠し事を調べるために聖フリーデスヴィーデ女学院に潜入するが、オセローがメリダをルナ・リュミエール候補生にしたことでうかつに近づけなくなり、第三の試練でネルヴァに変装して紛れ込み、メリダたちを襲う強硬手段に出るが、メリダたちに誘導されてグラスペットを倒したことで試練の場に入れたロゼッティに敗北。さらにクーファに素顔を見られて任務達成が困難になったため、成果なしでは本部に帰れないと泣きつき、クーファが用意した報告書を貰い帰還する。その後、ビブリアコードの試験中に聖フリーデスヴィーデ女学院を襲った黎明戯兵団との戦いで生徒たちに素顔を見られたペナルティとして「ラクラ=マディア」と言う偽名で、教師として聖フリーデスヴィーデ女学院に赴任する。
その背の小ささから女生徒にすら子ども扱いされることも多いが、案外学院生活に馴染んでおり、成り行きとは言えメリダ達を守ったりすることも多い。
相当な甘い好きらしく、あれやこれやとスイーツに手を伸ばすうちに金欠になることも。
聖都親衛隊(クレストレギオン)
ビジュー=ニーズ
ランカンスロープ
その他
ヘイミッシュ=モルドリュー
モルドリュー武具商工会の総帥。メリダの母方の祖父。
評議会の一員で、娘の不義の噂を否定するため、騎士公爵家の威信を守ることを理由に、白夜騎兵団にメリダへの家庭教師派遣と暗殺を依頼した。学期末の公開試合でメリダの階位が侍だと気づいてからは黎明戯兵団に依頼し、成功する見込みのない階位変異の施術や、メリダの階位を知る者の抹殺など見境のない手段をとるが、実際に被害が出たと報告を受けて動揺したり、メリダに娘の面影を見て殺害に躊躇したりしている。
鋼鉄宮博覧会で白夜騎兵団と黎明戯兵団を総動員してメリダの暗殺を計画するが、軍事の重要拠点に犯罪組織である黎明戯兵団を呼び込んだことで白夜騎兵団の粛清対象となった。どさくさに紛れて逃亡した後、娘を疑い孫を殺そうとした自分の愚かさを後悔し炎に包まれそうになったところをクローバーに連れられて行方不明になった。
エイミー
グレイス
ニーチェ
マイラ
オセロー
声 - 山口眞弓
エリーゼの世話係統括として派遣されたメイド長。本家の娘のメリダを貶める一方でエリーゼを活躍させてアンジェル騎士公爵家の力関係をひっくり返そうと躍起になっている。
実は革新派の一員でルナ・リュミエール選抜戦で革新派の協力を得て候補生の名を書かれたステンドグラスをすり替えてメリダとエリーゼを候補生にする。ビブリアゴート司書官認定試験でも他の革新派とともに裁判の場にいたが、セルジュが裁判所を破壊し巻き込まれそうなところをメリダに助けられる。その後もメリダに助けられ続けて遂に心境に変化が生じ、革新派の指導者がセルジュだとメリダに教えた。
現在ではメリダやエリーゼとの友情を事前の約束があったとはいえ認めている。
ブロサム=プリケット
声 - 大塚芳忠
ロゼッティの養父。遺伝子工学の権威。草ひとつ生えない不毛の荒野に人間並みの生活をもたらし「賢人」と呼ばれてシャンガルタでは市民一同に慕われている。だが裏では大蜘蛛のナクアと手を組み、違法な研究に手を染めていた。元々身寄りのない子どもを協会で引きとっていた一介の学士だったが、ランカンスロープ化しかけた妻のカーミラを救うためにナクアと取引をしカーミラが完全にランカンスロープになるのを防いでいた。ナクアの死後、迫害されて路傍で死にかけていた自分と母を協会に引き取ってくれたことを恩に感じていたクーファから渡された薬によってカーミラは救われ、自分の罪を償うため自首を決めシャンガルタの子どもたちはカーミラに任せた。
ジャンヌ・クロム=クローバー
レイボルド財団の社長。作中では主に「クローバー社長」と呼ばれている。
破れたシルクハットを被り、ピエロじみた化粧に、けばけばしい色合いのチョッキとロングコートの奇抜な姿をしている。蒸気実験の失敗で肉体の半分を失っていて、左目が義眼で右手が義手となっている。
エキセントリックかつ掴みどころのない言動も特徴的で、下手すればその場で首が飛びかねない発言も目的のためならば堂々と言ってのけるなど油断ならない一面も持っている。
マナと違い万人が扱える科学技術でランカンスロープに対抗しようとしている。純血思想の貴族たちや、単にその言動を鬱陶しく思う者も多いため「出来損ない(ジャンク)ピエロ」と呼ばれることも多々あるが本人はどこ吹く風。
用語
ランタンの中の世界(フランドール)
キャンベル
ビブリアゴート
直径は聖王区の二倍。一階層から九十九階層まで層をなしている。
青い空に太陽と月が存在した時代に綴られた書物が何千何億と所蔵されて今日まで綴られたありとあらゆる文章の複製がひとりでに収められている。
太陽の血(ネクタル)
アンブロシア結晶
プリマヴェーラ
夜界
マナ
アラインメント
思念圧力比率(レーティング)
混沌を飼い馴らせ(カオス・カデナ)
ランカンスロープ
吸血鬼(ヴァンパイア)
大蜘蛛(アラクネ)
狂人狼(ワーウルフ)
パンプキンヘッド
聖フリーデスウィーデ女学院
学期末公開試合
〈ルール〉
一ユニットの上限は5人であり、一ユニット対一ユニットとなって15分間競い合う。各ユニットには、台座に太陽の血の灯された「大燭台」と呼ばれる拠点が一ヶ所ずつ割り与えられ、自分のユニットの大燭台を守りきりながら、相手ユニットの大燭台の太陽の血を鎮火することができれば勝利。フィールドにはスケールの小さい「小燭台」があちこちに点在しており、マナを流し込むことで点火と鎮火を切り替えられる。制限時間後に両ユニットの大燭台が健全だった場合、点火した小燭台の数が多い方が勝利となる。
〈ルール〉
一ユニットの上限は5人であり、一ユニット対一ユニットとなって15分間競い合う。各ユニットには、台座に太陽の血の灯された「大燭台」と呼ばれる拠点が一ヶ所ずつ割り与えられ、自分のユニットの大燭台を守りきりながら、相手ユニットの大燭台の太陽の血を鎮火することができれば勝利。フィールドにはスケールの小さい「小燭台」があちこちに点在しており、マナを流し込むことで点火と鎮火を切り替えられる。制限時間後に両ユニットの大燭台が健全だった場合、点火した小燭台の数が多い方が勝利となる。
ルナ・リュミエール選抜戦
〈スケジュール〉
〈スケジュール〉
第一の試練《乾杯》 開催日:9月第2週7日目 場所:屋上プール
プールの守護女神であるグラペット《セイレーン》にルナ候補生としてふさわしい美と器を示す。勝利条件は彼女の背中から翼を奪取すること。
プールの守護女神であるグラペット《セイレーン》にルナ候補生としてふさわしい美と器を示す。勝利条件は彼女の背中から翼を奪取すること。
第二の試練《糸繰られた舞踏会》 開催日:9月第4週3日目 場所:中庭
ペアをキングに見立て、候補生の一人と実質的なチェスゲームを行う。キング以外はドッペルと呼ばれるマナを原動力とするグラスペット15体が使われ、狩人、盗賊、冒険家のいずれかの職業の駒として起動する。狩人は盗賊に強く、盗賊は冒険家に強く、冒険家は狩人に強いというように、これら三種類のドッペルを争い合わせれば三竦みの関係性となる。勝利条件は対戦相手の候補生から「降参(リザイン)」を引き出すこと。試練開始時、候補生はペアとの思念同調率を一時的に引き上げる薬を服用し、ペアは視覚・聴覚・触覚の3つの機能を停止する毒を服用する。候補生は指揮官となってペアへ送った思念を送り、ペアがその指示に従いドッペルを動かす。碁盤上に置かれている薬を自陣へ持ち運び使うことでペアの毒は回復されていき相手に有利なポジションにつくことができる。
ペアをキングに見立て、候補生の一人と実質的なチェスゲームを行う。キング以外はドッペルと呼ばれるマナを原動力とするグラスペット15体が使われ、狩人、盗賊、冒険家のいずれかの職業の駒として起動する。狩人は盗賊に強く、盗賊は冒険家に強く、冒険家は狩人に強いというように、これら三種類のドッペルを争い合わせれば三竦みの関係性となる。勝利条件は対戦相手の候補生から「降参(リザイン)」を引き出すこと。試練開始時、候補生はペアとの思念同調率を一時的に引き上げる薬を服用し、ペアは視覚・聴覚・触覚の3つの機能を停止する毒を服用する。候補生は指揮官となってペアへ送った思念を送り、ペアがその指示に従いドッペルを動かす。碁盤上に置かれている薬を自陣へ持ち運び使うことでペアの毒は回復されていき相手に有利なポジションにつくことができる。
第三の試練《奇跡の城》 開催日:10月第2週1日目 場所:宮殿全体
候補生とユニットメンバーが1チームとなり、全候補生とユニットメンバーとのバトルロイヤルで対決。各々は胸に勲章を付け、候補生が3ポイント、ユニットメンバーが1ポイントの価値を持つ。勝利条件は30分の制限時間後、自分のチームのポイントの確保数が最も多いこと。
候補生とユニットメンバーが1チームとなり、全候補生とユニットメンバーとのバトルロイヤルで対決。各々は胸に勲章を付け、候補生が3ポイント、ユニットメンバーが1ポイントの価値を持つ。勝利条件は30分の制限時間後、自分のチームのポイントの確保数が最も多いこと。
サークレット・ナイト
燈火騎兵団(ギルド・フェルニクス)
聖都親衛隊(クレストレギオン)
現団長は三大騎士侯爵家アンジェル家当主であるフェルグス=アンジェル。
白夜騎兵団(ギルド・ジャックレイブン)
ユニット
黎明戯兵団(ギルド・グリムフィス)
《七つの災禍》
《身を切る炎》イーヴィル・ラヴォス
《アナベルの使徒》
《臨界到達》ホーンテッド・キマイラ
革新派(オペラシオン)
既刊一覧
小説
- 天城ケイ(著) / ニノモトニノ(イラスト)、KADOKAWA〈富士見ファンタジア文庫〉、既刊15巻(2021年3月19日現在)
- 『アサシンズプライド 暗殺教師と無能才女』2016年1月25日初版発行(1月20日発売)、ISBN 978-4-04-070817-1
- 『アサシンズプライド2 暗殺教師と女王選抜戦』2016年4月25日初版発行(4月20日発売)、ISBN 978-4-04-070818-8
- 『アサシンズプライド3 暗殺教師と運命法廷』2016年7月25日初版発行(7月20日発売)、ISBN 978-4-04-070972-7
- 『アサシンズプライド4 暗殺教師と桜乱鉄道』2016年11月25日初版発行(11月19日発売)、ISBN 978-4-04-070973-4
- 『アサシンズプライド5 暗殺教師と深淵饗宴』2017年2月20日初版発行(2月18日発売)、ISBN 978-4-04-072227-6
- 『アサシンズプライド6 暗殺教師と夜界航路』2017年6月20日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-072230-6
- 『アサシンズプライド7 暗殺教師と業火剣舞祭』2017年10月20日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-072484-3
- 『アサシンズプライド Secret Garden』2018年2月20日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-072651-9
- 『アサシンズプライド8 暗殺教師と幻月革命』2018年8月20日初版発行(8月18日発売)、ISBN 978-4-04-072485-0
- 『アサシンズプライド9 暗殺教師と真陽戴冠』2019年1月20日初版発行(1月19日発売)、ISBN 978-4-04-073003-5
- 『アサシンズプライド10 暗殺教師と水鏡双姫』2019年6月20日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-073223-7
- 『アサシンズプライド11 暗殺教師と禁書階梯』2019年10月20日初版発行(10月19日発売)、ISBN 978-4-04-073224-4
- 『アサシンズプライド Secret Garden2』2019年12月20日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-073225-1
- 『アサシンズプライド12 暗殺教師と薄明星火』2020年6月20日初版発行(6月19日発売)、ISBN 978-4-04-073747-8
- 『アサシンズプライド13 暗殺教師と廻天導地』2021年3月20日初版発行(3月19日発売)、ISBN 978-4-04-073748-5
- 『アサシンズプライド 暗殺教師と無能才女』2016年1月25日初版発行(1月20日発売)、ISBN 978-4-04-070817-1
- 『アサシンズプライド2 暗殺教師と女王選抜戦』2016年4月25日初版発行(4月20日発売)、ISBN 978-4-04-070818-8
- 『アサシンズプライド3 暗殺教師と運命法廷』2016年7月25日初版発行(7月20日発売)、ISBN 978-4-04-070972-7
- 『アサシンズプライド4 暗殺教師と桜乱鉄道』2016年11月25日初版発行(11月19日発売)、ISBN 978-4-04-070973-4
- 『アサシンズプライド5 暗殺教師と深淵饗宴』2017年2月20日初版発行(2月18日発売)、ISBN 978-4-04-072227-6
- 『アサシンズプライド6 暗殺教師と夜界航路』2017年6月20日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-072230-6
- 『アサシンズプライド7 暗殺教師と業火剣舞祭』2017年10月20日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-072484-3
- 『アサシンズプライド Secret Garden』2018年2月20日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-072651-9
- 『アサシンズプライド8 暗殺教師と幻月革命』2018年8月20日初版発行(8月18日発売)、ISBN 978-4-04-072485-0
- 『アサシンズプライド9 暗殺教師と真陽戴冠』2019年1月20日初版発行(1月19日発売)、ISBN 978-4-04-073003-5
- 『アサシンズプライド10 暗殺教師と水鏡双姫』2019年6月20日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-073223-7
- 『アサシンズプライド11 暗殺教師と禁書階梯』2019年10月20日初版発行(10月19日発売)、ISBN 978-4-04-073224-4
- 『アサシンズプライド Secret Garden2』2019年12月20日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-073225-1
- 『アサシンズプライド12 暗殺教師と薄明星火』2020年6月20日初版発行(6月19日発売)、ISBN 978-4-04-073747-8
- 『アサシンズプライド13 暗殺教師と廻天導地』2021年3月20日初版発行(3月19日発売)、ISBN 978-4-04-073748-5
漫画
加藤よし江による漫画化作品が『ウルトラジャンプ』(集英社)にて、2017年6月号から2022年9月号まで連載。
- 加藤よし江(漫画) / 天城ケイ(原作) / ニノモトニノ(キャラクター原案) 『アサシンズプライド』 集英社〈ヤングジャンプ・コミックス〉、全10巻
- 2017年10月19日発売、ISBN 978-4-08-890776-5
- 2018年4月19日発売、ISBN 978-4-08-891003-1
- 2018年11月19日発売、ISBN 978-4-08-891130-4
- 2019年6月19日発売、ISBN 978-4-08-891260-8
- 2019年11月19日発売、ISBN 978-4-08-891435-0
- 2020年5月19日発売、ISBN 978-4-08-891591-3
- 2021年1月19日発売、ISBN 978-4-08-891761-0
- 2021年7月16日発売、ISBN 978-4-08-892037-5
- 2022年2月18日発売、ISBN 978-4-08-892226-3
- 2022年10月19日発売、ISBN 978-4-08-892477-9
オーディオドラマ
読者があらすじやイラストや試し読みから「推し受賞作」を決めて投票するという「WEB読者賞総選挙」の10万ポイント獲得時の公約から、2016年4月15日にオーディオドラマが配信された。クーファ役に小野大輔、メリダ役に夏川椎菜が起用されている。
2017年2月17日にはオーディオドラマ第2弾が公開。淑女向けクーファ編、紳士向けメリダ編の2編がそれぞれ公開された。クーファ役は新規に梅原裕一郎が、メリダ役は第1弾同様夏川が起用されている。
テレビアニメ
2019年10月から12月までAT-Xほかにて放送された。
スタッフ
- 原作 - 天城ケイ
- キャラクター原案 - ニノモトニノ
- 監督 - 相浦和也
- シリーズ構成 - 赤尾でこ
- キャラクターデザイン - 吉川真帆
- サブキャラクターデザイン - 齊藤佳子、荒木詩織
- クリーチャーデザイン - やまだたかひろ
- プロップデザイン - 佐田龍平、新谷真昼・雅彩アズサ(#8 - )
- 美術監督 - 松本実希子
- 色彩設計 - 小山知子
- CGディレクター - 柴田渉
- 撮影監督 - 宮坂凌平
- 編集 - 瀧川三智
- 音響監督 - 本山哲
- 音楽 - MONACA
- 音楽プロデューサー - 村上貴志
- 音楽制作 - エイベックス・ピクチャーズ
- プロデューサー - 飯泉朝一(#1)→村上貴志(#2 - #4)→吉田雄哉(#5 - #12)、森井巧、渡瀬昌太、岡村武真、角田敦、塩谷佳之(#1 - #4)→齋藤宙央(#5 - #12)、宮城惣次、清水陽介、齋藤利勝、内海五月、相島豪太、宮本秀晃
- アニメーションプロデューサー - 柴田渉
- アニメーション制作 - EMTスクエアード
- 製作 - アサシンズプライド製作委員会
主題歌
「Share the light」
「異人たちの時間」
各話リスト
話数 | サブタイトル | シナリオ | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
#1 | 暗殺者の慈悲 | 赤尾でこ | 相浦和也 |
| 吉川真帆 | |
#2 | 少女の世界が変わるとき | 福田裕子 | 西島克彦 | 川西泰二 |
|
|
#3 | 臨界点の彼方に | 清水恵 |
| |||
#4 | 鎖城に集う、乙女と乙女 | 伊神貴世 |
| 北村淳一 |
|
|
#5 | 黄金の姫と、白銀の姫 | 東出太 |
|
|||
#6 | 灰色の魔女 | 待田堂子 | 西村純二 | サドハラタケユキ |
| 吉川真帆 |
#7 | 上も下も標はなく | 朱白あおい |
| 神谷望夢 |
| - |
#8 | ある骸骨の遺言 | 橋本直人 |
| 齊藤佳子 | ||
#9 | 悠久の契約 | 加藤峻一 |
|
|||
#10 | 迷宮図書館 | 福田裕子 | 島津裕行 | 曽根利幸 |
|
|
#11 | 死神の使いたち | 清水恵 |
| 前屋俊広 |
| 谷津美弥子 |
#12 | 暗殺教師の矜持 | 赤尾でこ | 相浦和也 | ミコモマサコ |
| 齊藤佳子 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2019年10月10日 - 12月26日 | 木曜 23:30 - 金曜 0:00 | AT-X | 日本全域 | 製作参加 / CS放送 / リピート放送あり |
2019年10月11日 - 12月27日 | 金曜 0:00 - 0:30(木曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | 製作参加 |
金曜 0:30 - 1:00(木曜深夜) | サンテレビ | 兵庫県 | ||
金曜 1:00 - 1:30(木曜深夜) | BS日テレ | 日本全域 | 製作参加 / BS/BS4K放送 / 『アニメにむちゅ〜』枠 |
日本ではU-NEXTにて地上波同時・独占配信、日本国外ではbilibili、ANIPLUS Asia(英語版)、HIDIVE、Crunchyrollにて配信された。
BD
Webラジオ
クーファ=ヴァンピール役の小野友樹とメリダ=アンジェル役の楠木ともりによるWebラジオ『アサシンズプラジオ』が、HiBiKi Radio Stationにて2019年10月10日にプレ配信後、10月11日から翌年1月11日まで原則隔週金曜に配信された。
ゲスト
- 第3回 - 石川由依
- 第5回 - 薮内満里奈
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