アダ戦記
ジャンル:ファンタジー,
以下はWikipediaより引用
要約
『アダ戦記』(アダせんき)は、堤抄子による日本のファンタジー漫画作品。女性向け月刊漫画雑誌『コミックZERO-SUM』(一賽舎)において、2002年から2005年まで連載された。単行本は全5巻。
中つ星と呼ばれる世界を舞台に世界の終末に立ち向かう人々の姿を描いた作品。堤抄子の作品の特徴である重厚な物語、魅力的な登場人物、人間社会への洞察は、この作品に置いても遺憾なく発揮されている。
あらすじ
高原の国の朔夜姫は欺瞞に満ちた宮廷の生活に不満を抱いていた。国どころか星全体が長期的な干ばつにより疲弊し、さらに黒き月から月鬼と呼ばれる謎の魔物が現れて人々を襲って回っているというのに、政治の実権を握る占星術師達はそうした状況すら彼女に知らせてはいなかったからだ。
そしてある日、朔夜姫は殺すのにも過ぎる程の災いとされて城の地下牢に幽閉されていた青年と出会う。臣下達の言動に反発した彼女は、青年にアダという名を付け、彼を牢から解き放つ。
登場人物
アダ
明けの朔夜姫(あけのさくやひめ)
弓張の日下彦(ゆみはりのくさかひこ)
ゲド戦記との関係
アダ戦記はタイトルがアーシュラ・K・ル=グウィンの名作『ゲド戦記』に酷似している。この件については作者の堤抄子自身が単行本1巻の前書きおよび自身のウェブサイトで『(ゲド戦記の様な)抽象性の高い作品を描いてみたいと思っていた』やゲド戦記の2巻のイメージを元に本作の1話になったと述べているため、ゲド戦記へのオマージュとしてこのタイトルが付けられたと思われる。