アナノムジナ
以下はWikipediaより引用
要約
『アナノムジナ』は、天野洋一による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2013年37・38合併号に読切版として掲載後、同社の漫画配信サイト『少年ジャンプ+』で2014年12月6日 より本連載が開始。連載版の「序章」は、読切版に加筆修正を加えて2分割した物を配信。その続きとして新規の第1章以降が2014年12月20日より配信され、隔週土曜更新で連載し、2016年5月21日に不定期連載になることが告知された。
詐欺師の少年が仲間と法で裁けない悪を化かしていくクライムアクションおよびサスペンスストーリー。天野にとって5作目の連載作品。タイトルは諺「同じ穴の狢」より。話数カウントは「Sting.○」で、複数の「Sting」が「章」を構成している。
あらすじ
男子高校生の佐滝匡は幼いころに妖怪・狢から『人を騙す能力』と『人を騙さずにはいられない衝動』を授かり、それ以来詐欺師として生きてきた。3年前、警官の神月からの勧めで「法で裁けない悪」を懲らしめるためにその能力を用いるようになる。そして巣穴(ネスト)と呼ばれる隠れ家で、佐滝が助けた少女・朝日奈良子、天才ハッカー・猯、情報屋クオンの愛犬・トビー号と共に、人々からの依頼を受けてさまざまな悪党たちを「化かし」ていく。
登場人物
主要人物
佐滝 匡(さたき ただし) / 狢(ムジナ)
本作の主人公。16歳の男子高校生。「狢」と呼ばれる天才詐欺師。猯からは「ムーちん」と呼ばれている。
おっちょこちょいで引っ込み思案だがお人好し。
幼いころに親を亡くし、補助金目当ての悪徳孤児院で育った。ある狢から人を騙す能力を授かり、孤児院の職員を騙して逃げ出す。3年前に警部の神月から助けられて以降は、法で裁けない悪を対象に詐欺を行うようになる。
狢に能力を授けられてから、詐欺をしなければ生きられない体質になる。そのため、朝日奈たちと隠れ家「巣穴(ネスト)」で詐欺グループを営む。詐欺の対象は前述のように「法で裁けない悪」であり、客からの依頼を受けて悪を懲らしめるために詐欺を行う。詐欺被害者が口をそろえて「化かされた」と言うため、「狢」のあだ名がついた。しかし、本人は極度の小心者で、詐欺師であることについて罪悪感を持っており、時々落ち込んでしまう。眠ると狢の姿になる。
朝日奈 良子(あさひな りょうこ)
美久・C・マーマレード(みく クリスティーナ - ) / 猯(マミ)
神月 絢人(かみつき けんと) / クオン
警察関係者
瞬日 由宇(またたび ゆう)
各事件及び編毎の登場人物
巣穴ノ狢(ムジナ・イン・ネスト)
月華ノ怪奇(ムーンライト・ホラーショー)
無頼ノ唄(ギャング・ソング)
暮井戸 龍也(くれいど たつや)
聖母ノ亡霊(マザー・ファントム)
追憶ノ鬼灯(リメンバー・ザ・ディセプション)
宇崎 宙衛門(うざき そらえもん)
担当編集者
書誌情報
- 天野洋一『アナノムジナ』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、既刊4巻(2016年6月3日現在)
- 2015年4月3日発売、ISBN 978-4-08-880393-7
- 2015年8月4日発売、ISBN 978-4-08-880443-9
- 2016年2月4日発売、ISBN 978-4-08-880514-6
- 2016年6月3日発売、ISBN 978-4-08-880681-5