アフリカの太陽
ジャンル:戦争,
以下はWikipediaより引用
要約
『アフリカの太陽』(アフリカのたいよう)は、たがみよしひさによる日本の漫画作品。徳間書店の漫画雑誌『リュウ』および『少年キャプテンセレクトVol.1』において連載された。Sect.1は『リュウ』1983年9月号、Sect.2は『リュウ』1984年1月号、Sect.3は『少年キャプテンセレクトVol.1』1991年に掲載、単行本化にあたり最終話のSect.4が描きおろしされている。全4話。
概要
呪術師・巫子神太陽(以下バプー)、傭兵・朽木三郎、ゴルの最後の戦士とされた九鬼真之介(以下真之介)が中心となりボツワナ・ナミビアおよび日本を舞台に活躍する戦争アクション漫画およびファンタジー漫画。
Sect.2と3の執筆期間がかなり開いた分、物語中でも5年以上が経過した設定になっており、登場人物の髪形や容姿などが変更されている。またキャラクターはバプーが3頭身で描かれている以外は全てリアル頭身で描かれており、シーン別にリアル頭身とデフォルメを描き分けるたがみワールドとはまた違った特徴を持つ。
『フェダーイン:戦士(以下フェダーイン)』は朽木がメインに活躍する物語で姉妹作という位置付けである。また本作のSect.1はフェダーインVol.2序盤で朽木がイースト・ボンバー(以下ボンバー)の捜索を依頼されるストーリーのスピンオフであり、フェダーインで描かれなかったボンバーの活躍を知ることが出来る。朽木は他に『NERVOUS BREAKDOWN』にも登場している。
ストーリー
Sect.1
Sect.2
Sect.3
Sect.4
登場人物
巫子神 太陽(みこがみ たいよう)
「太陽」は主にゴル族の言葉で太陽神を表す「バプー」で呼ばれている。民俗学者の父親はゴル族を発見し文化を教えたことで族長(ハデイア)となり、ゴル族の女性と結婚してバプーが産まれた。バプーがゴル族の女戦士(カーラ)4人と日本に行っている間に神像が盗まれ村が壊滅、自動的に族長となり、部族の復讐と暗黒神ビ・ホーの封印のために奔走する。神像の力を借りて呪術を使う呪術師であり、たまに宙に浮いて移動する。物理攻撃として槍を使うことも。当初はアフロヘアーだったが、Sect.3からはストレートヘアになっている。物語唯一の3頭身キャラで子供のように見えるが、バーで酒を飲んでいるので20歳以上だと推測される。暗黒神ビ・ホーとの最後の決戦で、自らの命と引き換えにビ・ホーを封印、神像や宝石と共にアフリカの大地に埋葬された。
九鬼真之介(くき しんのすけ)
朽木 三郎(くつぎ さぶろう)
ゴルの女戦士(カーラ)達
Sect.1の登場人物
下村 栄(しもむら えい)
ヴィッキイ・ロウランド
アメリカの宝石店従業員で、なんでも言うことを聞く宝石店経営者のマーシュと、そのアルバイトのジャックを引き連れてナミビアに向かっていた。彼女は黄金のドプティ像を手に入れるため、謎の組織が太陽神バプーの像から抜いたダイヤ“アフリカの太陽”をサンプルに送ってもらった後、像とダイヤの買い付け金を持って謎の組織と接触する予定だったが、謎の組織は彼女を裏切って飛行機ごと墜落させて金とダイヤを接収しようとした。しかし朽木、ボンバーとカーラの活躍で謎の組織は壊滅しドプティを取り返したため、今度は朽木達に手のひらを返す形で像と宝石を手に入れようとした。最後はラルウを殺され逆上したボンバーの爆死に巻き込まれ死亡、持っていた“アフリカの太陽”もバプー達の元に帰った。
Sect.2の登場人物
野中麗子(のなか れいこ)
真之介の友人達
マージャン仲間である米原(よねはら)と井沢誠(いざわ まこと)は、ひそかに麗子に好意を持っていたが、麗子は山倉に惚れて肉体関係を持っていたため(ビ・ホーの意思で)邪魔なものとして“排除”された。河村秋子(かわむら あきこ)と坂田美穂(さかた みほ)は山倉に思いを寄せていたために、やはり麗子によって殺された。麗子の死後は山倉に憑依したビ・ホーだったが、麗子の恋人だった真之介の逆上で頭を殴られ死亡。この件の終了でバプーの元にビ・ホーの像が還り、とりあえず憑依される者もいなくなった。劇中では語られていないが、麗子が真之介の前で呪文を唱えているので、山倉と付き合うため真之介も殺そうとしていた節がある。
用語解説
ゴル族
3主神(ドプティ)
暗黒神ビ・ホーと3人の娘
書籍情報
- 少年キャプテン・コミックス・スペシャル(1991年6月発行)ISBN 4-19-831061-0 絶版