インサイド・ワールド
以下はWikipediaより引用
要約
『インサイド・ワールド』は、周防ツカサによる日本のライトノベル。イラストは森倉円が担当。電撃文庫(メディアワークス)より2005年10月10日に刊行された。第5回電撃hp短編小説賞<大賞>受賞作(受賞時のタイトルは「インサイド・ワールド 〜冬のロケット〜」)。
文庫本発売と同日に発売の電撃hp VOL.38には短編「インサイド・ワールド 揺れる、消える、触れる―Shifting frame of mind.」が掲載された。
あらすじ
小惑星との衝突によって地球は滅亡する。そんなニュースで伝えられた、とある冬。『もうすぐ世界は終ってしまうかも』・・・。そんなときに、二人は出会い、言葉を交した。そこに広がるは、きみとぼくのインサイド・ワールド。
登場人物
第一話 エスケープ×エスケープ
僕
春名 希優(はるな まひろ)
たったひとりでロケットを作り上げようとしている高校二年生の女子。容姿端麗、類まれな才能、頭脳を持ち合わせてはいるが、エリート意識が強く、「自分の興味あること以外には全くの無関心」なため、友達と呼べる人は誰も居ない。
家族構成は妹、母親、宇宙飛行士だった父。シャトルの打ち上げ事故で亡くなった父の代わりに宇宙飛行士を目指そうとしたが、事故に逢い左足に重傷を負ってしまう。そのため、宇宙飛行士への夢を断念せねばならなくなった。リハビリを受ければ完治する可能性はあるらしいが、行き場の無い焦燥感に駆り立てられ、ロケット作りにのめり込んでいった。その一方ではロケット作りが自らの自己満足でしかないことも理解はしていた。僕との間に起きたある出来事によって、ようやくそのしがらみからは解放されたようである。
ロイヤルミルクティーを好んで飲み。コーヒーは嫌い。食事に対してはあまり重要と考えていないのか、コンビニ弁当ばかりを食している。
彼女にとって「他人の名前を聞くこと」は「他人に対して興味を持つこと」と同義語。物語のラスト、“僕”に名前を尋ねていた。
既刊一覧
- 周防ツカサ(著) / 森倉円(イラスト) 『インサイド・ワールド』 メディアワークス〈電撃文庫〉、2005年10月11日発売、ISBN 4-8402-3174-5