ウツボカズラの夢
以下はWikipediaより引用
要約
『ウツボカズラの夢』(ウツボカズラのゆめ)は、乃南アサによる日本の小説。『小説推理』にて2006年6月号から2007年9月号まで連載された。
2017年に東海テレビ制作でテレビドラマ化されフジテレビ系で放送された。
あらすじ
「素直に真っ直ぐ生きていれば誰かが絶対に助けてくれる」「この世界って、そんなに単純なんだっけ?」
高校3年の1年間を闘病する母のため家事に費やした斉藤未芙由は、進学先は勿論、就職先にも事欠いていた。父と出産した若い後妻に家から放り出された未芙由は亡き母の従妹である鹿島田尚子の嫁家に身を寄せる。
都心に近い裕福な鹿島田家は、二世帯住宅で母屋には夫に先立たれ園芸に勤しむ尚子の姑久子が、別棟には総務省から出向中のエリート雄太郎を家長とし、ボランティアに励む妻の尚子、大学が忙しい長男隆平、留学を前にした長女美緒らが住まい優雅に暮らしているかに見えた。
書誌情報
- 単行本:2008年3月18日、双葉社、ISBN 978-4-575-23609-5
- 文庫本:2011年6月16日、双葉文庫、ISBN 978-4-575-51436-0
テレビドラマ
2017年8月5日から9月30日まで東海テレビ制作・フジテレビ系「オトナの土ドラ」枠で毎週土曜日23時40分 - 翌0時35分に放送された。主演は志田未来。
キャスト
斉藤 未芙由
幸恵と幸司の娘。母の死後、3万円だけ渡されて家を追い出されて鹿島田家に身を寄せる。
斉藤家
斉藤 幸恵
未芙由の亡くなった母。
斉藤 幸司
未芙由の父。幸恵を家政婦程度にしか思っておらず闘病中から不倫。
斉藤 昇太
未芙由の弟で幸恵の息子。幼く後妻・はるかにすぐ懐く。
斉藤 はるか
幸司の後妻。幸恵の闘病中から幸司の愛人で幸恵の死後、結婚し幸司との娘を出産。
鹿島田家
鹿島田 尚子
幸恵の従妹。長野の祖母宅に滞在中、幸恵と姉妹のように過ごす。世間知らずで生粋のお嬢様育ち。
鹿島田 雄太郎
尚子の夫。総務省出向団体職員。家計を管理しており尚子に必要以上の金を渡さない。杏子は愛人。
鹿島田 隆平
美緒の兄。家族を冷めた目で客観視している。
鹿島田 美緒
隆平の妹。知也とは幼馴染。放任する両親に不満があり干渉しあわない家族に異常を感じている。
鹿島田 久子
雄太郎の母。二世帯住宅の母屋に暮らす。タイトルのウツボカズラを育てている。
福本家
福本 仁美
知也と美緒が幼稚園の頃からの尚子のママ友でボランティア仲間。夫との関係が破綻している。
福本 知也
仁美の息子。フェンシング部所属だが部費が払えず悩んでいる。
その他
柿崎
未芙由の高校時代のバドミントン部の先輩。実家の酒屋を手伝っている。
鶴岡 杏子
雄太郎と愛人関係。勤務先も雄太郎に面倒を見てもらっている。
秀幸
杏子の彼氏。司法浪人中のヒモ。
高野 怜美
吉岡 啓介
NPO法人代表。尚子のボランティア主催者。
店長
未芙由のバイト先の高級ブティックの店長。
スタッフ
- 原作 - 乃南アサ『ウツボカズラの夢』(双葉文庫刊)
- 脚本 - 藤井清美、中村由加里
- 音楽 - 木村秀彬
- 主題歌 - SPYAIR「MIDNIGHT」(ソニー・ミュージックレコーズ)
- 企画 - 横田誠(東海テレビ)
- 監督 - 金子与志一、石川勝己、安食大輔
- プロデュース 松本圭右(東海テレビ)、竹内絵唱(松竹)
- 制作著作 - 松竹株式会社
- 制作 - 東海テレビ
放送日程
- 第6話は、前夜(16日)の『土曜プレミアム』放送のため20分繰り下げ、0時 - 0時55分に放送された(日曜放送)。
- 9月9日は『FNS27時間テレビ にほんのれきし』放送のため休止。
- 志田未来と梶原ひかりは『女王の教室』でも共演している。