ウルトラマンタロウ
以下はWikipediaより引用
要約
『ウルトラマンタロウ』は、1973年4月6日から1974年4月5日までTBS系で毎週金曜19:00 - 19:30に全53話が放送された、TBSと円谷プロダクションが製作した特撮テレビドラマとその劇中に登場するヒーローの名前である。
タイトルロゴは「ウルトラマンT」、「T」に「タロウ」のルビがある。
物語
ボクサー志望の青年・東光太郎()が、長い船旅の末に巨大タンカーで日本に帰国。
港を襲った超獣オイルドリンカーを撃退した勇気と行動力を見込まれ、光太郎は宇宙科学警備隊ZAT()に入隊。光太郎は、自分が埋めたチグリスフラワーの球根を媒体に出現した怪獣アストロモンスに対し、小型戦闘機スーパースワローに搭乗して立ち向かうが、アストロモンスの攻撃を受けて爆発の炎に包まれてしまった。
光太郎は死線をさまようが、ウルトラ5兄弟によってウルトラの国に運び込まれ、彼らとウルトラの母に導かれてウルトラマンタロウと合体。こうして、ウルトラ6番目の弟が誕生した。
地球に帰還した光太郎は、左腕に装着したウルトラバッジを掲げてタロウに変身し、怪獣や宇宙人と戦う。
作品概要
「ウルトラマンシリーズ」第5作目にして、『帰ってきたウルトラマン(以下、帰マン)』や『ウルトラマンA』に続く第2期ウルトラシリーズ第3作目。『ファイヤーマン』(日本テレビ)や『ジャンボーグA』(毎日放送)同様、「円谷プロ創立10周年記念番組」として制作された。
本作品の大きな特徴として、それまでは神秘的存在として描かれていたウルトラマンに、親しみやすい印象を付加している点が挙げられる。その最たる例が、主人公の「タロウ」という名称である(詳細は後述)。それまでのウルトラマンシリーズに比べ、同じ円谷作品の『快獣ブースカ』(1966年・日本テレビ)で見られたようなおとぎ話や寓話などを題材としたエンターテインメント性を重視したストーリーが多く見られる。
本作品ではウルトラの母の存在が初めて明らかにされ、「ウルトラ兄弟」の概念に加えて文字通り「ウルトラファミリー」の構想を付加した結果、ホームドラマ的な作風が濃くなっている。
主題歌がそのまま特撮場面の挿入歌となっており、2クール以降はエレクトーン演奏を用いた主題歌のインストゥルメンタル版も使用されている。
前作の『ウルトラマンA』同様、本編撮影は主に東京映画撮影所で撮影され、特撮は東宝撮影所のNo.3・5ステージや東京美術センターのオープンスペースで撮影されていたが、第3クールから最終話までは仙川スタジオで撮影された。
特撮作品としての本分もおざなりにされていない。躍動感のある戦闘アクション、当時としては精巧に制作された秘密基地や戦闘機などの各種プロップやミニチュアセット、光線技に見られる光学合成などは、円熟された特撮の妙味を醸し出している。
それまでのウルトラマンシリーズは、オープニング映像にキャラクターのシルエット映像が使用されていた。しかし、本作品はZATのメカニック紹介映像(主にそれぞれが格納庫から現れて基地から発進する様子)となっている。
放送話数が全53話と昭和ウルトラシリーズの中では最多となっている。また、第2期ウルトラシリーズの中で本作品のみが4月に放送を終了したが、この理由には「次作『ウルトラマンレオ』の企画難航によって本作品を1話分追加撮影した」「4月から放送開始する他の特撮ヒーロー番組と競合する編成を避けるためだった」という2説が存在する。
企画意図
本作品の企画は、『ウルトラマンA』放送中の1972年10月ごろからスタートしている。TBS側からは『ウルトラマンA』が息切れしたため、ウルトラシリーズは1年間休止する案や『ウルトラマンA』で終了させようとの声もあった。
「ウルトラマン・シリーズ第5弾!! ウルトラマンスター」「特撮空想科学シリーズ ウルトラジャック」「特撮空想怪獣シリーズ ウルトラマンジャック」の3冊の企画書が作成され(内容は同一)、タイトルは「ウルトラマンジャック」が選ばれた。しかし、「ジャック」が当時世界的に大きな問題となっていたハイジャックを連想させるという事情から負のイメージを避けるために正式決定直前に取り止めとなった。この「ジャック」が西洋のおとぎ話の主人公の名前としてよく使用される名前だったことや熊谷健が「ジャック」が長すぎると感じていたことから、それに対応する「ジャック」の意味合いを和風な名称に置き換えた日本の名称として満田かずほがタイトル会議で「○○太郎」にちなむ「タロウ」と名付けられたという。
構成
基本的には、ウルトラマンタロウとZATの活躍を描いている。
第8話以降、児童(東光太郎を兄のように慕う白鳥健一少年の友達や同級生)の抱えるエピソードに、奇怪な事件およびその主犯となる怪獣とZATの闘いが交差したものが多くなっていき、ZATの事件解決に終始している作品はほとんどない。これは第2期ウルトラシリーズの特徴といえるが、本作品で最も顕著に表れている。
メイン脚本家の田口成光は本作品を結果論として『ウルトラマンA』の変遷を受けた上での「皮膚感覚」を強く意識しており、ファンタジー色とファミリー性が強い昭和のおとぎ話である「ネオメルヘン(ネオファンタジー)」と捉えた作品世界となっている。そのため、「ネオメルヘン」という要素は宇宙怪獣の怪奇設定やヒーローのミステリアスなイメージといった前提条件により、各エピソードがリアル方向に触れすぎないようにするためのバランサーとなっており、演出や設定も陽性の方向へ流れるように誘導していたものと思われる。
怪獣
前半の敵は怪獣のみで、本作品の怪獣は前作『ウルトラマンA』の「超獣(怪獣を超える存在)」の設定を覆し、「超獣を超える怪獣」であると設定されていた。第1話では超獣オイルドリンカーが怪獣アストロモンスに捕食されるシーンが存在し、この「超獣よりもさらに強い怪獣」をアピールしていた。企画案では超常能力を持った宇宙怪獣の登場が想定されており、初期に登場した怪獣にも反映されている。また、実在の生物をモチーフとした怪獣が多いのも初期の特色である。怪獣の生態が細かく設定されている回が多く、この点も本作品のストーリーにおける特徴の1つとなっている。
第27話でのメフィラス星人(二代目)の登場を皮切りに宇宙人も多く登場するようになり、終盤では独特で奇抜な怪獣が多く登場するようになった。なお、タロウやZATが怪獣、とりわけ人類と対立する意思を持たないものの生存権を尊重する描写も多く、回が進むごとに顕著になっている。
第29・30話に改造巨大ヤプールが登場するなど過去の人気怪獣が多く登場したが、これはTBSでは10月は翌春の新番組を決定させる時期のためだからである。
玩具展開
『ウルトラマンA』や『ミラーマン』(1971年・フジテレビ)でブルマァクから発売された怪獣ソフトビニール人形が不振だったため、本作品の怪獣はほとんど商品化されていない。しかし、『ウルトラマンA』のタックファルコンや『ミラーマン』のジャンボフェニックスなどのメカ類は好調だったため、本作品はメカ類を売り出すことに注力しており、前述のようなオープニングになった。さらに、オープニングのみの登場メカや本編未登場のメカなども商品化され、どれも子供受けする派手なデザインとなっていた。
また、「ウルトラ兄弟セット」や「ウルトラファミリーセット」などの形式で、過去のウルトラマンソフトビニール人形がセット売りされた。こうしたヒーローやメカ重視の潮流の中で怪獣のデザインは商品化を前提としないため、『帰ってきたウルトラマン』初期のように売れる怪獣をデザインするという縛りから解放され、自由なデザインの怪獣が生まれるようになった。
評価・反響
他の第2期ウルトラシリーズとは異なり(各作品の路線変更については各記事を参照)、放映延長に当たっての番組強化に関する文書が作成されず、第19話でタロウがウルトラの母からキングブレスレットを授かったり、第27話から宇宙人が登場したり、レギュラー俳優の交代などはあったが、制作方針に関わるような路線変更がなかった。しかし、それまでのウルトラシリーズと異なり、コミカルなストーリーが多くなるなど作風に顕著な変化が見られたため、旧作ファンには本作品を否定する向きもあった。
後発のウルトラマンシリーズ出演者が、幼少時に見ていた作品として本作品を挙げている。萩原佐代子(『ウルトラマン80』の星涼子 / ユリアン役)はリアルタイムで、原田隼人(『ウルトラマンX』の三日月マモル役)と石黒英雄(『ウルトラマンオーブ』の主人公クレナイ・ガイ役)は再放送で本作品を見ていた。また、杉浦太陽(『ウルトラマンコスモス』の主人公・春野ムサシ役)と宮野真守(映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』以降のウルトラマンゼロの声)は、幼少時はタロウが好きだったと語っている(杉浦は七夕の短冊に「タロウになりたい」と書いたこともあると自身のブログで明かしている)。
『ウルトラマンマックス』以降のシリーズに参加している脚本家・小林雄次は本作品の第1話を評価しており、『ウルトラマンマックス』第1話執筆時の参考にしている。
ウルトラマンタロウ
- 職業:宇宙警備隊支部長、宇宙警備隊の筆頭教官
- 趣味:体操
- 嫌いなもの:まんじゅう、弱い者いじめ
ウルトラの父とウルトラの母の実子。ウルトラセブンの実母(故人)がウルトラの母の姉であるため、セブンとは従兄弟(セブンがタロウの従兄)だが、この設定は現在では使用されていない。孤児でウルトラの父と母に養育されたウルトラマンAは義兄、ウルトラマンタイガは実子に当たる。また、主題歌の歌詞では「ウルトラマンNo.6」と呼ばれている。光の国では「タロウ」という名前は「勇気を持ち正義を愛する者」という意味が込められている(命名したウルトラの父は後に地球にも同じ名前があると知ったという)。企画書では「11の技を持つヒーロー」とされている。
ウルトラ兄弟が集結した第33・34話で「兄に頼りがち」や「増長しやすい」と演出されているが、これは第33・34話のみのことである。
エースの後を受けて地球防衛の任務に就き、地球では宇宙科学警備隊ZATの東光太郎と一体化して超獣以上の力を持つ怪獣や宇宙人と戦う。空に飛び立つ時の掛け声が第22話までは短く低めだったが、第23話からやや長く高めになっている(第5話でセブンが空に飛び立つ時の掛け声の流用)。また、光太郎のボクサーとしての資質が変身後も引き継がれている。戦闘時は無言で戦うことが多い。|date=2022年6月}}胸のタロウプロテクターは、セブンのプロテクター同様にあらゆる攻撃から身を守る。また、セブンのような真紅の体はスーパーボディと呼ばれ、全身にストリウムエネルギーが流れている。
巨大化カットに登場している白い円環は、ミルクのクラウンのイメージである。
頭部のウルトラホーンは超戦士の証と言われ、それを証明するかのように他のウルトラ兄弟を超えた能力を誇る。例を挙げると以下の通り。
- ウルトラダイナマイトなどで体がバラバラになっても、ウルトラ心臓が無傷なら再生可能。
- 第10話でデッパラスの牙が腹部を貫通しても怯まなかった。
- 戦闘中にカラータイマーが点滅することが少なく、戦闘終了後に点滅することが何度かあった。
- また、第29・30話のように他のウルトラ兄弟ならカラータイマーが点滅するであろう大ダメージを受けたにもかかわらず、カラータイマーが点滅しなかった。
- 腕力はウルトラ兄弟の中で一番のパワーを誇る。
- 映画『ウルトラマン物語』ではウルトラ5兄弟のエネルギーをウルトラホーンに吸収して超ウルトラ戦士(スーパーウルトラマン)にパワーアップし、6兄弟が束になっても苦戦したグランドキングを圧倒した。
- また、第29・30話のように他のウルトラ兄弟ならカラータイマーが点滅するであろう大ダメージを受けたにもかかわらず、カラータイマーが点滅しなかった。
第53話でウルトラバッジをウルトラの母に返し、光太郎としてバルキー星人を倒した後、光太郎の姿のまま旅立っていった。
後の『ウルトラマンメビウス』では、
- 物語開始(ウルトラマンメビウスが地球防衛に就く)20年前=1986年に光の国に帰還し、現在は宇宙警備隊の筆頭教官として後進の指導に当たっており、メビウスも教え子の1人である
と新たに設定された。
ウルトラバッジ
光太郎がタロウと合体前、緑のおばさんの姿に変身したウルトラの母からお守りとして授けられた変身アイテム。光太郎は持ち歩かず、常に隊員服の左肩の袖側面に装着しているため、変身は常に隊員服姿で行われており、私服での変身は第40話での1回だけであった。
ウルトラスチール製で光波エネルギー吸収装置(3つのポール)、エネルギー電導チューブ、ウルトラダイオード、エネルギー増幅回路、ウルトラルビー、テレパシー受信器が備わっている。光波エネルギー吸収装置には電気エネルギー、太陽エネルギー、ウルトラエネルギーが蓄えられており、光太郎からの変身テレパシーを受信することでバッジの中央に流れ出して変身エネルギーとなり、光太郎をタロウに変身させる。
前半ではエースのウルトラリング同様、変身のタイミングが訪れるとウルトラルビーが一瞬光って光太郎に変身を促していたが、後半ではこのプロセスが見られなくなった。
前述の通り、光太郎は第53話でウルトラバッジを空の彼方に投げてウルトラの母に返している。
- 台本を含め、「ウルトラバッヂ」と表記されることもある。
- デザインはウルトラの国を意識している。
- 企画段階では「ウルトラの心臓を守る」という意味も込め、光太郎の左胸のちょうど心臓の真上の部分に装着することになっていた。
- 撮影終了後は篠田に贈呈された。
変身方法
ウルトラバッジを右手に持ち、両腕を左右に開いて、額に当ててから天にかざして「タロウー!」と叫んで変身する。このパターンが基本だが、変身ポーズを省略したことも何度かあった。また、第43話ではモットクレロンが飛ばしてきたと思われる大根を左手に持ち、そのままバッジを持った右手と頭上でクロスするという珍妙な変身場面もあった。
技
ストリウム光線
開いた右手を頭上に翳し、同時に左手を腰に当てる。両手に重ねてスパークを起こし、腰に添えて大気中の宇宙エネルギーを全身に吸収する。そして、右手に上げた左手を重ねてT字型に構えて左手全体から発射する。場合によっては、いきなりT字型のポーズを取る。
当初は技の発動時に「ストリウム光線!」と声を発しており、エネルギー充填時に身体が虹色に光っていたが、第23話を最後に見られなくなった。当時の雑誌設定には技の上達によって光らなくなったと解説されていたが、『ウルトラマンメビウス』以降の作品ではこれらの描写が復活した。
他のウルトラ戦士の光線技と違い、連射が可能。Aのメタリウム光線の倍以上の破壊力を持つと言われ、ウルトラ戦士の中でもトップクラスの威力を誇る。
内山の漫画版『ウルトラマンレオ』では、レオのエネルギーを借りて左側に反対の構えで並んだ彼と2人同時に放つダブルストリウム光線を用い、ウルトラキラーゴルゴを倒している。
『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』では、グリムドに憑依されていたことから闇のエネルギーが加わり、光線の色が変化した。タイガのストリウムブラスターとぶつかり合った。
ネオストリウム光線
ストリウム光線の強化版。腕をX字形に組んで発射する。テンペラー星人を倒した。
ネオストリウム光線
アロー光線
ブルーレーザー
『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』では、グリムドに憑依されていたことから光線の色が赤く変化した。ロッソとブルを一撃で瞬殺した。
シューティングビーム
ハンドビーム(スカーレットビーム)
フット光線
クロス光線
反重力光線
タロウカッター
ビーム手裏剣
ワイプレーザー
成長停止能力(成長停止光線)
リライブ光線
アイ・ビーム(ウルトラスコープ)
タロウバリヤー
プッシュリターン光線
タロウスパウト(タロウハリケーン)
ウルトラシャワー
ウルトラフリーザー
タロウファイヤー
ウルトラダイナマイト
本編では自分の優しさを踏みにじったカタン星人を倒す際に使ったが、再生に成功しても多大なエネルギーを消耗して寿命を縮めるために封印した。しかし、『ウルトラマンメビウス』第30話でインペライザーを倒すため、『ザ・ウルトラマンメビウス』でもカタン星人の別個体を倒すため、封印を破った。1回使用しただけでタロウの寿命が20年短くなるという。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では応用し、ウルトラマンベリアルによって奪われたプラズマスパークの残された最後の光を命懸けで守り、ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンメビウスに後を託した。
『ウルトラマンメビウス』では爆発の際の肉片を見せないように爆発を派手にし、木っ端微塵になるように演出されている。
『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』ではグリムドに放つが、肉体の再構成時にグリムドに憑依された。闇墜ち状態で放った際には炎の色が紫に変化し、タイガのウルトラダイナマイトとぶつかり合い、最初はタイガを圧倒したが彼の仲間たちの協力によって逆転、正気に戻った。
タロウジャンファイヤー(ファイヤーダッシュ)
スワローキック
ウルトラキック
空中キック
ひざ蹴り(膝蹴り)
アトミックパンチ
急降下パンチ
ウルトラチョップ
ハンドナイフ
脳天割りチョップ
ウルトラパワー
ウルトラパワー
ウルトラスウィング
ウルトラスロー
首投げ
背負い投げ
巴投げ
岩石落とし
ウルトラリフター
ウルトラ念力
トゥインクルウェイ
ウルトラ6重合体(ウルトラオーバーラッピング、ウルトラ・シックス・イン・ワン)
ボール作戦
塩漬け作戦
餅つき作戦
豆まき作戦
ウルトラリバース
ヒーロー光線(本編未使用)
ガッツニードル(本編未使用)
ウルトラ噴流(本編未使用)
ダッシュワープ(本編未使用)
他作品への出演時に見せる能力
コスモミラクル光線
タロウショット
トリプルスピンビーム
ウルトラフラッシャー
必殺光線一斉発射
『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』ではゾフィー、セブン、ジャック、エースの光線とともにストリウム光線を放ち、ゴモラを攻撃した。
映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』ではデルストの大群を倒した。
ウルトラチャージ
三日月状光弾(名称不明)
スーパーウルトラダイナマイト
装備・道具
タロウブレスレット
『ウルトラマンレオ』第34話に客演したウルトラマンジャックは、ウルトラブレスレットではなくこのタロウブレスレットを装着していた。
キングブレスレット
第19話でウルトラの母から授かった、ダイヤモンドの1000倍の硬度を持つウルトラ・メタリックガード超合金製のブレスレット。宇宙科学技術局が開発した。本体部のサークルクロスに、太陽エネルギーを吸収する王冠状のクラウントップやその中央のエネルギーコントロール装置であるウルトラ・パワーダイヤ、エネルギー放出機のウルトラ・バルブスターなどの様々なメカが搭載されている。
タロウのテレパシーを感知して変形させることで口輪やマジックハンド、水の入ったバケツに姿を変える他、ブレスレットリライブ光線やドライヤー光線を放ったり、タロウバリヤーを発動するなど数々の能力を持つ。
後のシリーズ客演時には一度も使用されていないが、映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』の初期プロット「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟2」では使用している。
本来はゾフィーが対バードン戦で使用する予定だったとも言われている。
口輪作戦
ブレスレットを巨大化させてバードンの嘴にはめ、締め付けて火炎攻撃を封じた。グロンの口を塞いだこともある。
放電能力
ブレスレットを敵に投げつけて、敵に命中すると同時に大電流を流す。バードンに数回ダメージを与えて撤退させた。
分身作戦
ブレスレットの力で2体に分身する。飛行しながらバードンに使用し、撹乱させて大熊山に激突させて倒した。
再生能力
ブレスレットからリング状のリライブ光線を放ち、ハンターに殺されたチンペを生き返らせた。また、パンドラの傷も癒した。
タロウバリヤー
上記の技とは異なり、ブレスレットから半球状のバリヤーを発生させる。メフィラス星人(二代目)の「アイリスレイ」を防いだ。
ウルトラチェーン
ブレスレットの力でロープを金属の鎖に変え、電流を流す。再生エレキングの弱点の角に絡めた縄を鎖に変え、全身のパワーを全開させる「ウルトラパワー」で角を引き抜いた。
毒素消去能力
ブレスレットから放射する解毒光線。マシュラの毒でキノコ人間にされた人々を元に戻した。
ドライヤー光線
ブレスレットから放射する高熱エネルギー。熱に弱いマシュラを倒した。
ウルトラ解凍
ブレスレットから高熱を発し、氷を溶かす。グロストに凍らされたタロウを解凍した。
クリスマスツリー
ブレスレットの念力波で東京タワーに飾りをつけてクリスマスツリーに変えた。第38話で使用。
ウルトラランス
別名・タロウランス。ブレスレットの力で、タイラントから奪った鞭を光の槍に変えて投げつけて突き倒した。
サクラ
ブレスレットの念力波で開花した桜の枝を作り出した。第41話で使用。
バケツ
ブレスレットが変形した、水の入った青いバケツ。酔っ払って暴れるベロンに水をかけて酔いを醒ました。
このバケツは2006年に発売されたウルトラ超合金のタロウ、2013年に発売されたULTRA-ACTのウルトラの母におまけとして付属。
マジックハンド
ブレスレットが変形したマジックハンド。オルフィのへその中に隠れたカーン星人をつまみ出した。
口輪作戦
放電能力
分身作戦
再生能力
タロウバリヤー
ウルトラチェーン
毒素消去能力
ドライヤー光線
ウルトラ解凍
クリスマスツリー
ウルトラランス
サクラ
バケツ
このバケツは2006年に発売されたウルトラ超合金のタロウ、2013年に発売されたULTRA-ACTのウルトラの母におまけとして付属。
マジックハンド
ウルトラベル
生い立ち
学年誌での設定に基づくが、すべてが現在も活かされているとは限らない。
誕生
子供時代
学生時代
卒業後
現在
デザイン・造型
デザインは井口昭彦。セブンの姿をベースとし、セブン同様、額のビームランプと大きな突起を持つ。ウルトラホーンはウルトラの父の角が好評であったことから取り入れられた。デザイン画では、耳の後ろから後頭部にかけて段差が存在し、最初期に作られたスーツには画稿どおりの段差があったが、以降の造型では省略されている。胸にはカラータイマーを備えている。
マスクの原型は、『ゴジラ』などの石膏班スタッフだった照井栄が開米プロの依頼を受けて製作した。照井によれば「頭(マスク)が大きいので170センチ以上あるスーツアクターを入れてほしい」とプロデューサーの熊谷に伝えたとのこと。
姿が似ていることから俳優・京本政樹が、本作品の第40話と『ウルトラマンレオ』第1話のセブンの着ぐるみは、タロウの着ぐるみを改造して使用されたため、その名残で耳が付いていないと著書『京本政樹のHERO考証学』(1992年、バンダイ)で述べている。だが、昭和末期に発行された円谷プロファンクラブ会報誌に「アトラクション用セブンに電飾をした物」と記述されている。
初期のスーツは、スーツアクターの身長に合わせるための暫定的処理として、スーツの膝部分に繋ぎ目があった。中期からは目の全体が黄色に変更され、スーツの赤も濃くなり、繋ぎ目もなくなった。後期からは以前よりも胸の筋肉が強調していると思われ、カラータイマーや目の電飾などの発光用電池が左脇に内蔵された。
関連する能力を持つ戦士
ウルトラマンギンガストリウム
ウルトラマンオーブ バーンマイト
ウルトラマンオーブ ストリウムギャラクシー
ウルトラマンロッソ フレイム
ウルトラマンブル フレイム
他作品での活躍
『ウルトラマンメビウス』以降の作品では主に石丸博也が声を充てている。本項では特に記載がなければ石丸が声を担当。
映画『新世紀ウルトラマン伝説』
映画『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』
『ウルトラマンメビウス』
本作品の最終回(第53話)で人間・東光太郎として生きることを選び、その後も地球での生活を続けていたが、上述のように物語開始=メビウスが地球防衛に就く20年前(1986年)にヤプールを封印したウルトラマン、セブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンAの4兄弟に代わって光の国に帰還。セブンの後を継いで宇宙警備隊の筆頭教官に就任し、後進の指導に当たっている。メビウスも教え子の1人であり、タロウも彼同様に地球での戦いを通して大きく成長を遂げた。また、件の4兄弟やゾフィーとともにウルトラ兄弟の中でも伝説的存在とされる「ウルトラ6兄弟」の1人にカウントされている。
劇場版ではUキラーザウルス・ネオ出現時、ゾフィーとともに登場。メビウスや件の4兄弟にエネルギーを分け与え、Uキラーザウルス・ネオと戦った。第24話でヤプール復活を察知してメビウスの救援に向かおうとしたが、ゾフィーによって制止を受ける。
第29・30話で地球に迫る脅威を察知したウルトラの父からの命により、メビウスが来たるべき戦いのための力を蓄えるまでの間、代わりに再び地球防衛に就くこととなった。しかし、メビウスがGUYSの思いを受けてインペライザーを倒したのを見て彼らの絆と成長を認め、メビウスに引き続き地球で戦うことを許した。
第50話では件の4兄弟、レオとアストラ、ウルトラマン80と協力し、エンペラ星人の力で太陽を覆い尽くしていた黒点を消滅させた。
『ゴーストリバース』では、怪獣墓場にてエース、メビウス、ウルトラマンヒカリとともに、復活した暗黒四天王(ヤプールの怨念が乗り移ったメビウスキラー、デスレム、グローザム、アーマードメフィラス)と戦い、エンペラ星人復活を阻止した。
着ぐるみは新規造型。マスクの造型にはウルトラマンマックスでのノウハウが取り入れられており、マックスでは実現できなかった目の真ん中に覗き穴を開けた形状での発光が可能となっている。
第29話はゾフィーが登場する予定だったが、ゾフィーの立場が確定していなかったためにタロウに変更された。
また、本作品での「宇宙警備隊の筆頭教官として後進の指導に当たっている」「ウルトラ6兄弟の1人にカウントされている」という設定は以降の作品にも継承されている。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』
『ウルトラマンギンガ』
第11話(最終回)で、降星町の人々の手に出現したギンガライトスパークの力で復活し、ダークルギエルと戦った。自身の敗北と引き換えに光をギンガに分け与え、ダークスパークの力で人形に戻されるが、復活したギンガによってルギエルが倒された後は、怪獣たちやギンガとともに宇宙に帰っていった。
『ウルトラマンギンガS』
『ウルトラマンギンガS』第3話で負傷を押して戦おうとするヒカルの前に現れ、ウルトラ6兄弟の力をストリウムブレスという形で授けた。ギンガストリウムが使用できるタロウの技はストリウム光線とブルーレーザーで、ストリウム光線が6兄弟の技の中で最も使用頻度が高い。ストリウムブレスに変身後もヒカルやショウ / ウルトラマンビクトリーと何度も会話し、2人を激励する。
ビクトルギエルを倒した後、「君が呼べばいつでも助けに来る」とヒカルに告げて再び宇宙の彼方に去っていった。
後日譚である『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』では登場していないが、ゼロからその存在について言及されている。
『ウルトラマンオーブ』
最終回(第25話)では他のウルトラ戦士とともに、フュージョンカードの絵柄で実体化(タロウ本人が登場したわけではない)。彼らやオーブとともに、ストリウム光線でマガタノオロチに止めを刺した。
『ウルトラマンジード』
第1話では他の兄弟やゼロ、宇宙警備隊訓練生とともにベリアルと戦った。劇場版ではジャグラス ジャグラーの回想にのみ登場し、宇宙警備隊訓練生とともにギルバリスと戦った。
この他、ウルトラマンジード ロイヤルマスターが第17話でブラザーズシールド、第18話でストリウムフラッシャーを使用した際にそれぞれ、イメージとして登場。
『ウルトラマンR/B』
『ウルトラマンタイガ』
第0話では、ウルトラ兄弟(件の4兄弟とレオ)と怪獣兵器の戦い、メビウスとメカザムの交流、ゼロとカイザーダークネスの戦いをタイガに見せ、ウルトラマンとしての心得を説いた。
第1話ではウルトラマントレギアと交戦。
第16話ではタイガの回想に登場。タイガにトレギアとともに共同開発したタイガスパークを授け、仲間とは何かを説いた。
劇場版では宇宙遺跡ボルヘスでトレギアと再会するが、既にトレギアからグリムドが離れていることを知って地球に駆けつける。タイガたちと戦うグリムドにウルトラダイナマイトを放つが、逆にそれを利用したグリムドに憑依されて闇に堕ちてしまう。タイガたちに襲いかかるが、タイガの放ったウルトラダイナマイトで正気に戻り、タイガにニュージェネレーションヒーローズの力を集めるように指示する。
『ウルトラギャラクシーファイト』
『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』
『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』
『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』
『ウルトラマンZ』
この他、タロウメダルが登場。ウルトラマンゼットがベータスマッシュに変身する際、イメージとして登場。
主な登場人物
ZAT隊員
東 光太郎()
本作品の主人公で、22歳の明るく活発な好青年。正義感が強く、生身で怪獣に飛びかかるというやや無鉄砲で破天荒な行動を見せる。
世界中を旅した後、白鳥船長のタンカーに便乗して日本に帰国。オイルドリンカーやアストロモンスに立ち向かった勇気と行動力を評価されてZATに入隊後、アストロモンスの攻撃によって瀕死の重傷を負ってしまったが、ウルトラの母とウルトラ5兄弟の導きでウルトラの国に運ばれてウルトラマンタロウと一体化して復活する。
普段は恩人でもある白鳥船長の家に下宿しており、白鳥船長の子・さおりや健一とは本当の家族同然に仲がよく、健一からは兄のように慕われている。また、その明るく子供好きな性格でZATの仲間たちとも良好な人間関係を築き上げ、事件の渦中で知り合った子供たちとも心を通わせる。
元々はボクサー志望だったため、ZATに入隊後もボクシングジムに通い、朝のロードワークを欠かさず行っていた。第10話では、減量に耐えながら臨んだ日本アマチュア新人王戦で見事にKO勝ちした。ボクシングは自分のため、最後の最後まで戦い抜くためにやっている。
第53話で白鳥船長を失って心が荒んだ健一に真の勇気を示すと同時に、自身もタロウの力に頼らずに生きることを決意。ウルトラバッジをウルトラの母に返し、タロウに変身せずにバルキー星人を倒した後、ZATを退任して銀座の雑踏の中に消えていった。
『ウルトラマンメビウス』以降の作品にタロウが登場しているが、篠田が出演していないために光太郎は登場していないと同時にその後についても説明されていない。本放送終了後、学年誌ではウルトラバッジの返還時にタロウと分離していたと解説されていた。
「ザ・ウルトラマンメビウス」によると、物語開始=メビウスが地球防衛に就く20年前にヤプールを封印したウルトラ4兄弟に代わってタロウとして光の国に帰還している。しかし、「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟2」では光の国に帰還したのはタロウだけであり、光太郎はハヤタ=ウルトラマンからウルトラバッジ(ウルトラの母から預かってきた)を受け取って分離していた設定だった。
企画書では姓の読みがあずまだった。
朝日奈 勇太郎()
年齢42歳。ZAT極東支部の隊長。
第1話で光太郎の勇気と行動力を見込み、ZATに入隊させた。また、白鳥船長とは親友であり、これが縁で光太郎に白鳥家への下宿を命じた。
前夜に何を食べたかで出動メンバーを決めたり、第3話でコショウ1トンを使って光太郎を救出するなど、ユニークさも多く見せた。その一方、第5話では怪獣撃退を優先する地球警備隊のスミス長官とZATの鮫島参謀に真っ向から刃向かってイニシアチブを奪ったり、第35話では「女児が欲しがる物は何か」というところからカタン星人の罠を見破るなど洞察力に優れる一面が見せたこともあった。
様々な任務を抱えていたため、現場はおろか第9話以降は極東支部の作戦室にも姿をあまり見せなかった。
男性隊員のユニフォームは胸のラインが赤に白の縁取りが施されているが、朝日奈(隊長)のみ黒に金(後に白)の縁取りである。
第19話でバードンの各地の被害によって、上層部との会議で厳しい叱責を受けていた。
第53話で光太郎が再び旅立っていく際、握手を交わして送り出した。
企画書での名は橘 勇()。
荒垣 修平()
二谷 一美()
南原 忠男()
西田 次郎()
上野 孝()
白鳥家
白鳥 潔()
白鳥 健一()
白鳥船長の長男にして、さおりの弟でもある明朗快活で勇敢な小学5年生。
光太郎とタロウに憧れ、光太郎を兄のように慕っており、第28話では光太郎に頼まれてエレキング(再生)捜索に協力している。光太郎との繋がりで、ZATの隊員たちとも親交がある。
成績はいいと言えないが、テストで85点を取ったことがある(第31話)。第27話では少年野球チーム・旭丘トパーズに所属している描写が描かれた。
家庭環境を憂鬱に思ったことはなく、潔が船長であることを誇りにしている。第53話で潔がサメクジラに殺されて心が荒んでしまったが、自分の力で困難に立ち向かう真の勇気を光太郎から教えられ、強く生きていく決意をした。
光太郎がタロウであることを確定的に知った、唯一の人物でもある。
演じた斎藤信也が実際に変声期だったため、次第に声が変わっていった。
『大決戦!超ウルトラ8兄弟』の初期プロット『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟2』では、成人して登場していた。
その他
スミス長官
ZAT
ZAT()とは、"Zariba of All Territory"の略で、地球外からの侵略行為に立ち向かう宇宙科学警備隊である。
本部はニューヨークの国連本部内に存在し、支部はアメリカ、アルゼンチン(南米)、フランス(フランス)、南アフリカ連邦(アフリカ)、日本(極東)、北極の6ヵ所にある。
後述のようにアットホームな雰囲気を見せ、ユーモラスな作戦を展開するが、戦闘力と知力を兼ね備えた精鋭であり、コスモリキッド、再生前のデッパラス、シェルター、ムルロア、ベムスター(改造)、ベロクロン二世(改造)、ドロボン、バルキー星人といった強敵を撃破する実績をあげている。単独の巨大怪獣撃破数は、ウルトラシリーズの歴代防衛チームの中で科学特捜隊(10体)に次ぐ戦果を挙げている。また、他の防衛チームでしばしば見られた隊員同士の対立の構図がほとんどなく、基地の司令室で飲食したり、将棋を指しているところが描かれたり、市民と草野球やバレーボールに興じたりと、明るくアットホームな雰囲気が貫かれた。
極東支部も各国と連携をとりながら、作戦行動を行っている。宇宙ステーションも複数存在する。
既述の通り、隊員の交代が多いが、同時に劇中の世界がこれまでのウルトラシリーズに比べて広がっている。第13話でZATが九州で演習を行う時、宇宙ステーションに転勤した西田隊員が連絡係として再登場。さらに第27話では、マンダリン草を探すために世界各地のZAT隊員が登場、航空機ドラゴンには通常のZAT制服とは異なる隊員が搭乗していたり、ZAT基地にも森山隊員の他に多くの女性隊員が勤務していた。さらに、第40話では木星にも宇宙ステーションが確認されている。放映開始時における一般男性隊員の苗字は、主人公である東を始め、西田・南原・北島と方角にちなんで命名されている。
また、第5話には地球警備隊が登場しているが、ZATとの詳しい関係性は不明。劇中では極東支部所属の戦力として、空母を含む艦隊が登場した。また、キングトータスとクイントータスが棲息していたオロン島を管理下に置いている。
ZAT極東支部の一番の特徴は豊富な作戦である。個々の怪獣の特性を見極め、それぞれに対応する作戦を編み出して遂行していく。失敗も多いが、発想は実に柔軟である。
書籍『ウルトラ超兵器大図鑑』では、独自のSF的考証(本書注意書きより)でそれらの兵器はヤプール大戦中のTACの時代に盛んに行われた異星の技術研究から生まれたものであり、コンドル1号やスーパースワローの穴の開いた両翼は「重力制御コイル」という装備が搭載されているためと解説されている。
隊員たちは半年に一度、体力テストで審査される。これは科学的知識はもちろん、常に隊員たちが強靭な肉体を要求されるためである。ただし、隊長と副隊長は体力よりも指揮能力が問われるため、この審査は免除されている。
- 企画書や、放送開始前に作成されたマーチャンダイジング契約のための資料「ウルトラマンジャック(仮題)」では名称が宇宙科学警備隊としか記載されておらず、3番目の企画書「ウルトラマンジャック」や「ジャック(仮題)」では「JAC」のロゴが掲載されている。
極東支部基地
ZAT極東支部の所在地は、東京都千代田区霞ヶ関1丁目1番地1号にある。
円盤状の基地本体部と、地下に置かれた各メカの格納庫、本体部と格納庫を繋ぐシャフト状のタワー部で構成されている。本体部には、隊員たちの司令室をはじめ、コンピューター制御室、応接室、兵器開発区、居住区、情報区、発進ゲートなどがあり、各航空戦力はタワー内部の回転式エレベーターで本体部までリフトアップされる。緊急事態の際は、本体部が底面からジェット噴射を行い空飛ぶ円盤として機能し、危機を回避することが可能(下部タワー部分は地下へ格納される)。この機能は本来、地下格納庫から直接発進するアンドロメダの打ち上げを妨げないためのものと思われるが、第1話と第10話で怪獣に襲われた際にのみ使用された。
この基地の隣には、事務セクションのオフィスビルも存在する。
一般市民による本部の見学は可能だが、その際には1週間前までには申し出て怪獣や宇宙人が変身・憑依していないかのチェックを受けなければならない。
- デザインは鈴木儀雄が担当。企画時には宇宙科学警備隊という設定であったため、本体部が緊急時に離陸するのは宇宙ステーションを意識したものとなっている。
- 司令室のセットは『ウルトラマンA』のTACの改造で、追加パーツなどでさらに派手な方向性に展開された。
装備
ZATの装備品(航空機、車両、隊員服、武器など)には、曲線、曲面を多用したラインと、先端部に設けられた球状の突起といったデザイン上の一貫した特徴がある。
隊員服
白のラインが入った赤と紺の明るいイメージの配色のユニフォームで、上下セパレートタイプのつなぎ式。高い耐久・耐熱・耐寒性・防弾機能を持つが、光太郎の隊員服は激戦でボロボロになることが何度もあった。また、女性隊員の隊員服は赤と紺だけでなく、白も取り入れたミニスカートのワンピースタイプである。朝日奈隊長の物のみ、胸のラインが黒となっている。
- 娯楽作品であることを強調するために玩具的なイメージでデザインされたが、機能性がやや希薄になってしまった。また、布地には硬めのジャージが使用された。
銃器類・特殊装備
ZATヘルメット
ZATシーバー
ZATガン | |
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全長 | 0.31 m |
重量 | 1,8 kg |
ZATガン
携行用無反動砲
大型機関砲
スーパーナパーム(火炎放射器)
X線レーダー
ZAT探知機
ZATマイティ
地雷
ZAT手榴弾
ZATバズーカ
王水銃
トロン爆弾
AZ1974
スプレー銃
植物トランシーバー
ZATベル
ZAT特殊ガン
航空機
各機の青い部分は初期はメタリックブルーであったが、後半は濃紺となった。
- コクピットは、『帰ってきたウルトラマン』のマットアローのものの改造、大型機は『ウルトラマンA』のタックファルコンのものを流用している。
スカイホエール | |
---|---|
全高 | 20 m |
全長 | 60 m |
全幅 | 54 m |
重量 | 50 t |
最高速度 | マッハ3.3 |
乗員 | 6名 |
スカイホエール
コンドル1号 | |
---|---|
全高 | 9 m |
全長 | 20 m |
全幅 | 23 m |
重量 | 22 t |
最高速度 | マッハ8.8 |
乗員 | 2名 |
コンドル1号
第37話では、2機登場している。
企画時は劇中と同様に「コンドル」という名称であった。
主翼のカーブは、蒸気でベニヤを曲げて固めている。大、中、小の3種類のミニチュアのうち、木製の中サイズのものは、特撮監督の原口智生がベニヤやバルサを削り出して修復している。初期はメタリックブルーであったが、約3回以上塗り直された後、円谷プロの倉庫に廃棄されかかっていた中サイズのミニチュアは濃紺になっていたといい、修復時に再度メタリックブルーに塗り直された。
スーパースワロー | |
---|---|
全高 | 8 m |
全長 | 19 m |
全幅 | 17 m |
重量 | ? |
最高速度 | |
乗員 | 1名 |
スーパースワロー
ドラゴン | |
---|---|
全長 | 12 m |
乗員 | 2名 |
ドラゴン
アンドロメダ | |
---|---|
全長 | 167 m |
全幅 | 32 m |
乗員 | 8名 |
アンドロメダ
マゼラン | |
---|---|
全長 | 6.7 m |
乗員 | 2名 |
マゼラン
車両・潜航艇
ウルフ777 | |
---|---|
全高 | 1.86 m |
全長 | 6.1 m |
全幅 | 1.8 m |
最高速度 | 300 km以上 |
乗員 | 5名 |
ウルフ777()
ラビットパンダ | |
---|---|
全高 | 2.75 m |
全長 | 3.8 m |
全幅 | 1.51 m |
乗員 | 2名 |
ラビットパンダ
ZAT専用車
ベルミダーII世 | |
---|---|
全高 | 8 m |
全長 | 23 m |
全幅 | 5.6 m |
最高速度 | |
乗員 | 4名 |
ベルミダーII世
なお、劇中の荒垣副隊長からは「ペルミダー2号」と呼ばれていた。書籍によっては、「ペルミダーII世」と記述している。
ZATバギー
オートバイ
アイアンフィッシュ | |
---|---|
全高 | 31 m |
全長 | 46 m |
全幅 | 17 m |
最高速度 | |
乗員 | 10名 |
アイアンフィッシュ
オープニング映像にのみ登場。玩具も発売されているが、本編には登場しなかった。
宇宙ステーション
宇宙ステーションV9
ZATステーションNo.S1009
ZAT第1ステーション
作戦リスト
以下は独自の作戦の例である。日用品などをモチーフとしたユーモラスな印象の作戦が多く、ZATの特色を出している。
電気ショック作戦
放電作戦
高圧パイプ作戦
コショウ作戦
パンチ弾作戦
バスケット作戦
中和作戦
蟻殲滅作戦
ミラー作戦
虫歯治療作戦
地雷作戦
スプレー作戦
手錠作戦
トリモチ作戦
引っぺがし作戦
ネット作戦
ZATハリネズミ作戦
王水作戦
AZ1974作戦
首吊り作戦
アミアミ作戦
真っ二つ作戦
エネルギー爆弾作戦
薬品作戦
ベル作戦
白酒作戦
出演者
レギュラー・セミレギュラー
- 東光太郎:篠田三郎
- 朝日奈勇太郎:名古屋章(第1 - 8、10、35、51、53話)
- 荒垣修平:東野孝彦(第1 - 34、36 - 50話)
- 北島哲也:津村秀祐
- 南原忠男:木村豊幸
- 西田次郎:三ツ木清隆(第1 - 7、13話)
- 森山いずみ:松谷紀代子(第1 - 19、21 - 42、44 - 53話)
- 上野孝:西島明彦(第8 - 30、33 - 35話)
- 二谷一美:三谷昇(第51 - 53話)
- 白鳥健一:斎藤信也(第1 - 12、14- 33、38、40、43、47、53話)
- 白鳥さおり:あさかまゆみ(第1 - 12、14 - 16話)、小野恵子(第20 - 53話)
- 緑のおばさん / ウルトラの母:ペギー葉山(第1、3、19、20、24、53話)
- ナレーター:瑳川哲朗(第1 - 50話、53話予告)、名古屋章(第51 - 53話)
キャスティング
光太郎役に篠田が起用されたのは、彼が新たなウルトラマンシリーズの主役にふさわしいと考えたプロデューサー・橋本洋二の意向であり、撮影現場の雰囲気を知ってもらうための措置として『ウルトラマンA』第20話に篠田一郎役でゲスト出演させている。篠田はオーディションで選ばれたが、松平健も光太郎役のオーディションを受けていた。本作品への出演が決定した篠田は『ウルトラマンA』第20話出演時に北斗星司役の高峰圭二が白いマフラーを巻いているのを見て自分も使用したくなり、本作品の撮影でもマフラーを使用することになった。本作品の本放送時にはNHKの『天下堂々』でも主演を務めたため、終盤は出番の少ない回が存在する。
名古屋は『帰ってきたウルトラマン』でナレーションを担当。篠田同様、名古屋は橋本の指名で、副隊長を設定して名古屋を口説き落としたという。名古屋も多忙だったため、最初から「毎回は出演できないと思うがそれで良ければ」という契約で、第1 - 8、10、35、51、53話(最終回)の計12回しか登場していない。第51話以降はナレーションも担当している。また名古屋は他のインタビューでは「私の子供が、ヒーローものを見ている世代だったので、子供に喜んでもらおうと、いわば、プレゼントみたいな気持ちで、引き受けました」とも語っている。
東野は第50話の撮影終了後にスキーで脚を骨折して入院したため、三谷が新登場(三谷も『帰ってきたウルトラマン』第22話でゲスト出演している)。東野は第49話や第50話でのアフレコにも参加しておらず、代わりに沢が声を担当。
三ツ木は主演作『白獅子仮面』の撮影がクランクアップした後に本作品に臨んだものの、『だいこんの花』『国盗り物語』のレギュラーが入ったため、スケジュール調整が不可能になり降板。光太郎役の候補だった。
西島は所属事務所の方針で歌手に転向し、同じTBSの『ぎんざNOW』にレギュラー出演が決定したため、第35話を最後に降板。
あさかは本作品がデビュー作だが、当時の事務所との契約に従い第16話で降板したため、第20話から小野に交代。
瑳川は『ウルトラマンA』で竜隊長を演じた。急病のために事実上降板し、第51話の予告から名古屋が代理を務めた。当初の台本(第2話)のスタッフ欄には、『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』でナレーションを務めた浦野光の名が記載されていた。
白鳥船長役には、企画時は『ウルトラQ』で関デスクを演じた田島義文がキャスティング候補に挙がっていた。
タロウのスーツアクターの長沢寛は、長身のスーツアクターを起用したいという要望から、同時期『ファイヤーマン』に扮していた西条満が、同じ事務所に所属していた長沢を推薦した。西条は、激しいアクションシーンなど一部のシーンでタロウに扮している。
主なゲスト出演者
- 白鳥潔:中村竹弥(第1話)
- オイルタンク職員:野口元夫(第1話)
- ボクシングジム会長:寺内大吉(第2・3話)
- 佐久間:桂小かん(第4話)
- 黒崎:草薙幸二郎(第4・5話)
- 八田:竹田将二(第4・5話)
- 白井:片岡五郎(第4話)
- スミス長官:ピエロ・カラメロ(第5話)
- 鮫島参謀:大下哲矢(第5話)
- 大羽次郎:矢崎知紀(第8話)
- 大羽英次郎:外山高士(第8話)
- 田中巡査:大泉滉(第8話)
- 熊谷さん:熊谷健(第8話)
- 平田俊夫:紺野秀樹(第9話)
- 平田秀一:石井宏明(第9話)
- アケボノビルのオーナー:富田仲次郎(第9話)
- 建設会社責任者:西川敬三郎(第9話)
- ZATオペレーター:永本泉、大隅さとみ、藤岡恵子、中楯富久子(第10話)
- 岩坪かなえ:下野照美(第11話)
- 岩坪夫人:万里昌代(第11話)
- 林田タケシ:野島千照(第12話)
- 林田:平松慎吾(第12話)
- 中山:小高まさる(第12話)
- 開発社長:立原博(第12話)
- 南原たか:磯村千花子(第13・51話)
- 島田老人:浜村純(第14話)
- 現場主任:大前均(第14話)
- 良助:斎藤健夫(第14話)
- 紅カオル:本郷淳子(第15話)
- カオルの母:西恵子(第15話)
- カオルの祖父:浅野進治郎(第15話)
- 自警団の男の1人:上田耕一(第15話)
- 笛吹亜理人:山田浩之(第16話)
- 亜理人の両親:守田比呂也、大原穣子(第16話)
- 音楽教師:桂木美加(第16話)
- 小林タケシ:西脇政敏(第17 - 19話)
- 小林彰:二瓶秀雄(第17 - 19話)
- 小林ゆき:金井由美(第17 - 19話)
- 団地の住民:江藤直行(第19話)
- お杉:磯村みどり(第20話)
- 米吉:岡村春彦(第20話)
- 正一:石井秀人(第21話)
- 正一の母:楠トシエ(第21話)
- 藤波隆夫:佐久間亮(第22話)
- 藤波優子:中田喜子(第22話)
- 三島六郎:梅津昭典(第23話)
- 三島馨:富田浩太郎(第23話)
- 三島好子:瞳麗子(第23話)
- 岩森善晴:石堂淑朗(第24話)
- 岩森ヨウコ:青木和子(第24話)
- 岩森一郎:斎藤則幸(第24・25話)
- 岩森初子:田島幸恵(第24・25話)
- 岩森次郎:柴山二三雄(第24・25話)
- 岩森三郎:山野辺修(第24・25話)
- 岩森四郎:佐野伸寿(第24・25話)
- 岩森末子:宮原由美(第24・25話)
- 灯台職員:里木佐甫良(第25話)
- ZAT中央病院医師:山本廉(第25話)
- 笠井竹雄:高橋仁(第26話)
- 笠井仙吉:江戸家猫八(第26話)
- 史男:吉村影史(第27話)
- 史男の母:根岸明美(第27話)
- 医師:長沢大(第27話)
- 安田:肥土尚弘(第27話)
- 猿飛佐助:大山正明(第28話)
- ターザン:紺野秀樹(第28話)
- 孫悟空:西郷英利(第28話)
- 隠居:今村源兵(第28話)
- 海野八郎:大和田獏(第29・30話)
- 佐野トオル:宮田真(第29・30話)
- トオルの母:蓮川久美(第29・30話)
- 武田大介:佐藤宏之(第31話)
- 大介の両親:山本廉、上月左知子(第31話)
- 梶原先生:川上大輔(第31話)
- 不良中学生:清水昭博、岩崎洋也、二瓶秀哉(第31話)
- ドンちゃん:大山正明(第32話)
- 教師:新海丈夫(第32話)
- 大谷栄一:西脇政敏(第33・34話)
- 大谷博士:竜崎勝(第33・34話)
- ハヤタ:黒部進(第33・34話)
- モロボシ・ダン:森次晃嗣(第33・34話)
- 郷秀樹:団次郎(第33・34・52話)
- 北斗星司:高峰圭二(第33・34話)
- 青木まち子:浅野由香(第35話)
- 宮坂清彦:矢崎知記(第36話)
- 宮坂陽子:久保田民栄(第36話)
- 岩坪:平泉征(第36話)
- 建設作業員:菊池英一、遠矢孝信(第36話)
- 警官:石山克巳(第36話)
- めぐみ:山田圭子(第37話)
- 平治老人:池田生二(第37話)
- 青山ひとみ:天野美保子(第38話)
- ひとみの両親:小松英三郎、川口節子(第38話)
- 空のおじさん / ミラクル星人:長沢大(第38話)
- 南夕子:星光子(第39話)
- はこべ園園長:寄山弘(第39話)
- 福場タケシ:樋浦修臣(第40話)
- 泉山正博:高橋仁(第41話)
- 正博の母:北川恭子(第41話)
- 塀の家の持ち主:五月晴子(第41話)
- 島田タツオ:松坂雅治(第42話)
- アンドロイド聖子:川口真有美(第42話)
- 島田信吾:三島耕(第42話)
- 島田トモユキ:長谷川秀人(第42話)
- 武志:矢崎知紀(第43話)
- 善助:大木正司(第43話)
- きさらぎ星人 / オニバンバ:笠井ひろ(第44話)
- 岡本一郎:小松陽太郎(第44話)
- 岡本二郎:新井つねひろ(第44話)
- 岡本兄弟の母:新井麗子(第44話)
- 山川真理 / メモール:夏川圭(第45話)
- 横田:大泉滉(第46話)
- 太一:大山正明(第46話)
- 三代:瞳麗子(第46話)
- 沢口竜一:山下克弘(第47話)
- 太郎:古堀宏(第48話)
- 太郎の姉:臼倉明美、高沢加代子(第48話)
- 坂本 / カーン星人:草野大悟(第49話)
- 服部ユキ:坂口良子(第50話)
- 伸一郎:浜村純(第50話)
- タエ:小峰千代子(第50話)
- 老人ホーム責任者:牧田正嗣(第50話)
- モッちゃん:新敷浄(第50話)
- 珠子:今井美佐子(第51話)
- 住職:石川隆昭(第51話)
- 中西一郎:松葉寛祐(第53話)
声の出演
※すべてノンクレジット
- メフィラス星人(二代目):西川幾雄(第27話)
- 巨大ヤプール(改造):高田裕史(第29・30話)
- ケヤキ:西川幾雄(第31話)
- テンペラー星人:丸山詠二(第33・34話)
- ゾフィー:鹿島信哉(第33・34話)
- カタン星人:西川幾雄(第35話)
- メドウーサ星人:西川幾雄(第37話)
- テロリスト星人:鹿島信哉(第38話)
- モチロン:渡部猛(第39話)
- ウルトラの父:鹿島信哉(第39話)
- ピッコロ:京田尚子(第46話)
- ベロン:渡部猛(第48話)
- オルフィ:桑原たけし(第49話)
- 荒垣修平:沢りつお(第49・50話)
- ドロボン:渡部猛(第52話)
- バルキー星人:鹿島信哉(第53話)
スーツアクター
- ウルトラマンタロウ:長沢寛
- 怪獣・宇宙人:河合徹、葵玉五郎(第7話)、山村哲夫(第17・18話)、大瀬松一(第22話)、吉村景文(第46話)ほか
- ウルトラの母(第3話):安富誠
- ゾフィー(第18話)、ウルトラマンタロウ(一部):西条満
スタッフ
- プロデューサー:熊谷健、橋本洋二 (TBS)
- 脚本:田口成光、阿井文瓶、上原正三、佐々木守、石堂淑朗、斉藤正夫、大原清秀(木戸愛楽、大原清名義でも執筆)、村山庄三(第21話原案)、深田太郎(第9話原案)
- 監督(本編):真船禎、深沢清澄、高橋勝、筧正典、前田勲、山本正孝、吉野安雄、岡村精、山際永三
- 監督(特殊技術):高野宏一、佐川和夫、鈴木清、矢島信男、東條昭平、大木淳、山本正孝、川北紘一、山際永三、大平隆、小林正夫、高橋勝
- 音楽:日暮雅信
- 選曲:白井多美雄(ノンクレジット)
- 演奏:サロン・アンサンブル
- 撮影(本編):森喜弘、井上光雄、中町武、中堀正夫、和栗惣治、小林茂、佐藤敏彦
- 撮影(特撮):大岡新一、佐藤貞夫
- 照明(本編):佐山五郎
- 照明(特撮):近藤勝、松丸善明、鎌田靖男
- 美術(本編):鈴木儀雄
- 美術(特撮):青木利郎、桜井克彦、島崎尭司、小川富美夫
- 編集:小林熙昌
- 視覚効果:中野稔
- 助監督(本編):前田勲、米山紳
- 助監督(特撮):宮坂清彦、鈴木義昭、西田耕一、小宮高広、中田新一、白川俊夫
- 製作担当:内田貴夫、片桐崇維
- 録音・効果:東京映画映像部(現:東宝サウンドスタジオ)
- 効果:協立音響 ※第12話のみ
- 現像:東京現像所
- 制作協力:日本現代企画(第4・5話のみ)、東宝映像株式会社(第6・7話のみ)
- 造形:開米プロダクション、エキスプロダクション
- 挿画:内山まもる ※第25話
- 製作:円谷プロダクション、TBS
助監督の中に、後に小説家となる打海文三がいる。
放映リスト
- 各怪獣の詳細は「ウルトラマンタロウの登場怪獣」を参照。
放送局
- TBS:金曜 19:00 - 19:30
- 北海道放送:金曜 19:00 - 19:30
- 青森テレビ:金曜 19:00 - 19:30
- 岩手放送:金曜 18:00 - 18:30
- 秋田放送:月曜 18:00 - 18:30
- 山形放送:金曜 17:30 - 18:00
- 東北放送:金曜 19:00 - 19:30
- 福島テレビ:金曜 19:00 - 19:30
- 新潟放送:金曜 19:00 - 19:30
- 信越放送:火曜 17:15 - 17:45
- 静岡放送:金曜 19:00 - 19:30
- 富山テレビ:月曜 - 金曜 18:00 - 18:30(1974年9月10日から11月22日まで放送)
- 北陸放送:火曜 18:00 - 18:30
- 福井放送:木曜 18:00 - 18:30
- 中部日本放送:金曜 19:00 - 19:30
- 朝日放送:金曜 19:00 - 19:30
- 山陽放送:金曜 19:00 - 19:30
- 中国放送:金曜 19:00 - 19:30
- 山陰放送:金曜 19:00 - 19:30
- テレビ山口:金曜 19:00 - 19:30
- テレビ高知:金曜 19:00 - 19:30
- RKB毎日放送:金曜 19:00 - 19:30
- 宮崎放送:木曜 18:00 - 18:30
- 琉球放送:金曜 19:00 - 19:30
未映像化作品
「怪獣無常!昇る朝日に跪く(仮題)」
「銀河を翔ろ!タロウからの手紙(仮題)」
「花嫁人形 氷の牙が光る時!」
上記3点は1990年に発売されたLD『ウルトラマンT VOL.14』封入の解説書に、印刷台本表紙の写真とストーリー概要が掲載された。
「怪獣無残!果報は寝て待て」
サンプルストーリー
いずれも「ウルトラマンスター」「ウルトラジャック」「ウルトラマンジャック」の企画書に掲載されている。
「ウルトラマン(ウルトラ)○○○登場!」
「液体怪獣登場!」
「幽霊怪獣ゴースト登場!」
「再生怪獣登場!」
音楽
東京レコード(AMONレーベル、ディスコメイトの前身・販売元はビクター音楽産業)からEPが発売。初版約30万枚という当時としては高い売り上げを残した。
主題歌
「ウルトラマンタロウ」
劇中では1番が歌入り、2番がインストゥルメンタルという形に編集されたものが多用された。
CBSソニーからは子門真人、高橋元太郎、コロムビアからは三鷹淳、東芝レコードからは沢木順のカヴァー・ヴァージョンがそれぞれ発売された。
『ウルトラマンA』まで主題歌を作詞してきた東京一こと円谷一の死去に伴い、その後任として阿久悠が登用された。阿久によると、当時7歳の長男が奇しくも名前が「太郎」ということもあり、父親として尊敬されるため作詞をしたという。
挿入歌
番組オリジナル
「ウルトラ六兄弟」(第18・25・33・34話)
『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』でアレンジバージョンが使用された。
後にProject DMMのカヴァー・バージョンが発表された。
「ウルトラの母のバラード」(第38・53話)
その他の歌
- 第23話では、朝加真由美のデビュー曲「虹色の夢」が使用された。
- 第31話では、不良中学生がキャロルの「ファンキー・モンキ・ベイビー」に合わせて踊るシーンがある。
- 第48話では、山本リンダの「狙いうち」、フィンガー5の「恋のダイヤル6700」と「バラの少女」、金井克子の「他人の関係」が挿入歌として使用された。
- 第49話では、桜田淳子の「わたしの青い鳥」が使用された。
- 第50話では、ユキとガラキングのバレーボール対決のシーンで、坂口良子の「サインはV」が使用された。
BGM
上述のように、本作品のBGMは白井多美雄(ノンクレジット)が選曲しており、中には流用されたものが存在。
第11話と第15話で使用された「舞踏組曲 笛吹き地蔵」は、1964年にバレエ用に日暮が作曲。
フランスのライブラリー音楽提供レーベルのMontparnasse2000からの音源が、第24話で使用されたのを皮切りに第40話、第43話、第46話、第48話で使用。
他媒体展開
他テレビシリーズ
『ウルトラマンメビウス』
『ウルトラマンギンガ』
『ウルトラマンギンガS』
『ウルトラマンタイガ』
映画
東宝チャンピオンまつり
『東宝チャンピオンまつり』にてテレビ版を劇場用にブローアップ再編集した作品が3シーズンにわたって公開された。なお次作『ウルトラマンレオ』は『チャンピオンまつり』では公開されなかったので、「ウルトラシリーズ」が同企画で公開されるのはこれが最後、さらに円谷プロ作品が同企画で公開されるのもこれが最後である。
『ウルトラマンタロウ』
併映作品は『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』、『レインボーマン 殺人プロフェッショナル』、『科学忍者隊ガッチャマン 火の鳥対火喰い竜』、『おもちゃ屋ケンちゃん よそではいい子』、『山ねずみロッキーチャック ロッキーとポリー』。
『ウルトラマンタロウ 燃えろ!ウルトラ6兄弟』
併映作品は『キングコングの逆襲』、『侍ジャイアンツ ほえろバンババン』、『山ねずみロッキーチャック がんばれチャタラー』、『エースをねらえ! テニス王国のシンデレラ』、『科学忍者隊ガッチャマン 電子怪獣レンジラー』。
『ウルトラマンタロウ 血を吸う花は少女の精』
併映作品は『ゴジラ対メカゴジラ』、『ハロー!フィンガー5』、『新造人間キャシャーン 不死身の挑戦者』、『侍ジャイアンツ 殺生河原の決闘』、『アルプスの少女ハイジ』。
円谷映画祭2023
創立60周年を記念しセレクト上映。Part2は2023年12月1日に公開。同時上映は『空想特撮シリーズ ウルトラマン 4Kディスカバリー「生命のものがたり」』を先行上映。
庵野秀明セレクション『ウルトラマンタロウ』
その他の映画
いずれにもウルトラマンタロウが登場する。
- 『ウルトラマン物語』
- テレビ本編の本放送終了から11年後の1984年7月14日に公開された映画で、新撮シーンを含めてタロウの成長を描いている。
- 『新世紀ウルトラマン伝説』
- 『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』
- 『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』
- 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
- 『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』
- 『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』
- 『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』
- テレビ本編の本放送終了から11年後の1984年7月14日に公開された映画で、新撮シーンを含めてタロウの成長を描いている。
雑誌
小学館が権利を持っており、学年誌や『週刊少年サンデー』に掲載された。高学年向けの学年誌には特撮の解説が掲載された。
- 放映終了後、朝日ソノラマ社の『別冊マンガ少年・素晴らしき特撮映像の世界』(1979年刊)に、実相寺昭雄監督による未映像化脚本「怪獣無常!昇る朝日に跪く」を元にした漫画(作画:いたはししゅうほうとアルゴノウツ)が掲載されている。
漫画連載
週刊少年サンデー
掲載号
サブタイトル
1973年17号 - 21号
タロウ誕生
1973年22号 - 26号
失われた町
1973年27号 - 32号
小さな独裁者
1973年32号 - 34号
鬼が来る
めばえ
よいこ
小学一年生
掲載号
作画
サブタイトル
登場怪獣
1973年4月号
森義一
アストロモンス
1973年5月号
石川賢
ライブキング
1973年6月号
石川賢
キングトータス、クイントータス
1973年7月号
石川賢
タガール、ガンザ
1973年8月号
石川賢
デッパラス
1973年9月号
石川賢
バードン
1973年10月号
石川賢
東京ぜんめつ作戦
バルタン星人、イカルス星人、ゼットン、ブラックキング、バードン、メフィラス星人
1973年11月号
石川賢
ムルロア
1974年12月号
石川賢
メフィラス星人、他
1974年1月号
石川賢
バルタン星人、他
1974年2月号
石川賢
ゼットン、ベムスター、他
1974年3月号
石川賢
きょうれつりゅうせい作せん
メフィラス星人、アーストロン、他
小学二年生
掲載号
サブタイトル
登場怪獣
1973年4月号
ウルトラの母は太陽のように
宇宙大怪獣アストロモンス、オイル超獣オイルドリンカー
1973年5月号
恐怖のはらぺこ怪獣!
再生怪獣ライブキング
1973年6月号
液体怪獣を追え!
液体大怪獣コスモリキッド
1973年7月号
東京の崩れる日
大羽蟻怪獣アリンドウ
1973年8月号
怪獣墓場からの脱走者
噴煙怪獣ボルケラー、虫歯怪獣シェルター
1973年9月号
涙のストリウム光線
火山怪鳥バードン
1973年10月号
消えた車は怪獣のエサだ
蜃気楼怪獣ロードラ
1973年11月号
ウルトラの泉の秘密
宇宙大怪獣ムルロア
1973年12月号
神の子になった少年
悪質宇宙人メフィラス星人(二代目)
1974年1月号
ウルトラ7番目の兄弟
極悪宇宙人テンペラー星人、宇宙犬ラビドッグ
1974年2月号
ウルトラ兄弟を超えてゆけ!
暴君怪獣タイラント
1974年3月号
地球が沈む!タロウ最後の戦い!
熱怪獣ファイアント
小学三年生
小学四年生
小学五年生
小学六年生
掲載号
登場怪獣
1973年4月号
超獣フュエルダボス、宇宙大怪獣アストロモンス
1973年5月号
再生怪獣ライブキング
1973年6月号
怪獣ジレンマ
1973年7月号
怪獣デッパラス
1973年8月号
怪獣クラトー
1973年9月号
怪獣キングトンボラー
小学館BOOK
バラエティ番組
- 2007年6月から2008年5月にファミリー劇場で「親子でトライ!ウルトラマンタロウ親子体操」が放送された。
- 2017年5月18日にNHK総合テレビで放送のバラエティ番組『人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ!』に出演(この回のテーマは「太郎」)。ちなみにこの回には脚本を務めた田口成光もVTR出演した。
CM
- 1982年に永谷園の『すし太郎』のCMとして北島三郎とともにタロウがちらし寿司をつくるバージョンが制作・放送された。本放送終了から8年後に、第2期ウルトラシリーズのキャラクターが登場したCMが放送されたのは珍しい例で、タロウの知名度がうかがえるCMである。
パチンコ
- 『CRぱちんこウルトラマンタロウ 戦え!!ウルトラ6兄弟』京楽産業.:2012年6月発売
- 『CRぱちんこウルトラマンタロウ 暗黒の逆襲』京楽産業.:2013年4月発売
パチスロ
- 『ぱちスロ ウルトラマンタロウ 暴君SPEC』(2022年、オッケー.)
ゲーム
- 『スーパーヒーロー作戦』(1999年、PlayStation用ソフト)
- 『ロストヒーローズ』(2012年、ニンテンドー3DS・PlayStation Portable用ソフト)
- 『ロストヒーローズ2』(2015年、ニンテンドー3DS用ソフト)
- 『巨影都市』(2017年、PlayStation 4用ソフト)
- 『ロストヒーローズ2』(2015年、ニンテンドー3DS用ソフト)
映像ソフト化
- デジタルウルトラシリーズ第8弾として、DVDが2005年5月27日に1 - 5巻、6月24日に6 - 10巻、7月29日に11 - 13巻と、それぞれをセット化したメモリアルセットが発売された。1巻のみ5話収録で、2巻以降は4話収録。1 - 5巻には放送当時の学年誌でのウルトラファミリーの記事、登場人物やメカニックなどのブロマイド、未映像化作品「怪獣無残!果報は寝て待て」のレプリカ台本、6 - 10巻には二子玉川園で開催されたショーなどの様子を写した冊子「青空の下で見たヒーローたち」、11 - 13巻にはキャスト・スタッフへのインタビューやスチールが掲載された冊子「拝啓ウルトラマンタロウ」、11巻には篠田や『ウルトラマン』の黒部進をはじめとする主演俳優のサイン入りブロマイドが封入されていた。
- 2013年6月21日にバンダイビジュアルからCOMPLETE DVD-BOXが発売された。作品解説書と企画書レプリカ冊子、ブロマイド封入。特典映像は『ウルトラマンタロウのすべて』(ファミリー劇場で2007年4月放送)、2013年4月28日に行われたペギー葉山と福沢良一のトークショー、原口智生へのインタビュー映像。
- 2017年12月22日にBlu-ray BOXが発売。発売告知CMは、テレビCMでは潘めぐみ(『ウルトラマンジード』のペガッサ星人ペガの声)、YouTubeの円谷プロの公式アカウントで視聴可能な動画では三森すずこ(『ジード』のレムの声)がナレーションを担当。
備考
- 木村は芸能界を引退しており、長らく特撮誌などのインタビューを受けることはなかったが、『ウルトラ情報局』2008年2月号でゲスト出演した。
- 第22話撮影中の1973年8月4日、ロケバスが運転を誤りコンニャク畑に転落、横転する事故が発生し、篠田を含むキャスト・スタッフ8名全員が怪我をした。
- 篠田は『鬼平犯科帳』で尾美としのりと共演した際、本作品撮影時に尾美が監督に怒られてロケバスでしょんぼりしていたところを篠田に慰めてもらったことを聞いた。しかし、篠田は尾美が出演していたことを覚えていなかった。
- 武村は1973年以前、ペギー葉山が大家を務めたアパート・ドレミファ荘で部屋を借りていた。
- ABCラジオで、1973年6月 - 1989年3月に放送された "浪速のモーツァルト"こと、キダ・タローがパーソナリティを務めた『フレッシュ9時半!キダ・タローです』の番組ジングルに「タロウ、タロウ、タロウ “フレッシュ9時半! キダ”タロウ」と、テーマソングの一部に“フレッシュ9時半! キダ”をかぶせる形で使用されていた。
- 金子修介監督が映画『みんなあげちゃう』にウルトラの母を出演させた際、出演時間に対して秒いくらという形でギャラを算定して、出演料を円谷プロに支払ったという。
- 『SmaSTATION!!』(テレビ朝日)の2009年12月19日放送分で「ウルトラマン 9のヒミツ」と題した特集が組まれた際、「ファンが選ぶ対決ベスト3」に本作品でのバルキー星人との戦いが第2位にランクインした。また、この時のゲストだったロンドンブーツ1号2号の田村亮も、タロウが好きだったと語っていた。
- 『決定!これが日本のベスト100』(テレビ朝日系列)の2002年9月8日放送分「あなたが選んだヒーローベスト100」の第21位に、タロウがランクインした。
- 『コメットさん』(1978年)の第43話「初恋の人ウルトラマン」にタロウが登場。タロウが地球で人間としての生活を送っているなど、本作品の後日碑とも言える内容となっているほか、タロウがコメットの別れた恋人であることが判明している。ラストでタロウは、変身したら地球を去らなければならないことを承知の上で知り合いの宇宙人の少年を救うために変身し、そのまま地球を去っていった。同話でタロウの人間態を篠田ではなく下塚誠が演じていること、コメットから「タロウさん」と呼ばれていることから、「ウルトラマン画報下巻」(竹書房・2002年)で「光太郎と分離後のタロウ自身の変身体・太郎青年」と解説されているが、『コメットさん』は円谷プロ制作ではないため、本作品を含むウルトラシリーズとは無関係である。
- 『仮面ライダー電王』(2007年)の「イマジンあにめ3」に、タロウのパロディキャラクター・ウルトラマンタロスが登場。声は『ウルトラマン物語』や『ウルトラマンメビウス』以降の作品でタロウ役を担当した石丸博也が演じている。
- 漫画『てんとう虫の歌』の劇中で、テレビを観ながら主人公の兄弟が本作品の主題歌を合唱するシーンが存在する。画面に映っているタロウは角はあるものの、ウルトラマンAを思わせる外観であった。
- 2013年に出版された書籍『ウルトラマンの愛した日本』は、タロウの著作との設定を持つ。
- ウルトラマンワールドM78東京駅店は、タロウが名誉店長を務めている設定である。同店は千代田区にある。
- NHK BSプレミアムで2022年9月10日に放送された『発表!全ウルトラマン大投票』の第9位にタロウがランクインしており、32.1%が女性による投票だった。
参考文献
- 『決定版 ウルトラ兄弟』小学館〈小学館入門百科シリーズ 96〉、1979年4月20日。
- ファンタスティックコレクション(朝日ソノラマ)
- 『不滅のヒーローウルトラマン白書』(初版)朝日ソノラマ〈ファンタスティック・コレクション・スペシャル〉、1982年12月31日。雑誌コード:67897-80。
- 宇宙船編集部 編『ウルトラマンメビウス アーカイブ・ドキュメント』円谷プロダクション 監修、朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクションNo.∞〉、2007年6月30日。ISBN 978-4-257-03745-3。
- てれびくんデラックス愛蔵版シリーズ(小学館)
- 『ウルトラ怪獣大全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、1984年9月10日。ISBN 4-09-101411-9。
- 『ウルトラ戦士超技全書』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、1990年9月10日。ISBN 4-09-101423-2。
- 『ウルトラマンタロウ超全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、1991年9月1日。ISBN 978-4-09-101426-9。
- 『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国超全集』構成 間宮尚彦・乗浜彩乃、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2011年1月31日。ISBN 978-4-09-105132-5。
- 『ウルトラマンタイガ超全集』構成・間宮尚彦 執筆・大石真司、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2020年3月30日。ISBN 978-4-09-105167-7。
- 『ウルトラマン全戦士超ファイル形式 増補3訂版』構成・間宮尚彦 執筆・大石真司、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2020年12月7日。ISBN 978-4-09-105168-4。
- 大全集シリーズ(講談社)
- 『テレビマガジン特別編集 ウルトラマン大全集II』講談社、1987年8月15日。ISBN 4-06-178405-6。
- 『テレビマガジン特別編集 新・ウルトラマン大全集』監修:円谷プロダクション、講談社、1994年10月1日。ISBN 4-06-178418-8。
- 『タロウタロウタロウウルトラマンT(タロウ) : 検証・第2次ウルトラブーム』辰巳出版〈タツミムック〉、1999年。ISBN 4-88641-438-9。
- 画報シリーズ(竹書房)
- 『ゴジラ画報』(第3版)竹書房、1999年12月24日(原著1993年12月21日)。ISBN 4-8124-0581-5。
- 竹書房/ブレインナビ 編『ウルトラマン画報 光の戦士三十五年の歩み』 上巻、竹書房、2002年10月4日。ISBN 978-4-8124-0888-9。
- 『円谷プロ画報』 1巻、竹書房、2013年8月。ISBN 978-4-8124-9491-2。
- 『ウルトラ博物館』小学館〈学年別学習雑誌で見る昭和子どもクロニクル1〉、2003年。ISBN 4-09-387482-4。
- テレビマガジンデラックス(講談社)
- 『決定版 全ウルトラマン完全超百科』講談社、2004年6月25日。ISBN 4-06-304499-8。
- 『決定版 全ウルトラマン パーフェクト超百科 増補改訂』講談社、2018年7月3日。ISBN 978-4-06-512155-9。
- 『KODANSHA Offcial File Magazine ウルトラマン』 VOL.7《ウルトラマンタロウ ウルトラマンレオ ウルトラマン80》、講談社、2005年7月25日。ISBN 4-06-367176-3。
- 『ウルトラマンタロウ1973』ジェネオンエンタテインメント、2007年12月21日。ISBN 978-4-86235-455-6。
- 『テレビマガジン特別編集 大決戦!超ウルトラ8兄弟』構成・執筆・編集 小野浩一郎・岩畠寿明(エープロダクション)、講談社、2009年3月27日。ISBN 978-4-06-178434-5。
- 『語れ!ウルトラマン 兄弟激闘編』ベストセラーズ〈ベストムックシリーズ23〉、2013年10月。ISBN 978-4-584-20523-5。
- 繁原稔弘『ウルトラヒーロー必殺技スーパーガイド1966-2014』メディアックス〈メディアックスMOOK437〉、2014年3月30日。ISBN 978-4-86201-467-2。
- 『オール・ザットウルトラマンタロウ』ネコパブリッシング、2016年7月。ISBN 978-4-7770-1925-0。
- 『学年誌ウルトラ伝説』小学館、2017年7月3日。ISBN 978-4-09-682236-4。
- 『俺たちのウルトラマンシリーズ ウルトラマンタロウ 大人のためのタロウ読本。』日之出出版〈HINODE MOOK 495〉、2017年10月28日。ISBN 978-4-8387-9204-7。
- キャラクター大全(講談社)
- 『キャラクター大全 ゴジラ 東宝特撮映画全史』講談社、2014年7月15日。ISBN 978-4-06-219004-6。
- 『キャラクター大全 特撮全史 1970年代 ヒーロー大全』講談社、2016年1月29日。ISBN 978-4-06-219821-9。
- 電撃ホビーマガジン編集部 編『ゴジラ 東宝チャンピオンまつり パーフェクション』KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)〈DENGEKI HOBBY BOOKS〉、2014年11月29日。ISBN 978-4-04-866999-3。
- 講談社シリーズMOOK ウルトラ特撮 PERFECT MOOK(講談社)
- 講談社 編 vol.03《ウルトラマンティガ》、講談社、2020年8月6日。ISBN 978-4-06-519973-2。
- 講談社 編 vol.11《ウルトラマンタロウ》、講談社、2020年12月10日。ISBN 978-4-06-520933-2。
- 講談社 編 vol.12《ウルトラマンオーブ》、講談社、2020年12月26日。ISBN 978-4-06-520934-9。
- 講談社 編 vol.37《ウルトラマンゼアス/ウルトラマンUSA》、講談社、2022年1月11日。ISBN 978-4-06-521064-2。
- 講談社MOOK(講談社)
- 『テレビマガジン特別編集 ウルトラ特撮マガジン 2020』講談社〈講談社MOOK〉、2020年8月31日。ISBN 978-4-06-520743-7。
- 『テレビマガジン特別編集 ウルトラ特撮マガジン VOL.2』講談社〈講談社MOOK〉、2021年5月24日。ISBN 978-4-06-523014-5。
- 『テレビマガジン特別編集 ウルトラ特撮マガジン VOL.3』講談社〈講談社MOOK〉、2022年3月3日。ISBN 978-4-06-525946-7。
- 『ULTRAMAN HISTORICA ウルトラQからシン・ウルトラマンまで』講談社〈講談社MOOK〉、2022年6月28日。ISBN 978-4-06-528129-1。
- 『夢のかけら 円谷プロダクション篇』修復-原口智生 撮影-加藤文哉、ホビージャパン、2021年8月31日。ISBN 978-4-7986-2523-2。
- 『宇宙船』vol.168(SPRING 2020.春)、ホビージャパン、2020年4月1日、ISBN 978-4-7986-2182-1。
- 映像ソフト
- DVD『ウルトラマンタロウVolume.2』(デジタルウルトラプロジェクト DUPJ-72)封入 ライナーノーツ
- DVD『ウルトラマンタロウVolume.8』(デジタルウルトラプロジェクト DUP-78)封入 ライナーノーツ
- DVD『ウルトラマンタロウVolume.13』(デジタルウルトラプロジェクト DUP-83)封入 ライナーノーツ
- DVD『ウルトラマンタロウVolume.11 - 13 メモリアルセット』(デジタルウルトラプロジェクト)封入 拝啓、ウルトラマンタロウ
- DVD『ウルトラマンタロウ COMPLETE DVD-BOX』(バンダイビジュアル BCBS-4533) 封入 ULTRAMANTARO COLLECTOR’S BOOK
- 『不滅のヒーローウルトラマン白書』(初版)朝日ソノラマ〈ファンタスティック・コレクション・スペシャル〉、1982年12月31日。雑誌コード:67897-80。
- 宇宙船編集部 編『ウルトラマンメビウス アーカイブ・ドキュメント』円谷プロダクション 監修、朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクションNo.∞〉、2007年6月30日。ISBN 978-4-257-03745-3。
- 『ウルトラ怪獣大全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、1984年9月10日。ISBN 4-09-101411-9。
- 『ウルトラ戦士超技全書』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、1990年9月10日。ISBN 4-09-101423-2。
- 『ウルトラマンタロウ超全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、1991年9月1日。ISBN 978-4-09-101426-9。
- 『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国超全集』構成 間宮尚彦・乗浜彩乃、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2011年1月31日。ISBN 978-4-09-105132-5。
- 『ウルトラマンタイガ超全集』構成・間宮尚彦 執筆・大石真司、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2020年3月30日。ISBN 978-4-09-105167-7。
- 『ウルトラマン全戦士超ファイル形式 増補3訂版』構成・間宮尚彦 執筆・大石真司、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2020年12月7日。ISBN 978-4-09-105168-4。
- 『テレビマガジン特別編集 ウルトラマン大全集II』講談社、1987年8月15日。ISBN 4-06-178405-6。
- 『テレビマガジン特別編集 新・ウルトラマン大全集』監修:円谷プロダクション、講談社、1994年10月1日。ISBN 4-06-178418-8。
- 『ゴジラ画報』(第3版)竹書房、1999年12月24日(原著1993年12月21日)。ISBN 4-8124-0581-5。
- 竹書房/ブレインナビ 編『ウルトラマン画報 光の戦士三十五年の歩み』 上巻、竹書房、2002年10月4日。ISBN 978-4-8124-0888-9。
- 『円谷プロ画報』 1巻、竹書房、2013年8月。ISBN 978-4-8124-9491-2。
- 『決定版 全ウルトラマン完全超百科』講談社、2004年6月25日。ISBN 4-06-304499-8。
- 『決定版 全ウルトラマン パーフェクト超百科 増補改訂』講談社、2018年7月3日。ISBN 978-4-06-512155-9。
- 『キャラクター大全 ゴジラ 東宝特撮映画全史』講談社、2014年7月15日。ISBN 978-4-06-219004-6。
- 『キャラクター大全 特撮全史 1970年代 ヒーロー大全』講談社、2016年1月29日。ISBN 978-4-06-219821-9。
- 講談社 編 vol.03《ウルトラマンティガ》、講談社、2020年8月6日。ISBN 978-4-06-519973-2。
- 講談社 編 vol.11《ウルトラマンタロウ》、講談社、2020年12月10日。ISBN 978-4-06-520933-2。
- 講談社 編 vol.12《ウルトラマンオーブ》、講談社、2020年12月26日。ISBN 978-4-06-520934-9。
- 講談社 編 vol.37《ウルトラマンゼアス/ウルトラマンUSA》、講談社、2022年1月11日。ISBN 978-4-06-521064-2。
- 『テレビマガジン特別編集 ウルトラ特撮マガジン 2020』講談社〈講談社MOOK〉、2020年8月31日。ISBN 978-4-06-520743-7。
- 『テレビマガジン特別編集 ウルトラ特撮マガジン VOL.2』講談社〈講談社MOOK〉、2021年5月24日。ISBN 978-4-06-523014-5。
- 『テレビマガジン特別編集 ウルトラ特撮マガジン VOL.3』講談社〈講談社MOOK〉、2022年3月3日。ISBN 978-4-06-525946-7。
- 『ULTRAMAN HISTORICA ウルトラQからシン・ウルトラマンまで』講談社〈講談社MOOK〉、2022年6月28日。ISBN 978-4-06-528129-1。
- DVD『ウルトラマンタロウVolume.2』(デジタルウルトラプロジェクト DUPJ-72)封入 ライナーノーツ
- DVD『ウルトラマンタロウVolume.8』(デジタルウルトラプロジェクト DUP-78)封入 ライナーノーツ
- DVD『ウルトラマンタロウVolume.13』(デジタルウルトラプロジェクト DUP-83)封入 ライナーノーツ
- DVD『ウルトラマンタロウVolume.11 - 13 メモリアルセット』(デジタルウルトラプロジェクト)封入 拝啓、ウルトラマンタロウ
- DVD『ウルトラマンタロウ COMPLETE DVD-BOX』(バンダイビジュアル BCBS-4533) 封入 ULTRAMANTARO COLLECTOR’S BOOK