ウルトラマン THE FIRST
漫画
作者:高田裕三,
出版社:角川書店,
レーベル:角川コミックス 特撮A,
発表期間:2003年,2008年,
巻数:全3巻,
話数:全23話,
以下はWikipediaより引用
要約
『ウルトラマン THE FIRST 』(ウルトラマン ザファースト)は、特撮テレビ番組『ウルトラマン』を原作とする高田裕三の漫画作品。角川書店の雑誌『特撮エース』創刊号より連載。同誌休刊後は、『特撮ニュータイプ』に掲載紙を移した。
概要
「特撮エース」時代は、原作テレビ版の第1話~第5話、第7話をコミカライズ。「特撮ニュータイプ」に移ってからは『第2部 さらばウルトラマン』と題し、テレビ版最終回を中心にアレンジしたストーリーになっている。
登場人物の細かい設定などは、金城哲夫の『小説 ウルトラマン』における設定を引用している部分もある。
登場人物
ウルトラマン
ハヤタ
怪獣
ベムラー
テレビ版と比べると肩のトゲがボリュームアップしている。ウルトラマンは可能であればベムラーを生け捕りにすることを望んでいたが、ウルトラマンに初めて変身したハヤタは十分に闘えず、止むを得ずスペシウム光線でベムラーを撃退した。
バルタン星人
本作品では黒幕的な扱いになっており、終盤はフジ隊員に憑依して油断を誘い、ハヤタを誘拐・殺害しようとした。
ネロンガ
ラゴンと戦い、これを電撃で倒したが、ウルトラマンと科特隊の連携により倒された。
ラゴン
伊和水力発電所近隣の地下洞窟内で出現。ネロンガと戦ったが、放電攻撃の前に敗れてしまう。その後ジュピター41は、ウルトラマンが宇宙空間で爆発させた。
グリーンモンス
テレビ版よりもさらに生物らしさが強調されたデザインとなっている。スペシウム光線さえも効かなかったが、最期は太陽に投げ込まれて葬られた。
アントラー
本作品の設定では皮膚が黒く見えるのは磁力線のせいであり、表皮の色は赤色だということになっている。
ジャミラ
ブルトン
ゼットン
本作品では、バルタン星人が怪獣墓場で製造した怪獣とされ、下半身が多脚系になっているなどデザインもより昆虫的なフォルムに仕上がっている。
この他、プロローグで『ウルトラQ』に登場したゴメス、リトラ、ナメゴン、ガラモン、セミ人間、カネゴン、ケムール人が、多々良島でレッドキング、チャンドラー、マグラー、ピグモン(複数登場)、ゲスラ(原典よりサイズは小さい)が登場。またガボラ・ジラース・ギャンゴ・ペスターなども出現した。怪獣墓場には多数の怪獣の死体(ベムラー、ネロンガ、テレスドン、ガマクジラ、ガヴァドン(A.B含む)、シーボーズ、グビラ、ゴメス、ケムラー、ドドンゴの姿も映っていたが、これらは全てゼットンの材料になった模様。
テレビ版との主な相違点
- 科学特捜隊の組織が大規模であり、ムラマツ班の他にも複数の実働班がいる。また、整備班にもオリジナルのメインキャラクターを配置。
- テレビ版では変身後はハヤタではなくウルトラマンの意思が表に出ていたが、本作品ではウルトラマンに変身してもハヤタの意思が残っている。
- 後半のストーリーに連続性を持たせ、バルタン星人がウルトラマンと地球人への復讐のために暗躍する黒幕となっている。
- 最終回でゾフィーが持ってきた2つの命は、ハヤタとバルタン星人に殺されたフジ隊員に与えられ、ウルトラマンは故郷で新たな命を得るためにゾフィーと一体化して地球を去る。
書誌情報
- 高田裕三 『ウルトラマン THE FIRST』 角川書店〈角川コミックス 特撮A〉、全3巻
- 2005年3月1日発売、ISBN 978-4-04-853827-5
- 2006年12月1日発売、ISBN 978-4-04-854062-9
- 2008年7月15日発売、ISBN 978-4-04-854191-6