1984年（昭和59年）から1989年（平成元年）まで、中央公論社刊『藤子不二雄ランド』の巻末に連載され、1987年（昭和62年）にアニメ化1988年（昭和63年）に映画化した。

宇宙からやって来た謎の赤ん坊・UBことウルトラBと小学生のミチオを中心に繰り広げられるギャグ作品。単行本は中央公論社刊のものが全11巻あった。現在は絶版だが、小学館から電子書籍化されている。

原作ではUBのサングラスは一般的な太い縁のものだったが、アニメ化に伴い途中から翼の様なデザインのサングラスに変更され、口元のホクロも黒丸から水色の星型になった。

2022年（令和4年）8月27日、藤子Ⓐの出身地である富山県氷見市にUBの像が『ビリ犬』『パラソルヘンべえ』の像と共に設置された。

1987年（昭和62年）4月から1989年（平成元年）3月までテレビ朝日系列にて放映。全118話。

1987年4月から9月までは日曜朝の『藤子不二雄劇場』にて『オバケのQ太郎』とともに放映され、10月から1989年3月までは月曜19時台の『藤子不二雄Ⓐワールド』にて『プロゴルファー猿』や『ビリ犬』とともに放映された。

テレ朝チャンネルで再放送されたことがある。

1988年3月12日に『ウルトラB ブラックホールからの独裁者B・B』のタイトルで、『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』『エスパー魔美 星空のダンシングドール』との同時上映という形で公開された。ドラえもん映画と併映された最後の藤子Ⓐ作品でもある。

本作はアナグリフ方式を採用した立体映画であり、入場特典として作品観賞用のメガネが配布された。

• 藤子不二雄ランドスペシャル「ウルトラB」全11巻（中央公論社）
• 藤子不二雄ランドスペシャル「長編ウルトラB ブラックホールからの独裁者B・B」全1巻（中央公論社）

劇場用アニメの原作。立体まんがとびだすメガネ「UBメガネ」（いわゆる「3Dメガネ」）付。

『元祖ウルトラB』は、『ウルトラB そのとき三発!』のタイトルで1965年に『少年マガジン』に発表された短編（安孫子と藤本の合作）。主人公の赤ん坊を安孫子が、スパイ2人を藤本が作画担当している。赤ん坊が活躍する点は1984年版の『ウルトラB』と共通しているが、その他の内容は大きく異なる。『ウルトラB』第4巻（中央公論社）に収録されている。