エイケン (漫画)
漫画
作者:松山せいじ,
出版社:秋田書店,
掲載誌:週刊少年チャンピオン,
レーベル:少年チャンピオンコミックス,
巻数:全18巻,
OVA:エイケン エイケンヴより愛をこめて
原作:松山せいじ,
キャラクターデザイン:石浜真史,
アニメーション制作:J.C.STAFF,
製作:エイケンヴ一同,
発表期間:2003年,6月25日,2004年,6月23日,
話数:全2話,
以下はWikipediaより引用
要約
『エイケン』は、松山せいじによる日本の漫画。また、それを原作としたOVA。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2001年22・23合併号から2004年36・37合併号まで連載された。単行本は全18巻。ラジオドラマが『堀江由衣の天使のたまご』内で放送されたほか、2003年から2004年にかけてOVA『エイケン エイケンヴより愛をこめて』が発売された。本作の後日談であり正史扱いとなる作者本人による成年向け同人誌『オトナのエイケン』シリーズや、ギャグ調セルフパロディの成年向け同人誌『エイケン魔改造』もある。Tubiサービスに追加されました 。
概要
冴えない主人公・三船伝助が、謎の部活・エイケン部に入部したことで巻き起こる、学園ラブコメディ。
登場する女性キャラクターのほとんどが異様な爆乳(超乳)であり、水や汗などのあらゆる液体が精液にしか見えないなど、少年誌とは思えない表現で話題を呼んだ。
キャラクターの名前などは作者の地元の地名に由来しており、物語の舞台となる「ザッショノ市」も雑餉隈をもじったものとされる。
あらすじ
総生徒数5万4000人の巨大(マンモス)学園、私立ザッショノ学園。この学校の高等部に入学した三船伝助は、同じく高等部に入学した美少女・東雲ちはるに一目惚れしてしまう。そんな時、伝助は謎の先輩・御園霧香の謀略により、半強制的に謎の部活・エイケン部に入部させられることになる。しかし、エイケン部は顧問を含め全員美女ばかりの部で、何とちはるもエイケン部に入部させられていた。
部員やザッショノ学園の生徒の起こす騒動に巻き込まれつつも、伝助はちはるとの仲を良くするべく奮闘する。
登場人物
※声はOVA・ゲーム・ドラマCDにおける声優。
エイケン部
三船 伝助(みふね でんすけ)
声 - 渡辺明乃
本作品の主人公。高等部1年。普通科F.1-E在籍。身長161→162cm。体重48kg。血液型A。
背が低い、影も薄い、特徴もあまり無い、といった典型的なラブコメの主人公。勉強もスポーツもダメで、ザッショノ学園にも補欠合格でようやく入学したほど。しかし女装させるとかわいく、本人の声も高いため、男だとばれずに通用することもある。あまりにも影が薄く、出席をとるときには名前を呼ばれなかったことがあったり、部活勧誘時にどこのクラブからも勧誘されず、入部当初はエイケン部員に名前や顔をなかなか覚えてもらえなかった。一方で、騒動が起こる度に自身と関わりの無い多くの人を敵に回す災難な役回りも演じている。
優柔不断な性格ではあるが、誰にでも優しく接する人当たりの良い性格や女性を守ろうとする行動から、彼に想いを寄せる女性は多い。
転んだ拍子に相手の胸を掴んでしまうなど偶然の形で女性の身体に接触することが日常茶飯事である。
『オトナのエイケン』では夢であったスポーツライターの職に就いていることが明らかになっており、ちはるとも性的な関係となっている。
『エイケン魔改造』では性的に奔放な世界観の中でも輪を掛けた変態として描かれている。
東雲 千春(しののめ ちはる)
声 - 大城美和
本作品のメインヒロイン。高等部1年。特別進学クラス1-A在籍。身長159cm。体重45kg。血液型O。利き手は左利き。通称「ちはる」。
高等部の入試をトップ合格し、様々なスポーツの助っ人もそつなくこなす、才色兼備のザッショノ学園のアイドル。さらに家事一般も得意であり、弟や妹の面倒見もいいなど、非の打ちどころのない女の子。
初期には中学時代まで眼鏡を掛けていたという設定があった。
しかし性格はとても内気で、中学校は女子校であったことから、男性に対する免疫がない。幼少の頃は、男の子が近寄っただけで泣き出すほどだった。
スタイルはかなり良い。1巻プロフィールでのスリーサイズは88(F)・55・82であったが、連載が進行していくにつれて伝助や百合子に胸を揉まれる数々のアクシデントに見舞われたためか、どんどん胸囲が大きくなっている。(現実では胸を揉むことでサイズアップは見込めない)バストの最終的な数字は100cm以上と見られるが、最終巻でのプロフィールではバスト部分が空白となっているため、正確な数字は不明。連載10周年を記念して作られた同人誌では「国内ブラは入らない」と百合子に言われている。また、『オトナのエイケン』では、その後も成長を続け、高校在学中には母・京子のバストサイズ(123.45cm)を超えたことが明かされている。『オトナのエイケン』から少し後の時系列である『オトナのエイケン キリカ』では、現在も成長中であることが仄めかされている。
姓は、福岡市博多区の東雲町から。
御園 霧香(みその きりか)
声 - 浅野真澄
ザッショノ学園の生徒であること以外、その素性に関しては、学年はおろか一切が謎に包まれているエイケン部のリーダー的存在。身長182cm。体重?kg。血液型?。
伝助をエイケン部に強制入部させた張本人。唯一の男子部員である伝助をおもちゃにするのが趣味。破天荒な言動が多いが、ちはるに対してなかなかアプローチできない伝助を後押ししたりするなど姉御肌な面もある。
普段はそんなに怒らないおおらかな人物ながら、エイケン部を潰そうとした銀天蝶には激しい怒りを見せたこともある。風邪をひいて熱を出したり、花粉症で鼻詰まりになったり、鼻に虫が入るなど鼻に異常が起きた時は大和撫子的な性格になる。また、この性格になった時に限っては伝助に胸を揉まれるシーンがある。
最終巻のおまけページに記述された裏設定は概して「伝助の祖父は戦時中に疎開先で『年を取らない人間を生みだす組織・永研』へ参加しており、そこで『年を取らない人間』である霧香が生み出された。」という内容である。当初作品のラストは、この設定による霧香の過去をめぐったエピソードの構想であったが、作者の松山によれば、「そんなラストにする作風とは、かけ離れてしまった。また、あくまで伝助と千春の物語なので、明るく楽しく読んでもらいたい。」との思いから、重く、シリアスな展開を避けるために変更された。松山は「もうなくなった設定ですが・・・」と前置きしている。
『オトナのエイケン キリカ』では伝助の夢の中で性的な絡みを演じている。また、伝助がその夢から醒めると体が小さくなった霧香が現れており、最終回のおまけページにあるように人造人間であることを匂わせるものとなっている。
スリーサイズは、99→測定不能(G→?カップ)・61→60・89。
春町 小萌(はるまち こもえ)
声 - 大野まりな
初等部6年。6-F在籍。身長145cm。体重50kg。血液型は「調べていない」ということで不明。
エイケン部最年少部員でありながら、部内最大の胸囲の持ち主。現実で言う思春期乳腺肥大症のような異様な見た目のバストとなっている。よく無防備に胸を揺らすが、本人に胸が大きい自覚はない。元料理部で、料理が得意。特にうどんが得意料理らしく、作中よく料理する描写がある。頑張り屋な性格。顧問の先生や部長の大善寺ひかると仲が良い。
一人っ子であるため兄妹に憧れており、伝助を実の兄のように慕っている。
スリーサイズは、111・46・65。ちなみに、体重の大部分は胸部の重量とのこと。なお「オトナのエイケン」シリーズには成長した姿を含め、一切登場していない。姓は、福岡市博多区の春町から。
諸岡 京子(もろおか きょうこ)
声 - 門脇舞
中等部2年。身長138cm。体重29kg。血液型A。
元科学部所属で、現在はエイケン部科学技術部門担当。母親が天才的な機械技師で、その影響からかペンタゴンのコンピュータへのハッキングや、ロボットの「グスタヴ」の設計・操縦など、並外れた技術力を持つ。その一方で、実験を行えばたいてい何かしら失敗し、その度に「実験台」と称された伝助はボロボロにされてしまうのがお約束となっている。大人びた性格を演じているが、実際には幼さも見られる。自分の体型にコンプレックスを抱いている。
口では伝助に冷たく当たるが、実際はなかなか素直になれないでいる。『オトナのエイケン キリカ』の設定ではスリーサイズは96(H)・61・86となっており、巻末で水着姿を披露しているが、若干体重が気になる模様。
スリーサイズは、55・45・60。
姓は、福岡市博多区の諸岡から。
グレース=鈴(グレース=りん)
声 - 伊藤瞳子
高等部2年。国際科在籍。身長170cm。体重45kg。血液型AB。
中国人とイギリス人のハーフ。おっとりした性格でいつもニコニコと笑っていて、多少のことでは動じない。しかし、伝助を侮辱したり危険な目に遭わせたりした相手には、真顔になって怒りをあらわにする。
実家は占いで大成した一家・グレース・コンツェルンで、財閥の令嬢なのだが、そのことを鼻にかけることは一切ない。自身も占いが得意だが、かなり変わった占いが多い。その他に、中国雑技・拳法などが特技で、得意流派は「裏拳道ZERO(うらけんどうゼロ)」とのこと。その天然ぶりで主にくまちゃんとギャグシーンを演じる役回りである。
スリーサイズは、77(A)・55・80。全体的にスレンダーな体型の持ち主。
顧問の先生(こもんのせんせい)
声 - 石松千恵美
エイケン部顧問。ザッショノ学園英語担当教師。身長166cm。体重49kg。血液型A。
伝助と同等かあるいはそれ以上に影が薄く、作中では不自然なまでに名前の公表が避けられており、最終回で自分で名前を叫んでいる場面でようやく判明した。教師生活を12年経験していながらも担当クラスを持った経験が無く、授業とエイケン部以外の時間帯は雑用を任されている。ドジな性格で、それが転じて伝助と身体が接触するといった展開が多い。小萌(たまにひかるも加わる)と共にサービスカットを演じる場面も目立つ。教師もののテレビドラマが好きで、それを見て教師になろうと決めた。
同人誌「エイケン スピンオフ」には、下半身デブを自認する台詞がある。
スリーサイズは、85(C)・54・88。巨乳・貧乳の差が激しい本作において、唯一標準的な体型の女性キャラ。
同人誌「エイケン スピンオフ」では「キスの味ってどんな味ですか?」と質問した小萌と実際にキスをしそうになったが、小萌の胸が邪魔になって未遂に終わり、再度敢行するも互いの頭がぶつかってこれも未遂に終わった。
東雲 百合子(しののめ ゆりこ)
声 - やぶさきえみ
中等部2年。体育学科T.2-A在籍。身長156cm。体重42kg。血液型O。利き手は、ちはると同じく左利き。
ちはるの妹。陸上部とエイケン部を掛け持ちしている。長距離走の実力は中学生の中でもトップクラスである。最初の方こそ伝助を頼りない男と見做して小馬鹿にしていたが、姉同様、伝助に気があり、「伝助お兄ちゃん」と呼び慕う。姉と違いスレンダーな体格ゆえか、伝助に対して積極的に挑発行為を行う。もっとも当初は伝助がちはるの方に気があることを察していたためか、多少遠慮して行動を抑えていた面はあったものの、伝助がちはるとは別の女性とデートしている所を目撃してからは(その女性とは美八留であった)、「私も伝助お兄ちゃんの彼女になれるチャンスがある」と思うようになり、挑発行為が増していくようになった。貧乳であることにコンプレックスがあるためか、主にお尻を使った挑発を行う。ちはるの胸を故意に揉むことが多く、回を追うごとにそれが扇情的になって行き執拗さも増していった。
スリーサイズは、73→74(A)・54・81。
大善寺 ひかる(だいぜんじ ひかる)
高等部2年。エイケン部部長。身長146cm。体重31→31.2kg。血液型A。
病弱で、よく息を切らしている。かつては、銀天蝶によってエイケン部壊滅のために送り込まれた「クラブ監査委員」のメンバーだったが、伝助の親身な思いやりに触れ、自らクラブ監査委員の仕事を放棄した。その後霧香の提案により、エイケン部の部長に就任した。
その病弱さから転ぶことが多く、伝助がぶつかった勢いでひかるの局部へ手をついてしまうというシーンが多い。
オカルトやホラーといった話が好きで、クラブ監査委員の時には1人「オカルト研究部」で活動し、当時は年5000円の部費を全額返納して自費で活動していた。自宅の部屋にも、ホラー関連のビデオや書籍を置いている。
実家は現役の暴力団と思しき家庭で、家の敷地内には黒服が何人も駐在している。
作者本人による画集の性質を帯びた同人誌『全裸エイケン』では、病弱設定に忠実な隈のできた目にあばらの浮いた体として描かれている。
スリーサイズは、81→82(C→D)・51・78。
姓は、久留米市の大善寺から。
鏖 神流(みなごろし かみる)
波方 明緒(はかた あきお)
ザッショノ学園関係者
女性陣
銀天 蝶(ぎんてん ちょう)
高等部3年。身長147cm。体重39kg。血液型A。生徒会会計委員長。苗字が銀天で、名前が蝶。
学園の経費管理を徹底的に行い、部費の無駄遣いであるとみなした部活やサークルには、容赦なく「廃部」の制裁を下す。そのため、「ザッショノのコストカッター」「鉄の女」などと呼ばれ、全校生徒に恐れられている。
霧香を目の敵にしており、エイケン部を完全に廃部に追い込まんと画策した。廃部のスペシャリスト・「クラブ監査委員」をエイケン部に差し向けるがことごとく失敗。最後には、エイケン部のスキャンダルまででっち上げ、「退学の儀」によってちはるを退学に追い込むという非情な手段まで行使したが、伝助とエイケン部に阻止され失敗した上に霧香によって浮かせた経費が理事会に横領されていたことが明らかになった。実は、彼女がそこまでエイケン部に固執したのは霧香への敵対心からではなく、初恋の相手である伝助への好意の裏返しであったためであることが明かされた。
容姿や名前に似ず家は貧乏で弟や妹が多く、家庭的な一面も持つ。
スリーサイズは、79(B)・53・80。
姓は、福岡市博多区の銀天町から。
井相田(いそうだ)
五条 なでしこ(ごじょう なでしこ)
高等部3年。陸上部部長。身長169cm。体重48kg。血液型A。
将来は、マラソン次期オリンピック候補とまで言われる実力のアスリート。「クラブ監査委員」の一人で、銀天蝶の陰謀で「伝助・百合子ペア」と、エイケン部の存廃をかけた「ザッショノ学園周回マラソン」で戦った。マラソン勝負では勝ったが、伝助を想う百合子の気持ちの強さに心動かされ、同時に自己ベストを更新した百合子の実力を認め、自ら敗北を宣言する。百合子を人一倍気にかけている。陸上に対して人一倍の信念と情熱を持つ生真面目な性格。その真面目さゆえに、私生活でも陸上のため我慢することが多かったが、伝助から「息抜きも大事だ」と諭され、自分のことを気遣ってくれた伝助に好意を抱くようになった。その後は百合子に後押しされながらも、伝助と何度かデートに行くようになる。
スリーサイズは、90(E→F)・58・87。
姓は、太宰府市の五条から。
久留米野 優(くるめの ゆう)
高等部3年。演劇部部長。身長189cm。体重55kg。血液型B。
演劇に並々ならぬ情熱をかけ、その実力はハリウッドからの勧誘が来るほど。「クラブ監査委員」の一人で、伝助を演劇部に強制入部させ「自分を越える演技力を見せない限り、退部は認めない」と勝手に決め、伝助をエイケン部から遠ざけようとした。しかし、自分の演技より伝助の女装の方が観客からスタンディングオベーションを奪ったため、自身の演技力の敗北を宣言、彼の退部を認めた。変装の技術は神業に等しく、顔のみならず体型までも見事に模倣してしまう(その実力は身長、体型が段違いな子萌までも模倣する)が、その理由は本人いわく、「女優だから」。
スリーサイズは、89(B)・52・92。
姓は、久留米市から。
雷電姉妹(らいでんしまい)
高等部3年。女子プロレス部の部長を務め、リングネーム「雷電」の名を掲げてリングに上がる、ビキニ型の衣装に身を包んだ双子の姉妹。身長162cm。体重50kg。血液型A(2人とも同じ数値)。
容姿は瓜二つだが、姉の雷(らい)は色気を強調した運動音痴なボケキャラであり、妹の電(でん)はグラマラスな肉体に反した武骨な性格の力自慢キャラである。
「クラブ監査委員」最後の刺客で、「力こそ正義」をモットーにエイケン部の存続を賭けて、タッグでのプロレス勝負を挑む。序盤・中盤と、伝助とちはるのペアを圧倒するが、終盤姉妹同士で仲違いし、リング外で自滅してしまう。お互いを思いやる伝助とちはるの絆に惚れ、その後2人に弟子入りを志願する。クラブ監査委員編後も何度か伝助とあっては姉妹揃って伝助の取り合いを行うパターンを演じている。
名前とキャラのモデルは実在する女子プロレスラーのユニット「紫雷姉妹」(姉・紫雷美央、妹・紫雷イオ)。
スリーサイズは、2人とも95(H)・59・85。
赤坂 留加(あかさか るか)
祇園 紀加(ぎおん きか)
声 - 鹿野潤
高等部1年。特別進学クラス1-A在籍。身長161cm。体重49kg。血液型B。
ちはるのクラスメートの、仲良し三人組のうちの一人。バスケットボール部所属。外見・性格共にボーイッシュで、そばかすがある。留加同様、部活に参加しなかったことを理由に、部長から退部を迫られたところを伝助がかばってくれたため、伝助に好意を持つようになる。
スリーサイズは、81(B)・57・83。
姓は、福岡市博多区の祇園町から。
天神 美加(てんじん みか)
声 - 新谷良子
高等部1年。特別進学クラス1-A在籍。身長149cm。体重47kg。血液型A。
ちはるのクラスメートの、仲良し三人組のうちの一人。文学部所属。髪型はショートヘアでメガネをかけている。いつも夢見がちなロマンチストであり、やや太り気味であることを自他ともに認めている描写が散見される。留加・紀加同様に、部活に参加しなかったことを理由に、部長から退部を迫られたところを伝助がかばってくれたため、伝助に好意を持つようになった。
スリーサイズは、85(D)・59・83。
姓は、福岡市中央区の天神から。
男性陣
島田(しまだ)
声 - 伊藤健太郎
高等部1年。伝助の中学時代からのクラスメイト。柔道部所属。身長175cm。体重120kg。血液型B。13巻で彼女ができた。巨乳好きだが彼女は容姿・プロポーション共に地味であり、轟からは意外の感を抱かれた。作者によれば、モデルは「学生時代にアルバイトをした本屋の先輩」とのこと。
轟(とどろき)
声 - 鈴木千尋
高等部1年。伝助の中学時代からのクラスメイト。バスケットボール部所属。身長184cm。70kg。血液型AB。13巻で女子バスケ部のキャプテンに告白し、交際し始めた。島田と共にそれぞれの部活からスカウトを受けている。
黒沢 志麻(くろさわ しま)
声 - 櫻井孝宏
高等部2年。特別進学クラス在籍。身長186cm。体重70kg。血液型B。
アメリカ留学から帰国した、特別進学クラス在籍の超エリート。ちはるに惚れている伝助のライバルだったが、3巻以外ほとんど出演していない。勉強やスポーツをそつなくこなす上に美男子なのだが、勝負に負けてから泣き出すというヘタレな一面がある。OVAではカツラ描写があり、エイケン部を隠しカメラで覗いていた。過去には霧香にもアタックしたが、見事に玉砕したため、そのショックでアメリカに渡っていた。原作では作者にすら忘れ去られているという描写があった。
麦野 徹矢(むぎの てつや)
学園外
家族・保護者
東雲 美八留(しののめ みはる)
声 - 鹿野潤
○×学園高等部1年。美術科在籍。身長160cm。体重48kg。血液型O。様々なアルバイトに明け暮れる、関西出身の元気な女の子。
バイト先のネットカフェで新人の伝助の研修を任されたことから知り合い、勤務中に悪質な客から身を挺して守ってもらったのを機に伝助に好意を抱くようになる。それ以降は伝助と顔を合わせるたびに抱きついたり、デートに誘うなど親密な間柄を築いている。
伝助をモデルにした作品でコンクールの大賞を受賞したり、絵の勉強で海外にホームステイしたりなど、絵の才能は高いことがうかがえる。寝相が悪い。当初は美八留とだけ名乗っていたが、途中で姓が東雲であることやちはるらとは従姉妹の関係にあることなどが明かされ(「ちはちゃん」「みはちゃん」と呼び合うなど、その関係は良好)、学校を超えた友人(以上)の関係を気づいていた伝助にある種の危機感を抱かせることとなる。
様々なアルバイトをしているのは、幼い頃借金を抱えて行方不明となった父親を探すためであり、その後単行本第15巻で父親と涙の再会を果たした。それ以後は離婚していた両親が再婚を果たし、姓が変わって本町(もとまち)美八留となった。
『オトナのエイケン ミハル』では伝助にフラれた未練から伝助にそっくりな男を見つけてはベッドを共にする日々を送っている様子が描かれている。また、本編終了後の時系列で年の離れた妹である美九(みく)が生まれている。
スリーサイズは、82→84(B→C)・56・82→83。
三船 このは(みふね このは)
東雲 京子(しののめ けいこ)
東雲姉弟の母にして、かつての伝説のアイドル・星野 純(ほしのじゅん)でもある、眼鏡を掛けたマイペースでのんびり屋の女性。身長168cm。体重50kg。血液型O。年齢34歳。
本作品中最大の胸囲で、6人の子持ちとは到底思えない若々しい美貌とスタイルの持ち主。現在は芸能界を引退して家庭に入り、家計を支えるため工場に勤めている。アイドル時代はミナゴロシグループの前身となる芸能事務所に所属しており、結婚で芸能界を引退するときのいきさつが、後の鏖CEOとの間の確執を生んだ。
『オトナのエイケン』での伝助はモノローグで「京子お義母さん」と名前を出しており、この時点で既に伝助とちはる婚約中であることが示唆されている。
スリーサイズは、123.45(K)・55.5・89.9。
東雲 三紀斗(しののめ みきと)
三船 千代美(みふね ちよみ)
諸岡 礼子(もろおか れいこ)
グレース=金(グレース=きん)
グレース=漢(グレース=かん)
春町 ももえ(はるまち ももえ)
顧問の先生の母親(本名不詳)
大善寺 輝久(だいぜんじ かがやく)
大善寺 獲鬼召苦(だいぜんじ ときめく)
東雲 華尾留(しののめ かおる)
東雲美八留の父親(本名不詳)
鏖CEO(みなごろし シー・イー・オー)
世界No.1の企業「ミナゴロシグループ」のトップに立つ敏腕女社長。身長188cm。体重60kg。血液型A。
つぶれかけの事務所から事業を始め、現在では食料品関係から銀行、軍需産業、さらには芸能プロダクションに到るまで手がける超巨大企業に急成長させた実力者。マスコミに向けては自らのプロポーションを活かした過激なパフォーマンスもしている。経営破綻したザッショノ学園再建のため莫大な資金を投じ、そのカリスマ性から学園中の支持を集めた。
過去に、星野純(東雲京子)の芸能界引退を止められなかった母の姿を見、東雲京子の娘であるちはるを芸能界に無理矢理引き入れることで過去のトラウマを払拭しようとした。また、その際に抗議に出向いた伝助に色仕掛けを行ってちはるを諦めさせようとした。しかし伝助とちはるの互いを思いやる気持ちに心打たれ、かつての母の気持ちを悟り自ら負けを認めた。その後はエイケン部とも和解し、娘の神流(かみる)をザッショノ学園に入学させた。本名は、鏖 小鳥(ことり)。結婚はしておらず、神流は人工授精で授かった。
スリーサイズは、110(J)・59・90。
その他
利隠(りおん)
声 - 川田紳司
グレース=鈴の身辺を警護する、元傭兵の長身長髪の美形。身長198cm。体重72kg。血液型A。伝助が鈴にセクハラ等をしたと決めつけては伝助に凄むのがパターン化していた。鈴のボディガードとなっているが、実は鈴が暴走して手のつけられなくなったとき、周囲の人間を危険から守ることが本来の任務となっている。設定上、長らく性別は「不明」となっていたが、終盤にて女性陣の入浴シーンに同行しており、その際に女性であることが判明している。
ハルチ姫(ハルチひめ)
OVA
2003年6月25日に「前編」、2004年6月23日に「後編」が発売された。
スタッフ
- 原作 - 松山せいじ(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
- 監督 - 大畑清隆(前編)、阿蘭墨(C)(後編)
- 脚本 - 大久保智康
- キャラクターデザイン - 石浜真史
- 作画監督 - 生黒雄男(前編)、秋島栄太(後編)、寺沢伸介(後編)、トム・コリンズ(後編)
- 美術監督 - 柴田千佳子
- 色彩設定 - 伊藤由紀子
- 撮影監督 - 塩田潤
- 編集 - 西山茂
- 音響監督 - 明田川仁
- 音楽 - 五島翔(ソフトハウス右脳)
- 音楽制作 - スターチャイルドレコード
- 音響制作 - マジックカプセル
- 録音 - 飯野和義(三分坂スタジオ)※各々の所属社名( )はノン・クレジット
- 効果 - サウンドボックス(倉橋静男、武藤晶子)
- アシスタントエンジニア - 山口沙織(三分坂スタジオ)
- 音響担当 - 濱野高年(マジックカプセル)
- 録音スタジオ - 三分坂スタジオ
- ビデオ編集 - 東京現像所(金高明宏)
- 協力 - 秋田書店、週刊少年チャンピオン編集部、パイパニック、animo(前編のみ)
- オープニング
- 作画監督 - 石浜真史
- 原画 - 君島繋、織枝一寛、加藤泰久、沼田誠也、岩倉和憲
- エンディングイラスト - 松山せいじ
- 企画 - 大月俊倫(スターチャイルドレコード)、真木太郎(ジェンコ)
- プロデューサー - 森山敦(スターチャイルドレコード)、大澤信博(ジェンコ)、松倉友二(J.C.STAFF)
- アシスタントプロデューサー - 山中隆弘(スターチャイルドレコード)、畠山拓郎(ジェンコ)
- 宣伝担当 - 永谷敬之(スターチャイルドレコード)
- プロデュース - ジェンコ
- アニメーション制作 - J.C.STAFF
- 製作 - エイケンヴ一同(スターチャイルドレコード、ジェンコ、J.C.STAFF)
- 著作権表記 - ©松山せいじ・秋田書店/エイケンヴ一同
- 作画監督 - 石浜真史
- 原画 - 君島繋、織枝一寛、加藤泰久、沼田誠也、岩倉和憲
外国発売
- アニメワークス(英語版)(北アメリカ)
- 勝利國際多媒體(中国語版)(台灣)
主題歌
オープニングテーマ「Feel like our days」
エンディングテーマ「JEWEL'S memory」
ドラマCD
『エイケン 課外授業』
2003年2月26日、スターチャイルド / KICA-595
収録内容
- 作詞・作曲 - 岡田実音 / 編曲 - 岡田実音、高島智明 / 歌 - 籐子
- 作詞 - 高島智明 / 作曲 - 岡田実音 / 編曲 - 岡田実音、高島智明 / 歌 - 籐子
キャラクターソング&ドラマ
『エイケン 萌える音楽室』
2003年3月26日、スターチャイルド / KICA-600
2002年12月に放送終了したラジオドラマ『エイケン』の女性キャラクター8人によるキャラクターソングと、未放送分のラジオドラマ2話を収録したのアルバム。
収録内容
ゲーム
ゲーム
スタッフ
- 原作 - 松山せいじ(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
- 脚本 - 植竹須美男
- 原画 - 松山せいじ
- 音楽 - 五島翔(ソフトハウス右脳)
- 音響監督 - 明田川仁
- 製作・発売・販売 - キングレコード株式会社、スターチャイルド
- 企画・制作 - ゼクシズ
キャスト
- 東雲ちはる:大城美和
- 御園霧香:浅野真澄
- 春町小萌:大野まりな
- 諸岡京子:門脇舞
- グレース=鈴:伊藤瞳子
- 顧問の先生:石松千恵美
- 東雲百合子:やぶさきえみ
- 美八留:鹿野潤
- 三船伝助:渡辺明乃
その他
秋田書店より、公式ガイドブックが刊行されている。
- エイケン公式ガイドブック(秋田書店 2003年9月5日刊 ISBN 4-253-20137-7)
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