エクロール
以下はWikipediaより引用
要約
『エクロール』は、内々けやきによる日本の漫画作品。TSF(異性への性転換を題材とするフィクション)作品で、少年画報社『月刊ヤングキング』にて2011年9月号から2012年9月号まで連載された。
本作品は本来、同社刊行の季刊アンソロジーコミック『チェンジH』にて掲載される前提の作品であったが、同誌が2011年7月から2012年12月まで発行休止となったため、この期間内に『月刊ヤングキング』に設けられた「チェンジH枠」にて掲載されることとなった。この「チェンジH枠」内で連載開始となった本作品は、当初2012年7月を予定していた発行再開が同年12月まで延長されたこともあり、暫定的な移籍期間内に完結するという稀な作品となった。これらの経緯により、『チェンジH』での連載作品は専用レーベルとなる「TSコミックス」より刊行されるのが前提であるが、本作品は例外的に「ヤングキングコミックス(YKコミックス)」より刊行された。
また、発行再開後の『チェンジH』第8号「orange」(2012年12月19日発売)において、読み切り短編の外伝作品が掲載された。なお、同短編については単行本未収録となっている。
ストーリー
『施設』と呼ばれる孤児院から選抜され謎の施設『学校』にやってきた少年シュウヤは、『校長』と名乗る謎の人物から新たに『睦月』という名を与えられ、女装による生活を強いられることになる。同じ日にやってきた年の近い「長月」、未だ幼い少年キョウイチ改め「弥生」。元からこの『学校』に居た同じ年頃の眼鏡と三つ編みの少年「文月」。そして、かつて同じ施設で親しかったシュウヤを庇う形で先にこの『学校』に送られた過去を持つ、最年長者でシュウヤ達のクラスの級長「霜月」。彼らは、集団生活を送りつつ、薬物や機械を使った洗脳及び改造によって徐々に、少年から少女へと作り替えられていく。
登場人物
睦月
弥生
長月
文月
霜月
用語
学校
『クラス』と呼ばれるグループごとに分けられた少年達を『フェイズ』と呼ばれる段階を経て改造していくというモノで、それ以外にも被験者たる生徒毎に異なる個別カリキュラムが組まれており、基本カリキュラムの終了と赴任先決定を経て卒業となる。
施設
複数存在するらしく、睦月と霜月が居た『施設』は『D-7施設』と呼称されていたらしい。
繭の夢
内容について語っているのは弥生と長月のみで、弥生は「足下に何か黒い物が集まっていき、自分が繭になる」という物で、長月の方は「繭に閉じ込められた自分が繭から出るときに、目つきから何から完全に女になっている」と言う物。
基本的に2人とも繭の夢に関しては恐怖心を抱いている。
参考文献
- チェンジH
書籍情報
- 内々けやき『エクロール』少年画報社〈ヤングキングコミックス〉全1巻