小説

オー!ゴッド




以下はWikipediaより引用

要約

『オー!ゴッド』(Oh, God!)は、1977年10月7日公開のアメリカ合衆国のコメディ映画。主人公ジェリー・ランダースをジョン・デンバーが演じている。1971年に発表されたエイヴリー・コーマンの同名小説を原作とする。

日本公開は1978年6月。

スタッフ
  • 監督:カール・ライナー
  • 製作:ジェリー・ワイントローブ
  • 原作:アヴェリー・コーマン
  • 脚本:ラリー・ゲルバート(英語版)
  • 撮影:ヴィクター・J・ケンパー
  • 音楽:ジャック・エリオット
キャスト

※括弧内は日本語吹替(TBS版/機内版)

  • ジェリー・ランダース:ジョン・デンバー(富山敬/安原義人) - スーパーマーケットの副店長。妻子あり。善良で真面目な平凡な男であったが、何故か神のメッセンジャーに選ばれ、悪戦苦闘する。
  • 神:ジョージ・バーンズ(永井一郎/ ) - 人間社会に警告を与えるために現れた神。見た目は眼鏡をかけた細身の老人。
  • ボビー・ランダース:テリー・ガー(一城みゆ希/ ) - ジェリーの妻。
  • ハーモン博士:ドナルド・プレザンス
  • サム・レーベン:ラルフ・ベラミー
  • ジョージ・ソマーズ:ウィリアム・ダニエルズ
  • ジャッジ・ベイカー:バーナード・ヒューズ
  • ウィリー・ウィリアムズ:ポール・ソルヴィノ - 商業主義の宗教者。
  • ビショップ・レアドン:バリー・サリヴァン

※TBS版:初回放送1980年12月15日『月曜ロードショー』

カメオ出演
  • ダイナ・ショア
ストーリー

スーパーマーケットの副店長であるジェリー・ランダースは、善良で真面目な男。妻のボビーと息子のアダム、娘のベッキーの4人家族で平凡ながらも幸せに毎日を送っていた。

ある日、ジェリーにホテルの2700号室に来るように書かれたダイレクトメールが届く。送り主の署名は神。いたずらだと捨てるが、寝室の枕元や、野菜売り場の野菜の中からも同じ手紙をジェリーは見つけてしまう。

ジェリーがホテルへ行ってみると、その部屋には誰もいない。帰ろうとすると、インターフォンからジェリーを呼び止める声がする。神と信じないジェリーに声の主は、このホテルに2700号室が存在しないこと告げる。エレベータで降りてボーイに聞くと、このホテルは17階までしかないとの返事。再び存在しないはずの2700号室に戻ったジェリーはそこで神との会話を始める。

神は人間社会のデタラメに警告を与えるため、ジェリーを神の使者に指名したことを告げた。

ジェリーは、神の実在を人々に知ってもらうため、さまざまな活動を始める。「神からの啓示」を受けたことを面白がって取り上げるマスコミ。反対に、ジェリーを否定し、貶めようとする聖職者達。

商業主義に走る聖職者に対し、ジェリーはインチキと言ったことから、ついには裁判沙汰になってしまう。

進退窮まったかと思われた裁判所に、神が姿を見せ、ささやかな奇跡を見せる。訴えそのものは却下された。しかし、裁判記録の録音テープからも速記記録からも神の発言内容は消えていたため、神の存在証明はできず、ジェリーの勝訴にもならなかった。

一連の騒動の結果、ジェリーはスーパーマーケットを解雇されることになる。道端の電話ボックスから呼び出し音が鳴り、その電話に出てみると隣の電話ボックスに神の姿が。

これからの指針を尋ねるジェリーに神は、ジョニー・アップルシードの例えを返し、最後にこう告げる。

「君たちにはすべてを与えている、後は、自分達で判断して生きなさい。決して絶望することはない」

受賞
  • 1977年度第5回サターン賞において、以下の賞を受賞している。
  • ファンタジー映画賞
  • 主演男優賞ファンタジー部門 - ジョージ・バーンズ
  • 主演女優賞ファンタジー部門 - テリー・ガー
  • 1978年全米脚本家組合賞受賞 - ラリー・ゲルバート
  • 1977年第50回アカデミー脚色賞ノミネート
  • ファンタジー映画賞
  • 主演男優賞ファンタジー部門 - ジョージ・バーンズ
  • 主演女優賞ファンタジー部門 - テリー・ガー
続編
  • 『オー!ゴッド2/子供はこわい』 (Oh, God! Book II) (1980年)
  • 本作同様に、神(ジョージ・バーンズ)が使者を指名するが、今度は11歳の女の子トレーシー。トレーシーはスローガン「Think God」を考え出しキャンペーンを行う。しかし、両親を含め周囲はトレーシーの行動を問題視し、精神病院に入院させるべきかどうかの会議を行う。
  • 『オー!ゴッド3/悪魔はこわい』 (Oh, God! You Devil) (1984年)
  • ジョージ・バーンズが二役で悪魔ハリー・O・トフェットを演じる。悪魔は売れないミュージシャンのビリー・シェルトン(テッド・ウォズ)と魂を代価に契約を行い、ビリーをロック界のスーパースターにしてしまう。悪魔の持つビリーの魂を取り戻すため、神は全人類の魂を賭けてポーカーで勝負する。
  • 本作同様に、神(ジョージ・バーンズ)が使者を指名するが、今度は11歳の女の子トレーシー。トレーシーはスローガン「Think God」を考え出しキャンペーンを行う。しかし、両親を含め周囲はトレーシーの行動を問題視し、精神病院に入院させるべきかどうかの会議を行う。
  • ジョージ・バーンズが二役で悪魔ハリー・O・トフェットを演じる。悪魔は売れないミュージシャンのビリー・シェルトン(テッド・ウォズ)と魂を代価に契約を行い、ビリーをロック界のスーパースターにしてしまう。悪魔の持つビリーの魂を取り戻すため、神は全人類の魂を賭けてポーカーで勝負する。
リメイク

エレン・デジュネレスを神役として、リメイクされる企画が2004年頃に持ち上がったことがあるが、実現しなかった。