カオス レギオン
小説
著者:冲方丁,
出版社:富士見書房,
掲載誌:月刊ドラゴンマガジン,
レーベル:富士見ファンタジア文庫,
巻数:全7巻,
ゲーム
ゲームジャンル:アクションRPG,
発売元:カプコン,
発売日:2003年3月6日 2003年11月14日 ,
以下はWikipediaより引用
要約
『カオス レギオン』 (Chaos Legion) は、カプコンより発売されたPlayStation 2用及びPC用ゲームソフトと富士見ファンタジア文庫から刊行されている冲方丁のライトノベルによるメディアミックス作品である。小説版のイラストは結賀さとる。『このライトノベルがすごい!』作品部門では2005年版で10位を獲得している。
レギオンとは『福音書』に登場する悪霊の大軍のこと。つまり「Chaos Legion」は直訳で「混沌の軍勢」となる。
あらすじ
招魔六陣篇 - 聖魔飛翔篇
聖戦魔軍篇
登場人物
共通
ジーク・ヴァールハイト (Sieg Wahrheit)
声 - 押尾学(ゲーム版)、森川智之(ドラマCD版)
主人公。「黒印騎士団(シュワルツ・リッター)」所属の葬士・騎士。
赤い髪、黒革の鎧、ボロボロの白外套、赤い篭手という出で立ち。無口で無愛想だが、胸の奥には熱いものを秘めており、また優しさがある。
左腕に刻まれた聖印(ハイリヒ)の力で死者を招く事ができ、これにより劇中で度々「ただ一人の軍団(レギオン)」と呼ばれる。また、死者の声が聞こえるという特殊な才能を持っている。ヴァールハイトは<戦場の真理>の意味の称号。その称号が示すとおり類稀な戦術眼と魔兵(レギオン)の力によって数々の戦場を制覇して来た。聖咎の剣(インドルガンツィア)を持って右手のみで剣を振るう特殊な戦い方をする(レギオンを招いている間は左手が使えないため)。小説版では聖印が彫り込まれた鞘を兼ねた銀色のシャベル(戦友の遺品の剣を溶かした物)に納め、それを使って幾多の死者を弔ってきた。
元は戦災孤児で剣奴として軍に売られ、戦いの日々だったが、ドラクロワにその才能を見いだされ、ドラクロワの配下となる(ドラクロワは「部下」としてではなく、「友」としてジークに接する)。
ヴィクトール・ドラクロワ (Victor Delacroix)
声 - 海東健(ゲーム版)、小杉十郎太(ドラマCD版)
ラクロワ聖堂の後継者で、貴族。かつてのジークの上官であり、親友。長い銀髪が特徴。
「争いを無くす」ことと「全ての人を王にする」ことを理想として掲げ、軍の最大勢力となるが、聖王の弟に嵌められ、十万もの兵と、自らが持つ領土の大半を失い、聖法庁に恨みを抱くようになる。さらにシーラがジークに殺されたと思いこみ(真相はアズライールに憑依された自身の手でシーラを殺害してしまい)、ジークと決別。外典イザークを持って逃走し、聖法庁への叛乱を企む。最終ステージにおいて自身の手でシーラを殺害したことを思い出し、自身の手でその罪を自害というカタチで完全に払拭させるという非業の最期を遂げる。
小説版においては、自らが解き放ったアズライールに憑依されたシーラ(特殊な葬法で生前の姿を保った遺体)に殺害される。その後「竜界」の影響によってシーラ、ジークと最後の言葉を交わして別れる。
シーラ・リヴィエール (Siela Riviere)
アーシア・リンスレット (Arcia Rinslet)
小説版のみ
ジーク一行
ノヴィア・エルダーシャ
声 - 浅野真澄(スペシャルドラマCD版)
ジークの(五人目の)従士。<銀の乙女>所属。母から力を受け継ぐ事が出来ず、それにより、盲目となってしまったが、ジークとともに行動し、試練を乗り越えて、眼が見えるようになった。すべてを見透す透視の力(万里眼)と、あらゆる物を幻視する幻視の力を併せ持つ。エルダーシャは、<見守る者>の意味の称号。
紫色の瞳、栗色の髪。青い法衣を着ている。自分で自分に激励を送り、更に自分で応える「一人頑張るちゃん」を時々する。
聖地シャイオン
魔兵(レギオン)
小説版登場のレギオン
ゲーム版登場のレギオン
剣 / ギルト (Guilt)
力 / ヘイトレッド (Hatred)
弓 / マリス (Malice)
盾 / アロガンス (Arrogance)
爪 / フロウド (Flawed)
爆弾 / ブラスフェミー(Blasphemy)
巨大 / サナトス (Thanatos)
用語
黒印騎士団(シュワルツ・リッター)
聖咎の剣(インドルガンツィア)
ゲーム版概要
ゲーム内容
そのうえで操作系統をシンプルにまとめ、プレイヤーの向きに関係なく視点を自由に操作できるフリーカメラ機能を搭載するなど、プレイヤーのストレス軽減を考慮する試みが導入されている。登場する敵の種類ごとに細かい行動パターンが設定されており、体が透明なモンスターなども登場するが、多数対多数の戦闘においても処理落ちすることはなく、ほかにもレギオンの状態変化に合わせてアレンジの異なるBGMが交互にクロスフェードするなどゲームとしての先進性と快適さを両立したさまざまな技術が盛り込まれている。
PS2版は「最高難易度でも易しい」という感想が頻出するほど甘めで、クリア後にはさらに最終ボスを含めたすべての敵を一撃で倒せるスーパーモードが追加される。後発のインターナショナル版(PC版)では難しめに調整されている。PS2版の『週刊ファミ通』のクロスレビュー評価は40点満点の内30点のシルバー殿堂だった。
プロモーション
テレビCMはゲーム本編の内容と音楽面を強調する目的で丹下紘希を監督に起用。
発売までの経緯 - 発売後
PS2版の発売後、同年6月末にインターナショナル版の発売を発表。PS2版との違いは難易度以外にも、8カ国9書体(日本語・英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語・韓国語・中国語)の字幕表示が追加されていること、日本語吹き替え音声と主題歌の廃止(英語音声のみ)、それにともなうスタッフロールも大幅な変更が挙げられる。
後にカプコンから発売された「新 鬼武者 DAWN OF DREAMS」において、登場キャラクター「天海」用の隠し衣装としてジークのコスチュームが採用されている。
関連グッズ
他に小説版の関連グッズとして「カオスレギオン」のキャラクターが収録されたトレーディングカードゲーム(「ドラゴン☆オールスターズ」追加カード集第2弾「3rd Lap なつばけ」)がある。
作品一覧
小説版
- 冲方丁(著) / 結賀さとる(イラスト)、富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、全7巻
- 『カオス レギオン 聖戦魔軍篇』2003年2月25日初版発行(2月20日発売)、ISBN 4-8291-1495-9
- 『カオス レギオン0 招魔六陣篇』2003年3月25日初版発行(3月20日発売)、ISBN 4-8291-1496-7
- 『カオス レギオン01 聖双去来篇』2003年7月25日初版発行(7月19日発売)、ISBN 4-8291-1537-8
- 『カオス レギオン02 魔天行進篇』2003年12月25日初版発行(12月20日発売)、ISBN 4-8291-1578-5
- 『カオス レギオン03 夢幻彷徨篇』2004年5月25日初版発行(5月20日発売)、ISBN 4-8291-1618-8
- 『カオス レギオン04 天路哀憧篇』2004年7月25日初版発行(7月17日発売)、ISBN 4-8291-1628-5
- 『カオス レギオン05 聖魔飛翔篇』2004年12月25日初版発行(12月18日発売)、ISBN 4-8291-1677-3
- 『カオス レギオン 聖戦魔軍篇』2003年2月25日初版発行(2月20日発売)、ISBN 4-8291-1495-9
- 『カオス レギオン0 招魔六陣篇』2003年3月25日初版発行(3月20日発売)、ISBN 4-8291-1496-7
- 『カオス レギオン01 聖双去来篇』2003年7月25日初版発行(7月19日発売)、ISBN 4-8291-1537-8
- 『カオス レギオン02 魔天行進篇』2003年12月25日初版発行(12月20日発売)、ISBN 4-8291-1578-5
- 『カオス レギオン03 夢幻彷徨篇』2004年5月25日初版発行(5月20日発売)、ISBN 4-8291-1618-8
- 『カオス レギオン04 天路哀憧篇』2004年7月25日初版発行(7月17日発売)、ISBN 4-8291-1628-5
- 『カオス レギオン05 聖魔飛翔篇』2004年12月25日初版発行(12月18日発売)、ISBN 4-8291-1677-3
ゲーム版
- カオス レギオン(PlayStation 2用) 2003年3月6日発売
- カオス レギオン インターナショナル for PC(Windows用) 2003年11月14日発売
- カオス レギオン(Windows用) 2006年4月28日発売(ソースネクストより)
ドラマCD版
- ドラマCD カオス レギオン 2003年4月23日発売(キングレコードより)
- ※ドラマCDとは別に、ゲーム版のサウンドトラックの初回特典としてスペシャルドラマCDが製作された。
- ※ドラマCDとは別に、ゲーム版のサウンドトラックの初回特典としてスペシャルドラマCDが製作された。