小説

カルテット!




以下はWikipediaより引用

要約

『カルテット!』は、2010年に発売された鬼塚忠の小説。2012年『カルテット!〜Quartet!〜』のタイトルで映画化された。

ストーリー

主人公は天賦のバイオリンの才に恵まれた中学生の開。しかし、彼の家族はバラバラだった。音大出身の父は、会社からリストラされて求職中。母は、かつて自らが目指した音楽家の夢を、過剰なまでに開に託そうとする。姉は、開へのコンプレックスからか、やや自暴自棄な生活をしている。開はなんとか家族をまとめようとして、父はピアノ、母はチェロ、姉はフルートを練習し、最初は酷かった演奏が次第に練り上げられていく。そんななかで家族の絆が生まれ、開も音楽家として成長していく。現代の核家族によくある問題が典型的な形で描かれており、音楽という得体の知れないものによる、崩壊しかけた家族の再生の物語。

書誌情報
  • カルテット!(2010年1月21日発売、河出書房新社)
  • カルテット!(2011年12月3日発売、河出文庫)
映画

映画『カルテット!〜Quartet!〜』は、千葉県浦安市の市制30周年記念として製作された。原作者の鬼塚忠(脚本にも参加した)は浦安市在住であった。配給は松竹。2011年12月17日、浦安市のシネマイクスピアリにて先行公開、2012年1月7日に丸の内ピカデリーほか全国主要都市にてロードショー。

クランクインを前に東日本大震災が発生、市域の86%が液状化被害を受けたため、一時は制作中止の危機に見舞われた。しかし、浦安市民の後押しもあり、4月に浦安市内で撮影を決行。エンドロールには震災関連の映像がある。

キャスト
  • 永江開 - 高杉真宙
  • 永江美咲 - 剛力彩芽
  • 永江直樹 - 細川茂樹
  • 永江ひろみ - 鶴田真由
  • 千尋先生 - 田中美里
  • 北原隆 - 東幹久
  • 渡辺雄介 - サンプラザ中野くん
  • 柳川卓 - 上條恒彦
  • 柳川陽子 - 由紀さおり
  • 翔太 - 秋元龍太朗
  • リナ - 小篠恵奈
  • きよみ - 西村優奈
  • 康子 - 疋田英美
  • 秋山和慶 - 本人・特別出演
  • 山根一仁 - 本人・特別出演
  • 関根ユリ - 戸上敦生
スタッフ
  • エクゼクティブ・プロデューサー - 柳内光子
  • 監督・脚本 - 三村順一
  • 原作・脚本 - 鬼塚忠「カルテット!」(河出書房新社刊)
  • 配給統括 - 大角正
  • プロデューサー - 竹村友里、冨田隆示、飯原伴光
  • 企画アドバイザー - 池田史嗣
  • 協力プロデューサー - 平川修治、大塚和雄、宮澤君子
  • 音楽プロデューサー - 今瀬康夫
  • アシスタントプロデューサー - 大迫史門
  • 撮影 - 岡田次雄
  • 照明 - 岩崎豊
  • 録音 - 星一郎
  • 美術 - 山﨑輝
  • 音楽 - 渡辺俊幸
  • 編集・ポストプロダクションプロデューサー - 金子尚樹
  • スクリプター - 今村治子
  • 助監督 - 松岡孝典
  • 制作担当 - 板井茂樹
  • 制作 - グッドライフ
  • 制作協力 - SLピクチャーズ、フィルムクラフト、ベルカントジャパン、浦安商工会議所
  • 後援 - 浦安市
  • 配給 - 松竹
  • 製作 - 浦安観光コンベンション協会、グッドライフ、草苑学園、「カルテット!」プロジェクト(DHC、東洋リネンサプライ、草苑保育専門学校、山一興産、ラビット、創心建設興業、平成建設工業)
主題歌
  • mihimaru GT「One Time」
  • 主題歌「One Time」は、本作のために書きおろした新作。
  • 主題歌「One Time」は、本作のために書きおろした新作。
ミュージカル

2012年4月12日から21日にかけて東京グローブ座、4月25日に浦安市文化会館大ホールにて上演。

キャスト
  • 永江開 - 法月康平
  • 永江直樹 - 榎木孝明
  • 永江ひろみ - 秋本奈緒美
  • 永江美咲 - キタキマユ
  • 千尋 - 桜乃彩音
  • レストランのオーナー - エハラマサヒロ

演奏

  • ヴァイオリン - 對馬哲男
  • フルート - 三浦茜
  • チェロ - 井上雅代
  • ピアノ - 中島剛
スタッフ
  • 脚本:鈴木哲也
  • 台本・作詞・演出:菅野こうめい
  • 音楽:羽毛田丈史
関連
  • カルテット - 2017年のテレビドラマ