キングダム ハーツII
以下はWikipediaより引用
要約
『キングダム ハーツII』(キングダム ハーツ ツー、KINGDOM HEARTS II、略称: KH2、KHII)は、スクウェア・エニックスより2005年12月22日に発売されたPlayStation 2用ゲームソフト。名前は『II』だが、キングダム ハーツ シリーズの第3作目にあたる。
概要
2003年9月の東京ゲームショウ2003で前作『キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ』(以下COM)と同時発表された。これまでのシリーズと同様、ディズニーとスクウェア・エニックスのコラボレーションとして、ディズニーとファイナルファンタジーシリーズから多数のキャラが登場。野村哲也がディレクターを務め、主題歌は再び宇多田ヒカルが『Passion』(英語版は『Sanctuary』)で担当した。ディズニーからはトロンやイェン・シッドといったマイナーな作品や人物が登場し、FFからは『FFIX』のような野村がキャラクターデザインをしていない作品も出るようになった。
『KH』シリーズのナンバリングタイトルとしては第2作目であり、第1作目の『キングダム ハーツ』の続編であるが、シナリオは『KH』→『COM』→『KH2』と連続しているため『COM』との関連性も強く、また『COM』で起こった出来事の詳細は『KH2』上においては省略されている(敵組織であるXIII機関の一部が『COM』で倒されているため欠員がある、「ナミネにお礼を言う」というジミニーメモなど)。製作側は「『COM』を知らなくてもプレイに支障はない」と発言しているが、GBAで発売された『COM』はハードの違いからプレイしていないユーザーも多かったため、本作の英語音声版『ファイナル ミックス』にPS2版リメイク『Re:チェイン オブ メモリーズ』が付属することとなった(詳しくは後述)。
限定版として、『キングダム ハーツ トリニティマスターピース』も発売された。『KH』『COM』『KH2』の3作がまとめられたセットである。
発売後3日で出荷枚数100万本突破という記録を残し、シリーズの人気を印象づける結果となったほか、北米でも発売後1週間で100万本の売り上げを達成しているうえ、欧州での発売によって2006年末には全世界でのシリーズ累計出荷本数が1000万本を突破した。発売前のゲームに送られる「The 9th CESA GAME AWARDS FUTURE」にて優秀賞を受賞した。また、「ファミ通アワード2005」では大賞を受賞し、野村も最優秀クリエイター賞を受賞している。さらに、日本ゲーム大賞2006優秀賞を受賞した。
2014年には、『キングダム ハーツ HD 2.5 リミックス』の収録作の一つとしてPlayStation 3向けにHDリマスターされた。リマスター版は『ファイナル ミックス』を基に音声が日本語に変更されている。詳細については当該記事を参照。
キャッチコピー
- KH2
- 世界は光と闇でできている 俺たちは闇になるのさ
- 果てに待つ真実……。誰かの語る言葉じゃなく、自分の心で知りたい
- KH2FM+
- 別々の心がとけあう時、もう一度その手はつながれる
- 世界は光と闇でできている 俺たちは闇になるのさ
- 果てに待つ真実……。誰かの語る言葉じゃなく、自分の心で知りたい
- 別々の心がとけあう時、もう一度その手はつながれる
ゲームとしての特徴
基本的なシステムは第1作『キングダム ハーツ』を基に、カメラワークの変更や新システムの導入など全体的にブラッシュアップされている。これにより第1作とは趣の変わった戦闘ができるようになり、戦略の幅が広がった。戦闘以外にも、第1作ではセーブポイントでしか変えられなかったパーティメンバーをどこでも変更できるようになったり、ダンジョンが単純化(それに伴いジャンプアクションも減少)、ワールド間の移動「グミシップ」がよりシューティングゲームらしくなっているなど、様々な変更点がある。
前作で「たたかう/まほう/アイテム/?(状況に応じて変化する)」だったコマンド欄は「たたかう/まほう/アイテム/ドライヴ」になり、「たたかう/しょうかん/チェンジ/れんけい」のコマンド欄に切り替えられるようにもなった。それらの新システムの中から、特筆すべきものを以下に記述する。
ドライヴ
新たに追加された「DRIVEゲージ」を消費してフォームチェンジを行い、ソラの戦闘能力を上げられるシステム。使用するとソラの服の色と戦闘スタイルが変わる。発動の際にはHP・MPが全回復し、周囲の敵を吹き飛ばせるようになるため、ピンチの時の切り札にもなる。変身できる時間は限られているが、時間の上限はフォームのレベルやアビリティにより、上げられる。各フォームにはアクションやサポートに関わる固有のアビリティが設定されており、自分でカスタマイズすることは不可能となっている。また、敵を撃破した後に発生する会話イベントなどは変身したフォーム姿のままでイベントが進む。
■スタンダードフォーム
■ブレイヴフォーム
■ウィズダムフォーム
■マスターフォーム
■アンチフォーム
■ファイナルフォーム
■リミットフォーム
れんけい
ソラがパーティメンバーや召喚キャラと連携攻撃を繰り出すシステム。ソラのMPをすべて消費することにより、多数の敵を巻き込む強力な技を使用できる。
- パーティメンバーとの連携
- ファンタジア(×ドナルド)
- フレアフォース(×ドナルド)
- ユニゾンアスリート(×グーフィー)
- トルネドフュージョン(×グーフィー)
- トリニティリミット(×ドナルド&グーフィー)
- ドラゴンブレイズ(×ムーラン)
- ハウリングムーン(×ビースト)
- オーバードライブ(×アーロン)
- トレジャーアイランド(×ジャック・スパロウ)
- トリックスター(×アラジン)
- アプローズプリーズ(×ジャック・スケリントン)
- キングスプライド(×シンバ)
- フルコンパイル(×トロン)
- エターナルセッション(×リク)
- 召喚キャラとの連携
- FPS(×チキン・リトル)
- ソニックレイヴ(×ブレイヴジーニー)
- ストライクレイド(×ウィズダムジーニー)
- ラストアルカナム(×マスタージーニー)
- ラグナロク(×ファイナルジーニー)
- オハナ!!(×スティッチ)
- ネバーランド(×ピーター・パン)
- ファンタジア(×ドナルド)
- フレアフォース(×ドナルド)
- ユニゾンアスリート(×グーフィー)
- トルネドフュージョン(×グーフィー)
- トリニティリミット(×ドナルド&グーフィー)
- ドラゴンブレイズ(×ムーラン)
- ハウリングムーン(×ビースト)
- オーバードライブ(×アーロン)
- トレジャーアイランド(×ジャック・スパロウ)
- トリックスター(×アラジン)
- アプローズプリーズ(×ジャック・スケリントン)
- キングスプライド(×シンバ)
- フルコンパイル(×トロン)
- エターナルセッション(×リク)
- FPS(×チキン・リトル)
- ソニックレイヴ(×ブレイヴジーニー)
- ストライクレイド(×ウィズダムジーニー)
- ラストアルカナム(×マスタージーニー)
- ラグナロク(×ファイナルジーニー)
- オハナ!!(×スティッチ)
- ネバーランド(×ピーター・パン)
リアクションコマンド
状況に合わせて△ボタンで使用できる。マップ移動中の、宝箱を開けるときや人と話す時にもリアクションコマンドを使う。バトル中の敵の多くにも専用のコマンドが設定されており、バトル中に条件を満たしコマンドを使うことによって強力な攻撃を繰り出せる。いくつかのボス戦ではさらに派手な演出が用意されている。後発の作品である『Re:COM』や『KH1.5』版の『KHFM』でも同じシステムが採り入れられている。
元々は野村が『ファイナルファンタジーVIII』の開発時に考案したアイディアだったものの当時は実現不可能ということで断念したが、本作の開発にあたり、バトルを進化させるためとリアルタイムの操作感の向上のため、採用された。
キングダム ハーツII ファイナル ミックス+
ジャンル | アクションRPG |
---|---|
対応機種 | PlayStation 2 |
開発元 | スクウェア・エニックス |
発売元 | スクウェア・エニックス |
人数 | 1人 |
メディア | DVD-ROM 2枚 |
発売日 | 2007年3月29日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
売上本数 | 26万本 |
『キングダム ハーツII ファイナル ミックス+』(キングダム ハーツツー ファイナル ミックスプラス、KINGDOM HEARTS II FINAL MIX+)は、北米版をベースに追加要素を盛りこんだ英語音声版『キングダム ハーツII ファイナル ミックス』と、GBAで発売された『COM』の3Dリメイク『キングダム ハーツ Re:チェイン オブ メモリーズ』の2枚組で発売された。
この英語音声版とリメイク作の2枚組により、特別版以上であるということを意味して『ファイナル ミックス+』とされた。野村は後にこの2枚組について「あんな大盤振る舞いは二度とやれない」と語っている。本作の英語音声版については、「日本語版を『ファイナル ミックス』のつもりで作ったので、どうしようか迷っている」、「今回は『ファイナル ミックス』の制作予定はない」といった発言が開発側から出されていたが、2006年9月に制作中であることが明らかにされた。
また、店舗予約特典としてハードカバー仕様のブックレット『KINGDOM HEARTS -Another Report-』が付属した。『KH』のストーリーダイジェストや野村によるシナリオに関する謎についてのQ&A、天野シロによる描き下ろし漫画『扉を閉じたあと』と『WINNIE THE POOH』、金巻ともこによる書き下ろし小説『ROXAS―Somewhere in time』などが掲載されている。
以下は『キングダム ハーツII ファイナル ミックス』における変更点である。『Re:COM』の変更点は当該項目を参照。なお、オリジナル版『KH2』は日本版と北米版が並行して制作されていたため、その内容にほとんど差はなく、下に挙げる追加要素は英語音声以外はすべてが『ファイナル ミックス』独自の追加要素である。
- 音声がすべて英語に
- 主題歌変更
- 日本語歌詞の『Passion』から、英語歌詞の『Sanctuary』に。
- イベント追加
- 主にXIII機関の会話と小説版を基にしたシーンが追加された。追加イベントは英語音声は無しになっているが、後述のシアターモードでは条件を満たすと日本語音声が付いたものを聴ける。
- 新ダンジョン「追憶の洞(Cavern of Remembrance)」追加
- ボス敵追加
- オリジナル版ではイベントのみだったロクサス戦が追加され、またシナリオとは関係のない要素として、『COM』で消滅したXIII機関メンバーが「アブセント・シルエット」として登場する。その他、「追憶の洞」の奥にある端末を起動すると現れるモニュメントを調べるとXIII機関の強化再現データと戦える。また、すべてのワールドをクリアしてストーリーをクリアすると、シークレットムービーに登場した謎の鎧の騎士「留まりし思念」と戦えるようになる。
- これらボスの追加により、ボスを倒すと獲得できるボーナスレベルが10増加し、ドライヴゲージの上限はオリジナル版に比べ7から9に増加した。
- ザコ敵追加
- キノコ型ハートレス「XIIIキノコ」と、「追憶の洞」に出現する色違いのハートレス
- クリティカルモード(最高難易度)の追加
- 受けるダメージが2倍、与えるダメージが1.25倍、HP・MPの最大値が他のモードの半分となり、最初から強力なアビリティをいくつか所持した状態でスタートする。そのアビリティの中の「EXPゼロ」を装備すると獲得経験値が0になり、さらに難易度の高いLv1のままでの攻略が可能となる。
- ドライヴにリミットフォーム追加
- 『KH』のソラの服のカラーリングに似たフォーム。詳しくは前述。
- シアターモード追加
- イベントムービーを自由に閲覧できるモードで、本編クリア後に追加される。最初は英語しか聴くことができないが、『Re:COM』のリク編をクリアしたデータがあると英語と日本語の切り替えが可能になり、追加イベントに収録された日本語音声を聴けるようになる。なお追加イベントを除き、口の動き(フェイシャルモーション)は英語のもののみであり、またOPとEDも英語のみとなっている。
- クリスマスタウンに新コスチューム
- ワールド「ハロウィンタウン」のクリスマスタウン部分では、ソラ、ドナルド、グーフィーがクリスマス風コスチュームとなる。モデルはそれぞれサンタ・雪だるま・トナカイ。
- 音楽追加
- 前述のロクサス戦、アブセント・シルエット戦、留まりし思念戦、追憶の洞のBGMが追加。クリスマスタウンは既存のBGMが新曲に差し替えられている。
- サブゲーム「ピースパズル」追加
- 世界中にピースが散らばっており、集めたピースで『KH』のイラストのパズルを作成できる。
- エンディング後にセーブ可能に
- 一度エンディングを迎えてからでないと出現しない要素もある。なおエンディング後にセーブできるのはシリーズ初である。
- 新シークレットムービー「Birth by sleep」追加
- 新武器、新アビリティ、新アイテムの追加
- バトルのバランス調整
- ハートレスのテクスチャ変更
- グミシップにEXミッションが追加
- オリジナル版であったバグなどの修正
- 一部キャラクターの細かいテクスチャ変更
- 日本語歌詞の『Passion』から、英語歌詞の『Sanctuary』に。
- 主にXIII機関の会話と小説版を基にしたシーンが追加された。追加イベントは英語音声は無しになっているが、後述のシアターモードでは条件を満たすと日本語音声が付いたものを聴ける。
- オリジナル版ではイベントのみだったロクサス戦が追加され、またシナリオとは関係のない要素として、『COM』で消滅したXIII機関メンバーが「アブセント・シルエット」として登場する。その他、「追憶の洞」の奥にある端末を起動すると現れるモニュメントを調べるとXIII機関の強化再現データと戦える。また、すべてのワールドをクリアしてストーリーをクリアすると、シークレットムービーに登場した謎の鎧の騎士「留まりし思念」と戦えるようになる。
- これらボスの追加により、ボスを倒すと獲得できるボーナスレベルが10増加し、ドライヴゲージの上限はオリジナル版に比べ7から9に増加した。
- キノコ型ハートレス「XIIIキノコ」と、「追憶の洞」に出現する色違いのハートレス
- 受けるダメージが2倍、与えるダメージが1.25倍、HP・MPの最大値が他のモードの半分となり、最初から強力なアビリティをいくつか所持した状態でスタートする。そのアビリティの中の「EXPゼロ」を装備すると獲得経験値が0になり、さらに難易度の高いLv1のままでの攻略が可能となる。
- 『KH』のソラの服のカラーリングに似たフォーム。詳しくは前述。
- イベントムービーを自由に閲覧できるモードで、本編クリア後に追加される。最初は英語しか聴くことができないが、『Re:COM』のリク編をクリアしたデータがあると英語と日本語の切り替えが可能になり、追加イベントに収録された日本語音声を聴けるようになる。なお追加イベントを除き、口の動き(フェイシャルモーション)は英語のもののみであり、またOPとEDも英語のみとなっている。
- ワールド「ハロウィンタウン」のクリスマスタウン部分では、ソラ、ドナルド、グーフィーがクリスマス風コスチュームとなる。モデルはそれぞれサンタ・雪だるま・トナカイ。
- 前述のロクサス戦、アブセント・シルエット戦、留まりし思念戦、追憶の洞のBGMが追加。クリスマスタウンは既存のBGMが新曲に差し替えられている。
- 世界中にピースが散らばっており、集めたピースで『KH』のイラストのパズルを作成できる。
- 一度エンディングを迎えてからでないと出現しない要素もある。なおエンディング後にセーブできるのはシリーズ初である。
あらすじ
トワイライトタウンに住む少年ロクサスは、残り少ない夏休みを仲間のハイネ、ピンツ、オレットらと共に楽しく過ごしていた。
しかし、ある日を境に急に見知らぬ少年の夢を見たり、街で自分にしか見えない現象が起こったりと、身の回りでおかしなことばかりが起こり始める。ロクサスは謎を追いかけていくうちに、自身の過去、そして何故自分がトワイライトタウンにいたかを思い出し、そして夢の中の少年:ソラと出会うも、姿を消す。
その後ソラ、ドナルド、グーフィーが記憶の眠りから目を覚ますと、そこは(前作で眠りについた)忘却の城ではなく、トワイライトタウンだった。わけもわからず街を探索する内に王様と出会うが、列車に乗るよう告げるとどこかへ消えてしまう。
3人の乗った列車は不思議な塔に辿り着き、そこで王様の師匠であるイェン・シッドから、世界に再び異変が起きていることを知らされる。ノーバディと呼ばれる怪物を率いるXIII機関が暗躍しているというのだ。ソラは3人の妖精に服を変えてもらい、装いも新たに、再び世界を駆け巡る冒険に出発する。
登場キャラクター
ソラ(Sora)
ロクサス(Roxas)
ドナルドダック(Donald Duck)
グーフィー(Goofy)
王様(King Mickey)
リク(Riku)
カイリ(Kairi)
ナミネ(Naminé)
ピート(Pete)
マレフィセント(Maleficent)
“闇の探求者”アンセム(Ansem, the Seeker of Darkness)
声の出演
オリジナル版キャスト(日本語) / 『ファイナル ミックス』版キャスト(英語)の順。ただし『FM』でもシアターモードでは日本語音声を聴ける。
- ソラ - 入野自由 / ハーレイ・ジョエル・オスメント
- ロクサス - 内山昂輝 / ジェシー・マッカートニー
- ドナルドダック - 山寺宏一 / トニー・アンセルモ
- グーフィー - 島香裕 / ビル・ファーマー
- 王様 - 青柳隆志 / ウェイン・オルウィン
- リク - 宮野真守 / デビッド・ギャラガー
- カイリ - 内田莉紗 / ヘイデン・パネッティーア
- ナミネ - 中原郁 / ブリタニー・スノウ
- ピート - 大平透 / ジム・カミングス
- マレフィセント - 沢田敏子 / スーザン・ブレイクスリー
- アンセム - 大塚明夫 / リチャード・エプカー
- ディズ - 若山弦蔵 / クリストファー・リー
- ゼムナス - 若本規夫 / ポール・セント・ピーター
- アクセル - 藤原啓治 / クイントン・フリン
- サイクス - 佐藤銀平 / カーク・ソーントン
- シグバール - 大塚芳忠 / ジェームズ・パトリック・スチュアート
- ザルディン - 秋元羊介 / デビッド・ダイアン・フィッシャー
- デミックス - 鈴村健一 / ライアン・オドノヒュー
- ルクソード - 中田譲治 / ロビン・アットキン・ダウンズ
- ハイネ - 佐々木和徳 / ジャスティン・カウデン
- ピンツ - 田谷隼 / ショーン・マーケット
- オレット - 平澤優花 / ジェシカ・ディ・シッコ
- トーナメントアナウンサー - 諏訪部順一 / アダム・ポール
- マールーシャ - 池田秀一
- ラクシーヌ - 宮村優子
- ヴィクセン - 野沢那智
- レクセウス - 立木文彦
- ゼクシオン - 石田彰
- セッツァー - 置鮎龍太郎 / クリスピン・フリーマン
- クラウド - 櫻井孝宏 / スティーブ・バートン
- エアリス - 坂本真綾 / ミーナ・スヴァーリ
- ティファ - 伊藤歩 / レイチェル・リー・クック
- ユフィ - かかずゆみ / メイ・ホイットマン
- シド - 山路和弘 / クリス・エジャリー
- セフィロス - 森川智之 / ジョージ・ニューバーン
- レオン(スコール) - 石川英郎 / ダグ・アーホルツ
- セルフィ - 青木麻由子 / モリー・ケック
- サイファー - 子安武人 / ウィル・フリードル
- ライ(雷神) - 中井和哉 / ブランドン・アダムス
- フウ(風神) - 夏樹リオ / ジリアン・ボーエン
- ビビ - 大谷育江 / メリッサ・ディズニー
- アーロン - 石川英郎 / マット・マッケンジー
- ユウナ - 青木麻由子 / ヘディ・ビューレイ
- リュック - 松本まりか / タラ・ストロング
- パイン - 豊口めぐみ / グウェンドリン・イェオ
- ミニー王妃 - 水谷優子 / ルシー・テイラー
- デイジー - 土井美加 / トレス・マクニール
- プルート - ビル・ファーマー
- チップ - 滝沢ロコ / トレス・マクニール
- デール - 稲葉実 / コーリー・バートン
- ジミニー・クリケット - 肝付兼太 / エディ・キャロル
- イェン・シッド - 稲垣隆史 / コーリー・バートン
- フローラ - 麻生美代子 / スーザン・ブレイクスリー
- フォーナ - 京田尚子 / ルシー・テイラー
- メリーウェザー - 野沢雅子 / トレス・マクニール
- マーリン - 内田稔 / ジェフ・ベネット
- プー - 亀山助清 / ジム・カミングス
- ピグレット - 小形満 、小宮山清(回想) / トラヴィス・オーツ
- ティガー - 玄田哲章 / ジム・カミングス
- ラビット - 龍田直樹 / ケン・サンソン
- イーヨー - 石田太郎 / グレッグ・バーガー
- オウル - 上田敏也 / アンドレ・ストージカ
- ゴーファー - 辻村真人 / マイケル・ガフ
- カンガ - 片岡富枝 / トレス・マクニール
- ルー - 杉本征也 / ジミー・ベネット
- トロン - 土田大 / ブルース・ボックスライトナー
- サーク司令官 - 金尾哲夫 / コーリー・バートン
- MCP - 沢木郁也 / コーリー・バートン
- アリエル - すずきまゆみ / ジョディ・ベンソン
- エリック - 井上和彦 / クリストファー・ダニエル・バーンズ
- トリトン - 石田太郎 / ケネス・マース
- セバスチャン - 山寺宏一 / ケビン・マイケル・リチャードソン
- フランダー - 海鋒拓也 / パーカー・ゴリス
- アースラ - くじら / パット・キャロル
- ビースト - 山寺宏一 / ロビー・ベンソン
- ベル - 伊東恵里 / ペイジ・オハラ
- ルミエール - 江原正士 / ジェフ・ベネット
- コグスワース - 熊倉一雄 / デヴィッド・オグデン・スティアーズ
- ポット夫人 - 福田公子 / アンジェラ・ランズベリー
- ワードローブ - 近藤高子 / ジョー・アン・ウォーリー
- ジャック - 市村正親 / クリス・サランドン
- サリー - 土居裕子 / キャス・スーシー
- フィンケルスタイン - 三ツ矢雄二 / ジェス・ハーネル
- メイヤー(町長) - 大平透 / グレン・シャディックス
- ブギー - 畠中洋 / ケン・ペイジ
- ロック - 園岡新太郎 / ジェス・ハーネル
- ショック - 土居裕子 / キャス・スーシー
- バレル - 松澤重雄 / ジェフ・ベネット
- サンタクロース - 永江智明 / コーリー・バートン
- アラジン - 三木眞一郎 / スコット・ウェインガー
- ジャスミン - 麻生かほ里 / リンダ・ラーキン
- ジーニー - 山寺宏一 / ダン・カステラネタ
- ジャファー - 宝田明 / ジョナサン・フリーマン
- イアーゴ - 大川透 / ギルバート・ゴットフリード
- 商人 - 松尾貴史 / コーリー・バートン
- シンバ - 宮本充 / カム・クラーク
- ナラ - 華村りこ / ヴァネッサ・マーシャル
- ティモン - 三ツ矢雄二 / ブルース・ラノイル
- プンバァ - 畠中洋 / アーニー・サベラ
- ムファサ - 大和田伸也 / ジェームズ・アール・ジョーンズ
- ラフィキ - 槐柳二 / ロバート・ギローム
- スカー - 壤晴彦 / ジェームズ・ホラン
- シェンジ - 片岡富枝 / トレス・マクニール
- バンザイ - 樋浦勉 / チーチ・マリン
- エド - ジム・カミングス
- ヘラクレス - 松本保典 / テイト・ドノヴァン
- メガラ(メグ) - 松本梨香 / スーザン・イーガン
- フィル - 永井一郎 / ロバート・コスタンゾ
- ハデス - 嶋田久作 / ジェームズ・ウッズ
- ムーラン - すずきまゆみ / ミン・ナ
- ムーシュー - 山寺宏一 / マーク・モーズリー
- シャン - 園岡新太郎 / B・D・ウォン
- 皇帝 - 小林修 / パット・モリタ
- ヤオ - 小田豊/ ハーヴェイ・ファイアスタイン
- リン - 中尾隆聖 / ゲディ・ワタナベ
- チェン・ポー - 塩屋浩三 / ジェリー・トンド
- シャン・ユー - 藤岡弘、 / コーリー・バートン
- ジャック・スパロウ - 平田広明 / ジェームズ・アーノルド・テイラー
- ウィル・ターナー - 平川大輔 / クリスピン・フリーマン
- エリザベス・スワン - 弓場沙織 / エリザ・シュナイダー
- バルボッサ - 壤晴彦 / ブライアン・ジョージ
- ピーター・パン - 林勇 / クリストファー・スティール
- スティッチ - 山寺宏一 / クリス・サンダース
- チキン・リトル - 山本圭子 / ザック・ブラフ
- その他 - 浜野和子、船木真人、細野雅世、渡辺英雄、吉野貴宏、宇乃音亜季、小泉一郎太、大須賀純、小川一樹、園部好徳、松浦チエ、山内勉、髙階俊嗣、前田比呂美、日野しおん
登場ワールド
本作では一部を除くほとんどのワールドを時を跨いでから二度(ワールドによってはさらに多く)訪れることになる。そのため、ストーリーのボリュームはシリーズでも最大級となっている。
トワイライトタウン (Twilight Town)
本物のトワイライトタウンと、プログラム上に構成された「もう一つのトワイライトタウン」の二つが存在し、物語冒頭でロクサスを操作する時は後者、主人公がソラに切り替わって以降は前者を探索することになる。
デスティニーアイランド(Destiny Islands)
今作では一部イベントシーンやエンディングに登場するのみでゲーム中に訪れることはないが、前作では描写がほとんど無かった本島がわずかに登場し、建物が立ち並ぶ市街地や、島の子供たちの通う学校が存在することも描写されている。
ホロウバスティオン (Hollow Bastion)
前作ではマレフィセントが本拠地にしていた「虚ろなる城」のみだったが、今作では市街地や城の周辺も探索できる。
ザ・ランド・オブ・ドラゴン(The Land of Dragons、作品:ムーラン)
ビーストキャッスル(Beast's Castle、作品:美女と野獣)
オリンポスコロシアム(Olympus Coliseum、作品:ヘラクレス)
前作ではコロシアムのみでダンジョンも存在しなかったが、今作は冥界が主な探索場所となる。
ディズニーキャッスル (Disney Castle)
前作ではグミシップのマップには表示されるが、降りることはできなかった。今作では実際に内部の探索が可能。
タイムレス・リバー(Timeless River、作品:蒸気船ウィリー)
最初期のディズニー作品がモデルなだけあって、ソラ達のデザインがモノクロ作品風になる・セリフにノイズが掛かっているなどの1920〜30年代のアニメーションを意識した様な演出がなされている。
100エーカーの森(100 Acre Wood、作品:くまのプーさん)
アトランティカ(Atlantica、作品:リトル・マーメイド)
前作と異なり、今作では戦闘は無くリズムゲームをクリアする形で進行する特殊なワールドとなっている。
ポートロイヤル(Port Royal、作品:パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち)
アグラバー(Agrabah、作品:アラジン)
アグラバーの市街地と魔法の洞窟という行動範囲は変わっていないが、どちらも構造が大きく変化している。
ハロウィンタウン(Halloween Town、作品:ナイトメアー・ビフォア・クリスマス)
前作よりもハロウィンタウン内の行動範囲は狭まったが、今回はクリスマスタウンに行ける。
プライド・ランド(Pride Lands、作品:ライオン・キング)
スペース・パラノイド(Space Paranoids、作品:トロン)
存在しなかった世界 (The World That Never Was)
PVの変更点
発売前に公開されたPVと本編の映像では、若干異なるものや削除されたものがある。
- ロクサスが時計台を歩くシーン。PVでは顔が隠れるカメラワークだったが本編だと顔全体が映るような映像になっている。また、雑誌等は「ソラ似の謎の少年」と呼び発売直前まで名前がわからないようにしていた。しかし、関連商品を発売するにあたってロクサスの名前が表示されてしまい、事実上のネタバレとなってしまった。
- 街の中でロクサスがダスクを追うシーン。最後はダスクが建物の中へ消えるものだったが製品版ではカットされたようである。
- アクセル戦(トワイライトタウン2回目)。ロクサスとアクセルの会話自体が変更されており、映像も本編には無いアクセルの不敵な笑いなどがあった。
- ドナルドとグーフィーのやりとり。寝ぼけたグーフィーをドナルドが氷系魔法で起こそうとするが、外れて反射してしまい逆にドナルドが氷漬けにされるというディズニーらしいギャグがあったが、カットされている。
- トワイライトタウン・屋敷でのディズとアンセムの会話がカットされている。
- ホロウバスティオンの城にXIII機関が集結、機関メンバーの一人に向けてキーブレードを振りかざすソラなどがカットされている。ディレクターの野村の話では、ソラがキーブレードを振りかざしたその人物はディズと話していた人物(=アンセム)と同一ということだったが、変更されている。
- トワイライトタウンで王様に助けられる時のソラの衣装。発売前のPVでは『II』のものになっていたが、製品版では初代 (I) の服の状態だった。
- 闇の世界の浜辺にてソラがキーブレードを振りかざすシーンがカットされている。
- ホロウバスティオンでの群集バトル。PVではいたベヒーモスやワイバーンが製品版ではいなくなっている。また、PVではドナルドとグーフィーも一緒に戦おうとしていたが、本編ではソラ一人である。
- 存在しなかった世界、記憶の摩天楼でのシーン。ソラたちがサムライに囲まれ、サムライが一斉に刀を構え、ソラと機関メンバー(ロクサス)がキーブレードを交えるというものがあったが、本編では変更されている。
- ロクサスの「俺には、よくわからないんだ。この世界が、本当に、本物なのか……」という台詞。1のOPでのソラの台詞とリンクしている意味深な台詞だが、製品版でしか聞けない。
以上から、初期のPVから完成に至るまではかなり内容が変更されたことがわかる。また、『KH2FM+』のPVにおいても、追加ムービー内で英語で話しているシーンがあるが、製品版に英語は入っておらず、日本語でしか聞けないという点がある。
主なスタッフ
- ディレクター、コンセプトデザイン、ベースストーリー、2Dキャラクターメインアート:野村哲也
- シナリオ:野島一成
- 音楽:下村陽子、和田薫
- メインプログラマー:原田弘、安井健太郎
- バトルプランニングディレクター:兼森雄一
- マッププランニングディレクター:遠藤剛
- イベントプランニングディレクター、ベースストーリー:岡勝
- 3Dキャラクターモデリングディレクター:栢野智博
- アニメーションディレクター:神藤辰也
- 3Dマップモデリングディレクター:田中正英
- アートディレクター:大館隆幸
- テクスチャーアートディレクター:長谷川朋広
- インターフェースアートディレクター:荒川健
- VFXアートディレクター:佐藤修一
- シンセサイザーオペレーター:石元丈晴
- サウンドプログラマー:大堀仁司
- スーパーバイジングダイアログエディター:須賀麻子
- サウンドエディター:稲倉遼
- ムービーディレクター:野末武志
- プロデューサー:橋本真司
- Co.プロデューサー:北瀬佳範
- エグゼクティブプロデューサー:和田洋一
- 主題歌:宇多田ヒカル『Passion』(東芝EMI)
関連作品
- 『キングダム ハーツ シリーズ アルティマニアα 〜イントロダクション オブ キングダム ハーツII〜』 2005年12月9日、ISBN 4-7575-1597-9
- 『キングダム ハーツII ポストカードブック』2005年12月28日、ISBN 4-7575-1599-5
- 『キングダム ハーツII アルティマニア』 2006年2月23日、ISBN 4-7575-1621-5
- 『キングダム ハーツII ファイナル ミックス+ アルティマニア』 2007年5月2日、ISBN 4-7575-2013-1
- 小説『キングダム ハーツII』(著:金巻ともこ、画:天野シロ、原案:野村哲也・野島一成)
- Vol.1 Roxas -Seven days- 2006年4月22日、ISBN 4-7575-1679-7
- Vol.2 The Destruction of Hollow Bastion 2006年7月14日、ISBN 4-7575-1715-7
- Vol.3 Tears of Nobody 2006年9月29日、ISBN 4-7575-1792-0
- Vol.4 Anthem―Meet Again/Axel Last Stand 2007年2月22日、ISBN 4-7575-1964-8
- Short Stories Vol.1 OTHER DIAMONDS 2007年11月20日、ISBN 4-7575-2152-9
- Short Stories Vol.2 Axel Seven Days 2008年5月30日、ISBN 4-7575-2255-X
- 漫画『キングダム ハーツII』(天野シロ、月刊少年ガンガン連載)(2006年6月号 - 2009年8月号、2012年11月号 - 2015年6月号)
- 1巻 2006年12月22日、ISBN 4-7575-1832-3
- 2巻 2007年8月22日、ISBN 4-7575-2084-0
- 3巻 2008年4月22日、ISBN 4-7575-2262-2
- 4巻 2008年11月22日、ISBN 4-7575-2426-9
- 5巻 2009年8月22日、ISBN 978-4-7575-2607-5
- 6巻 2013年5月22日、ISBN 978-4-7575-3938-9
- 7巻 2013年11月22日、ISBN 978-4-7575-4086-6
- 8巻 2014年7月22日、ISBN 978-4-7575-4305-8
- 9巻 2015年2月21日、ISBN 978-4-7575-4533-5
- 10巻 2015年8月22日、ISBN 978-4-7575-4665-3
- Vol.1 Roxas -Seven days- 2006年4月22日、ISBN 4-7575-1679-7
- Vol.2 The Destruction of Hollow Bastion 2006年7月14日、ISBN 4-7575-1715-7
- Vol.3 Tears of Nobody 2006年9月29日、ISBN 4-7575-1792-0
- Vol.4 Anthem―Meet Again/Axel Last Stand 2007年2月22日、ISBN 4-7575-1964-8
- Short Stories Vol.1 OTHER DIAMONDS 2007年11月20日、ISBN 4-7575-2152-9
- Short Stories Vol.2 Axel Seven Days 2008年5月30日、ISBN 4-7575-2255-X
- 1巻 2006年12月22日、ISBN 4-7575-1832-3
- 2巻 2007年8月22日、ISBN 4-7575-2084-0
- 3巻 2008年4月22日、ISBN 4-7575-2262-2
- 4巻 2008年11月22日、ISBN 4-7575-2426-9
- 5巻 2009年8月22日、ISBN 978-4-7575-2607-5
- 6巻 2013年5月22日、ISBN 978-4-7575-3938-9
- 7巻 2013年11月22日、ISBN 978-4-7575-4086-6
- 8巻 2014年7月22日、ISBN 978-4-7575-4305-8
- 9巻 2015年2月21日、ISBN 978-4-7575-4533-5
- 10巻 2015年8月22日、ISBN 978-4-7575-4665-3
※『キングダム ハーツ 358/2 Days』連載により一時休載になり、『Days』完結後に連載が再開した。