クリスタル☆ドラゴン
以下はWikipediaより引用
要約
『クリスタル☆ドラゴン』は、あしべゆうほによる日本の漫画作品。ケルト神話、北欧神話の神々が登場する、壮大な歴史、冒険ファンタジー漫画。秋田書店の少女漫画雑誌『ボニータ』1981年創刊号より連載を開始した後、『ミステリーボニータ』に移籍。2014年『ミステリーボニータ』5月号および6月号にて「連載再開プレ企画」として序章(前編88P+後編89P)が再掲載され、同年7月号より本作の連載が再開された。『悪魔(デイモス)の花嫁』を休載しての本作の連載再開後、毎号の掲載が10ページ前後の状況が続いていたが、『ミステリーボニータ』2021年2月号の目次ページに “※「クリスタル☆ドラゴン」は都合によりしばらく休載します。” とのお知らせが発表されて以降、2年以上休載が続いている(2023年8月現在。なお、休載理由は明かされていない為不明)。2000年6月(単行本17巻)時点で累計発行部数は440万部を記録している。
あらすじ
エリンの島(現アイルランド)には、金髪碧眼のケルト人が住んでいた。「緑の原の一族」で、ただ1人、黒髪で生まれたアリアンロッドは、妖精の取替えっ子として忌み嫌われて育った。
幼いある日の海岸で、銀髪、銀色の目、銀の鎖帷子を付けたレギオンと名乗る戦士に、黄水晶で出来たサークレットと真実の名を貰う。真実の名とは、その人間の本質であり、真実の名を知る者には支配されると言われ、みだりに口に出してはいけないものだという。それを聞いた、村の賢者(ドルイド)ドリスコルは、アリアンロッドを"伝説の者"ではないかと思い、ドルイド(魔法使い)の弟子とする。
数年後、魔の谷と呼ばれる「深淵の一族」の邪眼のバラーに襲われ、村が全滅してしまう。バラーへの仇討ちを願い、風の精の王パラルダの助言に従い、助け手を求めてアリアンロッドは旅に出る決心をする。
途中で出会った賢者達(ドルイド)に"古き砦に闇が巣食う時、杖なき魔法使い(ドルイド)が現れる。杖なき者は魔法を持たず、闇は嵐を呼ぶだろう。杖なき魔法使いは杖を求め、天と地との境、水晶宮への道をたどる"という古詩を教えられる。半信半疑ながら、自分の杖を探し出し、やがては世界を闇に変えようとするバラーを倒す使命を全うすべく、様々な困難を越えてゆく。
キャラクター
アリアンロッド(銀の車輪)
ヘンルーダ
レギオン
パラルダ
邪眼のバラー
エラータ
グリフィス
ドリュー
ミアーハ
ソリル
フランカ
ラウリン
書誌情報
新書判コミックス
あしべゆうほ『クリスタル☆ドラゴン』秋田書店〈ボニータコミックス〉、既刊30巻(2020年11月16日現在)
あしべゆうほ『風の呪歌 射干玉の髪の姫君』秋田書店〈ボニータコミックスα〉ISBN 978-4-253-26039-8
表題作シリーズの他、『クリスタル☆ドラゴン』外伝作品2編を併録。
文庫判コミックス
あしべゆうほ『クリスタル☆ドラゴン』秋田書店〈秋田文庫〉既刊12巻(2007年7月10日現在)
秋田文庫シリーズからの刊行は、新書判コミックス24巻分までを収録したものの最新刊までは追いついていない。
新書判コミックスでは曖昧だった初出掲載情報が文庫判にて詳細に明記されていたので、以下の通り記述する。なお、各巻の長文化を防ぐ為に略称を使用する。
1-7巻:「月刊ボニータ」を「ボニータ」とする。
8-9巻:「ミステリーボニータ(隔月刊)」を「隔ミスボ」とする。
10-12巻:「月刊ミステリーボニータ」を「月ミスボ」とする。
その他
総集編 / ミステリーボニータ増刊号として1997年刊行(全5巻/2023年時点)
参考文献
- 斎田亨彦 編「特集:エンタ業界No.1物語 初公開!単行本発行部数ランキング」『日経エンタテインメント! 2000年7月号 No.40(通巻45号)』第4巻、第8号、日経BP社、48頁、2000年7月4日。 ※発売は発行日の前月4日。