ゲームウォーズ
以下はWikipediaより引用
要約
『ゲームウォーズ』(原題:READY PLAYER ONE / レディ プレイヤー ワン)は、アーネスト・クライン著のSF小説。
概要
2011年にランダムハウスから刊行され、日本では池田真紀子の訳により2014年にSB文庫から刊行された。
近未来のVR型オンラインゲームの世界をベースに、1980年代のハリウッドのSF・カルト映画や日本の漫画・アニメ・特撮などのポップカルチャーを題材にした壮大なクロスオーバー作品の小説である。
原題の(Ready Player One/レディ・プレイヤー1)とはゲームにログインした際にモニターに映る『1番目のプレイヤー、準備完了』という意味となる。
2018年にスティーヴン・スピルバーグによって映画化され、その際、邦題は原題の『レディ・プレイヤー1』に戻された。
2021年に続編Ready Player Twoが刊行された。
ストーリー
2041年、世界は深刻な社会不安に陥っていた。そんな現実から逃げるように、多くの人がジェームズ・ハリデーが開発した仮想現実世界「オアシス」に浸っていた。ある日ハリデーが死亡し、遺されたビデオメッセージを通して、オアシス内に隠されているイースターエッグを最初に見つけた者に、すべての遺産を譲るとの遺言が公表された。その日から世界中でエッグの争奪戦が始まった。
登場人物
ウェイド・オーウェン・ワッツ(パーシヴァル〈Parzival〉)
本作の主人公。両親を幼いころに亡くし、叔母とともにオクラホマシティ郊外のスタックパーク(トレーラーを積み重ねた集合住宅)の最上階22階に住んでいる白人のティーンエイジャー。肥満気味。ゴミ捨て場から拾ったノートパソコンで、ハリデーが入れ込んでいた80年代のカルチャーを学習していった(映画ではオアシス内にある「ハリデー年鑑」で調べている)。
SF映画や日本の特撮番組にも造詣が深く、東映版スパイダーマンのレオパルドンがアイテム選択に現れた時には大喜びして選ぶほど。
ハリデーの死後にイースターエッグ探しが始まり、ガンター(エッグハンター)の一人となる。その後、第一の試練をクリアし1つ目の鍵を手に入れた最初の人物としてオアシス内で有名になる。オアシス創設者のハリデーに共感し、イースターエッグを根気強く探し手がかりを見つける。
本名のウェイド・ワッツは、コミック好きの父親がスーパーヒーローの世間向けの名前に聞こえる(ピーター・パーカーやブルース・バナーなどの頭韻を踏む名前)という理由で名付けた。
ヘレン・ハリス(エイチ〈Aech〉)
ウェイドのオアシス内での親友。アバター上では肩の筋肉がたくましい長身の白人男性(映画版は身体が大きい強面のアバター)。ウェイドと共にガンターになった。ウェイドに度々ちょっかいをかけているが、彼が唯一心を許している人物。映画版ではオアシス内では改造のエキスパートで、注文を受けてアイアン・ジャイアントを一から作り上げたり、レースで破損したアルテミスの仕様の金田のバイクを10分で修理したり、ソレントのギアをハッキングして彼を自作のオフィスへと強制テレポートさせたりと、かなりの腕を持っている。現実では、ウェイドと同世代の黒人の女性ティーンエイジャーで、キャンピングカー(映画では古い郵便トラック)で移動しながら生活し、偽名を使用し、個人情報を隠していた。
アバター名のエイチは、彼女の父親が付けたあだ名。原作版は重度のガノタ(ガンダムおたく)である。
サマンサ・イヴリン・クック(アルテミス〈Art3mis〉)
イースターエッグを探すウェイドと同年代の女性ガンター。ウェイドが次第に恋焦がれてゆく相手。オアシス内での身体能力は高く戦闘能力が高い。現実世界ではカナダ在住の女子。ゲームとほぼ同じ見た目で顔の左半分に赤紫色の痣がある。現実でウェイドと会うのは原作では物語終盤だが、映画では早々とIOIに狙われたウェイドを仲間を使って救出し、接触している。
映画版は、父親をIOIの「強制徴収センター」に連れていかれ、そのまま戻らず死別してしまった過去があったため、同じ境遇を持つ人達とレジスタンスを結成し、オアシスと現実世界でIOI打倒を画策している。オアシス内では、シクサーズを蹴落としていることから「シクサーズ殺しのアルテミス」として知られている。
ヨシアキ・トシロウ(ダイトウ〈Daito〉)
日本人のガンター。オアシス内での弟分ショウトウと共に行動している。サムライのようなアーマーをつけ長い刀を帯びている(映画では赤い鎧兜を着ている侍姿のアバター)。現実世界では東京在住の引きこもりの青年。ジェイドキー獲得のためのクエスト中にシクサーズとの戦闘になり、ベータカプセルを使用してウルトラマンに変身して優位に立っていたが。現実世界での居場所を特定され、43階の自室の窓から突き落とされ死亡する。その後ダイトウが使用したベータカプセルはパーシバルに渡される事となる。
映画では、親友のエイチからの助言で4番目に第一の試練をクリアした。パーシヴァル達と第二の試練を突破した後、ヘレンとゾウと共にサマンサの伝言を頼りに彼女の隠れ家へと向かい、現実世界でIOIに襲撃されていたウェイドを救出した。その後、拐われたサマンサを救出するべくウェイド達と共に立ち上がった。
アキヒデ・カラツ(ショウトウ〈Shoto〉)
ジェームズ・ドノヴァン・ハリデー(アノラック)
オグデン・モロー
ノーラン・ソレント
アイロック
フナーレ・ザンドー
ウォーレン・ロビネット
用語解説
オアシス(OASIS)
イースターエッグ
ガンター
エッグ・ハント
アノラック年鑑
アノラック
IOI
シクサーズ
オハイオ州コロンバス
オクラホマシティ
作中登場するキャラクター・物体
ウルトラマン
デロリアン
レオパルドン