コインランドリーの女
漫画
作者:清原紘,
出版社:角川書店,
掲載誌:ビーンズエース,
レーベル:Kadokawa Comics A Extra,
巻数:全1巻,
話数:全18話,
以下はWikipediaより引用
要約
『コインランドリーの女』(コインランドリーのおんな)は、清原紘による日本の漫画作品。『ビーンズエース』(角川書店)で、2005年から2009年まで掲載されていた。
『月刊少年エース』(角川書店)に掲載され、同作品の単行本に収録された読み切り作品『鈴木姉妹』(すずきしまい)についても記述する。
概要
『ビーンズエース』(角川書店)においてVol.1、Vol.6 - Vol.8、Vol.12 - Vol.21と掲載された。作者が小説の漫画化を担当したため、Vol.1、Vol.6 - Vol.8は不定期連載だった。Vol.12から連載化されるが、『ビーンズエース』が2009年11月号増刊のVol.21で休刊したため、事実上の打ち切りとなる。作者にとって、連載化された初のオリジナル漫画作品である。単行本全1巻。
前期は8ページ(場合によっては12ページ)掲載だったが、後期は6ページ(場合によっては4ページ)となった。連載話数の単位は漢数字で「第○○話」。サブタイトルは、基本「○○の巻!」で○○には劇中に登場する台詞や言葉が入る。掲載時は全18話だったが、単行本で正式な最終回(第19話)が描き下ろされた。
とある商店街のコインランドリーに住む謎の美女・真魚子を中心とし、様々な奇行に走る変態達によって展開される不条理ギャグ漫画。初期はホラー要素を強調した雰囲気だったが、連載が進むに連れて、ドタバタギャグとしての面が強くなった。オタク・同人ネタをはじめ、下ネタ・ブラックジョーク・他作品のパロディ等が盛り込まれている。劇中では何年か時間が進んでいるが、そのことについてはあまり触れられていない。
単行本の作者のあとがきには、アシスタントが来る時以外は、孤独な漫画家生活の中で、変態でもいいから一緒にいてくれる友達が欲しいと考えて、この漫画が誕生した旨が書かれている。
単行本の帯の推薦文は、作者がファンであるモリタイシが担当。
登場人物
真魚子(まおこ)
本作の主人公。自分が経営するコインランドリーに住み着いている黒髪ロングの美女。前髪の一部だけ異様に長い。普段は肌の露出が多く、フリルが付いた黒い衣装を着ている。彼女の名前が登場するのは、第六話からである。
客が来ると、乾燥機か洗濯機の中に隠れ、映画『リング』シリーズに登場する山村貞子に似た演出で登場し、相手を驚かせることが日課。乾燥機の中から出たら死ぬと言っているものの、実際は平気で出歩いている。
外見に似合わずオタクとしての知識が豊富で、相手の会話をオタク関連へ持っていこうとすることがある。趣味はガンプラやフィギュアの制作で、その腕はかなりのもの。
過去のクリスマスに、全裸に黒ハイソで教会に突入して、般若心経を唱えようしたところを職務質問を受けて、阻止されたことがある。
陰湿で残酷な嫌がらせゲーム「ときめきハート滅殺学園3」に出演しており、そのゲームのモニターをやるために、晴のお金を勝手に使い込んで、Zboxとテレビをコンビニで購入した。
レンタル料を支払わないと、ホームページのレンタルサーバの様にいきなり店ごと消えてしまう。
単行本の作者のあとがきによると、自分の分身であるとのこと。また彼女の名前は、恩田陸の小説『蛇行する川のほとり』の登場人物から引用されている。
田中 晴(たなか はる)
本作のヒロイン。童顔の女子大生。真魚子が劇中で最初に驚かせた客。真魚子と出会ってから、買い出しに行かされたりと付きまとわれるようになった。
高校時代の先輩だった横井(と言うよりも彼の眼鏡)に対して異常な恋愛感情を抱いており、完全なストーカーと化している。彼の自宅に不法侵入し、眼鏡を窃盗(その罪を真魚子に擦り付けている)挙句の果てには盗聴・盗撮し、自分の部屋でそれを視聴しながらデートを行う等、犯罪行為を繰り返している。
貧乳であることを非常に気にしており、指摘されると落ち込んだり、激怒する。王子に求婚された際、そのことを受け入れると言った彼に肘打ちを食らわせ、以降彼に対して暴言を吐くようになった。
将来の夢はお嫁さん。犬を溺愛している。
横井(よこい)
鬼久保 ユリ(おにくぼ ユリ)
目頭 マコト(めがしら マコト)
犬(いぬ)
組長(くみちょう)
真魚子の店が加入している商店街の組合の組長であり、魚屋の5代目。左目に傷跡があり、隆々とした筋肉質な身体をしている。
容姿と言動から、初対面時に晴はヤクザの組長だと勘違いした。自分より歳下である真魚子を「姐さん」と呼ぶ。真魚子の店に来る際は、何故かいつもガラスを割って登場する。
ドMで、真魚子に無意味な暴力を振るわれても、怒らずに快楽を感じている。商店街のイベントで、真魚子が的当てゲームを出店した際、自ら的になったが、客が寄り付かず、放置プレイに目覚めた。その後、自身で射的の夜店を開くも、自ら的となって銃口の前に立ちふさがって商売にならなかった。この時、歳のせいで少しの刺激に満足できなくなったと、コルク銃を改造して、3発に1発の割合で実弾を混ぜていた。
王子(おうじ)
鈴木姉妹
『鈴木姉妹』(すずきしまい)は、『月刊少年エース』(角川書店)2006年3月号、2007年1月号に掲載されていた読み切り漫画。全2話。8ページ掲載と『コインランドリーの女』の流れを汲んでいる。
大人でも子供でもない絶妙な年齢である14歳(=鈴木)に夢を持つ仲間で、お互いを「姉妹」と呼ぶ女子高生、山田フミ・中山エリと、つっこみ役のミキの3人を中心としたギャグ漫画。
劇中で使用されている「鈴木」とは14歳の意味で、学校の教室で14歳と言うことが恥ずかしく、クラスに鈴木という苗字がいなかったことが由来である。
『コインランドリーの女』単行本発売に伴い、別雑誌での掲載だったものの、ギャグ繋がりということで、収録されることになった。
登場人物
山田 フミ(やまだ フミ)
中山 エリ(なかやま エリ)
ミキ
義樹(よしき)