小説

コタンの口笛


題材:アイヌ,人種差別,

舞台:北海道,



以下はWikipediaより引用

要約

『コタンの口笛』(コタンのくちぶえ)は石森延男の小説。また、それを原作とする成瀬巳喜男監督の映画。小説は1957年(昭和32年)発表。第1部「あらしの歌」と第2部「光の歌」の全2巻で構成。アイヌを主人公とした物語であり、日本人(和人)による差別と彼らとの和解などを描いている。映画は1959年(昭和34年)、東宝の配給により上映された。

小説

石森延男は当小説で第1回未明文学賞と第5回産経児童出版文化賞を受賞している。絵は鈴木義治。

あらすじ
単行本
  • 『コタンの口笛 第1部 あらしの歌』東都書房、1957年(箱入り)
  • 『コタンの口笛 第2部 光の歌』東都書房、1957年
  • 『コタンの口笛 第1部 あらしの歌』東都書房、1962年(普及版)
  • 『コタンの口笛 第2部 光の歌』東都書房、1962年
  • 『コタンの口笛 第1部』角川文庫、1966年
  • 『コタンの口笛 第2部』角川文庫、1966年
  • 『コタンの口笛 第1部』偕成社(ジュニア版日本文学名作選)、1966年
  • 『コタンの口笛 第2部』偕成社(ジュニア版日本文学名作選)、1966年
  • 『コタンの口笛 第1部』偕成社(ホーム・スクール版日本の名作文学)、1969年
  • 『コタンの口笛 第2部』偕成社(ホーム・スクール版日本の名作文学)、1969年
  • 『コタンの口笛 第1部』旺文社文庫、1975年
  • 『コタンの口笛 第2部』旺文社文庫、1975年
  • 『コタンの口笛 第1部・上』偕成社文庫、1976年 ISBN 978-4038501708
  • 『コタンの口笛 第1部・下』偕成社文庫、1976年 ISBN 978-4038501807
  • 『コタンの口笛 第2部・上』偕成社文庫、1976年 ISBN 978-4038501906
  • 『コタンの口笛 第2部・下』偕成社文庫、1976年 ISBN 978-4038502002
  • 『コタンの口笛』講談社(児童文学創作シリーズ)、1976年
  • 『コタンの口笛 第1部 PART 1』講談社青い鳥文庫、1988年 ISBN 978-4061472341
  • 『コタンの口笛 第1部 PART 2』講談社青い鳥文庫、1988年 ISBN 978-4061472372
  • 『コタンの口笛 第2部 PART 3』講談社青い鳥文庫、1988年 ISBN
  • 『コタンの口笛 第2部 PART 4』講談社青い鳥文庫、1988年 ISBN 978-4061472471
映画

1959年3月29日、東宝の配給により映画化された。カラー、東宝スコープ。

ロケは主に北海道千歳市で行われ、当時の市内の風景(千歳高校旧校舎など)も見られる。

登場人物
  • 畑中マサ:幸田良子
  • 畑中ユタカ:久保賢
  • 谷口先生:宝田明
  • イカンテフエ:水野久美
  • 畑中幸次:大塚国男
  • 田沢清:久保明
  • 畑中金二:山茶花究
  • 中西先生:土屋嘉男
  • フィリップ:左卜全
  • 飲み屋の主人の妻:中北千枝子
  • 一の宮あつ子
  • 村上冬樹
  • ワカルパ:田島義文
  • イカンテ婆:三好栄子
  • 田沢校長:志村喬
  • 畑中イヨン:森雅之
  • 飲み屋の主人:佐田豊
  • 小山フミ子:関祥子
  • 三井先生:松葉良子
  • 小山さち子:武部秋子
  • 佐藤ゴン:山崎雅美
  • 岡野二郎:高橋澄雄
  • 後藤ハツ:吉野好子
  • 佐吉・サボ:児玉寛
  • 野田:延山孝市
  • 岩本:藤川正治
  • 木樵A:伊原徳
  • 木樵B:橘正晃
  • 瀬良明
  • 土屋詩朗
  • 細川隆一
  • 草間璋夫
  • 加藤茂雄
  • 河辺昌義
  • 佐藤功一
  • 宇留木耕嗣
スタッフ
  • 製作:田中友幸
  • 原作:石森延男
  • 脚本:橋本忍
  • 音楽:伊福部昭
  • 撮影:玉井正夫
  • 美術:中古智
  • 録音:藤好昌生
  • 照明:石井長四郎
  • 編集:大井英史
  • チーフ助監督:梶田興治
  • 製作担当者:真木照夫
  • 整音:下永尚
  • 協力:劇団若草、劇団ひまわり、劇団あすなろ、劇団若い人
  • 現像:東京現像所
  • 監督:成瀬巳喜男
同時上映

『僕らの母さん』

  • 脚本:野木一平/監督:板谷紀之/主演:乙羽信子/東京映画作品