ゴールデンゴールド
漫画
作者:堀尾省太,
出版社:講談社,
掲載誌:月刊モーニングtwo,
レーベル:モーニングKC,
発表期間:2015年10月22日 -,
巻数:既刊9巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『ゴールデンゴールド』(Golden Gold)は、堀尾省太による日本の漫画。『月刊モーニングtwo』(講談社)にて、2015年12月号から連載中。
得体の知れない謎の生命体「フクノカミ(福の神)」と、「フクノカミ」の力により翻弄される田舎の人々の異変を描いたサスペンスホラー漫画。マンガ大賞2017、2018、2019と3年連続でノミネートされた。
あらすじ
瀬戸内海の孤島「寧島」に住む少女・早坂琉花は及川への片思いに憂鬱な思いを抱きながらも、平凡な日常を過ごしていた。
ある日、琉花は海辺で謎の置物を拾う。置物を山中の祠に祀り祈りを捧げたところ、置物は動き出し意思ある生命体のように振る舞い始めた。それと同時に琉花の祖母が営む民宿や雑貨店が繁盛し始め、置物は「フクノカミ(福の神)」名付けられた。しかしどこか禍々しく、怪しい動きで島民たちを操り始める「フクノカミ」を琉花たちは信用することが出来ない。そして、流花の不安通り、次々と異変が起こり始める。
登場人物
早坂琉花
本作の主人公。中学3年生。
人の心の動きに敏感な部分があり、相手の表情から負の感情を主観に基づいて読み取ろうとする癖がある。真面目でなかなか素直になれない性格だが、普通の年頃の少女らしい素直さもある。
元々は広島県福山市に父母と兄の4人で住んでいたが、前述の人の心を読み取る癖のせいで同級生の中で孤立。不登校になってしまう。その後、父方の祖母が住む寧島に移り住み、田舎で祖母と同居を始めることで普通の生活を送れるようになった。
同級生の少年・及川に恋心を抱いているが、生粋のオタクである及川に対して友人以上の関係を脱しきれずにいる。オタクの及川のために「寧島にアニメイトが建ちますように」とフクノカミに祈ったことで、フクノカミが動き出すようになる。
フクノカミ(福の神)
本作のキーパーソン。琉花が拾ってきた謎の置物が琉花の祈りによって力を得た謎の存在。
大きな赤ん坊のような丸々と太った見た目と、異様に長い指、自在に伸びる舌を持つ。動くことは出来るが表情を変えることがなく、微笑んでいるように見える。また作中を通してほとんど話さないが、人間と同様に飲食はする。寧島出身の島民たちには「50代ぐらいの小柄なおっさん」として映っているが、それ以外の人々には「動く謎の人形」として映っている。
早坂民宿で生活しているが、フクノカミがそこにいるだけで多くの人を集め、物欲を刺激するため早坂家は繁盛するようになった。琉花の祖母を操って隣の民家を買収し民宿の別館にしたり、「寧強会」を発足させ島民以外の客を集めたりと、寧島に人と金が集まるようになった。
「スマホでフクノカミの姿を撮影出来ない」「未知の生物を海から呼ぶ」など、その力には未解明な部分が多い。
作中の黒蓮の説明により、フクノカミが拾われたのは3月19日であることが判明している。
早坂町子
黒蓮ハネル
及川博樹
岩奈英男
酒巻海人
作中用語
寧島
江戸時代にもフクノカミの力によると思われる繁栄した時期があったが、本作冒頭の争乱が原因らしき事件が勃発。無人島となる。「福の神の立ち寄る島」という伝承だけが伝えられた。その後、いつの時代かは不明だが、島民のいる現在の寧島となる。
学校、保育所、病院など必要最低限の設備はあるが、スーパーは島に一軒しかなく、本屋もないらしい。これと言った産業もなく宿のある島の中では一番小さい。島には中学校はあるが高校はないらしく、高校進学は別の場所に行くことになる。
寧強会
しかし、真の目的は、フクノカミの力の源である人々の祈りを集めること。
岩奈屋
書誌情報
- 堀尾省太『ゴールデンゴールド』 講談社〈モーニングコミックス〉、既刊9巻(2021年10月22日現在)
- 2016年6月23日発売、ISBN 978-4-06-388615-3
- 2017年1月23日発売、ISBN 978-4-06-388689-4
- 2017年10月23日発売、ISBN 978-4-06-510202-2
- 2018年5月23日発売、ISBN 978-4-06-511387-5
- 2018年12月21日発売、ISBN 978-4-06-514055-0
- 2019年7月23日発売、ISBN 978-4-06-516505-8
- 2020年6月23日発売、ISBN 978-4-06-519079-1
- 2021年2月22日発売、ISBN 978-4-06-522117-4
- 2021年11月22日発売、ISBN 978-4-06-524680-1