小説

サイドカーに犬




以下はWikipediaより引用

要約

『サイドカーに犬』(サイドカーにいぬ)は長嶋有の短篇小説。及び、同作を原作とした2007年6月に公開された日本映画。

母親が家出した家庭に突如入り込んできた主人公・ヨーコと、10歳の少女・薫の心の交流を描いた作品である。長嶋有は本作で第92回文學界新人賞を受賞しデビューした。『文學界』2001年6月号に掲載され、第125回芥川賞の候補になった。『猛スピードで母は』(文藝春秋、2002年1月刊)に収録。

2007年に竹内結子主演で映画化された。竹内が破天荒で勝気なヒロインを演じ、新境地を開いた。

映画

根岸吉太郎によって映画化。2007年6月23日に公開された。

キャスト
  • ヨーコ - 竹内結子
  • 近藤薫 - 松本花奈、ミムラ(20年後)
  • 近藤透 - 谷山毅、川村陽介(20年後)
  • 近藤良子 - 鈴木砂羽
  • 浜口 - トミーズ雅
  • 渡辺寿男 - 山本浩司
  • 釣堀屋主人 - 寺田農
  • マンションの下見に来る客 - 松永京子、伊勢谷友介
  • 増田治五郎 - 温水洋一
  • 増田トメノ - 樹木希林
  • 吉村 - 椎名桔平
  • 近藤誠 - 古田新太
スタッフ
  • 監督:根岸吉太郎
  • 脚本:田中晶子・真辺克彦
  • 音楽:大熊ワタル
  • 主題歌:「Understand」YUI (Sony Music Records、STUDIOSEVEN Recordings)
  • 挿入歌:「いい事ばかりはありゃしない」RCサクセション(キティレコード)
  • 撮影:猪本雅三
  • 編集:小島俊彦
  • 美術:三浦伸一
  • 録音:横溝正俊
  • 照明:金沢正夫
  • 自転車技術指導:森幸春
  • 技斗:劔持誠
  • 合成・タイトル:マリンポスト
  • 現像:IMAGICA
  • スタジオ:日活撮影所
  • プロデューサー:田辺順子
  • 製作協力:エンタテインメント・フューチャーズ・ファンド、フェイス
  • 製作者:若杉正明、細野義朗、柳田和久
  • 製作プロダクション:ビーワイルド
ストーリー

1980年代の夏。キャリアウーマンとして精力的に不動産会社で働く薫は、父と暮らしていた弟に自分の結婚式に出てくれと頼まれる。ふと、憧れの女性、ヨーコを思い出す。20年ほど前、家出していった母と入れ違いのように家にやって来たヨーコは、ドロップハンドルの自転車を駆り、タバコをふかす、母とは正反対の豪快な女性だった。彼女は薫のために食事を作り、コカ・コーラの味や流行りの音楽を教えてくれた。犬を見て、犬がいいのか飼い主がいいのかという不思議な問いをしてくる。そして、互いに尊敬しあう友情の存在も…。だが、父との諍いのすえ家にいられなくなったヨーコは、最後の夏休みにつきあってくれ、と薫を誘うのだった。

受賞

作品
キネマ旬報ベスト・テン 日本映画 第6位 第81回 朝日ベストテン映画祭 日本映画 第6位 ヨコハマ映画祭 第7位 映画芸術ベストテン 第8位
主演女優賞(竹内結子)
山路ふみ子映画賞 女優賞 第31回 日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 最優秀主演女優賞 第20回 大阪映画記者クラブ2007年ベストムービー賞 日本映画最優秀女優賞 キネマ旬報ベスト・テン 最優秀主演女優賞 第81回 日本映画批評家大賞 最優秀主演女優賞 第17回