サウスパーク
以下はWikipediaより引用
要約
『サウスパーク』(South Park)は、アメリカのコメディ中心のケーブルテレビチャンネル、コメディ・セントラルで放送されている切り絵による(または切り絵風の)ストップモーション・アニメ、及びその舞台。初回放送は1997年8月13日。総話数はシーズン25までで325話。また、1999年に映画版が公開されている。シーズン25まででエミー賞を5回受賞。
コロラド州の小さな町サウスパークを舞台に主人公の少年4人が騒動を起こしたり、巻き込まれるギャグアニメであり、過激な描写や痛烈な社会風刺、ブラックジョーク、有名映画・ドラマのパロディが特徴。
原作はトレイ・パーカーとマット・ストーン。この2人は監督・脚本のほか、作画や登場人物の声、音楽など制作全般を務めている。
概要
ストップモーションを使った切り絵の可愛らしい描画とは裏腹に過激な描写や社会風刺を主テーマとするギャグアニメである。放送開始当初から話題を呼び、ケーブルテレビ史上最高視聴率(スポーツ番組除く)や、数回のエミー賞受賞を記録している。チューバッカ弁論など、実社会にも影響を与えている。
1995年にコロラド大学の同級であったトレイ・パーカーとマット・ストーンが制作した切り絵によるストップモーション・アニメ『クリスマスの精神』(Spirit of Christmas)が原型であり、その後、1996年に制作されたパイロット版を買い上げたコメディ・セントラルによって1997年8月に放送が開始された。正式な放送番組となった後も、個人制作時代と同じくトレイとマットの2人が脚本、声など制作全般に携わっており、主人公達4人を含めた登場人物全般の声を2人が行っている(女性の声についてはメアリー・ケイや、後任のエリザ・シャイダーなどが主に担当)。また、初期は実際に切り絵を使いストップモーションで制作されていたが、後にCG制作に移行しており、移行後もストップモーション的なアニメーションは維持しつつも、ストップモーションでは不可能な描写も多用している。
話は基本的に1話完結型であり、主人公の4人の少年達を中心に展開される。ストーリーラインそのものは荒唐無稽で馬鹿馬鹿しいことが多いが、実際の事件や時事問題を擬えたり、実在の人物を登場させてネガティブな話題を誇張して扱うなどして笑いをとる。特にCG制作移行後は制作期間の短縮によって数週間のタイムラグで時事問題を扱うことも多い。また、演出には、しばしば映画やドラマのパロディを用いることも特徴である。
なお、サウスパークはコロラド州に実在する地名であり(South Park)、作中に登場する店なども一部は実在する(例:カサボニータ)。
2016年の大統領選挙戦を皮肉った回「The Damned」から風刺してきてたが、トレイ・パーカーとマット・ストーンはこの回で選挙戦などの時事をネタにするのは終わりだとABCテレビの番組「7:30」で発言した。理由としてはあまりにも大統領のネタで風刺する対象が多いことから疲れたと語っており「何か問題があったら良いネタが出来たなんて喜ばないし、現実のほうがもっと笑えるから」と注釈している。しかし、時事関連のネタは以降も継続して取り上げられており、この発言は撤回された可能性が高い。
登場人物
オープニング
オープニングは放送開始から現在に至るまで、何度か映像が変更されたり音声をアレンジされたりしている。
映像の変更
シーズン1–4前期
ハロウィンVer.
シーズン4後期–5
シーズン6–11
シーズン6
シーズン7以降
シーズン12–13
シーズン14–16
シーズン17–22、23最終話、25
シーズン23第1〜5話
シーズン22でランディが開墾した大麻農園を紹介する形となり、本来の"South Park"のタイトル場面は農場の看板にマーシュ一家とタオリーが集まるという構図となった。
シーズン23第7〜9話
エピソードとテーマごとに毎回作り直されており、それぞれPCベビーのテーマ(マペットベビーのパロディ)、街の女性達、糖尿病のスコットがメインとなっている。
音声の変更
シーズン1–4前期
ハロウィンVer.
シーズン4後期–5
シーズン6–10前期
シーズン10後期–22
シーズン23前期
シーズン22で開墾した大麻農園の宣伝という名目でランディとタオリーが歌唱するが、歌詞は地名とケニー(タオリー)のパート以外そのままである。音楽が再びカントリー調になった。
その他
特別オープニング
第17シーズン第4話
ケニーの台詞
声優
声優は基本的にごく少数で、レギュラーやゲストの別なく1人で何役も演じられている。特に主人公4人らは制作者であるトレイ・パーカーとマット・ストーンを中心に演じられており、ミキシング・コンソールで声質を変えるなどの工夫が加えられている。女性はメアリー・ケイが担当していたが、第3シーズン中に自殺し、その後はエリザ・シャイダーなどが主に担当している。
シーズン8第1話「Good Time With Weapons」やシーズン16第6話「I Should Have Never Gone Ziplining」など、しばしば日本語の台詞が登場するが、トレイ・パーカー本人が演じている。パーカーはコロラド大学で日本語を専攻し日本への在留経験もあるため、日本語の発音は流暢である。
スタッフ
- 原作 - トレイ・パーカー、マット・ストーン
- 製作総指揮 - トレイ・パーカー、マット・ストーン
- 監督 - トレイ・パーカー
- 脚本 - トレイ・パーカー
- 声優 - トレイ・パーカー、マット・ストーン、アイザック・ヘイズ、メアリー・ケイ・バーグマン 他
- OPテーマ、音楽 - PRIMUS
- プロデューサー - マット・ストーン、アン・ガレフィーノ
- 製作 - コメディ・セントラル、ブラニフ プロダクション(1997–2006)、パーカー ストーン プロダクション(2006–07)、サウスパーク・スタジオ(2007–)
日本語版製作スタッフ
- WOWOW放送分
- プロデューサー - カズ・クズイ
- ラインプロデューサー - スージュン
- 翻訳 - 小寺陽子
- 翻訳監修 - クリスチャン・ストームズ
- 監修 - 桑原あつし
- 演出 - 清水洋史
- 調整 - 山本和利
- 製作進行 - 曽我秀忠
- 番組担当 - 北浦宏之
- 日本語版製作・配給 - KUZUIエンタープライズ
- FOX放送分
- 吹替製作 - 東北新社
- 日本語版プロデュース - FOX JAPAN
- Netflix配信分
- 吹替製作 - バイアコム・ネットワークス・ジャパン、東北新社
- プロデューサー - カズ・クズイ
- ラインプロデューサー - スージュン
- 翻訳 - 小寺陽子
- 翻訳監修 - クリスチャン・ストームズ
- 監修 - 桑原あつし
- 演出 - 清水洋史
- 調整 - 山本和利
- 製作進行 - 曽我秀忠
- 番組担当 - 北浦宏之
- 日本語版製作・配給 - KUZUIエンタープライズ
- 吹替製作 - 東北新社
- 日本語版プロデュース - FOX JAPAN
- 吹替製作 - バイアコム・ネットワークス・ジャパン、東北新社
略歴
放送開始前
1992年
1992年
1995年
その頃「Mr.ハンキーショー」という番組を準備していたトレイとマットだが20世紀フォックス重役ブライアン・グレイドンのアドバイスで題名を「サウスパーク」に変更。
1996年
1997年
2月:コメディ・セントラルは「サウスパーク」のシリーズ化をオファー。
放送開始後
1997年
8月20日:この日放放映された第2話「Weight Gain 4000(邦題「カートマン、ダイエットで体重激増)」にて初めて全編CGで制作された。以降、ほとんどの回が切り絵風のCGアニメとして制作される。
1998年
4月1日より第2シーズンを放映開始。ただし、その第1話「Terrance & Phillip in Not Without My Anus(邦題「テレンス&フィリップ緊急特番」)」は新シーズンを待ち望んだ視聴者を肩透かすためのジョーク回だったため、コメディ・セントラルにファンからの抗議が殺到する。
7月:「Big Gay Al's Big Gay Boat Ride(邦題「愛犬スパーキーのおホモだち」)」がエミー賞にノミネート
10月2日:映画版製作開始。
12月:映画版の最初の予告編が公開される。
1999年
1月19日:映画版正式題名を発表。正式題名は「SOUTH PARK: BIGGER, LONGER & UNCUT」。
4月7日より第3シーズンを放映開始。
6月30日:映画版、全米公開。後に主題歌はアカデミー賞にノミネートされる。最終興行収入は2100万ドル。
11月11日:ほとんどの女性キャラクターの声を担当していたメアリー・ケイ・バーグマンが拳銃自殺。メアリー・ケイの後任はエリザ・シャイダー。
11月17日:「Starvin' Marvin in Space(邦題「宇宙戦士!腹ぺこマーヴィン」)」放映。冒頭に黒バック・白文字で「In Memory Mary Kay Bergman(このエピソードをメアリー・ケイに捧ぐ)」との追悼文が出る。そして、このエピソードにはレギュラーの女性キャラは一人も登場していない。吹き替え版では追悼文はでてこない(オープニングもなしで始まる)。
12月1日:メアリー・ケイ・バーグマンが出演した最後のエピソード「Mr.ハンキーのクリスマスDEショー」放送。終盤に彼女が演じた主要な女性キャラクターが全員登場し、彼女を追悼する演出になっている。
12月13日:映画版がロサンゼルス批評家協会最優秀音楽賞を受賞(トレイとマーク・シャイマン)。
2000年
7月:「Chinpokomon(邦題「チンポコモン」)」がエミー賞にノミネート。
2001年
2002年
7月:「Osama bin Laden Has Farty Pants(邦題「爆笑短小ビンビンラディン」)」がエミー賞にノミネート。
2003年
2004年
7月:「It's Christmas in Canada(邦題「アイクをたずねて三千里」。サブタイトルの元ネタは「母を訪ねて三千里」から)がエミー賞にノミネート。
2005年
9月11日:『ケニーは救世主!?』がエミー賞を受賞。サウスパークとして初の受賞となる。
シェフの声優であるソウル・シンガーのアイザック・ヘイズが、第9シーズン第12話「Trapped in the Closet」 にて、自らが信仰しているサイエントロジーが批判されたことを理由に降板。その為、シェフ最後のエピソードである第10シーズン第1話「The Return Of Chef」では過去のシェフのセリフを編集してしゃべらせている。
2006年
7月:「Trapped in the Closet」がエミー賞にノミネート。
2007年
9月8日:「Make Love, Not Warcraft」が2度目のエミー賞受賞。
10月31日:「Imaginationland Episode III」が、コメディ・セントラルで放送されている番組の史上最高視聴率を記録する。
2008年
8月10日:シェフの声優であったアイザック・ヘイズが死去。
9月8日:ロシアのモスクワで放送中止を求められる。
9月13日:「Imaginationland」が3度目のエミー賞を受賞。
9月21日:ロシアでの放送再開を求め、サンクトペテルブルクにてファンによるデモ行進が行われる。
2009年
9月:「Margaritaville」がエミー賞を受賞。
2010年
2011年
10月5日より後期エピソードを開始。「You Are Getting Old」の続きから始まり、子供達に成長が見られるストーリーがメインで、これまでと違ってシリアスな展開が多くなっている。
2012年
9月26日より後期エピソードを開始。
2013年
9月:「Raising the Bar」がエミー賞を受賞。
10月16日放送を予定していた第4話は製作中にスタジオが停電し製作が中断し納品が間に合わず23日に延期された。このような事態は今回が初めてである。16日は代替として第5シーズンの「カートマン・レクターの鬼畜晩餐会」をライブツイッター付きで放送した。
2014年
9月24日より第18シーズンを放送開始。
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
9月25日に第23シーズンが放送開始。
10月、シーズン23 エピソード2の『Band in China』にて中国政府批判をしたため中国で閲覧不可となった。
2020年
2021年
シーズン30(2027年)まで契約延長。サウスパークの新作映画14本を2027年までに制作決定した。
2022年
放映リスト
日本での放送
日本では1999年10月17日からWOWOWが放映権を取得し吹き替え版を放送してきたが、国内の権利元であるKUZUIエンタープライズが2005年に倒産したため、2004年10月放送の第7シーズンを最後に終了し、その後、第6シーズンまでをAXNで放送した。WOWOW側は放送継続の意思があり番組ホームページもしばらくの間残されていたが、後に閉鎖された。
DVDも2000年からワーナーヴィジョン・ジャパン(現:ワーナーミュージック・ジャパン)が発売されていたが、販売元のイーストウエスト・ジャパン(現:ワーナーミュージック・ジャパン)と権利元のKUZUIエンタープライズのトラブルによりシーズン3以降のDVDには吹替が収録されていない(DVDシリーズ自体はシーズン4で販売が打ち切られた)。他にも、セルVHSでの発売元はワーナーヴィジョン・ジャパンが、レンタルVHSでの発売元はワーナーヴィジョン・ジャパン、販売元はブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント(現:ウォルト・ディズニー・ジャパン、実際にはポニーキャニオンが担当)がそれぞれ担当している。セルVHS・レンタルVHSの日本語字幕版とシーズン3・4のDVDにおける提供は、バイアコム・ネットワークス・ジャパンが担当している。
その後は長らく沈黙を守っていたが、国内での権利がMTVに返上されたことから2010年にMTVにてアメリカで発売されたDVD「マット&トレイが選ぶBEST 10」に収録されている10話を字幕にて放送。2011年2月16日その字幕版DVDが発売された(販売元はポニーキャニオンに変更された)。MTVは、シーズン8を始めに、2月13日に放送開始され、初回は10話を一挙に放送された(字幕スーパー版)。
また、日本のFOX bs238で、2011年10月3日から第8シーズンの放送がMTVエンタメゾーン枠で開始され、吹き替えのキャストも一新された。翌年4月から第9シーズンが字幕版のみで放送されたが、それ以降は放送がない。
放送終了後は未上陸エピソードから抜粋されたLINEスタンプやタカラトミーアーツによるカプセルマスコット等グッズ展開が中心となっていたが、2018年に第5〜14シーズンの一部が収録された字幕版DVDがポニーキャニオンより2枚発売され、上陸20周年を迎えた2019年には10月15日にNetflixにて第15〜21シーズンの字幕版が、翌16日には吹替版が配信された。また、2020年5月16日には新たに22シーズンの字幕版・吹き替え版が、2021年2月1日には第23シーズンの字幕版・吹き替え版が配信された。
なお、作者のトレイ・パーカーとマット・ストーンは日本通として知られる。トレイ・パーカーは大学で日本語を学び、日本在住経験もある他、元妻は日系人である(2010年に離婚)。またサウスパーク以前の作品(カンニバル!ザ・ミュージカル)から日本人のスタッフが制作に携わり、実際に出演もしている。
WOWOW放送版
上述のとおりシーズン7までを放送。放送終了後はAXNでシーズン6までが放送されている。カイル役の山口勝平とギャリソン先生役の田口トモロヲによると原語版のテンポが早く、日本語の台詞が嵌らない為通常より倍速を落として収録していたという。放送初期はアフレコ台本をホームページで公開する事もあった。
一人の声優が多数の役を担当している。男性モブキャラの声は小形満と乃村健次が大半を占め、女性キャラはほぼ全員を鈴木紀子が演じており、シーズン7で川上とも子が増員されるまでは掛け合いを1人でやる事も多かった。第2シーズンまではリリー・フランキーや篠原勝之などタレント・歌手などがゲスト出演した。挿入歌などは第3シーズン・第15話の楽曲を除き吹き替えられている。
FOX放送版
MTVジャパン及びFOXジャパンによってシーズン8のみ吹き替え版が製作された。製作陣からは過激な内容故のお蔵入りの可能性が懸念されていたが、映像面での修正(グロテスクな表現の箇所を黒丸やぼかしで覆わされたり丸々カットされたりするような処置)によって無事に全話放送された。主題歌やほとんどの挿入歌が字幕対応になっている。
バイアコム制作版
2019年秋から2021年にかけて配信されたシーズン15〜23までの吹き替え版が、2023年現在日本での権利を持つMTV(バイアコム・ネットワークス・ジャパン)により制作・配信されている。シーズン15、シーズン16が2019年に配信を終了し、2022年5月14日をもってNetflixでのシーズン17〜23の配信が終了した。現在はAmazon Prime ビデオチャンネル内のMTV及びParamount+にてシーズン15〜23が配信されている。声優陣はWOWOW放送版からカートマン役のLiLiCoとシーズン2に出演した落合弘治が、FOX放送版から脇役担当の佐藤せつじが続投し、その他のキャストは一新され、レギュラー・サブレギュラーは計12名と人数は以前までとさほど変わらない。またオープニングの歌詞や「この人でなし!」等の決まり文句等翻訳はWOWOW版を踏襲した部分がある。WOWOW・FOX放送版では自主規制音で処理されていた放送禁止用語が、『サウスパーク/無修正映画版』と同様、無修正のまま配信されている。また、吹き替え監修はWOWOW版同様桑原あつしが担当している。
日本で放送されたシーズンで日本未放映回
番組内容の過激さもあり、日本では放送されなかった回もある。
- 第2シーズン
- 第1話(第14話)「テレンス&フィリップ緊急特番(Terrance and Phillip in Not Without My Anus)」
- 第4シーズン
- 第10話(第57話)「ティミーは地獄行き?(Do The Handicapped Go To Hell?)」
- 第11話(第58話)「地獄の三角関係(Probably)」
- 第6シーズン
- 第12話(第57話)「A Ladder to Heaven」
- 第1話(第14話)「テレンス&フィリップ緊急特番(Terrance and Phillip in Not Without My Anus)」
- 第10話(第57話)「ティミーは地獄行き?(Do The Handicapped Go To Hell?)」
- 第11話(第58話)「地獄の三角関係(Probably)」
- 第12話(第57話)「A Ladder to Heaven」
いずれも当時イラク大統領であったサッダーム・フセインが登場するため自粛。
このうち、「テレンス&フィリップ緊急特番」はDVD-BOXの発売の際に新たに日本語吹き替え版を加えて収録され、AXNで初放送された。
また、第4シーズンの第10話・11話は字幕版でDVDに収録された。
因みにフセインの逮捕後は自粛を解除したため、第7シーズン第14話「アイクをたずねて3000里」はそのまま放送されることになった。そして、奇しくも同回がWOWOW放送版の最終話となった。
- 第3シーズン
- 第10話(第41話)「チンポコモン(Chinpokomon)」
- 第10話(第41話)「チンポコモン(Chinpokomon)」
昭和天皇をパロディ化したキャラクターが登場するため放送もDVD化もされなかった。
- 第7シーズン・第2話(第98話)「世界征服クラブ(Krazy Kripples)」
第7シーズン・第1話(第97話)の最後で次回予告が流れたが、作中でネタにされたスーパーマンのクリストファー・リーヴが急逝したためにシーズン6の#3が再放送された。
- 第9シーズン・第8話(第133話)「Two Days Before the Day After Tomorrow」
因みに第7シーズン・第4話(第100話)「戦争反対の賛成なのだ!?(I'm a Little Bit Country)」では、ラストで放送100回を祝うシーンがあるが、日本ではこれらの理由によりまだ94話分しか放送されなかったため、日本語吹き替え版のラストでこのことをカイルがつっこんでいる。
インターネット配信
公式サイト「South Park Studios」で全エピソードを視聴することが可能。全編英語、一部エピソードはスペイン語が選択可。字幕は英語のみ。
また旧マクロメディア(現・アドビシステムズ)が運営していた「Shockwave.com」で、1分30秒ほどの短尺作品を視聴することができた。キャストは「無修正映画版」と同様。「shockmachine」でHDDに保存が可能だった他、一部エピソードについては視聴後にミニゲームを楽しむことが出来たが、shockwaveの閉鎖により、その映像は現在視聴することが出来ない。
アメリカ
アメリカでは2020年5月まで、Hulu(ウォルト・ディズニー・グループ)にて配信していたが、同年6月以降は5月27日からサービスを開始するHBO Max(ワーナーメディアグループ)にて、最新エピソードを含む本番組を配信している。なお、動画配信用に制作された一部の作品はParamount+(パラマウント・グローバル傘下)で配信している。
Paramount+での配信を巡り、「HBO Maxとの間で交わされた独占配信契約に違反している」として、HBO Maxの親会社であるワーナー・ブラザース・ディスカバリーがニューヨーク州の裁判所に提訴したことが2023年2月に報じられた。
日本
日本で公式に日本語版が放送されなかったシーズンでは、日本の動画投稿サイトに有志翻訳による日本語字幕付きエピソードが無許可ではあるが投稿されている。
2019年10月15日、動画配信サイト「Netflix」の日本語版にて第15シーズンから第21シーズンまでのエピソードが正式に配信された。公式の日本語版は2011年以来の8年ぶりとなる。さらに、2020年5月16日にシーズン22の追加配信がされた。
2023年3月25日、Amazon Prime ビデオチャンネル内のMTVにてシーズン15、16が配信開始。同年5月以降月末になるとシーズンが追加され、同年11月シーズン23の配信が開始された。吹き替えはバイアコム制作版。
2023年12月1日、日本のParamount+がサービス開始。シーズン15~23(ただし、シーズン16の第4話「イースターを救え!」及びシーズン17の第6話「赤毛の牛」が欠番となっている)が日本語吹き替え版/字幕版で配信された。吹き替えはバイアコム制作版。
映画版
1999年6月30日にR指定で全米公開。日本公開は2000年8月12日。
ゲーム
- South Park (NINTENDO64、プレイステーション、PC)1998年12月12日発売。アクレイム・エンタテインメント。
- South Park: Chef's Luv Shack (NINTENDO64、プレイステーション、ドリームキャスト、PC)1999年10月31日発売。アクレイム・エンタテインメント。
- South Park Rally (NINTENDO64、プレイステーション、ドリームキャスト、PC)2000年1月18日発売。アクレイム・エンタテインメント。
- South Park Let's Go Tower Defense Play! (Xbox Live Arcade)2009年10月7日配信開始。マイクロソフトゲームスタジオ。※日本でも配信されている。
- South Park: Tenorman's Revenge (Xbox Live Arcade)2012年3月30日配信開始。マイクロソフトゲームスタジオ。※日本でも配信されている。
- South Park: The Stick of Truth (Xbox 360、PlayStation 3、PC、Nintendo Switch)2014年3月4日発売。THQ→Ubisoft。
- South Park: The Fractured but Whole (Xbox One、PlayStation 4、PC、Nintendo Switch)2017年10月17日発売。Ubisoft。
- South Park: Phone Destroyer (iOS、Android)2017年11月9日発売。Ubisoft。
公式版サウスパーク コンプリート・ガイド
2001年に洋泉社から発売された。『映画秘宝』で2011年まで「サウスパーク通信」を連載していた高橋ヨシキの著書。この本は第4シーズン11話までの日本未放送作品を含む各エピソードの解説や(各エピソードのケニーの死に様も解説)製作者のインタビューなどが載せられていた。現在は版元にも在庫がないなど絶版状態になっている。