ササメケ
漫画
作者:ゴツボ×リュウジ,
出版社:角川書店,
掲載誌:月刊少年エース,
レーベル:角川コミックス・エース,
巻数:全5巻,
漫画:ササナキ
作者:ゴツボ×リュウジ,
出版社:角川書店,
掲載誌:月刊少年エース,
レーベル:角川コミックス・エース,
巻数:全4巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『ササメケ』は、ゴツボ×リュウジによる日本のサッカー漫画である。『少年エース』(角川書店)2001年2月号から2004年1月号にかけて連載された。全5巻。本項では続編の『ササナキ』についても併載する。
概要
滋賀県の県立高校を舞台に、半ば強引にサッカー部員にされてしまった主人公と個性的な登場人物達の日常と彼らの巻き起こす騒動を描いた脱力系漫画。角川書店の作品紹介文でも「脱力系サッカー風味青春グラフィティ」となっているが、作者のゴツボは「自分達は青春群像劇のつもりで描いており、サッカーは読者にわかりやすいものということで取り入れたに過ぎない」と語っている。また、理不尽かつ無軌道なストーリー展開と、マニア心をくすぐる様な台詞や会話が頻繁に登場することが特徴だが、このことについては「狙っているのではなく、その場のノリで適当にやっている」と語っている。なお、当初は三か月で連載を終了する予定だったが好評を得たことから続行が決定したという。
このほか、登場人物の名前に滋賀県の地名が使われていたり、滋賀県の風物詩やスポット(びわ湖タワーや南郷水産センター)が色濃く織り交ぜられていたり、方言で主人公らのセリフが展開されたりと、地方色を前面に押し出した内容となっている。
単行本のオビにさまざまな漫画家が推薦文を寄せている。
- 1巻:浅田弘幸
- 2巻:羽海野チカ
- 3巻:小畑健
- 4巻:二ノ宮知子
- 5巻:田島昭宇
あらすじ
主人公の長浜楽市は小学時代からサッカーが上手く、全国でも名を知られるほどだった。両親の都合で中学時代をイタリアで過ごすが、そこでは自分のサッカーが通用せず、挫折を味わう。帰国後、地元の県立竹生島高校に編入学して普通の高校生活を送ろうとする楽市だったが、本人の意思はそっちのけで、イタリア帰りという経歴を買われてサッカー部に入部させられる。性格に難があるエースとその他大勢の選手に囲まれながら、楽市は県大会に進んでいく。
登場人物
竹生島高校
サッカー部
長浜楽市(ながはま らくいち)
安土桃山(あづち とうざん)
河瀬稲枝(かわせ いなえ)
曳山まつり(ひきやま まつり)
奥びわ子(おく びわこ)
米原乗継(まいばら のりつぐ)
アントニオ・カルロス・トシキ・多賀(アントニオ・カルロス・トシキ・たが)
八日市一(ようかいち はじめ)
安土城(あづち ぐすく)
犬上群(いぬがみ ぐん)
学校関係者
近江舞子(おうみ まいこ)
草津左高校
練習試合(2軍)と決勝戦の対戦相手。県内高校サッカーの名門で、結果を出せない監督はすぐに解任されてしまう。
伊吹直道(いぶき もこみち)
秦荘正二(はたしょう しょうじ)
愛知県代表校
ササナキ
『ササメケ』の続編。『少年エース』(角川書店)2004年4月号から2006年5月号にかけて連載された。全4巻。時間的には『ササメケ』の終了直後から始まる。前作『ササメケ』から主人公が交代し、序盤は忍者の少年と生徒会長の座を狙う少女による学園忍者漫画として描かれたが、中盤に入るとサッカー部の活動が再開されたこともあり前作同様の脱力系サッカー風味漫画へと方向転換した。
この作品も単行本のオビに様々な漫画家が推薦文を寄せている。
- 1巻:沙村広明
- 2巻:吉田健一
- 3巻:小田扉
- 4巻:柴田ヨクサル
あらすじ
サッカー部は不祥事により無期限活動停止となっていた。桃山はアメリカに留学へ行ってしまい、いなえも桃山を追って渡米し、竹生島高校の実権は舞子が掌握、楽市らは新聞部の走狗になっていた。やがて生徒会会長選挙が行われるが、有力候補舞子を抑えて、一年の曳山茉莉花が会長に就任する。茉莉花の鶴の一声でサッカー部は復活し、新メンバーも加わり、草津左高校と練習試合をすることになった。
ササナキからの登場人物
竹生島高校
曳山茉莉花(ひきやま まつりか)
甲賀忍(こうが しのぶ)
笹路煙巻(そそろ けむまき)
浜由美(はま よしよし)
草津左下高校
県大会での対戦相手。安土城が監督を務め、優秀な選手を数多く揃える。
曳山リツヲ(ひきやま りつを)
八目在士(はちめ ざいじ)
長束菖蒲(ながつか あやめ)
書誌情報
- ゴツボ×リュウジ 『ササメケ』 角川書店〈角川コミックス・エース〉、全5巻
- ゴツボ×リュウジ 『ササナキ』 角川書店〈角川コミックス・エース〉、全4巻