サッちゃん 続・渋谷怪談
以下はWikipediaより引用
要約
『サッちゃん 続・渋谷怪談』(サッちゃん ぞく・しぶやかいだん)は、日本のホラー小説。2004年8月19日、竹書房から発行された。
2004年のホラー映画『渋谷怪談』『渋谷怪談2』の原作小説『渋谷怪談』の続編。前作まで同様に都市伝説を題材とし、東京都渋谷区を舞台とした作品である。
概要
映画と小説との連動企画だった前作に対し、本作は小説のみが先行する書き下ろしとして制作された。渋谷を舞台とするコンセプトはそのままで、新たに学校を舞台とする要素が加えられている。
都市伝説を題材とするコンセプトも同様だが、前作まで多くの都市伝説を題材にしながら、物語の構成上で取り入れられなかった 伝説が多く残されていたことから、本作ではそれらが優先的に取り入れられており、「口裂け女」「耳から白い糸」「赤い部屋」「三本足のリカちゃん」「転生」「お父さん、何で?」などが題材となっている。これらに混じり、著者の創作による都市伝説も作中に登場している。
また前作までにおいて、呪いの事件の最中で特定の人物のみが最後までなぜ生き残ったか、などの様々な謎について、一定の解答を提示する作品でもある。
シリーズの中では唯一、映像化が行われていない(2011年7月時点)。
あらすじ
かつて渋谷で起きた数々の怪事件。町外れのコインロッカーに携わった人々が、ロッカーに捨てられた赤ん坊の怨念といわれる「サッちゃん」に呪い殺される中、久保綾乃はただ1人生き残り、それ以来サッちゃんも姿を消していた。それから7年後、綾乃は教師となって母校の渋谷向陽中学に赴任するが、その数日後、受け持ちの生徒の1人が謎の死を遂げる。呪いはまだ終わっていないのか? 綾乃の不安とともに、校内で次々に奇怪な事件が起こる。
登場人物
久保 綾乃(くぼ あやの)
書誌情報
- 福谷修『サッちゃん 続・渋谷怪談』竹書房〈竹書房文庫〉、2004年。ISBN 978-4-8124-1745-4。