サムライ・ラガッツィ -戦国少年西方見聞録-
以下はWikipediaより引用
要約
『サムライ・ラガッツィ 戦国少年西方見聞録』(サムライ・ラガッツィ せんごくしょうねんせいほうけんぶんろく)は、金田達也による日本の漫画。『月刊少年ライバル』(講談社)にて2010年9月号から2014年7月号まで連載され、同誌休刊に合わせて最終回を迎えた。単行本は全10巻。
ストーリー
天正10年。九州は小国の領主、播馬晴信は自書である『萬國大百科』に世界のありとあらゆることを書き記し、完成させることを夢見ていた。折しも晴信の命を狙った戦国最強と謳われる忍び、朧夜叉・桃十郎との出会いが外海への一歩を開くこととなる。ふたりはひととせ(一年)の主従関係を結び、遣欧使節団に参加。永遠の都と呼ばれる羅馬(ローマ)を目指して旅立つ。
登場人物
主人公
播馬晴信(はりま はるのぶ)
身長160センチメートル、体重45キログラム。7月18日生まれ。血液型B。15歳。
九州の小国の元領主。明るく正義感溢れる少年。筆のような髷を結い、頭上には常にゴーグルのような自作のメガネをつけている。
腕力は元より弓や刀の扱いもままならず、家臣や義母からはうつけと呼ばれて期待されていない。しかしいざというときの判断や行動、頭の回転は迅速。人命を守ることに第一の信条を置き、そのためならば逃げる選択も厭わないため領民たちからは慕われている。
弱い物を捨て置けない性格が災いして自ら危険に飛び込み、また危機を呼び込むことも多い。そのため疎まれることもあるが、結果的に人を助ける行為は他者の信頼を得る結果となっている。
自書である『萬國大百科』にこの世のすべてを書き記すのが夢であり、様々な物の形や幅を測ってきたせいで一目見れば人や物との距離がわかる能力『測量の見切り』を身につけている。また動植物の生態や毒の知識なども深い。
桃十郎 / 朧夜叉(ももじゅうろう / おぼろやしゃ)
身長(おそらく)179センチメートル、体重(おそらく)58キログラム。4月生まれ(?)。血液型A(?)。年齢不詳。
日ノ本最強と謳われる暗殺専門の伊賀の忍び。暗い雰囲気を纏い、髪は白く、右の頬に十字傷がある。
戦国最強の魔王・織田信長を斬ることを望んでいたが、本能寺の変によりその目的を失う。投げやりな気持ちで引き受けた暗殺を標的である播馬晴信に見破られ、また「未熟者」と叱責されたことをきっかけにして、晴信とひととせ(一年)の主従関係を結ぶこととなる。
基本的な剣術は勿論、日本刀に紐をくくりつけて操る邪道の技なども使い、薬、馬術、変装にも長け、声を変えることも可能。忍び道具、武器、刀の他、信長の愛刀である『炎上・不動國行』を所有する。
播馬家と領内の民
宝丸(たからまる)/義継(よしつぐ)
由の方(ゆいのかた)
多栄(たえ)
キリシタン
伊東マンショ(いとう マンショ)
千々石ミゲル(ちぢわ ミゲル)
中浦ジュリアン(なかうら ジュリアン)
原マルチノ(はら マルチノ)
アレッシャンドロ・ヴァリニャーノ
マテオ・リッチ
船の男ら
刺客
妖爪爆狐の阿閻(ようそうばっこのあえん)
仙人
瀕湖仙人 / 李時珍(ひんこせんにん / り じちん)
蓮玉(リャンユ)
異国で出会った人々
『澳門(マカオ)』
『明(みん)』
剛侠の張翔(ごうきょうのちょうしょう)
袁(えん)
『アユタヤ』
獅子(シンハ)のルンディン / ディン
『ホンサワディー』
マンサムキアット
喜悦(ピッティ)
憤怒(コワンクロー)
『ゴア』
アクバル
アンジロウ
サッグ団
書誌情報
- 金田達也 『サムライ・ラガッツィ 戦国少年西方見聞録』 講談社〈ライバルコミックス〉、全10巻
- 2010年12月3日発売 ISBN 978-4-06-380143-9
- 2011年4月4日発売 ISBN 978-4-06-380161-3
- 2011年8月4日発売 ISBN 978-4-06-380178-1
- 2011年12月12日発売 ISBN 978-4-06-380194-1
- 2012年4月4日発売 ISBN 978-4-06-380212-2
- 2012年8月3日発売 ISBN 978-4-06-380229-0
- 2012年12月28日発売 ISBN 978-4-06-380247-4
- 2013年4月4日発売 ISBN 978-4-06-380262-7
- 2014年4月4日発売 ISBN 978-4-06-380283-2
- 2014年8月4日発売 ISBN 978-4-06-381331-9