サンブンノイチ
以下はWikipediaより引用
要約
『サンブンノイチ』は、木下半太による日本の小説。表紙イラストはワカマツカオリ。
『デジタル野性時代』(角川書店)にて2011年11月号から2012年7月号まで連載された。
2013年2月、お笑いコンビ・品川庄司の品川ヒロシが3作目の監督作品として本作を映画化すること、藤原竜也が主演を務め、2014年に公開されることが発表された。
また、前田治郎の作画で漫画化され、『ヤングエース』(角川書店)2013年9月号から2014年5月号まで連載された。
本作と同じシリーズとして、『ゴブンノイチ』(2013年5月刊)と「ナナブンノイチ」(『小説野性時代』にて連載中)があるが、物語がつながっているわけではない。
2016年2月25日に、続編『サンブンノニ』が発売された。
あらすじ
サンブンノイチ
金が必要になり銀行強盗をした、キャバクラ「ハニーバニー」の雇われ店長・シュウ、ボーイのコジ、常連客の健。事件後、「ハニーバニー」の店内に逃げ込んだ3人は、自分の取り分を少しでも増やすため、仲間を出し抜こうと画策する。だが、計画に携わっていたのは3人だけではなかった。シュウに計画を持ちかけたキャバクラ嬢、実際の計画の立案者、計画を嗅ぎつけた魔女のような女。果たして金を手に入れるのは誰か。
サンブンノニ
銀行強盗で得た大金を山分けし、日本各地に潜伏していたシュウ、コジ、健だったが、3人とも破魔翔に見つかり、連れ戻され、渋柿多見子の現金輸送車の奪取を命じられた。更に、北海道から新たな勢力が進出し、3人は再び裏社会の覇権を巡る争いに巻き込まれる。
登場人物
清原 修造(きよはら しゅうぞう)
小島 一徳(こじま かずのり)
金森 健(かなもり けん)
茉莉亜(まりあ)
破魔 翔(はま しょう)
渋柿 多見子(しぶがき たみこ)
漫画
前田治郎作画で『ヤングエース』(角川書店)2013年9月号から2014年5月号まで連載された。全2巻。映画・原作の展開と一部異なる。
映画
『サンブンノイチ』はお笑いコンビ・品川庄司の品川ヒロシの3作目の監督作品。『ドロップ』(2008年)、『漫才ギャング』(2011年)の2作は品川自身が執筆した小説を映画化した作品であり、他者の作品を手掛けるのは今回が初となる。また、品川は本作に一目ぼれしたと語っており、原作者の木下から正式に映画化の許諾をもらう前に勝手に脚本を書き始めたという。撮影は2013年2月上旬から3月上旬にかけて東京都内で行われ、2014年4月1日公開。なお、この作品は、角川文庫創刊65周年記念作品である。
全国211スクリーンで公開され、公開初週末の全国映画動員ランキングでは初登場8位、4月5日・6日の土日2日間の成績は動員4万4,491人、興収6,345万円となった。
キャスト
- 清原修造 - 藤原竜也
- 小島一徳 - 田中聖
- 金森健 - 小杉竜一(ブラックマヨネーズ)
- 茉莉亜 - 中島美嘉
- 元キャバ嬢のSM嬢 - 壇蜜
- 尾形 - 赤羽健一(ジューシーズ)
- 渋柿ボディーガード - レイザーラモンHG、増田修一朗
- 劇団の“変態”演出家 - ぼんちおさむ(ザ・ぼんち)
- “ハニーバニー”元店長 - 河本準一(次長課長)
- “ハニーバニー”チンピラ客 - 松田大輔(東京ダイナマイト)
- マリアン - 海原ともこ(海原やすよ・ともこ)
- 『踊る海岸線』ホモ男優 - 庄司智春(品川庄司)、ワッキー(ペナルティ)、YASU-CHIN
- 競馬場の男 - ケン(水玉れっぷう隊)
- 若槻 - 木村了
- 哀川翔 - 哀川翔(特別出演)
- 破魔翔 - 窪塚洋介
- 渋柿多見子 - 池畑慎之介☆
- 由愛可奈、市橋直歩、安藤あいか、上杉智世、かすみりさ、上原冴香、野崎亜里沙、相多愛、大野かなこ、青木哲也、中野高志、遠藤誠、岸本康太、渡辺隼斗、ほか
スタッフ
- 脚本・監督 - 品川ヒロシ
- 原作 - 木下半太
- 音楽 - 樫原伸彦
- テーマ音楽 - →Pia-no-jaC←「Triad」
- 製作統括 - 井上伸一郎、岡本昭彦
- 企画 - 池田宏之、藤原寛、桑田潔
- プロデューサー - 水上繁雄、仲良平、千綿英久
- アソシエイトプロデューサー - 佐々木基
- テクニカルプロデューサー - 大屋哲男
- VFXプロデューサー - 道木伸隆
- 監督補 - 西山太郎
- 助監督 - 木ノ本豪
- 製作担当 - 石渡宏樹
- アクションコーディネーター - 諸鍛冶裕太
- 武術指導 - 片岡誠人
- プロレス技指導 - ドラゴン・キッド、ジミー・ススム(横須賀ススム)
- ガンエフェクト - BIG SHOT
- 制作プロダクション - 角川大映スタジオ
- 配給 - KADOKAWA、吉本興業
- 製作 - 「サンブンノイチ」製作委員会(角川書店、吉本興業、ホリプロ、テレビ朝日、朝日放送、メ〜テレ、九州朝日放送、北海道テレビ放送、広島ホームテレビ)
品川祐監督作品 | |
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2000年代 | |
2010年代 | |
2020年代 |
舞台
演劇ユニットのブッカーズ(賀集利樹、木下半太、木村好克、ますもとたくや)により上演。ユニットとしての旗揚げ作品だった。
2022年公演
2022年7月15日から17日まで神戸三宮シアター・エートーにて上演。同7月18日にはキャストが一部異なるトライアル公演も行われた。合わせて全7公演。
キャスト(2022年)
全公演
- 賀集利樹
本公演
- 大原万由子
- 竹下健人(劇団Patch)
トライアル公演
- 田辺101℃
- 林愛実
- 真丸文人
- 林里栄
スタッフ(2022年)
- 作:木下半太
- 演出:木下半太、木村好克、ますもとたくや
- 舞台監督:村上泰児(mulabo)
- 照明:じゅんいち(Jun1works)
- 音響:松尾謙 (SOUND-1)
- 宣伝美術:中里宏海
- 制作:マツトシミツ
2023年公演
2023年3月1日から5日まで新宿シアターモリエールにて上演。キャストは賀集利樹をが全公演に出演する以外は、3チームの回替わりとなっている。合わせて全9公演。
キャスト(2023年)
全公演
- 賀集利樹
Aチーム
- 小松準弥
- 水口早香
Bチーム
- 加村真美
- 竹下健人
Cチーム
- 百成瑛
- 大原万由子
スタッフ(2023年)
- 作:木下半太
- 演出:木下半太、木村好克、ますもとたくや
- 舞台監督:東別府夢(夢produce)
- 照明:じゅんいち(Jun1works)
- 音響:松尾謙 (SOUND-1)
- 宣伝美術:中里宏海
- 制作:マツトシミツ