シェイプアップ乱
以下はWikipediaより引用
要約
『シェイプアップ乱』(シェイプアップらん、SHAPE UP RAN)は、徳弘正也作の漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)において、1983年から1985年まで連載された(初連載作品)。
作品概要
過激な下ネタとお色気を多用したギャグ漫画。興奮時の勃起描写(いわゆる「もっこり」)を定着させたことで知られるが、ストーリーに幅があり、人情話など泣かせる話も展開された。
芸能ネタやブラックジョークも多く、ブラックジョークでは明らかに殺人事件と取れるような出来事もギャグとして片付けてしまうほどであったため、連載終了後の平成期に新規刊行された単行本はいくつかのエピソードが未収録となっている。
登場人物
寿乱子(ことぶき らんこ)
中学時代までは肥満体だった少女。ウエイトトレーニングによるシェイプアップに成功したが、筋力がつき過ぎてしまい、すさまじい腕力をもつようになった。勉強は苦手だがスポーツ万能で怪力。その怪力と情け容赦ない仕打ちで不良たちから恐れられている。体操部所属で、後に部長になる。スタイルは良いが大食い。通う目高高校では「遅刻のホームラン王」、「期末テストのブービー賞」、「早弁の新人王」などの異名で有名。しかし学力に関してはただ努力していないだけで、卒業をかけた補習テストでは、宗一郎の案と、クラスのみんなと卒業したい思いもあり、大学模試の答案ですら満点で解けるようになっていた。なお友人たちからの人物評価では「性格はいいけど、どこか抜けている」が人望も厚い。周囲を笑わせるために教師に悪戯を仕掛けることが日常茶飯事である。容姿は良いので初対面の人間からは好意を持たれることも少なくないが、日頃の彼女の様子を知る同じ学校の者達からは、あまり評判が良くない。髪を黒く染めると顔が宗一郎そっくりだったり、靴のサイズが宗一郎と一緒だったりと、本人は認めがらないものの宗一郎とは何かと共通点がある。
原宗一郎(はら そういちろう)
乱子の家に居候する遠い親戚の変態浪人生。2浪の末、東京大学文科I類に合格。スケベな性格だが、実はかなりの秀才である。一方、運動神経はあまりなく、高校時代はサッカー部の万年補欠だった。大学合格後も寿家に居候し、学費を稼ぐために近所の女子高生の家庭教師をしている。誰かが困っている時には、その頭脳を活かして手助けをするため人望があり、高校時代の恩師(若くて美人)からも在学当時から困ったことがあれば真っ先に相談を受けていたなど、意外と美女から好意を持たれることが多い。浪人時は金銭面で苦労している描写が多かったが、東大に合格後はアルバイトに割ける時間が増えたのと割の良いアルバイトもできているようで、人にお金を貸すこともあるなど金銭面でそれなりに余裕がある様子が窺える。浪人中、金原からプレゼントでジグソーパズルを贈られたとき「そんな時間はない」と激怒するなど、一応勉強はまじめにしている模様(ただし、ジグソーが輸入物の無修正金髪ヌードと知るとコロリと態度を変えた)。左利き。
樋口左京(ひぐち さきょう)
真行寺ひろみ(しんぎょうじ ひろみ)
華歩ルイ子(かある るいこ)
樋口さやか(ひぐち さやか)
原玄一郎(はら げんいちろう)
原鉄太郎(はら てつたろう)
原ひろみ(はら ひろみ)
真行寺先太郎(しんぎょうじ せんたろう)
岡崎のぞみ(おかざき のぞみ)
李麗泉(り れいせん)
リンダ・マーガレット
寿恵子(ことぶき けいこ)
不破たけし(ふわ たけし)
金原信之助(きんばら しんのすけ)
主将(しゅしょう)
駄菓子屋のおじいさん
嵐山光二郎(あらしやま こうじろう)
書籍情報
ファミコンジャンプでの扱い
1989年2月15日に『ファミコンジャンプ 英雄列伝』(ファミリーコンピュータ)がバンダイより発売され、本作の乱子と宗一郎がゲストキャラとして登場した。なお、宗一郎については「『ハイスクール!奇面組』の出瀬潔より何倍もスケベ」という設定になっている。
連載終了後の言及
2024年放送のテレビドラマ『不適切にもほどがある!』(TBSテレビ)は、本作の連載終了からまもない1986年が舞台の1つとなっており、そこから2024年にタイムスリップした主人公が動揺のあまり本作について言及する場面がある。