シガテラ (漫画)
以下はWikipediaより引用
要約
『シガテラ』(英語: CIGUATERA 17fuga of youth)は、古谷実による日本の漫画作品。古谷の商業誌連載第5作目。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2003年33号から2005年27号まで連載された。単行本は全6巻。
ある男子高校生の周囲に起こる様々な出来事を、日常を蝕む非日常=「毒」という切り口で描いている。「シガテラ」とは元々はある種の魚類が持つ毒素、およびそれによって引き起こされる食中毒の総称。
2023年4月8日から6月24日まで、テレビ東京系列「ドラマ24」枠にてテレビドラマが放送された。
あらすじ
高校生の荻野優介は平々凡々な少年であり、学校では親友・高井貴男と共に執拗にいじめられていた。彼の夢は、バイクの免許を取得して、教習所で見掛けた南雲ゆみに近付くことだが、半ば諦めていた。後に、ひょんなことからゆみの方から急接近して付き合い始めたが、高井が消息を絶ってしまうなど、災難が降り注ぐようになる。
登場人物
荻野 優介(おぎの ゆうすけ)
高井 貴男(たかい たかお)
谷脇(たにわき)
坂月 みわ(さかづき みわ)
南雲 ゆみ(なぐも ゆみ)
斉藤 一樹(さいとう かずき)
新林(にいばやし)
村岡 ハルエ(むらおか ハルエ)
書籍情報
単行本
- 古谷実 『シガテラ』 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉、全6巻
- 2003年12月25日初版発行(2003年12月22日発売)、ISBN 978-4-06-361193-9
- 2004年4月6日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-361226-4
- 2004年9月6日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-361255-4
- 2005年2月4日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-361309-4
- 2005年4月30日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-361334-6
- 2005年8月5日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-361361-2
新装版
いずれも講談社〈講談社プラチナコミックス〉から刊行された。
- 『シガテラ-告白-』 2011年7月13日発売、ISBN 978-4-06-374869-7
- 『シガテラ-邪心-』 2011年7月27日発売、ISBN 978-4-06-374876-5
- 『シガテラ-我欲-』 2011年8月10日発売、ISBN 978-4-06-374888-8
文庫本
- 古谷実『シガテラ』 講談社〈講談社漫画文庫〉、全4巻
- 2013年2月8日発売、ISBN 978-4-06-370904-9
- 2013年3月12日発売、ISBN 978-4-06-370907-0
- 2013年4月12日発売、ISBN 978-4-06-370909-4
- 2013年5月10日発売、ISBN 978-4-06-370917-9
テレビドラマ
2023年4月8日(7日深夜)から6月24日(23日深夜)まで、テレビ東京系「ドラマ24」枠で放送された。主演は醍醐虎汰朗。
第1話の冒頭で、本作において重要なシガテラ(毒)について解説するナレーションを、山田孝之が予告なしで担当している。
あらすじ(テレビドラマ)
キャスト
主要人物
荻野優介(おぎの ゆうすけ)
平凡で冴えないバイク好きの高校2年生。同級生の谷脇からいじめを受け、自信喪失気味。
南雲ゆみ(なぐも ゆみ)
高校3年生。他校の一学年下の荻野と教習所で出会い、彼と交際を始める。
谷脇(たにわき)
荻野を執拗にいじめる同級生。ゼン吉という猫を飼っている。
スタンガンで襲撃した森の狼に拉致監禁され拷問をうけるが、生還する。
後日、校外で喫煙しているのを発見され停学処分となると高校を退学する。
不幸になるのでもう関わらないで欲しいと荻野から訴えられると、逆にお前に関わり、自分は確実に不幸になったと反論する。
アキコ
谷脇の彼女。別れ話を切り出された谷脇の所持品から油紙に包まれた拳銃を見つけ、貯水池に廃棄する。
最終話では、かつて南雲がアルバイトしていた弁当屋「紅雀」でアルバイトしている。
高井貴男(たかい たかお)
荻野の親友。裕福な家庭の子息。荻野とともに谷脇からいじめの標的にされている。
父親がいとこの借金の連帯保証人で破産してしまい、高校を退学し千葉に引越す。
別れの際、荻野に関わったために自分は不幸になったと本人に告げる。
田島あいこ(たじま あいこ)
南雲の親友。荻野と南雲の交際を橋渡しする。イケメンの斎藤に一目惚れする。
周辺人物
荻野舞子(おぎの まいこ)
荻野の母。
森の狼(もりのおおかみ)
自殺志願者で、高井からどうせ死ぬなら谷脇を殺してくれとSNSで半分冗談の依頼を引き受けた男性。
谷脇を拉致監禁し、カッターナイフで両耳をそぎ落とす蛮行を働くが、高井に救出された谷脇から報復をうける。
最終話では谷脇の前に高井に車椅子を押される幻影として現れ、バットで襲いかかろうとし、恐怖させる。
ゲスト
第1話
教師
高井からの密告で学校にタバコを持ち込んでいないか、谷脇の所持品を検査する。
用務員
荻野の通う高校の用務員。
近隣住民の女性
荻野宅の近隣マンションの住民。自室でパンツ一丁だった荻野と目が合ってしまう。
第2話
英語教師
荻野の高校の英語教師。
南雲の彼氏
荻野が英語の授業中に妄想する、ハーレーに乗る南雲のワイルドで男前な彼氏。
長田店長
荻野がバイトするコンビニの店長。バイトしてお金を貯めバイクの免許を取ろうとする荻野に甥っ子が感動し、3万キロ近く走った中古のアプリリア・RS250を10万円で譲ってくれると話を持ち掛けてくるが、後日甥っ子が事故を起こして廃車になったと謝罪する。
教官
荻野たちが通う教習所のバイク教官。
南雲をナンパするチンピラたち
さいたま新都心駅前のけやきひろばで荻野と待ち合わせする南雲をナンパするが、シカトされる。
第3話
通りすがりのおじさん
デートで南雲と荻野がキスする寸前、携帯電話で大声で話しながら二人の傍らを通り過ぎたおじさん。
山本
女子人気のある荻野をいじめ、女子から嫌われていると知った谷脇が、荻野の代替にマッサージ要員のために見つけた新たないじめの標的。
岸部
お年玉を50万円もらっていることから、登校しなくなった金ヅルの高井の代わりに谷脇が見つけた新たないじめの標的。
萩野公平(おぎの こうへい)
萩野の弟。南雲が家に遊びに来てくれた日に、萩野は南雲と二人きりになりたいのに予定より早く帰宅する。
第5話
高井家の隣人
高井は千葉の成東に引越したと荻野たちに教える。
第7話
斎藤(さいとう)
高校3年時の荻野のクラスメイト。バイク雑誌を見ていたことで萩野に声をかけられ意気投合する。
南雲に惹かれ、偶然拾った荻野のスマホで彼女の局部写真を発見して興奮し、昏睡レイプを画策するが未遂に終わる。
斎藤の母親
父親が早期退職して、名古屋の親戚の会社で働くことになると斎藤に伝える。
斎藤の父親
会社を早期退職し、一週間後には名古屋に引っ越しすると告げる。
第8話
新林(にいばやし)
南雲がバイトする弁当屋「紅雀」の先輩スタッフ。「女が死ぬほど嫌い」と言い放ち、南雲を厳しく指導する。
一方で自分は性的不能と南雲に語り、立ち直るのにおっぱいを触らせて欲しいと頼み込んで、寸前のところまで行為に及ぶ。
後日、風呂の覗きで捕まり、自宅から多数の盗撮動画が発見され、過去に弁当店の多数の女性アルバイトに手を出していたと判明する。
社長
「紅雀」の社長。南雲の歓迎会を兼ねてスタッフを焼肉店での食事に誘う。
新林は天涯孤独の孤児で、15歳で養護施設を出てから働きだした苦労人と南雲に語る。
しかし、覗きで新林が捕まると両親は健在で、15歳で秋田の大地主の家から金を持ち出し東京でブラブラしていただけだったと知る。
秋、山田
「紅雀」の南雲の同僚スタッフ。厳しくすればいいもんじゃないと新林に注意するよう、焼肉店で社長に頼む。
通行人
「紅雀」の開店準備で店ののぼりを立てる新林の傍らを通り過ぎる男性3人組。
荻野にぶつかる男
「紅雀」を立て看板に隠れ南雲と視察していた荻野にぶつかる男。
第9話
胃ガン男〈39〉
胃ガンを患ったと考える無職の男。自暴自棄となり、近くのアパートに引っ越してきた南雲を見かけ、レイプしようと考え、包丁を片手に彼女に接触しようとする。
黒田(くろだ)
谷脇が付き従うヤクザ。谷脇に油紙に包んだ拳銃を渡し、組長の国村の殺害を命令する。しかしそのことを察知した同じ組の木場たちに葬られる。
第10話
柴雄介(しば ゆうすけ)
南雲が高校2年生のころに1カ月だけ交際した元彼氏。荻野とのデート中の南雲と偶然街で再会し、荻野をモヤモヤさせる。
田島曰く、南雲と交際中に二股をかけ、他にも他の女性と手当たり次第にやりまくった糞野郎で、再会後、南雲に復縁を迫るが断られる。
ヤクザ
谷脇たちと敵対するヤクザ。上半身を裸にされ、刺青を入れた背中に熱々の中華あんをかけられ、ボスの居場所を白状するよう折檻される。
荻野の同級生
校舎で荻野と談笑する。
第11話
木場
黒田と同じ組のヤクザ。黒田を襲撃し葬る。
小笠原
黒田と同じ組のヤクザ。木場と黒田を襲撃し葬る。
倉
黒田と同じ組のヤクザ。黒田を葬り、拉致した谷脇に拳銃を突き付け、味方に付くか葬られるかを問い詰める。
しかし谷脇が国村のことを知らなかったことから解放する。
最終話
引越し業者の男
トラックを運転するので、アルバイトの高井に都内の道案内を任せる。
ユウコ
社会人になった荻野の上司。主任。4年前に南雲と別れた後にできた荻野の交際相手で、荻野は彼女の実家に挨拶に向かう予定。
スタッフ
- 原作 - 古谷実『シガテラ』(講談社『ヤンマガKC』刊)
- 脚本 - 政池洋佑
- 音楽 - 林祐介
- オープニングテーマ - THIS IS JAPAN「このディストーション」(Ki/oon Music)
- エンディングテーマ - 忘れらんねえよ「知ってら」(Bandwagon / UNIVERSAL MUSIC)
- ナレーター - 山田孝之(第1話・第10話)
- 監督 - 林雅貴、伊野瀬優、高杉考宏、中村洋介
- チーフ・プロデューサー - 祖父江里奈(テレビ東京)
- プロデューサー - 吉川肇(テレビ東京)、深津智男(ジャンゴフィルム)
- 制作 - テレビ東京、ジャンゴフィルム
- 製作著作 - 「シガテラ」製作委員会
放送日程
- 第8話は前日の『世界卓球2023』の拡大放送(19時55分 - 0時48分)に伴う特別編成の関係で1時間46分繰り下げられ、1時58分 - 2時38分に放送された。
テレビ東京系 ドラマ24 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
今夜すきやきだよ
(2023年1月7日 - 3月25日) |
シガテラ
(2023年4月8日 - 6月24日) |
初恋、ざらり
(2023年7月8日 - 9月23日) |
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