シャイロックの子供たち
以下はWikipediaより引用
要約
『シャイロックの子供たち』(シャイロックのこどもたち)は、池井戸潤による日本のミステリ、経済小説。2006年1月30日に文藝春秋から単行本が刊行された後、2008年11月10日に文庫化された。
とある銀行の小さな支店で発生した、現金紛失事件に端を発する行員失踪とその裏にある不正を描く群像劇。
タイトルに使われているシャイロックは、シェークスピアの戯曲「ヴェニスの商人」に登場する強欲な金貸しのことを指す。
2022年10月にテレビドラマ化され、2023年に映画化された。
概要
池井戸が「その後の小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と明言する、作家人生の転機として位置付ける作品であり、累計発行部数は2022年5月時点で50万部を突破した。
あらすじ
登場人物
書誌情報
- 池井戸潤『シャイロックの子供たち』
- 単行本:2006年01月30日発売、文藝春秋、ISBN 978-4-163-24630-7
- 文庫本:2008年11月10日発売、文春文庫、ISBN 978-4-167-72803-8
- 単行本:2006年01月30日発売、文藝春秋、ISBN 978-4-163-24630-7
- 文庫本:2008年11月10日発売、文春文庫、ISBN 978-4-167-72803-8
テレビドラマ
2022年10月9日から11月6日まで、WOWOWプライム・WOWOWオンデマンドの「連続ドラマW」枠にて放送・配信された。主演は井ノ原快彦。
あらすじ(テレビドラマ)
キャスト(テレビドラマ)
主要人物
西木雅博
東京第一銀行・長原支店の課長代理。出世街道を外れるが、部下からの信頼は厚い。
北川愛理
雅博の部下。長原支店内の現金100万円紛失事件で犯人と疑われる真面目な女性行員。
滝野真
長原支店業務課・課長代理。支店内でエースと目される、常に成績トップの行員。
竹本直樹
長原支店・融資課・課長代理。雅博の後輩。過去の出来事から、出世コースを外れている。
坂井寛
東京第一銀行本部の人事部調査役。長原支店の現金紛失事件を追い始める。
東京第一銀行・長原支店
九条馨
支店長。検査部出身のエリートで、策略家の面を持つ。
古川一夫
副支店長。業績のためならパワハラも辞さない人物。
所ヒカル
愛理の後輩行員。
半田麻紀
愛理の先輩行員。
三木哲夫
業務課の行員。愛理の恋人。
小山徹
融資課の行員。
松岡健造
融資課行員。
田中
出納係。
高島勲
課長。
水原悦子
課長代理。
役名不明
業務課。
谷川吉乃
行員。
佐藤奏
行員。
君島恵美
行員。
遠藤遥香
行員。
斎藤理子
行員。
東京第一銀行
黒田道春
検査部次長。坂井から相談を受け、長原支店の検査に訪れる。
富永孝弘
人事部長。坂井の上司。
河野彰彦
坂井の同期で親友だったが、3年前に自死を選ぶ。
羽仁
赤坂支店・支店長。
木原勤
赤坂支店。
吉野
相模大野支店。
西木雅博の家族
西木妙子
雅博の妻。元銀行員。
西木美香
雅博の娘。
西木雅則
雅博の息子。
役名不明
雅博の兄。
滝野真の家族
滝野奈緒子
真の妻。
滝野翔
真の息子。
滝野実
真の父。
竹本直樹の家族
竹本果穂
直樹の妻。
竹本大樹
直樹の息子。
周辺人物
大城田正隆
直樹が融資を担当する「大城田工業」の社長。嫌味な性格。
伊島宗広
滝野が担当する融資先の「伊島工業」の社長。年商80億円の優良企業。
河野彰彦の妻
スタッフ(テレビドラマ)
- 原作 - 池井戸潤『シャイロックの子供たち』(文春文庫刊)
- 脚本 - 前川洋一
- 監督 - 鈴木浩介
- 音楽 - 木村秀彬
- ヘアメイク - 西村佳苗子
- 企画・プロデュース - 青木泰憲
- プロデューサー - 廣瀬眞子、内丸摂子
- 製作 - WOWOW、東阪企画
放送日程
各話 | 放送日 |
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episode0 | 10月 | 9日
episode1 | 10月16日 |
episode2 | 10月23日 |
episode3 | 10月30日 |
episode4 | 11月 | 6日
- 初回無料放送のepisode0は、ドラマ本編の登場人物たちの背景や、現金紛失事件、行員失踪事件を深堀りするダイジェスト放送。
WOWOW 連続ドラマW 日曜オリジナルドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
鵜頭川村事件
(2022年8月28日 - 10月2日) |
シャイロックの子供たち
(2022年10月9日 - 11月6日) |
両刃の斧
(2022年11月13日 - 12月18日) |
2008年 | |
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2024年 |
映画
2023年2月17日に公開された。主演は阿部サダヲ。同じく池井戸原作の映画『空飛ぶタイヤ』で監督を務めた本木克英を始めとした同作のメインスタッフが再集結し、小説やドラマ版と異なる映画独自のキャラクターが登場する完全オリジナルストーリーで展開される。
キャスト(映画)
- 西木雅博:阿部サダヲ
- 北川愛理:上戸彩
- 田端洋司:玉森裕太
- 九条馨:柳葉敏郎
- 古川一夫:杉本哲太
- 滝野真:佐藤隆太
- 鹿島昇:渡辺いっけい
- 遠藤拓治:忍成修吾
- 高島勲:近藤公園
- 半田麻紀:木南晴夏
- 酒井若菜
- 松岡建造:西村直人
- 所ヒカル:中井千聖
- 森口瑤子
- 前川泰之
- 堂島俊介:安井順平
- 徳井優
- 斎藤汰鷹
- 吉見一豊
- 吉田久美
- 沢崎肇:柄本明
- 石本浩一:橋爪功
- 黒田道春:佐々木蔵之介
スタッフ(映画)
- 原作:池井戸潤『シャイロックの子供たち』(文春文庫刊)
- 監督:本木克英
- 脚本:ツバキミチオ
- 音楽:安川午朗
- 主題歌:エレファントカシマシ「yes. I. do」(ユニバーサルシグマ)
- エグゼクティブプロデューサー:吉田繁暁、三輪祐見子
- プロデューサー:矢島孝、石田聡子
- 共同プロデューサー:中川慎子
- 撮影:藤澤順一
- 照明:志村昭裕
- 美術:西村貴志
- 録音:栗原和弘
- 編集:川瀬功
- 装飾:中村聡宏
- スクリプター:丹羽春乃
- 衣装:丸山佳奈
- ヘアメイク:西村佳苗子
- VFXスーパーバイザー:浅野修二
- 音響効果:堀内みゆき
- 音楽プロデューサー:高石真美
- 宣伝プロデューサー:松浦由里子
- 助監督:向井澄
- 製作担当:前場恭平
- プロダクションマネージャー:岩田均
- ラインプロデューサー:山田彰久
- 制作プロダクション:松竹撮影所
- 制作協力:松竹映像センター
- 企画・配給:松竹
- 製作:映画「シャイロックの子供たち」製作委員会(松竹、テレビ朝日、朝日放送テレビ、オフィスIKEIDO、GYAO、朝日新聞社、文藝春秋、コロナワールド、トーハン、イオンエンターテイメント、松竹ブロードキャスティング、メ〜テレ、北海道テレビ放送、九州朝日放送)