ショー☆バン
漫画
原作・原案など:森高夕次,
作画:松島幸太朗,
出版社:秋田書店,
掲載誌:週刊少年チャンピオン,
レーベル:少年チャンピオンコミックス,
発表期間:2000年10月 - 2007年3月8日,
巻数:全33巻,
話数:全295話,
以下はWikipediaより引用
要約
『ショー☆バン』は、原作:森高夕次(コージィ城倉)、作画:松島幸太朗による日本の漫画作品。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて2000年45号から2007年15号まで連載された。
概要
涼山中学校野球部に所属する「ショー・バン」こと小沢番太郎の成長を軸にした中学野球漫画。野球の技術の描写にこだわった作風で、漫画によくある恋愛描写などはほとんど存在しない硬派なものとなっている。涼山中は東京都にあるが、登場人物はテンションが高くなると関西弁を使う。作風としては多感な中学生を主題にしているために登場人物(主に番太郎)が調子に乗り、トラブルを起こすというのが特徴であるが、原作者であるコージィ城倉はリアルな中学生を描くことをテーマにしており、リアルな中学生だったらちょっと野球が上手かったら天狗になるのは当たり前と語っている。
主な登場人物
涼山中
小沢番太郎(おざわ ばんたろう)/ショー・バン
本作の主人公。当初はショートだったが、レギュラーには名手・清田がいたため、天性のバカっ肩を買われて投手に転向。自分以外の投手が投げている時はサード、清田引退後はショートを守る。小柄だがセンスにあふれた選手。ノビのある速球とキレのいい高速スライダーで三振の山を築く。ただし短気でコントロールが悪いため、大崩れすることもままある。打者としてのセンスもよく、巨人軍の高橋由伸に比喩されたことがあるほど。守備では野生の勘を働かせてファインプレーで魅せる。大の負けず嫌いで「お山の大将」と呼ばれるほど自己中心的な性格の上、気が強く先輩や他人の言うことをあまり聞かない。3年生時のキャプテン就任以降はその横暴さが仇となり、杉本、小石川、有賀の退部騒動を起こし、また秋の新人戦では1回戦敗北の屈辱を受け反省。その後、3年生の春には秋の新人戦全国大会優勝校等全国トップクラスの3校相手に全てに完封勝利するなど「ショー・バン」の呼び名を全国に知らしめるまでに成長した。鬼頭監督の作戦で関東大会ではエースナンバーを着けていなかったが、涼山中野球部の真のエースはこの男であり、後に全国大会ではエースナンバーを着ける。大切なものは男としてのメンツ。
彼の二つ名であり、タイトル名でもある「ショー・バン」とは、入部当初の内野手時代に「ショーバン」送球が必要な場面で、自分の肩を過信し「ノーバン」送球する生意気さが由来で鬼頭につけられてしまった不名誉なあだ名。しかし、後に全国クラスの選手となったことでその名は全国に轟くこととなる。
その後、高校野球の名門校に進学するもベスト16で敗れ甲子園出場の悲願は叶わず、東京ヤクルトスワローズに入団した事が、『ストライプブルー』で語られている。高校時代の最速は146キロ。
土山伸郎(つちやま のぶろう)/ノブチン
清田(きよた)
ショー・バンより1学年上で、ショー・バンが2年生のころのキャプテン。ポジションはショートで、守備の名手。涼山中唯一のメガネキャラ。細目であり、目を開けているのか閉じているのかよくわからない。地味でイマイチ頼りなく、キャプテンとしての統率力がない。よって、言う事を聞かないショー・バンに手を焼いていた。実は野球よりも役者の才能がある。打線では3番を打つほどのシュアなバッティングをするものの、チャンスに弱い。ジャンケンも弱い(作中では全敗)。
引退時にショー・バンをキャプテンに指名。後にその判断が間違っていたことを悟り、雨の中、傘もささずにショー・バンにキャプテン失格の烙印を押す。女々しく泣きすがるショー・バンを心を鬼にして突き放すなど、ごくたまに男らしい面を見せることもある。
竜崎光志(りゅうざき みつし)/リュウくん
大瀧修次(おおたき しゅうじ)/タッキー
楠瀬(くすのせ)
木場(きば)
小石川(こいしかわ)
有賀(ありが)
杉本哲矢(すぎもと てつや)
ショー・バンの同級生で、野球部員の1人。前の学校で問題を起こし、涼山中に転校してきた。現在も保護観察処分を受けている。彼の昔の悪い友人達に襲われたショー・バンによっていったんは退部させられるが後に復帰、野球部の主力となる。ケンカがめっぽう強く、ケンカ慣れしているヤンキー3人組を一方的にボコボコにするほど。硬式のシニアリーグでやっていた経験があり、野手としても投手としてもレベルが高い。打席ではどこか武士のようなたたずまいを見せる威圧感あるバッター。守備ではショートで再三のファインプレー。ブルペンに立てば全国レベルの剛速球を投げる。しかしその球は素直で、バットに当てることは難しくない。自分のことを「オイラ」と呼ぶ。髪型は五厘刈り。バイクや車に異常なこだわりを持つ。涼山中野球部のエースナンバーを着けているが、それはカモフラージュで、真のエースはショー・バンである。
生島則忠(いくしま のりただ)
清田昭介(きよた しょうすけ)/バブ
鬼頭直樹(きとう なおき)
土山(兄)/デプキャプ
生島(兄)
国木田学院
筑摩陸夫(ちくま りくお)/マリック
ショー・バン並みの剛速球と変化の大きいフォークが武器の本格派ピッチャー。驚くと屁、ガッカリするとゲップが出るという妙なクセがある。彼が自称しているあだ名「マリック」とは投手はもちろんのこと、その他にも捕手、外野もこなせ、抜群の走塁センスを見せる本家Mr.マリック並みの器用さに由来している。またその他にも美術のセンスもよい。無類の勝負好きで負けず嫌い。プライドが高く、自分のピッチングに絶対の自信を持っている。口が悪く、学年は1つ下だがライバル視するショー・バンのことを「小僧」と呼ぶ。そしてノブチンのことは「デブキャプの弟」と呼ぶ。タッキーの親友。不良な風貌ながら意外にも日本語を正しく使うことをモットーとしており、「たりぃ」、「うぜぇ」、「ムカつく」などの若者言葉を嫌っている。そのため、若者言葉を使うタッキーにその語源を問いただし日本語を正しく使うよう注意していたが、途中からそのような設定は消え、普通に若者言葉を使っている。
元々は涼山中の野球部に所属していたが2ヶ月で退部、その後ショー・バンの才能に触発して再び野球をするようになり、ショー・バンと対決するために強豪・国木田学院へ転校。その後、国木田のエースに登りつめ、涼山中にたちはだかるが、ショー・バンの伸びる球を計算に入れすぎたため、足に自打球を当て、そのケガで満足な投球ができなかったこともあって最後はノブチンにサヨナラ決勝ランニングホームランを打たれて惜敗。最大の敗因は試合前日にノブチンと対決し、決め球のフォークの軌道をイヤというほど見せてしまったため。
国木田学院はエスカレーター方式なので自動的に国木田高等部に進学して野球部に入ったが、野球部のエース山田(国木田高等部2年)に唆されて一度退部した。しかし、その後ショー・バンと杉本に説得され、野球部に復帰する。投球練習を見て涼山の真のエースを見抜いている。
小柄だが、打ってよし、守ってよしのレベルの高いキャッチャー。イケメン。マリックが入部するまでは4番を務めていた。自分勝手なマリックをいつも注意している。
斗叶野(とかの)/トカ
安彦龍一郎(あびこ りゅういちろう)
残戸宇中
常城学園中
愛別中
泳静中
その他
小沢亜穂(おざわ あぼ)/アー坊
江口花(えぐち はな)/花ちゃん
書誌情報
- 原作:森高夕次、作画:松島幸太朗『ショー☆バン』秋田書店〈少年チャンピオンコミックス〉、全33巻
- 2001年2月1日発売、ISBN 4-253-05839-6
- 2001年4月19日発売、ISBN 4-253-05840-X
- 2001年6月21日発売、ISBN 4-253-05841-8
- 2001年9月6日発売、ISBN 4-253-05842-6
- 2001年11月22日発売、ISBN 4-253-05843-4
- 2002年1月24日発売、ISBN 4-253-05858-2
- 2002年3月28日発売、ISBN 4-253-05859-0
- 2002年6月13日発売、ISBN 4-253-05860-4
- 2002年8月1日発売、ISBN 4-253-20068-0
- 2002年10月17日発売、ISBN 4-253-20069-9
- 2002年12月5日発売、ISBN 4-253-20074-5
- 2003年2月13日発売、ISBN 4-253-20075-3
- 2003年5月8日発売、ISBN 4-253-20076-1
- 2003年7月24日発売、ISBN 4-253-20077-X
- 2003年10月9日発売、ISBN 4-253-20078-8
- 2003年12月18日発売、ISBN 4-253-20079-6
- 2004年2月26日発売、ISBN 4-253-20080-X
- 2004年5月13日発売、ISBN 4-253-20108-3
- 2004年8月5日発売、ISBN 4-253-20109-1
- 2004年12月22日発売、ISBN 4-253-20110-5
- 2005年3月8日発売、ISBN 4-253-20111-3
- 2005年5月9日発売、ISBN 4-253-20882-7
- 2005年7月8日発売、ISBN 4-253-20883-5
- 2005年9月8日発売、ISBN 4-253-20884-3
- 2005年12月8日発売、ISBN 4-253-20885-1
- 2006年2月8日発売、ISBN 4-253-20886-X
- 2006年4月7日発売、ISBN 4-253-20887-8
- 2006年6月8日発売、ISBN 4-253-20888-6
- 2006年9月8日発売、ISBN 4-253-20889-4
- 2006年11月8日発売、ISBN 4-253-20890-8
- 2007年1月9日発売、ISBN 978-4-253-20891-8
- 2007年3月8日発売、ISBN 978-4-253-20892-5
- 2007年4月6日発売、ISBN 978-4-253-20893-2