ジュラシック・パーク (小説)
以下はWikipediaより引用
要約
『ジュラシック・パーク』(Jurassic Park)は、1990年に出版されたマイケル・クライトンによるSF小説。バイオテクノロジーを駆使して蘇らせた恐竜たちによる惨劇を描くパニック・サスペンス。
ヴェロキラプトルを「知力が高く厄介な存在」と設定し、最大の脅威として描いている。これは続編『ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-』でも同様である。
SFエンターテイメント作品だが、原作・映画全体を通して背景には「生命倫理や生命の進化・歴史」「テクノロジーの進歩と過信」に対する哲学的テーマが存在する。
現実では、2012年のマードック大学の研究によって、DNAの半減期が521年で、DNAの復元に必要な長さのDNA断片が残るのは約100万年前までと推定され、恐竜の絶滅から約6500万年が経過した現代では、生息当時のDNAを用いた恐竜の再生は実現不可能であると判明した。
登場人物
「ジュラシック・パーク」モニター客
アラン・グラント(英語版)
主にモンタナで発掘をする古生物学者。40代で、妻と死別し独身。多数の恐竜の卵の化石を発見し、また恐竜に母性本能があった可能性を主張する。この時点ではT-レックスに関して「動いている相手しか襲わない」「雨に弱い」という持論を持っていたが小説版の続編で否定されている。ヴェロキラプトルとデイノニクスが同種であったと仮説を立てている。
インターナショナル・ジェネティックス社(インジェン)から恐竜の育て方について助言を求められており、気候の関係から現地滞在可能な期間が限られているモンタナでの発掘の最中ということで、パークへの視察には乗り気でなかったが、3日で6万ドル(エリーと合わせて12万ドル)の顧問手当てに目がくらみこれを受諾する。自身の子供はいないが、子供好きな性格。冷静であり頭も切れる。
小畠郁生は原作の解説にて、グラントのモデルはモンタナ州立大学ロッキーズ博物館のジョン・ホーナーで“ビールのすすめ方もうり二つ”であると述べている。
エリー・サトラー(英語版)
イアン・マルコム(英語版)
ティモシー・マーフィー
ドナルド・ジェナーロ
カウアン、スウェイン&ロス法律事務所に所属するインジェン社顧問弁護士。当初からハモンドの常軌を逸した計画に懐疑的でボスのダニエル・ロスに心配事をこぼしていた。
子供たちを守ろうとしたり、マルドゥーンのパークの捜索に率先して同行するところなど勇敢な面もあるが、ラプトルの営巣地の調査を拒否した際にはマルドゥーンにスタンガンを突きつけられ、半ば強引にグラント一行によるラプトル調査につき合わせられる。また、ヴェロキラプトルの亜生体を乗せた補給船が本土に上陸する寸前には弁護士の知識を使い、でたらめな法律で船長の上陸を阻止した。パークのスタッフたちがマルコムの主張を無視していたのに対して、パークがマルコムの理論通りになることを不安に思っていた。
「ジュラシック・パーク」スタッフ
ジョン・ハモンド
インジェン社、ハモンド財団創始者。76歳。
悪辣なビジネスマンとしての色合いが強い典型的な山師であり、その商才は一方的に弁舌をふるう強引な金集めの面で強力に発揮される。ジュラシックパーク建設に際しては、遺伝子操作で造り上げた手の平サイズのゾウを持参して出資者を説得してまわった。子供たちを楽しませることを目指してはいるが、これもあくまで金儲けのための過程としてしかとらえておらず、ヒステリーを起こして子供たちへの恨み言を心中で吐く場面もある。自らは命令するだけ自己中心的かつ頑迷なその性格から、ネドリーを始めとするほとんどのスタッフから信頼されていない。恐竜を「自分の高価な財産」と考え、凶暴なラプトルの処分や緊急時の対恐竜用武器の装備、性質をおとなしくするための遺伝子改良はおろか、生態解明のための解剖すら許さない。ラプトルが脱走した際にも、マルドゥーンに「わしの恐竜に何をするつもりだ」と食って掛かり「(この状況では)主語が逆ですね」と返されている。
終盤でプロコンプソグナトゥスの群れに襲われ、死亡した。
ジョン・アーノルド
パークのチーフエンジニア。兵器開発に携わったのち、ディズニーワールドをはじめとする大手アミューズメントパーク建設に次々に参加。その経歴はハモンドからも認められている。口癖は「9月オープン」。マルドゥーンと並び、現場の立場からハモンドに対して積極的に意見する人物。カオス理論はある程度理解しており、ジェナーロに解説するほどだが、本人は『システムの管理を徹底すれば問題は解決される。』と言及しマルコムの理論を完全に否定している。ヘビースモーカーらしく、原作でも映画では何本も煙草を吸っている。
ネドリーシステム解除のプログラミングを膨大なデーターから解読し、緊急時に見舞われた際は不眠不休になりながらシステムの再構築に従事する。
パークのシステムダウン後、電源復活のために発電所に向かったところ、所内でラプトルに襲われて死亡。
ロバート・マルドゥーン
デニス・ネドリー
ハーバード大出のエンジニア。一連の事件を起こした張本人だが、雇用面などでは才能に反してインジェン社からさんざんな目に遭わされていたことも事実である。塩基解読用のスーパーコンピューターの並列処理を実現するなど優秀な人物だが、ハモンドは勤務態度の悪さなどから彼を一切評価せず、他のスタッフからも有能だが扱いづらい厄介者とされている。恐竜復活のさい恐竜のDNAの膨大なデーターの解析を行ったのもネドリーであり、仕事は恐竜の遺伝子配列の解析からパーク内のシステム管理に至るまで多岐に渡っていた。
金目的で恐竜の胚を盗んで他のバイオシン・コーポレーションに渡すというスパイ的取引を企むが、港にジープで向かう途中、ディロフォサウルスに襲われ、生きたまま臓物を食われながら死亡。
ヘンリー・ウー(英語版)
遺伝子学者。恐竜のクローン再生の最大の功労者であると同時に、コンピュータにも強く、パークの管理システムにも精通している。
大学院で研究中に教授が故人となり行き場を失っていた所、ハモンドの熱弁に乗せられてクローン研究に参加したが、その目標が実現した現在、恐竜をより改良を加え一般の人間に対しても無害な存在にすべきだとハモンドに通告しているが、ハモンドは自然のままのリアルティを求めるあまり、意見が対立しており、もはや利用価値はないと思われている。恐竜の個体数の制御のため全ての恐竜を雌にしていたが、グラントから爬虫類の性転換の過程を語られ個体数の管理が上手く行ってないことを痛感する事となる。恐竜に改良を加えるたび、ソフトウェアのようにヴァージョンをナンバリングするが、そのやり方にグラントは違和感を覚えた。アーノルドの見落とした点にも気づいてシステム復旧に尽力するが、終盤、ラプトルからエリーを助けようとして自分がえじきになる。
エド・リージス
インジェン社のジュラシック・パークの広報室室長で開演前に世界各地にパークのマーケティングを行っている人物。ラプトルの事故で重傷を負った労働者ジョフェリーを、ヘリコプターで本土のバヒヤ・アニャスコ村の診察所に連れて行った。医師のボビー・カーターに重傷の原因を聞かれた時、建設工事の事故だと嘘をついていた。内心子供嫌いで、広報活動で多忙ながら、最初のパークのツアーガイドとレックスとティムの面倒も嫌嫌ながら余儀なくされたが、レックスのキャッチボールに付き合うなど面倒見はいい人物。ツアー車の中でパークのシステムダウン後、ティラノサウルスの暴走前に危機を感じレックスとティムを残して一人逃げ去り岩の中に逃げ隠れた。一人で隠れて難を逃れていたが後に1人でビジターセンターに戻ろうとする中、アランたちの目の前でオスの子供のティラノサウルスの餌食となる。マルコム、マルドゥーン、ジェナーロが彼の切断された足を発見している。
ハーディング
ボーマン家
その他
ルイス・ドジスン
マーティン・ギティエレス
ロベルタ(ボビー)・カーター
女性医師。シカゴの病院で2年間、救急医療の経験を持つ。後にコスタリカのバヒヤ・アニャスコと言う漁村で診察所を開き医師として働いていた。ラプトルの事故で重傷を負ったジョフェリーと言うインジェン社の労働者の若者がエド・リージスにより連れてこられたとき、手当てをした。エドは建設工事の事故によるものだと嘘をついたが、彼女はジョフェリーの体についた傷が野生動物の爪によるものだと確信した。ジョフェリーは「Lo Sa raptor」とつぶやいて息絶えるが、彼女はジョフェリーが言った「ラプトル」の意味が分からなかった。彼女は傷跡の写真を撮ったが、エドが乗ったインジェン社のヘリコプターが去ったとき、証拠隠滅で盗まれた。
恐竜の再生
琥珀に閉じ込められた蚊の腹部の血液から恐竜のDNAを採取し、これを解析・復元した上で欠損部位を現生のカエルのDNAで補完し、さらにこれをワニの未受精卵に注入することで恐竜を再生する手法が描かれる。この設定により、原作当時に勃興しつつあったバイオテクノロジーを背景として、恐竜を現代によみがえらせるという一見非現実的なテーマに大きなリアリティを与えることに成功している。琥珀の中の吸血昆虫からDNAを採取するというアイデアは、カリフォルニア大学バークレー校のジョージ・ポイナー博士が1992年、琥珀の中のシロアリからDNAを採取し、塩基配列を決定したというニュースをクライトンが耳にし、クライトン自身がポイナーに連絡を取ったことがきっかけとなっている(小説の出版が1990年なのでこの説は時系列的に矛盾している)。なお、現生種に近い蚊のもっとも古い化石は7,900万年前の白亜紀のカナダ産の琥珀から見つかっており、より原始的な蚊は9,000万年から1億年前のジュラ紀の琥珀から見つかっている。
DNAの欠損部位の補完に使われたカエルが周囲の個体の雌雄比率にしたがって性転換をする種であることが示される。これが発生時にメスのみを生み出すことで恐竜の個体数をコントロールしようとしたパークスタッフの意図に反して恐竜が自ら繁殖を始めてしまう理由となっており、続編のロスト・ワールドに繋がる伏線ともなっている。
また恐竜達は島から逃げ出した際の対応策として、遺伝子操作により必須アミノ酸であるリシンを体内で作ることができないようにされているため、人間が餌でリシンを与えない限りやがて死亡する仕組みとなっていた。しかし、最終盤ではリシンを多く含む豆類やニワトリの食害が本土で発生しており、恐竜が島から脱走したことを示唆して物語は終わる。続編『ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-』では、草食恐竜はソルナ島でリシンを多く含む豆類を好んで食べることで補給していて、更にその草食恐竜を肉食恐竜が捕食することでリシン欠乏を防いでいたと語られている。
生物再生の現実性
現実的には、琥珀に閉じこめられて地質年代を経た血球の核のDNAは損傷が激しいと考えられる。生物遺体のDNA情報は521年に半分の割合で失われるという研究があり、これに基づけば、数千万年前の恐竜時代のDNA情報はほぼゼロとなる。琥珀中ではなく、剥製や永久凍土中に保存されている絶滅生物のDNAから情報を復元し、絶滅生物のクローニングを目指す研究は実際に行われマンモスなどはこの対象として良く取り上げられる。
登場する恐竜・古生物
パークでは15種の恐竜が復元された。
ヴェロキラプトル(ラプトル) Velociraptor
アパトサウルス Apatosaurus
トリケラトプス Triceratops
ステゴサウルス Stegosaurus
ティラノサウルス・レックス Tyrannosaurus rex
作中では静止している獲物を視認できないとされている。
ディロフォサウルス Dilophosaurus
プロコンプソグナトゥス Procompsognathus
ケアラダクティルス Cearadactylus
スティラコサウルス Styracosaurus
ハドロサウルス Hadrosaurus
マイアサウラ Maiasaura
エウオプロケファルス Euoplocephalus
ヒプシロフォドン Hypsilophodon
オスニエリア Othnielia
ミクロケラトプス Microceratops
メガネウラ Meganeura
人間に危害が無いので、パークでの先史時代の感触の雰囲気を出すためにこの生物も造られ、パーク内に追加された。
舞台となった島
ジュラシック・パークの舞台となったのはイスラ・ヌブラル島(英語版)という架空の火山島であり、スペイン語で『雲の島』という意味を持つ。イスラ・ヌブラル島は中米にあるコスタリカの沖から約200km離れた所に位置している。ココ島がモデルだと言われている。
原作のイスラ・ヌブラル島は水滴を逆さにした形に似ていると記されている。島の長さは12kmで最も幅が広い部分は約5km。面積が35平方kmと、イメージされるよりも小さく、最も標高が高い位置は高度600mしかない。
イスラ・ヌブラル島は熱帯雨林に覆われており、2つの川が島の東と北に伸びている。原作では島の中心には広大な人造湖と大きな鳥小屋があるとされているものの作中では描写されなかった。
ハモンド財閥は恐竜のテーマパーク「ジュラシック・パーク」を島に作った。しかし、恐竜が逃げ出す事件が起きパークは壊滅した。
ジュラシック・パーク事件の後、イスラ・ヌブラル島の全ての建物の破壊と、全ての恐竜を殺す為にコスタリカ空軍によるナパーム弾の爆撃が言及されている。
登場する施設及びメカニック
インターナショナル・ジェネティックス・インコーポレーテッド
ジュラシック・パーク
ビジターセンター
ヘリポート
イーストドック
電圧1万ボルトの柵
ラプター・ペン
ティラノサウルスのパドック
ディロフォサウルスのパドック
トリケラトプスのパドック
翼竜ドーム
発電所
貯蔵建物
トヨタ・ランドクルーザー
2台登場し、エド・リージス、レックス、ティム、ジェナーロ、グラント、エリー、マルカムが搭乗し初ツアーを行った。ティラノサウルスが襲撃し、横転させ、放り投げて樹にぶら下がった。
映画版
ラジオドラマ版
1993年6月14日から7月2日まで、NHK-FMの『青春アドベンチャー』にて放送(全15回)。日本国内で映画版が公開される前に放送されたため、先取りする形となった。
原作に沿った登場人物の言動、ストーリー進行、演出となっているのが特徴である。
出演
- グラント:海津義孝
- エリー:大輝ゆう
- マルコム:小須田康人
- ハモンド:川久保潔
- ジェナーロ:古田新太
- ネドリー:渡辺いっけい
- レックス:前田悠衣
- ティム:あづみれいか
映画ノベライズ
翻訳書
ゲイル・ハーマン著、天野薫の翻訳による映画版のノベライズ『ジュラシック・パーク ザ・ノヴェライゼーション』(ISBN 978-4594011710)が扶桑社の扶桑社ミステリーから1993年6月に刊行された。
日本の児童書
高木敦史著、ありがひとし絵による映画版のノベライズ『ジュラシック・パーク』(ISBN 978-4591177334)がポプラ社のキミノベルから2023年3月に刊行された。
コミック
Topps comicsから1993年にコミック化もされた。ウォルター・サイモンソンによって描かれ、映画版の内容を全4冊のストーリー構成で描いている。
また同じくTopps comicsから映画の物語の以前の話を描いた、ウォルター・サイモンソンによって描かれたジュラシック・パークのコミック作品、「Genesis」編と「Betrayal」編の作品がある。
Genesis
Betrayal
また映画版のコミカライズが坂本かずみ作画でコミックボンボンに連載、単行本全1巻(ISBN 4-06-321678-0)
ゲーム
- Nintendo Entertainment System - 1993年に発売されたアクションアドベンチャーゲーム『Jurassic Park (NES video game)』。
- スーパーファミコン - 1994年にOcean Softwareが開発し、ジャレコから発売されたアクションアドベンチャーゲーム。
- メガドライブ - BlueSky Softwareが開発した横スクロール型のアクションゲーム。アラン・グラント博士編かラプトル編のどちらかを選んでステージを進んでいく。1993年発売
- 同メガドライブ - Jurassic Park: Rampage Edition - BlueSky Softwareが開発し北米のメガドライブで発売された横スクロール型のアクションゲーム。日本でも発売された上記のゲームと似た様な内容のゲームで、アラン・グラント博士編かラプトル編のどちらかを選んでステージを進んでいく。1994年発売。
- メガCD - 『ナイトトラップ』、『夢見館の物語』、『AX-101』に続くバーチャルシネマシリーズの第4作目として1994年に発売。
- アーケードゲーム
- 1994年版 - 映画版をベースとしたガンシューティングゲームが、セガから1994年に登場した。映画版の後日談の内容で、ジュラシック・パーク事件の後のイスラ・ヌブラル島を後片付けする為、島に行ったインジェン社のコマンド隊員となり、次々に襲い来る恐竜を麻酔銃で打ち倒し進む、というストーリー。同社が過去に出したガンシューティング、『レールチェイス』とほぼ同じ稼動筐体を採用し、ライフがゲージ性になっている以外はシステムもほぼ同様。2Dによる疑似3Dでありながらも迫力ある演出が特徴でプレイヤーを魅了したが難易度は高め。筺体は後に『レールチェイス2』へもコンバージョンできた。
- 2015年版 - 『ジュラシック・パーク アーケード』のタイトルで、バンダイナムコエンターテインメントより2015年7月稼働(開発及び海外での発売元はRAW THRILLSが行った)。映画4作の『ジュラシック・ワールド』に関連した内容にもなっている。1994年版と同様にガンシューティングゲームとなっている。
- 2017年版 - 『ジュラシック・パーク 42インチver』のタイトルで、バンダイナムコテクニカより2017年7月発売(2015年版同様、開発及び海外での発売元はRAW THRILLSが行った)。前2作と同様にガンシューティングゲームとなっており、42インチモニターを採用。
- ジュラシック・パーク・インタラクティブ - ユニバーサルインタラクティブが開発し、1994年に3DOにて発売。
- Jurassic Park 2: The Chaos Continues - 1994年に北米でSNESとゲームボーイで発売された、映画の続編的な内容の横スクロール型のアクションゲーム。
- ジュラシック・パーク インスティテュートツアー Dinosaur Rescue - 2003年開催のイベント『ジュラシック・パーク インスティテュートツアー』での会場限定販売のゲームソフト。対応機種はゲームボーイアドバンス。内容は単純なミニゲーム数本の詰合せである。
- 1994年版 - 映画版をベースとしたガンシューティングゲームが、セガから1994年に登場した。映画版の後日談の内容で、ジュラシック・パーク事件の後のイスラ・ヌブラル島を後片付けする為、島に行ったインジェン社のコマンド隊員となり、次々に襲い来る恐竜を麻酔銃で打ち倒し進む、というストーリー。同社が過去に出したガンシューティング、『レールチェイス』とほぼ同じ稼動筐体を採用し、ライフがゲージ性になっている以外はシステムもほぼ同様。2Dによる疑似3Dでありながらも迫力ある演出が特徴でプレイヤーを魅了したが難易度は高め。筺体は後に『レールチェイス2』へもコンバージョンできた。
- 2015年版 - 『ジュラシック・パーク アーケード』のタイトルで、バンダイナムコエンターテインメントより2015年7月稼働(開発及び海外での発売元はRAW THRILLSが行った)。映画4作の『ジュラシック・ワールド』に関連した内容にもなっている。1994年版と同様にガンシューティングゲームとなっている。
- 2017年版 - 『ジュラシック・パーク 42インチver』のタイトルで、バンダイナムコテクニカより2017年7月発売(2015年版同様、開発及び海外での発売元はRAW THRILLSが行った)。前2作と同様にガンシューティングゲームとなっており、42インチモニターを採用。
ユニバーサル・スタジオ
世界のユニバーサル・スタジオ・テーマパークには、映画をもとにしたテーマエリア及びアトラクション「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」が存在する。
アニメシリーズの中止
映画の成功により、1993年にユニバーサルのアニメ部門であるユニバーサル・カートゥン・スタジオ(ユニバーサル・アニメーション・スタジオ)が、映画本作のスピンオフとなるアニメシリーズの企画もされていた。アーティストのウィリアム・スタウト(英語版)が雇われ、スタウトによって幾つかのコンセプトアートも描かれた。しかし、結局はジュラシック・パークのアニメシリーズが制作される事はなかった。