スカイキッドブラック魔王
以下はWikipediaより引用
要約
『スカイキッドブラック魔王』(スカイキッドブラックまおう、原題:Dastardly and Muttley in Their Flying Machines)は、1969年にアメリカで放送されたハンナ・バーベラ・プロダクション制作のテレビアニメである。30分番組。
概要
同じくハンナ・バーベラ・プロダクション制作の『チキチキマシン猛レース』に登場したブラック魔王とケンケンを、空軍の飛行隊員(航空兵)として再登場させたスピンオフ作品である。魔王たちと同じく『チキチキマシン猛レース』に登場したコウモリボスも同じ軍の航空兵なのだが、本作には登場しない。
本作にはAパートとBパートのほかに、毎回伝書鳩の捕獲作戦とは無関係のショートエピソードが挿入される。このエピソードでは小さく一瞬だがいつもレース時の愛車・ゼロゼロマシンが映っており、前作との繋がりが暗示されている。
あらすじ
第一次世界大戦の時代、ブラック魔王を隊長に、ケンケン、ビックリ、ヘッピリの3人と1匹で編成された飛行隊があった。彼ら部隊には、敵国アメリカの伝書鳩・ポッピーを捕獲し、機密文書を奪うという重大な任務があった。彼らは大臣からの電話指令のもと、今日も今日とて新型飛行機(複葉機)による空中捕獲作戦を展開する。辛抱強く、何度飛行機が壊れたり自爆したり墜落したりしても、彼らが諦めることはなかった。
登場キャラクター
原語版では、ポール・ウィンチェル(英語: Paul Winchell)とドン・メシック(英語: Don Messick)の2人が各キャラクターの声を当てた。★はウィンチェルが、☆はメシックが声を当てているキャラクター。
ケンケン ☆
ビックリ ☆
ヘッピリ ☆
ポッピー ☆
大臣 ★
日本での放送
『チキチキマシン猛レース』と同様に、本作も日本で放送されている。
日本では、まず1970年8月3日から1970年11月23日までNETテレビ(現・テレビ朝日)とその系列局で放送。その後も、東京12チャンネル(現・テレビ東京)の『マンガのくに』枠や地方局で繰り返し再放送が行われていた。カートゥーン ネットワークでの再放送も行われている。
東京12チャンネルは、1979年に『マンガのくに』と『マンガ大行進』の両枠で本作を放送するにあたって『ブラック魔王 空の猛レース』( - そらのもうレース)と一時改題したことがあるが、内容に変更はなかった。同局は1980年を皮切りに幾度か本作の再放送を行ったが、その際には本来の日本語版タイトルに戻っていた。
日本語版主題歌
地上波放送時には、以下の日本語版オリジナル主題歌がオープニングテーマとエンディングテーマに使われていた。特にA面曲の「スカイキッド・ブラック魔王」は、イントロなど随所に阿波踊りの「よしこの」のメロディが含まれる異色の曲であった。
A面「スカイキッド・ブラック魔王」
B面「ケンケン大空を行く」
レコード発売元 - CBS・ソニーレコード〈現:ソニー・ミュージックレーベルズ〉 (SOGA-79002)
本放送時のオープニングテーマとエンディングテーマは共にA面曲の「スカイキッド・ブラック魔王」で、オープニングでは1番と3番を、エンディングでは1・3・4番を使用。曲の最後に入るブラック魔王のセリフは、エンディングでは原盤と同じ「今日もダメなのよ!」であったのに対し、オープニングでは「まあ~見てろよ!」に差し替えられていた。
止め絵とキャプションだけで作られた別バージョンのエンディングではB面曲の「ケンケン大空を行く」が使われており、そちらを流していた再放送ではA面曲の「スカイキッド・ブラック魔王」はオープニングのみに流れていた。
カートゥーン ネットワーク版にはいずれも入っておらず、原語版のテーマ曲が流れる。
日本語版サブタイトル
(出典:高桑慎一郎著・イーハトーヴ出版刊「ケンケンと愉快な仲間たち」186・187頁 1995年)