セイテン大戦フリーダーバグ
以下はWikipediaより引用
要約
『セイテン大戦フリーダーバグ』(セイテンたいせんフリーダーバグ)は石川賢とキタロー(協力)の漫画作品。1998年から1999年にかけて角川書店の『エースダッシュ』(月刊少年エース増刊)および『月刊エースネクスト』で連載された。
ストーリー
西暦2040年に第三次世界大戦が中国大陸で勃発。人々はこの戦いを「斉天大戦(せいてんたいせん)」と呼んだ。西暦2044年、運び屋をする主人公・護国寺大和は、蛟龍という青年軍人から仕事の依頼を受ける。それは彼と、彼がバグと呼ぶ女を、飛空挺で天宝山まで運ぶという物だった。だが米国連合の追っ手の襲撃を受ける。戦いの最中、大和はヤマト・セイクンという巨大ロボットにパイロットとして登録されてしまう。大和は否応なしにセイクンをめぐる争いに巻き込まれていく。
登場人物
主人公側
護国寺 大和(ごこくじ やまと)
蛟龍(こうりゅう)
欧米連合
ルーカス機長
登場ロボット
オリジナルのセイクン
宇宙のどこかで何者かに作られた9体の超巨大ロボット。小指の第一関節だけでも成人男性の身長より長い。額に円形の透明窓があり、そこが操縦席となっている。9体がそれぞれ異なる能力を持つ。バグ一族の血を引く者しか扱えず、起動する際には搭乗者の血液を認識する。一族以外の者が起動させようとすると血液全てを吸い取ってしまうか、逆に内圧を高めて破裂させる。ヤマト・セイクンとゼロン・セイクンは飛行形態に変形する機能が確認されている。
パイロットが乗り込んでいない状態で運搬するために「バグ・ウォー」「大鳳凰」といった超巨大爆撃機の前部に接続する。これらの機体にはメインコクピットにセイクンへの乗り込み口がある。
まだ岩塊だった地球にやって来て、火山活動を起こして大気を、雨を降らして海を作り生命を生み出した。
「理想の世界を作る」ことをプログラムされており、修正するために都市や大陸を滅ぼしたこともある。
ヤマト・セイクン
ゼロン・セイクン
シグム・セイクン
このシグム・セイクンに似た姿を持った超巨大ロボットが『ゲッターロボアーク』に登場しており、そちらではバグという名となっている。
レプリカのセイクン
欧米連合がゼロン・セイクンの血から複製して作ったロボット。オリジナルと違い、バグ一族以外の人間でも操縦出来るが、性能はオリジナルに遠く及ばない。元になったのはゼロン・セイクンで同様に飛行形態に変形する。これら以外にも参考モデルにしたのか人型に変形する兵器が多数存在している。
ケネディ・セイクン
ニクソン・セイクン
用語
第三次世界大戦
バグ一族
目覚める役割は様々で、文明の度合いや進む方向性から判別を行い、破壊や修正を行う。だが、スウェインや大和、ナハムの様に人間としての意識が強くそれぞれの価値観に従って活動するなど想定通りには運ばないが、ナビゲーターであるバグ自身にも「理想の世界を創る」という前提こそあっても明確な回答を持っていない。
年表
不明 | 宇宙のどこかで9体のセイクンが作られ、「理想の世界の創造」をプログラムされた。 |
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地球が誕生した頃 | 9体のセイクンが地球にやって来る。地球に大気と海を作り、生物を誕生させる。バグをはじめとするパイロット達は、地球生物の中で眠る。 |
不明 | バグ一族の血筋は人類の血筋に伝わっていた。時折、血が目覚めた者は、その時の世界を「理想の世界からは程遠い」と判断すると、セイクンの力を使って都市を溶岩で滅ぼしたり、大陸を海に沈めたりして「やり直し」をはかっていた。 |
2030年頃? | 日本列島でヤマト・セイクンとバグによる起動実験が行われる。この実験で日本列島は消滅してしまう。登場人物の台詞などから、蛟龍が関わっていたらしい。 |
2035年 | 中東で紛争が発生。それが原因で世界中にエネルギー危機が起きる。これが切っ掛けで世界大戦になる。 |
2040年 | 中国大陸で欧米連合とアジア諸国連合が衝突。第三次世界大戦が発生。 |
2044年 | 護国寺大和が蛟龍から運びの仕事を引き受ける。目的地である天宝山に向かう途中、欧米連合の襲撃を受ける。戦いの最中に護国寺大和はヤマト・セイクンにパイロットとして登録されてしまう。バグのテレパシーによるサポートもあり、ヤマト・セイクンはケネディ・セイクンとニクソン・セイクン、バグ・ウォーを退ける。 |
同上 | 天宝山のアジア諸国連合の基地を欧米連合が襲撃。蛟龍や大和達の一行は大鳳凰で脱出。 |
同上 | 欧米連合カーツ元帥がゼロン・セイクンと共に大鳳凰を襲撃。護国寺大和は大鳳凰からヤマト・セイクンで出撃。オリジナルのセイクン同士の戦いが始まる。 |
同上 | ヤマト・セイクンはゼロン・セイクンに押されていたが、護国寺大和がバグ一族の血に目覚め、ゼロン・セイクンを一時撃退。 |
同上 | バグはテレパシーで大和に、地球の改造と生命は9体のセイクンが行なったことを告げる。さらに「今の世界は理想から程遠い。かつて都市や大陸を消したのと同様に、今度は地球全体を一から作り直すのです」とも。だが大和は「人類は不完全かも知れないが、そんな人類が好きなんだ」と拒否。 |
同上 | ゼロン・セイクンが再度襲来。さらにシグム・セイクンも第三勢力として襲来。さらにナハム・マジャナ配下の僧侶達が第4のセイクン(名称不明)を呼び寄せる。 |
同上 | 蛟龍とバグは、ナハム・マジャナのバグ一族としての能力は不完全だと判断。ナハムは9体のセイクンを扱いきれず、このままでは「最悪の形で地球が滅ぶ」と考える。バグはそれを防ぐための策を大和に提案。 |
同上 | バグはヤマト・セイクンと一体化しパワーアップさせる。戦いの場にいたあらゆるモノが、宇宙にまで放り出される。ヤマト・セイクン自身も宇宙をただよう。大和はバグに「お前が作ろうとしている理想世界とはどんな物か」と質問。バグは「分からない。自分は道を探して歩いている迷子の様な物」と返答。バグに見守られながら大和は眠りにつく。 |
単行本
角川書店の「カドカワコミックス・エース」レーベルより、全2巻が発売された。
関連作品
- ゲッターロボアーク
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