セトウツミ
漫画
作者:此元和津也,
出版社:秋田書店,
掲載誌:別冊少年チャンピオン,
レーベル:少年チャンピオン・コミックス,
巻数:全8巻,
話数:全59話,
映画
原作:此元和津也,
監督:大森立嗣,
音楽:平本正宏,
ドラマ
原作:此元和津也,
制作:テレビ東京,ブロードメディア・スタジオ,
放送局:テレビ東京系,
話数:11,
以下はWikipediaより引用
要約
『セトウツミ』は、此元和津也による日本の漫画作品、およびそれを原作とした映画、テレビドラマ。『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2013年5月号から2017年12月号まで連載。大阪の男子高校生・瀬戸と内海が放課後に川辺で繰り広げる関西弁の会話劇を描いた作品。キャッチコピーは「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」。
『月刊少年チャンピオン』(同社刊)2015年12月号において、高橋ヒロシの『クローズ』の25周年のトリビュート企画では、瀬戸と内海が『クローズ』について語る『セトウツミ外伝』が掲載された。
2016年に実写映画化され、7月2日に公開された。2017年にテレビドラマ化され、2023年に舞台化された。
あらすじ
高校生の瀬戸と内海が河原の階段でたわいもない話をするお話。特に大きな事件が起こることもなく、河原での時間つぶしが繰り返されていく。
もともと何の目的もなく河原で時間をつぶすだけのように見えた二人だが、実は内海には姉の誕生日の2月19日に家族を抹殺しようという計画があり、河原での時間つぶしはそのためのアリバイ作りの意味があった。 内海の放火計画実行の当日、突然目の前に焼け死んでいるはずの父と姉が現れる。すべてを悟った瀬戸により段取りが狂わされ、内海の殺害計画は失敗していたのだった。その後初めて父親に逆らった内海は、河原で過ごした時間が自分の中で大きな意味を持っていたことに気づき、もう少しだけ河原で時間をつぶそうとするのだった。
登場人物
メインキャラクター
瀬戸 小吉(せと しょうきち)
内海 想(うつみ そう)
樫村 一期(かしむら いちご)
ハツ美(はつみ)
田中 真二(たなか しんじ)
蒲生(がもう)
鳴山(なるやま)
バルーンさん
サブキャラクター
小吉の祖父
車椅子の少女
河原林五郎
想の父親
書誌情報
- 此元和津也『セトウツミ』 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉、全8巻
- 2013年12月6日発売、ISBN 978-4-253-22049-1
- 2014年7月8日発売、ISBN 978-4-253-22050-7
- 2015年4月8日発売、ISBN 978-4-253-22051-4
- 2015年9月8日発売、ISBN 978-4-253-22052-1
- 2016年2月8日発売、ISBN 978-4-253-22053-8
- 2016年7月8日発売、ISBN 978-4-253-22054-5
- 2017年4月7日発売、ISBN 978-4-253-22055-2
- 2017年12月8日発売、ISBN 978-4-253-22059-0
オーディオコミック
2016年6月7日よりAudibleによりAmazonのサービスとして配信開始。第1・2巻が2016年6月7日より、第3巻が同年7月1日より配信され、第6巻までが制作・発売された。朗読の声はお笑いコンビ「和牛」が務め、瀬戸小吉役は川西賢志郎が、内海想役は水田信二が担当した。
映画
2016年7月2日公開。大森立嗣が監督を務め、池松壮亮と菅田将暉がダブル主演を務める。
あらすじ(映画)
2人の男子高校生、瀬戸と内海が河原の階段に座ったまま関西弁でたわいもない話しをする。
短編仕立てで8話構成となっており、毎回シュールな笑いを提供する。
第1話。瀬戸の飼い猫みーにゃんが余命宣告を受けたことが発端となり、両親の離婚話に発展。
第2話。学校一の美人・一期のメアドをゲットしてテンションが上がる瀬戸。初めて送るメールの文面を内海に相談。意を決して送信する。
第3話。「お前には、~の節がある」という言い回しを使う「節がある選手権」という言葉遊びを思いついた瀬戸が内海に挑む。
第0話。ネクラでガリ勉の内海とサッカー部の期待の新人・瀬戸が河原の階段ででつるむようになった経緯が語られる。
第4話。夏休みの夜。私服で河原の階段に集まった二人は花火で遊んでいた。そこへ河原の暗がりから人影のようなものが近づいてくる。
第5話。瀬戸の親父は「俺はもうあかん」が口癖。それを内海に愚痴っていると目の前に親父が現れる。
第6話。瀬戸の誕生日。内海はサプライズでお祝いを仕掛けるが、間が悪く瀬戸の飼い猫のみーにゃんが死んだところだった。
エピローグ。学校のマドンナ・樫村一期から二人に対する視点が描かれる。
キャスト(映画)
- 内海想 - 池松壮亮
- 瀬戸小吉 - 菅田将暉
- 樫村一期 - 中条あやみ
- おじさん - 鈴木卓爾
- 鳴山 - 成田瑛基
- 堤 - 岡山天音
- 瀬戸の父 - 奥村勲
- 瀬戸の母 - 笠久美
- 瀬戸の祖父 - 牧口元美
- バルーンさん - 宇野祥平
スタッフ(映画)
- 監督 - 大森立嗣
- 脚色 - 宮崎大、大森立嗣
- 撮影 - 高木風太
- 照明 - 秋山恵二郎
- 録音 - 西條博介
- 編集 - 早野亮
- 音楽 - 平本正宏
- エグゼクティブプロデューサー - 泉英次
- プロデューサー - 宮崎大、近藤貴彦
- 配給 - ブロードメディア・スタジオ
受賞歴
- 第71回毎日映画コンクール(2017年) スポニチグランプリ新人賞(中条あやみ)
ロケ地
- 瀬戸と内海が時間をつぶす場所は、大阪府堺市堺区戎之町西2丁2でロケが行なわれた。この場所は原作でも使われており、映画の中に原作と全く同じ風景が映るシーンがある。
テレビドラマ
テレビ東京系「ドラマ25」枠で2017年10月14日から12月23日まで放送された。全11話。高杉真宙と葉山奨之のダブル主演。
また、BSジャパンでも2018年1月8日から月曜日の0:35 - 1:05(日曜深夜)に放送された。
キャスト (テレビドラマ)
主要人物
- 内海想 - 高杉真宙
- 瀬戸小吉 - 葉山奨之
- 樫村一期 - 清原果耶
- 田中真二 - 森永悠希
- ハツ美 - 片山友希
- 馬場 - 田中偉登
- 蒲生 - 高橋里恩
ゲスト
第3話
- バルーンさん - 吉田カルロス(第8 - 9話・最終話)
第5話
- 木沢先生 - 原西孝幸(FUJIWARA)
第6話
- 大橋結人 - 安藤瑠一(第8 - 9話・最終話)
- 瀬戸の母 - 原扶貴子(第7話)
- 内海の父 - 松角洋平(第10 - 最終話)
- 樫村の女友達 - 中田青渚
- 内海父の運転手 - 礒部泰宏
- 猫の声 - 江口のりこ
- ハラダ親子・息子(ジェード) - 若葉竜也
- ハラダ親子・母(ジェリー) - 広岡由里子
第7話
- 瀬戸の父 - いまおかしんじ
- 瀬戸の祖父 - 古川がん
- 車椅子の少女 - 山田杏奈
第9話
- 時田尚志 - 吉村界人(最終話)
第10話
- 内海優 - 谷村美月(最終話)
- 内海の母 - 飯島珠奈
スタッフ (テレビドラマ)
- 原作 - 此元和津也(秋田書店「別冊少年チャンピオン」連載)
- 脚本 - 宮崎大
- 監督 - 瀬田なつき、坂下雄一郎、杉田満
- オープニングテーマ - SUPER BEAVER「虹」(I×L×P× RECORDS)
- エンディングテーマ - miwa「We are the light」(Sony Records)
- チーフプロデューサー - 大和健太郎
- プロデューサー - 小林史憲、泉英次、宮崎大
- 制作 - テレビ東京、ブロードメディア・スタジオ
- 製作著作 - 「セトウツミ」製作委員会
ロケ地
- 東京都江戸川区平井六丁目と七丁目の境にある旧中川沿いの公園
放送日程
各話 | 放送日 | サブタイトル | 監督 |
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第1話 | 10月14日 | ウツとソウ 羽根と心根 瀬戸と内海 |
瀬田なつき |
第2話 | 10月21日 | アメとムチ サンドイッチとおにぎり 樫村一期 | |
第3話 | 10月28日 | 大根とからし 戦争と虫歯 イチゴとハツミ | |
第4話 | 11月 | 4日表とジョーカー、裏とババ ヒエラルキーとシンメトリー |
坂下雄一郎 |
第5話 | 11月11日 | 人間と動物 ミソハギとカエデ 一体感と疎外感 | |
第6話 | 11月18日 | カスタマーとセンター バツとテリー | |
第7話 | 11月25日 | 人と人 ノーフューチャーとスーパースター 中学の先輩とお寺の檀家 |
瀬田なつき |
第8話 | 12月 | 2日過去とファイル、未来とフォルダ しあわせとふしあわせ |
杉田満 |
第9話 | 12月 | 9日オタマジャクシとカエル パッカーとガッブー ひとつとほころび | |
第10話 | 12月16日 | 天使と電池 ふわといと 贈り物と劣等生 |
瀬田なつき 坂下雄一郎 |
最終話 | 12月23日 | 忘れ物と一等星 |
放送局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送期間・曜日・時間 | |
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関東広域圏 | テレビ東京 【制作局】 |
テレビ東京系列 | 2017年10月13日 - 12月23日 | 土曜 0:52 - 1:23(金曜深夜) |
北海道 | テレビ北海道 | |||
大阪府 | テレビ大阪 | |||
香川県・岡山県 | テレビせとうち | |||
福岡県 | TVQ九州放送 | |||
愛知県 | テレビ愛知 | 金曜 01:00 - 01:30(木曜深夜) | ||
全国 | BSジャパン | 2018年1月8日 - | 月曜 0:35 - 1:05(日曜深夜) |
テレビ東京 ドラマ25(土曜0:52-1:23=金曜深夜枠) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
セトウツミ
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第1期 |
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第2期 |
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第3期 |
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第4期 |
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ドラマ25 |
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2004年 |
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2005年 |
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2010年 |
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2011年 | ウレロ☆未確認少女(第1シーズン) |
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2012年 | |
2013年 | |
2014年 | |
2015年 | |
2016年 | |
2017年 |
ウレロ☆未確認少女(第1シーズン)
2022年 |
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寂しい丘で狩りをする
2017年 | |
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2018年 | |
2019年 |
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2020年 | |
2021年 |
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2022年 | |
2023年 | |
2024年 |
舞台
2023年5月27日から6月4日に東京芸術劇場 プレイハウスにて、同年6月10日・11日に梅田芸術劇場 シアタードラマシティにて、同年6月13日に日本特殊陶業市民会館ビレッジホールにて上演。牧島輝と有澤樟太郎のダブル主演。
キャスト (舞台)
- 内海想 - 牧島輝
- 瀬戸小吉 - 有澤樟太郎
- 樫村一期 / ハツ美 - 佐藤日向
- 田中真二 - 納谷健
- バルーンさん / 内海の父親 - 岩崎正寛
- 車椅子の少女 / 内海の姉 - 南沢奈央
スタッフ (舞台)
- 原作 - 此元和津也(秋田書店「別冊少年チャンピオン」連載)
- 上演台本・演出 - 内藤裕子
- 美術 - 堀尾幸男
- 照明 - 佐々木真紀子
- 音響 - 穴沢淳
- 映像 - 松澤延拓・松尾佑一郎
- 衣裳 - 阿部朱美
- ヘアメイク - 国府田圭
- 舞台監督 - 松坂哲生
- 演出助手 - 矢本翼子
- 宣伝美術 - 秋澤一彰
- 宣伝写真 - 吉濱篤志
- 宣伝衣装 - 阿部朱美
- 宣伝ヘアメイク - 国府田圭
- 企画・制作・主催 - 梅田芸術劇場