ソウル・アンダーテイカー
以下はWikipediaより引用
要約
『ソウル・アンダーテイカー』は、電撃文庫から刊行されている中村恵里加による日本のライトノベル。イラストは洒乃渉が担当。
ストーリー
ソウル・アンダーテイカー――それは彷徨える魂を月に還す「魂の葬儀屋」。
自他共に認める"馬鹿"である江藤比呂緒は、十二歳の誕生日に父親から大型リボルバーのモデルガンをプレゼントされる。しかし、実はそのリボルバーは死を招く猫が取りついた本物以上に危険な武器だった。しかも、比呂緒にはたぐいまれな霊的な素質があり、リボルバーにとりつく猫の姿をした"死霊の目"ハンニバルを見ることができてしまう。さらに、同年代の少年でありソウル・アンダーテイカーの三嶋蒼儀と出会い、比呂緒はソウル・アンダーテイカーになることを決めるのだが……。
登場人物
江藤比呂緒(えとう ひろお)
12歳の少女で、自他ともに認める馬鹿。明るく能天気で、とんでもなく正直者であり嘘をつかない。負の感情を失ったように、時折悲しい表情を見せることはあっても怒ることはなく笑っている。恐ろしく幼稚であるが、ごくたまに恐ろしく達観したものの見方をする。
たぐいまれな霊的な素質があり、霊髄の回り始め、仙骨の太さ、エーテルの密度のどれもが最上級の逸材。以前、後頭部に怪我を負ったことで、その付近のエーテルが欠落しており、ハンニバルは彼女の知能の原因であると考えている。
父親の誕生日プレゼントとして、偶然にも"死霊の目"ハンニバルが取りついた大型リボルバーのアルケブス、アストラM44を手に入れる。三嶋蒼儀と出会い、ソウル・アンダーテイカーになることを決める。現在、第三種霊葬免許を取得している。後見人は三嶋蒼儀。
体から離れた魂を体に戻す、蒼儀たちが信じていた魂の有り様を根底から覆す、生きる力に満ち溢れ、既に死んだ骨と血を持つ"奇妙な小羊(ストレンジ・シープ)"。
20世紀最後の英雄伝説を打ち立てる、らしい。
ハンニバル
三嶋蒼儀(みしま そうぎ)
落合明海(おちあい あけみ)
江藤文華(えとう ふみか)
用語
ソウル・アンダーテイカー
奇妙な小羊(ストレンジ・シープ)
エーテルを吸い尽くされた人間は死ぬ。そして吸ったエーテルも淀んでいき、更に強力な固体へ変貌していく。一定以上の強力な個体は「羊」ではなく「狼」と呼ばれる。
アルケブス
生きている生物に対して撃った場合、仙骨にダメージを与える。
エーテル
使った分消費していくが、休めば回復する。が、使うたびに絶対量が減っていく。
仙骨(せんこつ)
アルケルブスなどで破壊されると銀色の零髄が流れ出す。この状態だと、外傷が無くても破壊された部位が動かなくなり、処置をしなければ死に至る。
六識(ろくしき)
六識を開いているときはサーモグラフィの画面のように見える(実際はサーモよりもディティールははっきり見える)。無機物有機物関係なく、赤く見える。
ファミリア
通常ファミリアは自発的に行動せず、言葉も話さないが、進化を遂げたハイ・ファミリアは人語を話し、知性を持つ。しかし進化の条件は今を持って解明されていない。
既刊情報
- 『ソウル・アンダーテイカー』、2005年2月25日発行、ISBN 4-8402-2943-0