ツーリング・エクスプレス
以下はWikipediaより引用
要約
『ツーリング・エクスプレス』は、河惣益巳による日本の漫画。
概要
1981年、『花とゆめ』別冊夏の号(白泉社)にアテナ大賞受賞作品として掲載された。
1999年、『別冊花とゆめ』8月号に掲載されたものが最終回となっているが、その後も「特別編」「Euro編」として新作が発表されている。奇数月の隔月連載。
国際刑事警察機構 (ICPO) の新米刑事シャルルと超一流の殺し屋ディーンの恋物語を軸としているが、『ゴルゴ13』のように政治経済文化社会問題を巧みに取り入れたハードボイルド作品となった。現在では「ジェニー・シリーズ」との相互乗り入れにより、複数の主人公の生涯を描く大規模な大河ドラマとして発展を続けている。初・中期は、大がかりな陰謀や犯罪を設定した長編エピソードも数多く描かれている。
サブタイトルに「〜エクスプレス」とつけているものが多い。また、エクスプレスはしばしば「EXP.」と略して表記される。
『別冊花とゆめ』が2018年5月26日発売の7月号にて休刊となったため、「Euro編」の最終話は『マンガPark』(同社)にて同年6月26日に公開された。それ以降のシリーズは『花丸漫画』(同社)にて連載されている。
登場人物
人物名の横の声優名はドラマCDでのもの。
シャルルとその親族
シャルル・オージェ
声 - 石田彰
本シリーズの主人公。女性と見まごうばかりの美貌を持つ金髪金瞳の男性。服装は基本的に男性のものを着用するが、『ロシアン・エクスプレス』で女物の毛皮のコートとロングブーツを着用して女性に見間違えられたり、『ロマンティック・エクスプレス』ディーンがシャルルのボディサイズに合わせて買った女性用の服や靴を身につけ女装したこともある。
両親とは幼い頃に死別し、父の親友だったティリエ夫妻に引き取られるが、養母フランソワーズとも程なく死別し、多忙な養父エドアールのそばにいたいがために警察官を志す。飛び級して15歳でソルボンヌ大学を卒業、10ヶ国語をマスターし、弁護士資格も取得したため、警察学校卒業後すぐにICPOに配属される。多くの事件の捜査を通じて警察官として成長していくが、射撃や格闘術等はそれほど上達しなかった。
ある事件でTEEに乗り合わせた国際的な殺し屋ディーン・リーガルと知り合い、以後数々のICPOの捜査で顔を合わせる内に親しい関係になる。シャルル自身は元々はゲイではなく、初恋と初体験の相手ラエルという女性がいたが、彼女と再会した時点ではすでにディーンに対する恋心が無自覚ながら心に根づいていたので破綻した。ディーンからのアプローチに次第に応えるようになって恋人関係へと発展、それを理由に警察を辞職する。
現在はディーンの仕事柄、2人で世界中を旅しているが、主に欧州にいる。相手が自身に敵意を抱いていると気づいて逃げることもあれば、それでもついて行ってしまうこともあるトラブルメーカー。刑事時代から思い通りにならないと泣いてダダをこね、周囲がそれに根負けして願いを叶えるという恵まれた環境にいる。
リュシオン・フォーレル
シャルルの実母イレーヌの弟で、シャルルの叔父。愛称は「リュシー」。ハニーブロンドに淡い紫の瞳を持つ。同性愛者だが、実姉イレーヌだけは別格としており、「俺の運命の恋人はイレーヌ姉様」と称している。
幼くして両親と死別、歳の離れた姉イレーヌに育てられたが、彼女とも10代半ばにして死別。ティリエ夫妻を後見に学業に励み、フリーのジャーナリストになる。ジャーナリストとしての才能は一流で、欧州各国の高級紙に記事が掲載されるほど。
本編では脇役クラスのキャラであったが、本編完結後の「特別編」では、情報源として利用するつもりで近づいた現在の恋人で結婚式も挙げた事実上の「夫」ウスーリとのエピソードが数多く描かれ、主人公格に出世した。結婚後も浮気しているが、ウスーリと結ばれたエピソードでの独白で彼を心の底から愛していることが語られている。
ジョルジュ・オージェ、イレーヌ・オージェ
エドアール・ティリエ
フランス・パリ市警の敏腕警部にして、ICPOの捜査官であった人物。愛称は「エド」。事故死した親友の忘れ形見であるシャルルを養子としている。
ICPOではシャルルの上司として数々の事件の捜査に携わる。オリンピック代表に選ばれるほどの射撃(拳銃)の名手(オリンピック出場は仕事の都合で辞退した)であり、また柔道他数々の格闘術に精通している。世界各国の警察に幅広い人脈と高い人望を持ち、同業者からはエドに手を出すことはタブー視されている。とはいえ本人は非常に情に厚く、強い正義感を備えた男気のある人物であり、シャルルにもその性格が一部受け継がれている。
資産家・劇作家であったフランからマンションや著作権、別荘、有価証券など莫大な資産を相続し、サン・ルイ島という超高級住宅地で暮らしている。リゾート地として有名なカプリ島に別荘を持っている(元の持ち主はフランソワーズ)。
フランソワーズ・ティリエ
旧姓は「レジャン」。愛称は「フラン」。女優・劇作家・実業家。
賞賛の言葉として「流れる金糸に氷の宝玉」「黄金の彫像」などがあり、若き日のディーンには「自分が見た白人女性の中では断トツの美女」と称される。劇作家を志し、親友である俳優のクレマンドと劇団「ラ・ブリリアント」を旗揚げ。美貌と演技力で舞台女優として活躍しつつ、後に念願の劇作家として大成功を収める。自分にも他人にも厳しいが、一方で大変面倒見のよい姐御肌の女性でもあり、多くの芸術家や文化人のタマゴ達に助言をした。
母親とは早くに生き別れ、父親はアル中という家庭で育つ。ノルマンディー地方の貴族と再婚していた母親から、その死後に莫大な遺産を継承し、大富豪となるも夭折。運転中に路地から飛び出してきた子供を避けようとして対向車と正面衝突するという交通事故によるもの。
「酒はうわばみ、タバコはヘビー、家事は全くダメ」「ともあれ我々には最高の女だったな」とエドとクレマンドは回想している。養子となったシャルルに対しては、エド同様に不器用ながら精いっぱいの愛情を注いでいた。
ウスーリ・イェルマーク
ディーンとその親族
ディーン・リーガル
声 - 小杉十郎太
作者が本シリーズを最初に描いた時の主人公だが、商業作品とするためには不向きな内容となってしまったため、シャルル・オージェを主人公とした作品に変更したとされる。
本名アンドリュー・カーディフ。銀髪・長身痩躯な超一流の殺し屋。廃絶したスコットランド貴族カーディフ家の最後の生き残り。幼少時に、当時超一流の殺し屋だった伯父ランバート(ランディ)に誘拐され、自身の跡を継げるほどの殺し屋としての英才教育を受ける。バイセクシャル。
通常ならば不可能としか思えない超遠距離の狙撃や雑踏の中での針による殺害等、あらゆる暗殺術に通じている。また白兵戦闘の能力も極めて高く、槍や刀、ヌンチャクなどで武装した8人の敵に青龍刀一本で対峙し、一方的な殺戮を繰り広げたこともある。彼に(本気で)狙われて生き残った者はいないとされ、同じく極めて高い個人戦闘能力を持つエドをして「ディーンに狙われたら何をしても無駄だ」と言わしめたほどである。各国の政界・財界・軍部・裏社会は、彼をその能力の飛び抜けた高さから必要悪として認識している。
普通に家族に囲まれた人間にコンプレックスを抱いており、殺し屋であることを蔑む相手から己を守るために「望んでそうなったんじゃない」と徹底的に攻撃する。世界中に男女を問わず愛人がいたが、本気で愛したのは李艾芃とシャルルのみ。それ以外の人間が自分の独占を企んだりシャルルの排除を狙ったりした場合、その人間は確実に命を落とす。
オーラフ・ロアルド・フォン・ネールエイ
ディーンの母方の従弟。ディーンの母リースエールとロアルドの母は一卵性双生児であるため、目の色と雰囲気以外はディーンに非常に似ている。
本業は弁護士で、ランバート(ディーンの実父)が亡くなった後、カーディフ家の管財人を務めていた。シャルルに似たユーフェミアと婚約したが、事故で彼女を失った際、自身が恋しているのはシャルルだと気づき、病床で当人に告白。しかし同席していたディーンに「こいつ(シャルル)は俺以外に心も身体も開かん」と言われた。
セルマとディーンが失踪した際、自分を放そうとしないセルマを揶揄するディーンに対し、(首謀者はセルマだが)シャルルを盾にセルマを返すよう要請。追いすがろうとするセルマを押さえつつ、シャルルと共に去っていくディーンを見送った。
セルマ・マグダレナ・フォン・ネールエイ
「アリョーシャ」関係者
アリョーシャ
ネフェル・ファラ・フォークス(ファラ)
エジプト生まれの褐色の肌の美女。イギリス人との結婚により英国人となった。精神科医かつ心理学者(心理学と精神医学は別の研究分野であり、両分野で専門家となる者は極めてまれである)で、特に心理学の分野では目覚ましい業績を持つ。
夫婦でパレスチナ難民キャンプで活動していたが、イスラエル空軍の誤爆により夫を失い、行き倒れていたところをアリョーシャに拾われて裏世界の住人となる。その恩義からか、ディーンに対しアリョーシャの望み通り組織を継いでボスになれと迫るが、ことごとく拒絶されている。
「アリョーシャ」の幹部であり、ディーンとも一時は男女の関係であった。外科や内科など一般的な医療行為も全てこなせるらしく、身辺に危険が迫ると、紛争地域の赤十字などにボランティアの医師として潜り込んでほとぼりを冷ましている。
アリョーシャの最期を看取った唯一の人物。事情を知らずに恩人アリョーシャの弔いの邪魔をしたエドの殺害を、シャルルの目の前でディーンに依頼したこともあったが、ディーンは受理せず、エドも後日謝罪したため和解した。
アブデュル・ハミトIII世
パシャ・サジク・アルスラン
ニコライ・ピョードロヴィッチ・ウラーゾフ
サール・ハウエル
フランソワーズの友人
クレマンド・ファロア
セヴィラ・グルドー
ベルトラン・イゼール
ヨシュア・ドワーズ
セヴィラの服飾デザイナー仲間。婦人服専門のセヴィラとは逆の紳士服専門。オネエ言葉を話し、初対面時のエドの感想は「でけえオカマ」。フランのことは「自分好みの男をみんな夢中にさせる」という理由で快く思っていない。
フランの結婚が決まった直後、「顔はどうにもならないから、せめて服だけでもフランとの見た目の釣り合いが取れるように」とセヴィラに頼まれ、エドの結婚衣装を担当することになった。エドを気に入って、自己紹介もしない内からやたらと身体に触ったために、エドに拳で殴られた。
見た目とは裏腹に服飾家としてのスキルは高いらしく、エドの結婚衣装に銃のショルダーホルスターを装着していても目立たないよう工夫を施した。以後、エドの服をずっと作り続けているようだが、たとえ採寸のためであってもヨシュアに身体を触られたくないエドは、自分のボディ型を作って、そこから体型が崩れないよう日々気をつけている。
フィッシュガード家関係者
エリザベス・ローズ・フィッシュガード
愛称リーズ。英国フィッシュガード財団の総帥。元英国空軍のパイロットでアリサという一人娘がいる。パリのサン=ルイ島に別宅があり、その隣人がエド。夫と死に別れた後、英国海軍士官ダグラスと再婚。ゾフィーの初恋の相手。
イギリス財界の重要人物だが、イギリス政府が自国経済に損害を与えたゾフィーの暗殺をディーンに依頼しようとした際、戦闘機を自ら操縦して駆けつけ、「敵に回すのではなく味方にすべき」とイギリス政府の使者を一喝して追い返したり、ダグラスとの結婚式の最中にエドの暗殺未遂が起きた際、友人であるエドを自分の結婚式の場で殺させようとしたイギリス政府に対し、凄まじい憤りを見せた。
本来は「マリン・ブルー・マリン」シリーズの脇役であるが、「ツーリング・エクスプレス」シリーズ後期から頻繁に登場。本編完結前後に娘のアリサとゾフィーが急接近したこともあり、特別編からは準レギュラーとなっている。
ダグラス・ブルー・ジェニングス
リーツェンベルガー家関係者
ゾフィー・クリスティーネ・フォン・リーツェンベルガー
愛称「クリス」。ドイツの名門リーツェンベルガー侯爵家の嫡男。父方の祖父は金髪碧眼のアーリア系だが、祖母が日本人であるため、父同様漆黒の髪を持つ。現在妹が3人、弟が2人いる。
誕生した時には父が行方不明で、当主の座を狙う大叔父に暗殺される危険性があったため、表向きは女性として育てられる。フランス人である母が、性別以外はシャルルに瓜二つなため、最初はシャルルを母と勘違いし、実母と再会してからもシャルルを「ムッター(お母さん)」と呼ぶ。父方の祖父(先代リーツェンベルガー侯爵)から経営者としての英才教育を受けており、後継者争いが落着した後は、化学者である父に代わってリーツェンベルガー財団の実質的な経営に当たっている。
サヨコ(小夜子)・フォン・リーツェンベルガー
ヨハン・リヒャルト・フォン・リーツェンベルガー侯爵
カトリーヌ・ブルージェ・フォン・リーツェンベルガー
その他裏社会の住人達
アーネスト・グレイン
ランディ
李艾芃(リー・アイファン)
アリアズナ・ラリオノヴァ
KGB(ソ連国家保安委員会)のエージェント。透けるような金髪と薄茶の瞳、雪のような白い肌。ディーンに「北の国に咲いた仇花の冬薔薇」と評された。外見は完璧なスラブ美女だが、母方の祖母はユダヤ人であり、第二次世界大戦で街が灰になり戸籍を再登録する際に祖母はロシア人として届けた。ところが「KBG」は数十年もかけて突き止め、脅迫されて美貌と肉体を武器とするハニートラップ要員とされ、任務で多くの男性と肉体関係を持つ。権力による女性に対する最大の侮辱を甘受せねばならない境遇を嫌い、自由を欲して憎んでいるディーンにすら助けを求めるも拒絶される。後にSVR(ロシア対外情報庁)の部長に昇格するが、ロシア・アリョーシャのニコライの罠で部下と共に古いトンネルに生き埋めにされて死亡したかに思われたが、我が身を犠牲にした部下の献身で一命を取り留める。しかし重傷を負い左目を失ったため、美貌が失われて使い物にならないと上司のルシコフ局長に嘲笑を浴びせられる。ニコライにマンションを与えられ、整形を勧められる。
初出は「ロシアン・エクスプレス」。
別シリーズからのゲスト
ユージェニー・ヴィクトリア・スミス
「ジェニー・シリーズ」の主人公だが、「ツーリング・エクスプレス」シリーズにも頻繁に登場する(ディーンとリュシーは「ジェニーシリーズ」に依頼人として登場している)。アメリカの軍閥系大富豪、スミス家の末娘。ピアニストとしての才能を持ち、父親ナシオナル・アラルコンの策略によりピアノも想い人も自殺の機会も取り上げられ、「戦死」するためにアメリカ陸軍に入隊。陸戦指揮官として天賦の才を持っているとされ、分隊規模から中隊規模までの部隊を指揮して華々しい戦果を挙げる。アメリカ軍での最終階級は少佐。部下の士気の維持と戦闘の流れを読むカンに優れ、特に退却戦やカウンターテロ戦闘、ゲリラ戦での指揮を得意とする。
現在はイングランドのアルドバラ公爵家当主。予備役として英国に軍籍があり、階級は大佐。
「完結」
本シリーズはディーンとエドアールの和解が為った時点で「完結」となっているが、もともとの物語のプロット(「刑事と凶悪犯の恋愛」)を考えると、若干不自然なタイミングである。本来ならばシャルルが警察に辞表を出して駆け落ちをした時点で、そもそもの物語は完結が可能なはずである。これは作者によれば、もともとこのシリーズはライフワークとして描き続けていく予定ではあるが、どこかで区切りをつけておきたいという希望もあったので、その為(だけ)にあのタイミングで「完結」となったとのことである。
書誌情報
ツーリング・エクスプレス
- 河惣益巳 『ツーリング・エクスプレス』 白泉社〈花とゆめコミックス〉、全28巻
- 1982年11月25日発行、ISBN 4-592-11491-4
- 1983年12月25日発行、ISBN 4-592-11492-2
- 1984年12月25日発行、ISBN 4-592-11493-0
- 1985年3月25日発行、ISBN 4-592-11494-9
- 1985年6月25日発行、ISBN 4-592-11495-7
- 1985年9月25日発行、ISBN 4-592-11496-5
- 1986年2月25日発行、ISBN 4-592-11497-3
- 1986年7月25日発行、ISBN 4-592-11498-1
- 1986年10月25日発行、ISBN 4-592-11499-X
- 1987年1月25日発行、ISBN 4-592-11500-7
- 1987年8月25日発行、ISBN 4-592-11503-1
- 1987年10月25日発行、ISBN 4-592-11504-X
- 1991年2月25日発行、ISBN 4-592-12143-0
- 1992年6月25日発行、ISBN 4-592-12144-9
- 1992年10月25日発行、ISBN 4-592-12145-7
- 1994年2月25日発行、ISBN 4-592-12146-5
- 1994年9月25日発行、ISBN 4-592-12147-3
- 1995年1月25日発行、ISBN 4-592-12148-1
- 1995年7月25日発行、ISBN 4-592-12149-X
- 1996年1月25日発行、ISBN 4-592-12186-4
- 1996年6月25日発行、ISBN 4-592-12317-4
- 1997年1月25日発行、ISBN 4-592-12379-4
- 1997年8月25日発行、ISBN 4-592-12380-8
- 1997年12月25日発行、ISBN 4-592-17304-X
- 1998年6月25日発行、ISBN 4-592-17305-8
- 1998年12月25日発行、ISBN 4-592-17306-6
- 1999年8月25日発行、ISBN 4-592-17307-4
- 1999年12月25日発行、ISBN 4-592-17308-2
- 河惣益巳 『ツーリング・エクスプレス』 白泉社〈白泉社文庫〉、全14巻
- 2000年12月15日発売、ISBN 4-592-88437-X
- 2000年12月15日発売、ISBN 4-592-88438-8
- 2001年3月15日発売、ISBN 4-592-88439-6
- 2001年3月15日発売、ISBN 4-592-88440-X
- 2001年6月15日発売、ISBN 4-592-88441-8
- 2001年6月15日発売、ISBN 4-592-88442-6
- 2001年9月14日発売、ISBN 4-592-88443-4
- 2001年9月14日発売、ISBN 4-592-88444-2
- 2001年12月14日発売、ISBN 4-592-88445-0
- 2001年12月14日発売、ISBN 4-592-88446-9
- 2002年3月15日発売、ISBN 4-592-88447-7
- 2002年6月14日発売、ISBN 4-592-88448-5
- 2002年9月13日発売、ISBN 4-592-88449-3
- 2002年12月13日発売、ISBN 4-592-88450-7
ツーリング・エクスプレス特別編
- 河惣益巳 『ツーリング・エクスプレス特別編』 白泉社〈花とゆめコミックス〉、シリーズ全7巻
- ハニー・ヴァイオレット ツーリング・エクスプレス特別編 1 2000年11月25日発行、ISBN 4-592-17045-8
- レコンキスタ ツーリング・エクスプレス特別編 2 2002年7月25日発行、ISBN 4-592-17190-X
- ジパング ツーリング・エクスプレス特別編 3 2004年3月25日発行、ISBN 4-592-17191-8
- オリエントEXP. ツーリング・エクスプレス特別編 4 2005年3月25日発行、ISBN 4-592-17192-6
- エルミタージュEXP. ツーリング・エクスプレス特別編 5 2006年4月25日発行、ISBN 4-592-17193-4
- ネフェルティティEXP. ツーリング・エクスプレス特別編 6 2007年10月25日発行、ISBN 4-592-17412-7
- タンゴEXP. ツーリング・エクスプレス特別編 7 2008年11月25日発行、ISBN 4-592-17413-5
- ハニー・ヴァイオレット ツーリング・エクスプレス特別編 1 2000年11月25日発行、ISBN 4-592-17045-8
- レコンキスタ ツーリング・エクスプレス特別編 2 2002年7月25日発行、ISBN 4-592-17190-X
- ジパング ツーリング・エクスプレス特別編 3 2004年3月25日発行、ISBN 4-592-17191-8
- オリエントEXP. ツーリング・エクスプレス特別編 4 2005年3月25日発行、ISBN 4-592-17192-6
- エルミタージュEXP. ツーリング・エクスプレス特別編 5 2006年4月25日発行、ISBN 4-592-17193-4
- ネフェルティティEXP. ツーリング・エクスプレス特別編 6 2007年10月25日発行、ISBN 4-592-17412-7
- タンゴEXP. ツーリング・エクスプレス特別編 7 2008年11月25日発行、ISBN 4-592-17413-5
- 河惣益巳 『ツーリング・エクスプレス特別編』 白泉社〈白泉社文庫〉、全4巻
- 2017年9月15日発売、ISBN 978-4-592-89088-1
- 2017年9月15日発売、ISBN 978-4-592-89089-8
- 2017年10月16日発売、ISBN 978-4-592-89090-4
- 2017年10月16日発売、ISBN 978-4-592-89091-1
ツーリングEXP. Euro
- 河惣益巳 『ツーリングEXP. Euro』 白泉社〈花とゆめコミックス〉、全10巻
- 2010年6月18日発売、ISBN 978-4-592-17414-1
- 2011年1月19日発売、ISBN 978-4-592-17415-8
- 2012年4月20日発売、ISBN 978-4-592-19453-8
- 2013年4月19日発売、ISBN 978-4-592-19454-5
- 2014年7月18日発売、ISBN 978-4-592-19455-2
- 2015年3月20日発売、ISBN 978-4-592-19456-9
- 2015年11月20日発売、ISBN 978-4-592-19457-6
- 2016年11月18日発売、ISBN 978-4-592-19458-3
- 2017年9月20日発売、ISBN 978-4-592-19459-0
- 2018年9月20日発売、ISBN 978-4-592-19460-6
Euro以降
- 河惣益巳 『ツーリング・エクスプレス〜メデューサ編〜』 白泉社〈花とゆめコミックススペシャル〉、2019年12月20日発売、ISBN 978-4-592-19835-2
- 河惣益巳 『ツーリング・エクスプレス〜ノートルダム編〜』 白泉社〈花とゆめコミックススペシャル〉、2020年12月18日発売、ISBN 978-4-592-22811-0
- 河惣益巳 『ツーリング・エクスプレス〜OR編〜』 白泉社〈花とゆめコミックススペシャル〉、2021年12月20日発売、ISBN 978-4-592-22838-7
- 河惣益巳 『ツーリング・エクスプレス〜ルージュ編〜』 白泉社〈花とゆめコミックススペシャル〉、2023年12月20日発売、ISBN 978-4-592-23008-3