ティーンズゴールデンタイム
以下はWikipediaより引用
要約
『ティーンズゴールデンタイム』は、1989年10月16日から1990年3月29日までフジテレビの平日17:30 - 18:00(JST)に設置されたテレビアニメの放送枠の名称である。
概要
フジテレビの平日17時枠は長期に渡ってアニメやドラマの再放送枠だったが、1985年4月に開始したバラエティ番組『夕やけニャンニャン』がヒット、2年半継続する人気番組となった。だがその後は『桃色学園都市宣言!!』を放送して、その後再放送枠と続いた後、1989年4月から『夕やけニャンニャン』の再来を目指した『田代まさしのパラダイスGoGo!!』(以下、パラGO)を開始するも人気は出なかった。そこで同年10月の改編で『パラGO』を30分番組に縮小し、開いた17:30 - 18:00枠には日替わりのアニメを放送する枠を設置する事にした。
なお『パラGO』は10月2日から同年10月13日までは一旦休止、その間は10月2日から10月9日までは『ギョーカイ君が行く!』、10月10日から10月13日までは『化身』を、それぞれ17:00 - 17:55枠で再放送した。 そのアニメは、金曜のみ土曜19:30から移動した『らんま1/2熱闘編』で、あとの4番組は全て新設のアニメだった。
各地区の放送状況
番組のスポンサーは基本的に各局ごとのローカルセールスであった。
木曜日『たいむとらぶるトンデケマン!』は関西テレビでは放送されず、KBS京都とサンテレビジョンに振り替えて放送した。これは当時、関西テレビローカルで「○爆ワイド」が放送されていたが、金曜日のみ17時-18時の1時間枠での放送であったため、『らんま1/2熱闘編』は木曜日の同じ時間帯にフジなど他系列から見て7日遅れの時差放送としたためであった。
テレビ新広島は17時台を連続ドラマの帯再放送枠に充てていたため、『らんま1/2熱闘編』を後年16時台の帯再放送枠で放送したのみだった。
金曜アニメランド
だが、わずか半年で『がきデカ』は終了、その上同時期には『パラGO』も終了し、これに伴い、月〜木の16時枠と17時枠の交換で16時枠の1時間ドラマ再放送枠が移動したため、1990年4月からは『らんま1/2熱闘編』は放送枠不変のまま、金曜16:00に『たいむとらぶるトンデケマン!』、同16:30に『まじかるハット』、同17:00に『かりあげクン』がそれぞれ移動し、これらを統一して『金曜アニメランド』(金曜16:00 - 18:00)に変更された。また、一部の地域ではネットされず「ティーンズゴールデンタイム」で一部の作品を打ち切ったケースも多かった。
作品リスト
曜日 | タイトル | 製作会社 | 原作 | 声の出演 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
月曜 | がきデカ | スタジオぎゃろっぷ | 山上たつひこ | 三ツ矢雄二、龍田直樹、古谷徹、江森浩子、勝生真沙子 | 新設 |
火曜 | かりあげクン | 東映動画 | 植田まさし | 塩屋翼、野田圭一、八奈見乗児、大竹宏 | 新設 |
水曜 | まじかるハット | スタジオぴえろ 読売広告社 |
方倉陽二 | 伊倉一恵、鈴木富子、八奈見乗児、松井菜桜子、内海賢二 | 新設 |
木曜 | たいむとらぶるトンデケマン! | FCI INC フジエイト 葦プロダクション |
岡正 (原案) |
千葉繁、三ツ矢雄二、佐久間レイ、笹岡繁蔵、滝口順平 | 新設 |
金曜 | らんま1/2熱闘編 | キティ・フィルム スタジオディーン |
高橋留美子 | 山口勝平、林原めぐみ、緒方賢一、日髙のり子、佐久間レイ | 土曜19:30から改題移動 |
参考資料
朝日新聞・縮刷版