デイブ・マッカートニー (架空の人物)
以下はWikipediaより引用
要約
デイブ・マッカートニー(英表記:Dave McCartney)は、 さいとう・たかを作の劇画『ゴルゴ13』に登場するガンスミス(銃職人)で架空の人物。初出は「AT PIN-HOLE!」。
主人公のゴルゴ13(以下ゴルゴ)については、ゴルゴ13 (架空の人物)を参照。またサブタイトル作品についてはゴルゴ13のエピソード一覧を参照。
人物
個人情報
男性。ニューヨークに在住。広い富士額で丸眼鏡をかけた出っ歯。近年では頭髪が白髪まじりで描かれている。仕事場ではオーバーオールを着用。初登場時はダラスにてオスカー・ウィラードの下で働いており、後に独立。依頼および製作はもっぱら自らの仕事場で行うが、「軌道上狙撃」の時だけは例外的にゴルゴから出張依頼(拉致)を受ける。
ニューヨークではデイブス葬儀社の地下に作業場を持ち、自身はデイブス葬儀社の雑用係を装っている。この作業場は中国系マフィアの麻薬製造所だったのをペンタゴン職員ゲレイロによって提供されたものである。
東京に特殊無線や違法無線の改造・製作職人の知人がいる(「神の耳・エシュロン」)。
技能
自分の仕事にプライドを持つプロフェッショナルであり、全米で5指に入るガンスミス。ゴルゴが依頼遂行上、特殊な銃や弾丸が必要と判断した場合に仕事を請け負うことが多い。未完に終わった仕事はあるものの、依頼を断ったことや期待を裏切ったことはなく、ゴルゴの不敗伝説の陰の功労者でもある。
性格
よく軽口を叩き、仕事場にもポルノ雑誌やテレビを持ち込むなど、一流の銃職人と思えない風体。だが一旦仕事にかかると目の色が変わり、ゴルゴに対しても「仕事の邪魔だ」と言ってはばかららない。毎回厄介な仕事を持ちかけるゴルゴへの懸念から、ターゲットを尋ねるのが口癖となっている。
ゴルゴとの関係
長年の付き合いから既に腐れ縁の間柄。「とんだ客に見込まれた」と愚痴をこぼしながらも、多額の報酬と自尊心をくすぐる説得に釣られ、注文を受け続ける。ゴルゴもその腕を高く評価しており、「ありがとう」「よく作ってくれた」と報酬以外に感謝の意を受けた数少ない人物である。
登場作品
依頼は全てゴルゴから受けたもの。
第7巻30話「AT PIN-HOLE!」
第39巻138話「軌道上狙撃」
第54巻189話「穀物戦争 蟷螂の斧」
第75巻257話「G線上の狙撃」
それまでの依頼からすれば格段に簡単であったらしく、デイブは「それだけか?」と不審に思うが、「簡単な作業に敢えて自分を指名してきたのは、仕事の正確性を買われている証拠」と納得して約1時間で完了させた。
第94巻319話「クラウン夫妻の死」
第130巻431話「死刑執行0:01AM」
第144巻476話「神の耳・エシュロン」
第145巻481話「殺人劇の夜」
第150巻496話「宴の終焉」
作中で唯一不完全な仕事となったが、ゴルゴが対策を講じたため大事には至らなかった。
この時造った銃弾の設計をゴルゴに説明したところ、めったに感情を表面に出さないゴルゴが驚いたり、「なるほど……」とうなったりするあたり彼の腕の良さが伺える。
第176巻487話「アジ・ダハーカの羽」
バイオ燃料車「プルーム」の走行テストを、設計上の欠陥を疑わせることなく失敗させるという依頼に使用された。
かなり手間のかかる作業となり、受け取ったゴルゴも思わず「ご苦労だった…」と声をかけた。
第205巻第558話「ドローン革命」
第208巻第564話「最終兵器小惑星爆弾」
スピンオフ
武器屋の長い午後
『オフィシャル・ブックTHEゴルゴ学』に収録されている描き下ろしの主役作品。相変わらず人使いの荒いゴルゴを「人殺し」と罵倒し、同業者からも「キナ臭い仕事からは身を退く年齢」と忠告を受ける。それでも依頼品を完成させ、ゴルゴから「引退がまた延びたな」と賛辞を送られる。
銃器職人・デイブ(ガンスミス・デイブ)
『ビッグコミック増刊』にて2021年8月号から2022年6月号まで連載された。本編と同じく、さいとう・たかを(没後は「原作さいとう・たかを」の表記)とさいとう・プロダクションによる。脚本は、さいとう自身、さいとう・プロ(さいとう没後分)の他、全話の脚本にテーラー平良が参加している。単行本は小学館ビッグコミックスから、既刊1巻。
原作:さいとう・たかを/さいとう・プロ作品『ゴルゴ13スピンオフシリーズ 1 銃器職人・デイブ』小学館〈ビッグコミックス〉、 2022年9月30日発売 ISBN 978-4-09-861443-1
第1話「死神の鎌を研ぐ男(シャープナー・オブ・デスサイズ)」 (ビッグコミック増刊 2021年8月号 掲載)
第2話「チャンスをくれる街」 (ビッグコミック増刊 2021年10月号 掲載)
第3話「ドライにしてくれ」 (ビッグコミック増刊 2021年12月号 掲載)
第4話「ドラゴンズブラッド-龍の血を受け継ぐもの-」 (ビッグコミック増刊 2022年3月号 掲載)
第5話「ドイツの黒猫とガンスミス」 (ビッグコミック増刊 2022年6月号 掲載)
テレビアニメ(2008年)
千田光男が声(並びに次回予告)を担当。初登場エピソードである第1話から登場。原作と異なり依頼に応じて出張先で仕事をこなす他、原作からのアレンジにより「傑作・アサルトライフル」、「TOUCH DOWN」などにも登場している。また、髪の色は茶髪、目の色は緑になっている。
その他
パチンコ「CRゴルゴ13 STRIKES AGAIN」とパチスロ「ゴルゴ13ザプロフェッショナル」「ゴルゴ13 あの男に連絡だ!」に登場。