デジモンネクスト
以下はWikipediaより引用
要約
『デジモンネクスト』(DIGIMON NEXT)は、原作:浜崎達也、漫画:岡野剛、原案:本郷あきよしによる漫画作品。月刊雑誌『Vジャンプ』2006年2月号から2008年2月号まで連載された、デジモンシリーズの漫画作品。全4巻。
概要
デジモンシリーズの漫画作品では前作『デジモンアドベンチャーVテイマー01』以来2年半ぶりの新シリーズ。
作者は前作とは違い原作・浜崎達也、漫画家・岡野剛が送る新展開。アニメシリーズなどとの繋がりはないが、『デジモンセイバーズ』と同じ種類のデジモンを共有したりと、リンクする部分も多い。また前作と類似する部分も多く見られる(デジタルワールドでは病気がなくなっている、など)。
当初は「デジモンセイバーズ」のコミカライズとして始める予定だったが、アニメの企画が遅れたことにより、オリジナルストーリーの作品となった。
キャッチフレーズは「少年がデジモンの"次"を開く!!」。
登場人物
主要人物
龍野 ツルギ(たつの ツルギ)
乾 ユウ(いぬい ユウ)
北島 アミ(きたじま アミ)
バルバモン軍
バルバモン
デジタルワールドの革命を企てる魔王型デジモン。人間に好きなように殺され続けるアートデジモンの不幸と人間の横暴からデジモンの未来を守るための革命の必要性を訴え、世界を新生する力を持つ存在NEOを誕生させようとシステム界を強奪、さらに世界に散らばる「デジメモリ」を手に入れようとする。
アンコクのデジメモリの持ち主である。また、邪魔をするツルギたちを抹殺しようと様々な手先を送る。
イグドラシルと交渉した結果、バルバモンの考えを認めたイクドラシルと一体化しホストコンピュータにして神と化しているが、イクドラシルは良心を人間界へ送り抜け殻となっていたため、性格は魔王バルバモンそのままである。ビクトリーグレイモンに敗れるも、死に際にアンコクのデジメモリに加え、己と全ダークエリアのデータを注ぎNEOを誕生させる。
華原 ショウ(かはら ショウ)
美樹原 ノルン(みきはら ノルン)
イグドラシル
削除部隊(コマンドメンツ)
バルバモンの命令を実行する軍団。そのメンバーはすべて残虐非道で、傷つき戦闘不能となったメンバーは削除(殺)される。バルバモンが討たれた後、NEOの脅威から世界を守るために一部のデジモンが最終決戦に馳せ参じた。
マミーモン
第12話、第13話で登場。最新型のトレイルモンに乗りツルギたちを追ったコマンドメンツ。ユウたちを守って死んだトレイルモンを嘲笑した為にダークデジソウル(暗黒闘気)でウィルス種と化したガオガモン(ブラックガオガモン)に八つ裂きにされる。
外見はアニメ『デジモンアドベンチャー02』で見せた人間態の姿になっている(デジモンの姿の上に服や帽子を着込んでいるだけで、第13話で上着を全開にして本来に近い姿となった)が、こちらとは違いコミカルな性格は見せず、残酷非道な性格になっている。ただし、本作では最初からオベリスクを所持していた。なお、紹介時に属性が「ウィルス種」では無く「ウイルス種」と表記された。また、それ以前にも第1話でモブキャラクターとして人間態が登場している。
コマンドメンツ三将軍
バルバモンに仕える屈指の実力を持った将軍たち。その全てが究極体。
ザンバモン
カオスドラモン
好戦的で残忍な性格。粗野粗暴な言動だが、ライトシティを追い詰める二面作戦を提案・実行するなどそれなりに頭も回る。
バルバモンによりダークエリアから直接生み出された戦闘マシーン。ほぼ全身をクロンデジゾイドを練磨したレッドデジゾイド装甲で覆い、鉄壁の防御力を誇る。攻撃用の武装として、都市クラスの被害をもたらす火器と致死性ウィルスを装備しており、戦闘能力は極めて高い。
マッハガオガモンを圧倒するも、逆襲に遭い自慢の装甲と頭部を砕かれ暴走。ザンバモンと共にツルギたちを窮地に追いやる。
その後デジモンツインの光によって一旦消えたが、記憶と知能を失ったものの生きており、その後イクドラシルに仕えるようになった模様。
ムルムクスモン
三将軍最後の一人。礼節を弁えた物腰で理知的かつ理性的。バルバモンが唯一「同志」と認めた存在。
その正体はシステム界の元々の防人である大天使ホーリーエンジェモン。人間に捨てられた人工卵(アート)デジモンであるチビモンを助けられず、自分の無力さを嘆き怒っていたところを、バルバモンにその怒りと悲しみから同士として迎えられ、暗黒に染まった。防衛システム「炎の壁」を司っており、有事には自らの攻撃に利用することができる。
分断されたツルギたちを交戦している将軍たち諸共葬ろうとするが、過去に同じ心情を抱えていたショウと最大戦力を持って激突、過ちと郷愁を馳せながら敗れる。死亡したと思われたが、バルバモンが敗れた後、ホーリーエンジェモンの姿に戻りツルギたちに味方する。
その他
ピッコロモン
アンドロモン
アトラーカブテリモン
トレイルモン
サイトー
また、著者・岡野剛の作品『地獄先生ぬ〜べ〜』から金田 勝とその子分(成実と修二)が現実世界のテイマーとして登場した。
用語
デジモンミニ
デジモン・バトル・ターミナル
テイマー
デジメモリ
後年のアニメ作品である「デジモンクロスウォーズ」に登場するデジメモリとは別物である(漫画版では未登場)。
デジタマ
現在、バルバモンがホストコンピューターを悪用したせいで、ナチュラルのデジタマの数が激減してしまった。
アートデジモンは生きるためにテイマーの愛情が必須であり、テイマーに捨てられてしまった者は徐々に衰弱して死んでしまう。
作品データ
スタッフ
- 原案:本郷あきよし
- 原作:浜崎達也
- 漫画:岡野剛
- 連載:Vジャンプ
- 製作:集英社、BANDAI
各巻タイトル
「デジモンネクスト(1)デジモンネットゲームへようこそ!」(ISBN 4088741374)
「デジモンネクスト(2)光の街ライトシティ!」(ISBN 408874313X)
「デジモンネクスト(3)完全体ライズグレイモン!」(ISBN 4088743946)
「デジモンネクスト(4)未来との戦い!」(ISBN 4088744845)