ドラゴンの眼
以下はWikipediaより引用
要約
『ドラゴンの眼』(The Eyes of the Dragon)は、スティーヴン・キングの長編小説。原書は1987年に刊行された。当時ホラー小説で脚光を浴びていたキングであったが、この本ではその領域から大きく外れてファンタジーを描いた。古典的なファンタジーの手法で語られるこの作品は、魔法の導きによる正義と悪の戦いを描いている。
ストーリー
老王ローランドが治めている平和な国、デレイン王国。王には二人の王子がいた。両親の優秀な部分を受け継いで、ドラゴンの心を持つ勇敢な王子と言われる兄、ピーター。それと、父親によく似ている弟のトマスである。兄が立派過ぎたため、悪くはないが兄ほど良い王子でもなかったトマスは兄を恨むようになる。そしてこのトマスにつけ込んで、魔術師フラッグは王国の支配を目論んでいた。フラッグは何百年に渡り王国に災いを引き起こし、そしてまたピーターに襲いかかろうとしていた。
登場人物
作品解説
様々なリンク
- この小説は、スティーヴン・キングが、彼のホラー小説が嫌いな自らの娘・ナオミと、『タリスマン(英語版)』を共同で執筆したピーター・ストラウブの息子・ベンに向けて書かれたファンタジー小説である。登場人物の中に、ピーター・ベン・ナオミの名が使われていることが分かる。
- この小説の世界はキングのファンタジー小説『ダーク・タワー』シリーズの世界(中間世界)と同一のものであり、本作品の悪役であるフラッグは『ダーク・タワー』シリーズにも登場する。また、あとがきでトマスとデニスが『ダーク・タワー』シリーズに登場することを示唆する内容が記載されている。
- 原書の段階では他の題名として「ナプキン」という案が出てきていた。それほどに、本作品中でナプキンは重要な役割を果たすのである。