ドラゴンボールZ 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス
ジャンル:スペシャル,
以下はWikipediaより引用
要約
『ドラゴンボールZ 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』(ドラゴンボールゼット ぜつぼうへのはんこう!!のこされたちょうせんし・ごはんとトランクス)は、フジテレビ系列で1993年2月24日に放送された、東映制作のテレビアニメ『ドラゴンボールZ』のテレビスペシャル。『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』に続くテレビスペシャル第2作目。
概要
本編のフリーザ編後、トランクスやセルらが過去に関与することなく時を経た、本来進行するはずだった歴史を描いたエピソードである。
原作漫画の番外編『TRUNKS THE STORY -たったひとりの戦士-』をベースに、大幅にオリジナルシーンを加えた形で構成されたもの。ただし、トランクスが超サイヤ人に覚醒する時期、序盤で戦いに参加し殺されたメンバーの一部が原作と異なっている。
主要人物が次々に亡くなるなど、暗い作風となっており、孫悟飯が人造人間に殺された時、演じた野沢雅子は非常に悔しい思いをしたと語っている。また、トランクス役の草尾毅は印象に残ったストーリーに本作を挙げている。
『ドラゴンボール超』の第52話ではトランクスの回想シーンで、本作の一部のシーンがリメイクされている。
ストーリー
地球に帰還した孫悟空がフリーザ一味を倒してから2年半後、悟空は心臓病で息を引き取った。それから半年後、2人の人造人間が現れ、都市の破壊と殺戮を繰り返し、この世は恐怖に包まれた。2人を倒すべく立ち上がった戦士たちも、ピッコロが死にドラゴンボールは消滅。超サイヤ人となったベジータ、地球人戦士のヤムチャ、天津飯、餃子、クリリンも戦死した。
それから13年後、なすすべも無い状況の中、孫悟飯だけは、懸命に人造人間への反抗を続けていた。ベジータの遺児であるトランクスも戦う決意をし、悟飯に弟子入りする。地球の未来は悟飯とトランクスの2人に託されたのだった。
2人は人造人間の圧倒的なパワーの前に重傷を負い、悟飯は片腕を失う。翌年も襲撃に備えて修行に勤しむが、トランクスに希望を見出した悟飯は単身戦いに臨む。
登場人物
孫悟飯
孫悟空の一人息子。
人造人間との戦いでは師・ピッコロが18号の攻撃で戦死したことを皮切りに次々と仲間たちを喪っていき、それが元で超サイヤ人に覚醒。亡き父のように強くなりたいという願いから、父と同じ道着(ただし、マークは「飯」としている)を着用するようにもなる。
三枚目的なキャラクターで学園生活を送った本編に比べ、物静かな人物として描かれており、一人称が「ボク」から「オレ」に変化しているが本来の優しさは変わっていない。
後に父・悟空のライバルだったベジータの遺児であるトランクスの師となる。人造人間との戦いで瀕死の重傷を負ったトランクスを救うために最後の仙豆をトランクスに使うも自身は隻腕となってしまう。その1年後、トランクスを残して、単身で人造人間に挑むが力及ばず果てた。
トランクス
ブルマ
亀仙人
チチ
牛魔王
クリリン
ベジータ
人造人間17号
人造人間18号
声の出演
- 孫悟空、孫悟飯 - 野沢雅子
- クリリン - 田中真弓
- ブルマ - 鶴ひろみ
- ベジータ - 堀川亮
- トランクス - 草尾毅
- チチ - 渡辺菜生子
- 牛魔王 - 郷里大輔
- ウーロン - 龍田直樹
- 亀仙人 - 宮内幸平
- 人造人間17号 - 中原茂
- 人造人間18号 - 伊藤美紀
- アナウンサー - 里内信夫
- 店主 - 太田真一郎
- 女 - 長沢直美
- 係員 - 田中一成
- ナレーション - 八奈見乗児
スタッフ
- 企画 - 清水賢治、金田耕司(フジテレビ)、森下孝三(東映動画)
- 原作 - 鳥山明
- 製作担当 - 山口彰彦
- シリーズディレクター - 西尾大介
- シリーズ構成 - 小山高生
- 脚本 - 戸田博史
- 音楽 - 菊池俊輔
- 美術設定、美術監督 - 鷲崎博
- キャラクター設定、作画監督 - 前田実
- 演出 - 上田芳裕
- 原画 - 志田直俊、中鶴勝祥、佐藤正樹、宮原直樹、芦野芳晴、稲上晃 他
- 検査 - 酒井日出子、多田歩
- 特殊効果 - 下川信裕、平尾千秋、河内正行
- オーディオディレクター - 小松亘弘
- 録音 - 二宮健治
- 録音助手 - 渋江博之
- 編集 - 福光伸一
- 編集助手 - 麻生芳弘
- 音響効果 - 新井秀徳
- 選曲 - 宮下滋
- 演出助手 - 藤瀬順一
- 記録 - 小川真美子
- 仕上進行 - 清水洋一
- 美術進行 - 中村実
- 製作進行 - 高水俊郎、伏見和浩
- 広報 - 川崎悦子(フジテレビ)
- アシスタントプロデューサー - 蛭田成一
- 録音スタジオ - タバック
- 現像 - 東映化学
- 制作 - フジテレビ、東映
主題歌
オープニングテーマ - 「CHA-LA HEAD-CHA-LA」
エンディングテーマ - 「青い風のHOPE」
映像ソフト
- DRAGON BALL Z DVD BOX DRAGON BOX VOL.2
2003年9月18日にポニーキャニオンより発売。映像特典として収録された。
- DRAGONBALLZ SPECIAL SELECTION DVD
2011年8月5日に集英社より書籍扱いで発売。『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』と共に収録された。
孤独の未来戦士!!トランクス
『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』のアニメコミックスに掲載された小説。ストーリーは松井亜弥、作画は前田実が担当。
人造人間により壊滅した20年後の未来と現代、父ベジータへの想いをトランクスの回想により描いている。
関連書籍
- ジャンプ・アニメ・コミックス ドラゴンボールZテレビスペシャル 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス - 集英社、1993年5月31日、ISBN 4-8342-1185-1
巻末に声優陣のインタビューが掲載されている。