ドラフトキング
以下はWikipediaより引用
要約
『ドラフトキング』(DRAFT KING)は、クロマツテツロウによる日本の漫画作品。『グランドジャンプ』(集英社)にて、2018年24号から連載中。
凄腕スカウトマン郷原眼力(ごうはら オーラ)と若手スカウトマン神木を中心に展開されるプロ野球のスカウト活動と、ドラフト会議を中心に描いた作品。
表題の「ドラフトキング」とは、その年度に指名された選手の中でNo.1の選手であり、指名順位とは関係なしに、最終的に最も良い成績を残した選手のことを表す言葉である。
実在する選手(イチロー、工藤公康、ホセ・アルトゥーベ、桑田真澄など)が台詞上に出てくるなど、現実世界と同様の世界観で描かれているが、球団名は『横浜ベイゴールズ』など、実在球団を捩った架空の球団となっている。
2024年1月時点で紙と電子書籍を合わせた累計部数が160万部を突破している。
2023年にWOWOWにてテレビドラマ化。
各ストーリーのあらすじ
2番目の男(1 - 3話)
社会人(ノンプロ)のスペシャリスト(4 - 7話)
ハブ(8話)
知られざる才能(9 - 17話)
1億円の男(18 - 20話)
それぞれの選手ファースト(21 - 39話)
戦力外の男(40 - 44話)
西麻布の夜(45話)
ドロップアウトをした天才(46 - 55話。ただし、1と2は「天才の苦悩」という別タイトルが付けられている)
三ケタの男たち(56 - 68話)
捨てられた天才(69話 - 103話)
選ばれた男達(104話 - 110話)
Dランク(圏外)の男たち(111話 - )
孤高のセットアッパー(特別編。10巻収録)
登場人物
主要人物
郷原 眼力(ごうはら オーラ)
声 - 中村悠一(「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達」コラボ動画)
主人公の一人。横浜ベイゴールズのスカウトマン。眼力と書いてオーラと読む、所謂キラキラネームである。ブロッコリーのような髪型と、割れ顎が特徴的。超一流と自他ともに認める凄腕スカウトマンであり、一流選手を見抜く眼力に優れる。担当エリアは持たず、日本中を飛び回りスカウト活動を行う。一見極めて傲岸不遜かつ独善的であり、他者を平然とこき下ろし、自らの眼鏡に適わない選手・スカウト、同僚(特に神木)はもとよりスカウト先の監督に対してですら「無能」「バカ」「カス」「ポンコツ」などと言い放つ毒舌家である。さらに、目的のためには手段を問わない姿勢が批判の的となることも多い。しかしながら、その姿勢も常に選手の将来を考え抜いた産物であり、担当した選手のケアやサポートは決して怠らず、二軍成績も逐一確認し褒めたりアドバイスを送ったりするなど実際は面倒見が極めて良く、プロ・アマ問わず関わった選手達や神木など一部の同僚からも絶大な信頼を得ている。出張読み切り版にて、若いころは別の球団でスカウトをやっており、髪型も坊主頭であった。
神木(かみき)
主人公の一人。下の名前は不明。元プロ選手(野手)であり、高卒で横浜ベイゴールズに3位で入団。高校時代「走・攻・守」三拍子揃った選手と評価されていたが、入団前に郷原から「プロでは通用しない」「三拍子揃っているとは何も取り柄が無いということだ」と一蹴され「指名されても入団するな」と忠告を受ける。しかしそれに従わずプロ入りし、実際に全く通用せず5年で戦力外通告を受け、スカウトマンに転身。転身後も郷原からは「無能としか言いようのないカス」「スカウトマンに必要なセンサーが全部ぶっ壊れている」「元5流選手」などと相変わらず辛辣な言葉を浴びせられているが、真面目で人柄が良く、誠実に選手と向き合う姿勢がやがて郷原にも評価されるに至る。担当エリアは関東地方。毒島に騙されたり、大学の野球部監督の前で口を滑らせてしまったりと、基本的に軽率かつ経験・知識不足な所が散見され、選手の実力を見抜く能力は郷原や他のスカウトマンより劣っている描写が目立つ。酒は強くなく、ビールジョッキ1杯で泣き上戸になる。
横浜ベイゴールズ
モデルの球団は横浜DeNAベイスターズ。
スカウト部
飯塚 健(いいづか けん)
首脳陣
選手
桂木 康生(かつらぎ こうせい)
花崎徳丸高校出身。エースの東条に次ぐ2番手投手だが、球速、変化球ともに凡庸。当初は、ドラフトには到底かからない選手と評価されていた。一方、郷原だけが、野球に取り組む姿勢や怪我対策への意識の高さなどがプロ向きだと語り、ドラフト候補に推していた。後に、一年生の時には内野手でスタメン出場しており打撃、守備ともに好成績だったこと、甲子園優勝を掲げた監督の意向や投手不足というチーム事情により投手へコンバートしていたこと、本人も大学からは野手へ再転向しようとしていることが、郷原から明かされる。改めて野手として視察したスカウト一同に才能を高く評価される。大学卒業の四年後に争奪戦になる前に野手として獲得した方が良いと言う郷原の推薦によりドラフト4位で横浜ベイゴールズに入団した。入団後は内野手に転向。「放っておいても勝手に上手くなる」と言われるなど、首脳陣からの評価も高い。数年後、球団のスター選手として活躍している描写がある。担当スカウトである郷原を慕っている。
真田丸 謙吾(さなだまる けんご)
仙台育栄高校出身。桂木と同期入団で、飯塚の推薦でドラフト1位で指名された身長198センチの大型投手。スライダーを得意とする期待のパワーピッチャーだったが、ピッチングコーチの方針により自身の長所が活かせなくなり、二軍戦でも結果が残せない状態になっていた。おまけに担当スカウトである飯塚から放置されており、ストレスで別人のように痩せてしまいプロ二年目のキャンプでは見る影が無くなっていた。神木が自身の経験談を元に懸命に励まし、過去からの映像を徹底的に研究するなど付きっきりで面倒を見た結果、肘を下げたフォームに変更。自信を持っていた以前のピッチングスタイルに戻り、周囲を驚嘆させるピッチングを取り戻すことに成功している。以後、神木を慕っている。
蔵田 健介(くらた けんすけ)
憂羅志亜(ゆうらしあ)大学出身。身長188センチメートルの大型投手。長身から投げ下ろされるMAX156キロの直球とスプリットが武器。高校時代は成長痛とオーバーワークによる怪我に悩まされていた。大学入学後は、怪我対策に独自のトレーニングを行う、ベンチのサインを無視して投球するなど、監督の指示に従わなかったことから、規律を重んじる監督から干され、登板実績は少ない。高校、大学ともに実績やデータが少ないことから、スカウトの中では存在すら疑問視されていた。毒島との賭けに勝利した郷原の推薦により、ドラフト3位で横浜ベイゴールズに入団。一年目から先発ローテーションを守って、12勝10敗防御率3.02の成績で新人賞を獲得した。郷原のことはからかっているが、無名であった自分を指名してくれたことに感謝をしており、慕っている。郷原の頼みで仲眞を気にかけて面倒を見ている。
仲眞 大海(なかま おーしゃん)
石垣商工出身の投手。通称、琉球のチャップマン。投球フォームのモデルはアロルディス・チャップマン。肘の怪我を抱えながらも、2年前に亡くなった弟を肘が壊れても構わない覚悟で甲子園に連れて行く夢を持っている。沖縄県予選で興章実業との決勝戦を投げぬき甲子園出場を決める。しかし、無理をおして投げた影響により、炎症が起きたことで甲子園では本来の投球ができず、初戦で敗退してしまう。甲子園での不振の結果、他球団から注目されることなくベイゴールズにドラフト7位指名される。数年後、照屋とともに中継ぎとして甲子園での試合に出場している描写がある。郷原に悪態をついているが、一番最初に自分を認めてくれた郷原に感謝していることを蔵田から語られている。
照屋 勉(てるや つとむ)
石垣商工出身の内野手。打順はほぼ9番であるが、チーム内から人間性も含めての信頼は絶大であり、監督からは最高に頼りになる選手だと言われている。郷原は、小・中・高と優れた指導者から野球の定石を教わった野球偏差値と野球脳、守備のセンスの高さを買っており、野球を知り尽くした複数のポジションを守れるユーティリティプレイヤーとして高く評価している。状況を正確に判断して試合をコントロールするかの如く頭脳的なプレイをするが、選手としては突出した派手さは無いため、練習試合で照屋の攻守に渡っての頭脳的な活躍を見せたプレーを見た神木からは「確かにいい選手だけれど、超絶に地味」と言われており、郷原もそのことには関しては納得しており、打撃がネックであるから周りを説得するのは相当荒れ、ドラフトで照屋の指名に漕ぎ着けるまでには相当苦労すると予想している。興章実業との沖縄県予選決勝戦では、守備で大海を助けるビッグプレーを見せたほか、最終回には大海が既に投げるのが限界であることから、ホームラン狙いの打撃で高校通算では0本ながら試合を決めるサヨナラホームランを放ち、視察に来ていた神木と下辺だけで無く郷原も驚愕させている。本来ならドラフトにはかからないレベルの無名な選手であったが、郷原の推薦と決勝戦での上記の活躍により試合を見ていた下辺からもGMに獲得を推したことで、大海と共にベイゴールズにドラフト8位指名される。数年後、仲眞とともにセカンドの守備固めとして甲子園での試合に出場している描写がある。
菊地原 英光(きくちはら えいこう)
釜石実業出身の投手。福岡ブラックホークスの育成契約選手であったが後に横浜ベイゴールズに移籍している。150キロを超える荒れ球とツーシーム、スライダーと緩急のあるスローカーブが持ち味で、横浜ベイゴールズではセットアッパーとして活躍してる。投球フォームのモデルはランディ・ジョンソン。当初は別の選手を見に来た郷原がたまたま発見。その頃は独特な投球フォームでデットボールをや四球を乱発するなどコントロールも悪く、球速も120キロ台と当初はドラフトにはかからない選手であったが、釜石実業の監督が現役の頃は野手であったので、投手の指導方法がよくわからなく、自分が下手に指導したら余計悪くなるかもしれないからと、自分の恩師でもある岩手学院大学の千葉監督に菊地原の指導を頼み、千葉監督の指導の下で、体幹を鍛える練習を積んだことで徐々にコントロールと球速の向上に繋がり注目されるようになる。当初は岩手学院大学に進学予定であったが、中溝の推薦により福岡ブラックホークスに育成指名され入団する。入団後はブラックホークスの球団事情と一時期ファームでも結果が残せなくなり支配下契約を勝ち取れずにいた。その後も腐らずに練習を重ねており、千葉の指導に従いトレーニングを続けた結果、球速も上がり本来の投球フォームとピッチングスタイルにも戻って、磨きがかかりファームでは圧倒的な活躍を見せ、支配下契約寸前まで行くも、上述の球団事情から支配下枠での契約が出来ず解雇になり、ブラックホークスからは再度育成契約を提示されるも、郷原の推薦もあり横浜ベイゴールズに支配下契約で移籍することになる。
柳川 大也(やながわ だいや)
東京パーフェクトマッスルズに所属する外野手。極めて高い身体能力を持っており、特に走塁に関しては即戦力どころか現在の一軍でもトップクラスで通用すると郷原にも評価されている。郷原は高校時代から目を付けていたが、中溝も育成契約で獲得を目指している。バッティングフォームのモデルは柳田悠岐。高校時代は今と違いヤセ型の体型で郷原には「ガリガリ君」と呼ばれており、身体能力任せにプレーをする「お山の大将」タイプの選手であった。郷原が初めて見た時は、別のスポーツでも活躍出来る身体能力の高さと走塁技術を評価していた。高校卒業後はプロを目指して監督のツテで大学に進学し、一年春からレギュラーとして出場していたが大学野球ではその当時のフィジカルでは大学で通用せず秋ごろにレギュラーを剝奪されてしまう。それでも生き残る道を模索して試行錯誤していた最中に練習中の怪我により復帰したころには練習試合ですら出番が無くなってしまい、自分ではプロは無理だと思い、また後述の大家族ゆえの経済的な負担を無くすために、早くに自立しようとして大学を中退してしまう。野球部を辞めて大学を中退する一連の理由と事情を聞いた大学の監督からは柳川のことを「誰よりも俯瞰で自分のことが分かってる苦労人だった」と郷原に語っている。中退後は盗塁の緊張感が好きだったことでそれに似ているのが麻雀だったことからプロ雀士を目指し賭け麻雀で食い繋いでいたが、後に雀荘にいたところ柳川との接触目的で一緒に卓を囲んでいた郷原にアドバイスと推薦を受け、東京パーフェクトマッスルズに入団する。普段はパーフェクトマッスルジムでトレーニングをしつつ、トレーナーとして働いている。弟が2人、妹が3人いる6人兄弟の大家族。後に万田自動車の補強選手として都市対抗野球に出場。活躍が認められベイゴールズにドラフト2位指名される。
大阪ホワイトタイガース
モデルの球団は阪神タイガース。本拠地は甲子園球場であるはずだが、本作で甲子園球場が兵庫県西宮市に存在するかは不明。
スカウト部
選手
沖本 拓也(おきもと たくや)
倉敷工科大学に所属する内野手。身長171センチメートル、体重80キログラムと野球選手としては小柄な体格だが、それに似つかぬスラッガーであり、チームの4番打者である。全打席HR狙いの強振スタイルながら打率は3割に近く、大舞台に強いプロ向きの選手と、郷原と毒島は高く評価している。高校時代は監督の方針に従わなかったため試合に出られず、目立つ存在ではなかったが、毒島は当時から目を付けていた。憂羅志亜大学との試合で蔵田と対戦後、調子を崩し、その年のドラフトでは指名漏れをする。大学卒業後、万田自動車で自身のスタイルを取り戻し、後にドラフトで大阪ホワイトタイガースに入団する。一年目から三塁手として127試合に出場し、打率.267、本塁打17本、52打点の成績を残した。憂羅志亜大学との試合後、アドバイスをくれた飯塚をプロ入り後尊敬する選手としてあげている。
福岡ブラックホークス
モデルの球団は福岡ソフトバンクホークス。
スカウト部
中溝 聖治(なかみぞ せいじ)
元プロ選手の福岡ブラックホークスのスカウト。現役時代は実績十分のプレイヤーであったことが美嶋から語られている。当初は大学に進学予定であった菊地原を自身の推薦で育成選手で獲得するが、チーム事情により支配下契約ができないことを逆手に取られ菊地原を横浜ベイゴールズに移籍させてしまい郷原と因縁が生まれてしまう。東京パーフェクトマッスルズの柳川大也を育成契約で獲得を目指しており、郷原と再び因縁が燃え上がっている。一流選手を見抜く人選能力が優れており、同じスカウトマンである郷原も認めている。郷原や毒島のように選手とコミュニケーションをほとんど取らず、「選手を見に行く」という感覚的なスカウト手法をとっている。自身が担当する選手との信頼関係に自信を持っているが、千葉からは「菊地原を手離さないのは、菊地原のためではなく自分のため」と指摘され、上記のスカウト手法である故か柳川のパーフェクトマッスルズへの入団経緯を知らないなどスカウトとしてはまだ青い面が見られる。ただし自分の見込んだ選手の活躍を心から望み、誠意を持って活動していることは取材した美嶋からも認められている。
その他の人物
阿比留 一成(あびる かずなり)
万田自動車野球部(モデルはHonda硬式野球部)に所属する大卒四年目の外野手。既婚者で双子の娘がいる。元々は遊撃手で、三拍子揃ったスター性を持つ即戦力のドラフト候補であったが、膝の怪我を隠して出場した都市対抗野球で状態を悪化させてしまう。その年のドラフトで横浜ベイゴールズに6位で指名されるも、前述の怪我の影響と指名順位および郷原の所業に納得のいかない万田自動車の監督と下辺が揉めたため指名を辞退している。その後、郷原のアドバイスにより膝の負担の少ない外野手に転向し、社会人選手として野球を続けていくことを決意する。怪我をしてコンバートした今でも実力は健在であり、神木も「即戦力」としてプロ入りを打診するが、阿比留自身は社会人野球で選手としての今の生活に満足しておりプロに行くつもりは無くドラフト指名を断っている。郷原からの頼みで大学と実業団へのコネの無いトニーを万田自動車へ入社させており、トニーの入社の報酬を郷原から受け取るなど腹黒い一面も持つ。数年後、現役を引退した後は万田自動車の監督に就任し「あびちゃんチルドレン」と呼ばれる名選手達を生み出してる描写がある。
トニー・田所(とにー・たどころ)
桂木たちの翌年のドラフト候補の投手。通称奄美大魔神。基本的には素直な性格であるが、ストライクが入らないとすぐにカッとなるなど短気で、隠れて飲酒と喫煙を行っているなど素行に問題があり、飲酒は辞められずにいるが既に喫煙はやめているとのこと。トニーと初めて会った神木はトニーが酒臭かったことからトニーへ「あぶさんかよ。」と言った。高校時代の監督に大学と実業団へのコネが無かったため、その才能を惜しんだ郷原と阿比留の計らいにより高校卒業後は万田自動車入社。投手よりも野手としての才能を評価されており、本人もストライクゾーンの狭さに苛立ったりすることもあってか、特にポジションにも拘りがなかったため、万田自動車入社後は外野手に転向。阿比留に指導を受け頭角を現し、都市対抗野球ではスタメン出場し強肩を披露している。
山城 浩市(やましろ こういち)
比嘉 一太(ひが いちた)
北畠 翔(きたばたけ しょう)
郷原と毒島が中学時代から目を付けている逸材の投手。中学時代から独自のトレーニング方法を行っており、実力だけでなく野球に対する意識の高さも郷原と毒島は評価している。当初は毒島のルートで大阪の強豪校に進学予定であったが、直前に郷原の手引きにより神奈川の強豪校への進学を決める。進学した神奈川の強豪校では1年の秋からベンチ入りするも、監督と自身の考え方の違いと周囲に馴染めず高校を退学する。大阪に戻り中学時代のチームの監督に新たな進学先の紹介をお願いするも、上記の進学の件で面子を潰されたことにより拒否されてしまい、高校にも行かず荒れた生活を送っていた。北畠自身もプロに行くためなら高校野球に拘りがなかったことと、毒島の指示を受けた郷原に東京のクラブチーム・東京パーフェクトマッスルズを紹介され母親とともに上京することになる。数年後、都市対抗野球で活躍している描写がある。母子家庭で母親思いの性格。
佐藤 翔太(さとう しょうた)
森笠 鉄也(もりかさ てつや)
千葉 三郎(ちば さぶろう)
岩手学院大学の監督。投手を育てることに関しては、非常に優れており様々なタイプの投手を育て上げるその手腕から名伯楽と呼ばれており、教え子たちの成長を何よりも楽しみにしている。郷原とは顔見知りの関係であり、郷原のことは「モジャ男」と呼んでいる。郷原も試合を観る前は全く知らなかった当時無名であった菊地原を、かつての教え子でもある釜石実業の監督から菊地原の指導を頼まれたことで、高校生の段階から指導をしており、高校卒業後は自分の下で指導する予定であった。酒好きの酒豪であるが作中で酒が原因で入院しており、病院嫌いでもあることから、医者からは止められているのにも関わらず飲酒を仄めかす描写がある。教え子のためなら自分の身体を考えないで無茶をする人でもあり、以前には大切な試合の前に倒れて入院していたが、試合当日に勝手に病院を脱走し、試合には監督として普通にベンチに座っていたこともあった。
足立(あだち)
書誌情報
- クロマツテツロウ『ドラフトキング』集英社〈ヤングジャンプ・コミックス 〉、既刊17巻(2023年11月17日現在)
- 2019年8月19日発売、ISBN 978-4-08-891333-9
- 2019年8月19日発売、ISBN 978-4-08-891356-8
- 2019年11月19日発売、ISBN 978-4-08-891436-7
- 2020年3月19日発売、ISBN 978-4-08-891518-0
- 2020年7月17日発売、ISBN 978-4-08-891639-2
- 2020年11月19日発売、ISBN 978-4-08-891677-4
- 2020年12月18日発売、ISBN 978-4-08-891747-4
- 2021年4月19日発売、ISBN 978-4-08-891824-2
- 2021年8月18日発売、ISBN 978-4-08-892065-8
- 2021年11月19日発売、ISBN 978-4-08-892148-8
- 2022年3月18日発売、ISBN 978-4-08-892261-4
- 2022年8月19日発売、ISBN 978-4-08-892413-7
- 2022年11月17日発売、ISBN 978-4-08-892508-0
- 2023年3月17日発売、ISBN 978-4-08-892644-5
- 2023年5月19日発売、ISBN 978-4-08-892701-5
- 2023年8月18日発売、ISBN 978-4-08-892809-8
- 2023年11月17日発売、ISBN 978-4-08-893016-9
テレビドラマ
2023年4月8日から6月10日まで、WOWOWプライム及びWOWOWオンデマンドの「連続ドラマW-30」枠で放送・配信された。主演はムロツヨシ。
あらすじ(テレビドラマ)
キャスト
郷原眼力(ごうはら オーラ)
プロ野球チーム「横浜ベイゴールズ」のスカウトマン。
神木良輔(かみき りょうすけ)
「横浜ベイゴールズ」の新人スカウトマン。元選手。
横浜ベイゴールズ
下辺陸夫(しもべ りくお)
スカウト部の部長。
大津良介(おおつ りょうすけ)
元選手のスカウトマン。
飯塚健(いいづか けん)
元選手のスカウトマン。
大越智成(おおこし ともなり)
主任。
筒井高志(つつい たかし)
GM。
横田道則
スカウトマン。
役名不明
スカウトマン。
その他
毒島竜二
「横浜ベイゴールズ」のライバルである「大阪ホワイトタイガース」の敏腕スカウトマン。
美嶋瞳
フリーライター。
ゲスト
第1話・第2話
佐々木達雄
花崎徳丸高校野球部の監督。
桂木康生
花崎徳丸高校3年の控え投手。
東条大貴
花崎徳丸高校3年のエース投手。
興梠直哉
花崎徳丸高校野球部キャッチャー。
第3話・第4話
阿比留一成
万田自動車の野球部員。
猪俣繁
万田自動車野球部の監督。
渡部周斗
万田自動車野球部員。
トニー・田所
奄美の大魔神。
阿比留あおい、阿比留みどり
阿比留の双子の娘。
第5話・第6話
宗野努
横浜ベイゴールズの2軍ヘッドコーチ。
真田丸謙吾
仙台育栄高校から横浜ベイゴールズのドラフト1位指名で入団した投手。
北畠花代
シングルマザーとして息子を大切に育てる。
北畠翔
大阪中央リトルボーイズの中学生投手。
蔵田健介
憂羅志亜大からドラフト3巡目で横浜ベイゴールズに指名され入団した投手。
ベイゴールズ2軍投手コーチ
ベイゴールズ選手寮のおばちゃん
ベイゴールズ1軍投手コーチ
第7話 - 最終話
仲眞大海(なかま オーシャン)
石垣商工高校野球部のエース投手。
比嘉一太
石垣商工高校野球部の監督。
山城浩市
明英大学の監督。比嘉の大学時代の先輩。
仲眞耕三
大海の父親。
仲眞好子
大海の母親。看護師。
照屋勉
石垣商工高校野球部のキャプテン。ショート。
宮里幸太郎
興章実業高校野球部所属でプロ注目のスラッガー。
知念正貴
興章実業高校野球部所属で強打を誇る捕手。
東海林佑斗
明英大野球部。4年生。遊撃手。
仲眞拓海
交通事故で死亡した仲眞大海の弟。
興章実業高校野球部
石垣商工野球部
明英大学野球部
スタッフ
- 原作 - クロマツテツロウ『ドラフトキング』(集英社『グランドジャンプ』連載)
- 脚本 - 鈴木謙一
- 音楽 - 櫻井美希
- 監督 - 山本透、吉川祐太
- 制作プロダクション - ROBOT
- 製作著作 - WOWOW
放送日程
WOWOW 土曜 22:00 - 22:30 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
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ドラフトキング
(2023年4月8日 - 6月10日) |
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