ナッちゃん
以下はWikipediaより引用
要約
『ナッちゃん』は、たなかじゅんによる日本の漫画作品。
作品概要
『スーパージャンプ』(集英社)において1998年から2006年にかけて連載された後、2007年から2009年まで『オースーパージャンプ』(集英社)にて続編『下町鉄工所奮闘記 ナッちゃん 東京編』が連載された。
作中では、鉄工所で取り扱う機械の仕組みや製作・修理される過程が丁寧に描かれており、稀有な「ものづくり」漫画として大学の技術科教授法の授業の教材として使用されたり、工業高校の図書館などに収められている。また、民主党の津田弥太郎は中小企業の振興政策に関する質問で同漫画を取り上げるなどした。2011年1月21日には『朝日新聞』夕刊の「ニッポン人脈記」にてこの漫画が採り上げられた。
あらすじ
近畿地方のとある地方都市の鉄工所を舞台に、主人公の阪本ナツコは女性・零細企業といったハンディ・親類からの妨害やライバル企業との競争を乗り越え、独特の工夫と前向きな努力で地域町工場の信頼を勝ち取っていく。東京編では、ナツコが東京都大田区蒲田の鉄工所に修行に出る。
主要登場人物
阪本工作所関連
阪本ナツコ(さかもと ナツコ)
本作の主人公。通称「ナッちゃん」。零細鉄工所の娘として生まれ、小さい頃から父・正義の後をついて回り、鉄工所の仕事に興味を持つ。一時、生命保険会社のOLとして働いていたが、父の入院に際して、鉄工所の仕事を代行し、そのやりがいに目覚める。父の死後、本格的に鉄工所を継ぐ。
物語の前半では、絶大な信頼を置かれていた父と比較されたり、女性・零細企業・技術の稚拙さゆえに数々の苦難に立たされるが、工夫と努力で難題を解決する。物語が進むにつれ周囲の信頼を得て、地域町工場の機械の開発・修理を任されるようになる。東京編では、自らの技術の未熟さを改善するために、東京の鉄工所に修行に出る。
恋愛面には疎く、多くの男性に好意を寄せられながら気づく素振りがない。超ファザコン。ただし、出入り業者の辻口には、亡き父の面影を見る描写がなされている。
阪本正義(さかもと まさよし)
阪本春江(さかもと はるえ)
柿沢徳三(かきざわ とくぞう)
同業者
辻口茂雄(つじぐち しげお)
- クムラ製作所
柳井健(やない けん)
柳井健(やない けん)
- 久保鐵工 - 比較的設備の大きな鉄工所
- 富永鉄工所
富永(とみなが)
得意先
- 大須賀食品
- 温州フーズ - ミカンなどを扱う工場
柴田
- 磯辺水産
- 梅中軒
ウメ
ウメ
- みどり湯
知佳
- 石橋油煙
- 南海大学水産試験場
その他
高田たか子
単行本
集英社 ジャンプコミックスデラックス
下町鉄工所奮闘記ナッちゃん 東京編