ナンバー7
以下はWikipediaより引用
要約
『ナンバー7』(ナンバーセブン)は、手塚治虫による日本のSF漫画作品。『日の丸』1961年(昭和36年)1月号 - 1963年(昭和38年)2月号に掲載。
あらすじ
世界戦争の勃発を未然に悟った大島博士は、自身の発明品と共に息子七郎を人工冬眠させ、100年後の未来へと送り出す。2061年に七郎が目覚めると、地球は異星人や奇妙な動物の跋扈する大地へと変わり果て、人類は地球周辺にある「空中島」で細々と暮らしていた。空中島へと救出された七郎は、放射線への耐性や身体能力が買われて地球防衛隊にスカウトされ、7番目の隊員としてナンバー7を名乗ることになる。七郎ら地球防衛隊は絶えず迫り来る異星人と戦い、いつの日か地球を奪還することを目指して死闘を繰り広げる。
登場人物
大島一家
地球防衛隊
キミコ
ナンバー4
佐々木 小次郎(ささき こじろう) / ナンバー5(2代目)
幻のアニメ化
当作品は虫プロダクションによりアニメ化が検討されていたが、東映動画より設定の酷似した『レインボー戦隊ロビン』が企画されたため、タイトルはそのままに大幅に設定を変えることとなった。しかし、またしても設定の良く似たアニメが『宇宙少年ソラン』として制作されたため、虫プロはタイトルから抜本的に設定を練り直し、その結果生まれたのが『W3』である。
アニメ化にはならなかった『ナンバー7』であるが、その設定は初代アニメ版『鉄腕アトム』の第56話「地球防衛隊」に流用されている。また1964年7月26日公開の劇場版『鉄腕アトム 宇宙の勇者』にカラーでブロウアップ公開、更に1980年3月20日には『鉄腕アトム 地球防衛隊』として、本作を独立して公開された。
なおアニメ版は原作とは次の様な相違点がある。
- 舞台となっている年は、アニメ版『アトム』の舞台である「2013年」(劇場版では「世界暦2004年」)
- 地球防衛隊基地は月面に設置されている。
- ナンバー7の本名は「大島七郎」から「宮本武蔵」(声 - 北條美智留)に変更。これはナンバー5こと佐々木小次郎との対比のため。
- コスミ博士(声 - 熊倉一雄)の秘書は「キミコ」から「ハルコ」に変更、キャラも一新し、また「宇宙人のスパイ」という設定はなくなった。
単行本
- 手塚治虫全集『ナンバー7』(小学館)全2巻
- 集英社漫画文庫『ナンバー7』(集英社)全2巻
- 手塚治虫漫画全集『ナンバー7』(講談社)全4巻
- 集英社文庫『ナンバー7』(集英社)全2巻
- 秋田文庫『ナンバー7』(秋田書店)全2巻
- 手塚治虫文庫全集『ナンバー7』(講談社)全2巻