ネクログ
以下はWikipediaより引用
要約
『ネクログ』は、熊倉隆敏による漫画。『月刊アフタヌーン』(講談社)において、2010年11月号から2012年12月号まで連載された。全4巻。
舞台設定は中華民国初期の中国(2巻巻末での作者コメントより)。
あらすじ
フリーライターの宋玉生(ソン・ユーシェン)は正体不明の道士・胡才良(フー・ツァイリャン)に弟子入りして怪しげな話題を漁り、情報を集めていた。
彼の目的はただひとつ、胡の操る僵尸(チィアンシー、キョンシー)にされた幼馴染・薛(シュエ)を生き返らせること。だが、そのためには胡に施された力の封禁を解かなければならず、胡が冥吏と取り交わした「鬼録(寿命の控え、俗に言う閻魔帳)の修正」を手伝わなければならない。
走無常としての仕事をこなしつつ、胡は鬼録の紛失に依頼者の匡のみならず、冥府の女神である碧霞元君も関わっていることを突き止める。
登場人物
主要人物
宋玉生(ソン・ユーシェン)
胡才良(フー・ツァイリャン)
正体不明の道士。道士と言っても仙人の一歩手前くらいの力を持っているらしい。かつて仙界で問題を起こしたらしく力を封禁する首輪を付けられており、本人には原因を含めた前後の記憶がない。「走無常(ツォウウチャン)」と呼ばれる冥府から依頼を受け鬼録から外れた存在を狩って回る仕事をしている。報酬は任務達成の後、封禁を外すこと。かつて太上老君に仕えていた時期があり、その際に手に入れた八卦炉を右手に仕込み、対象となる存在その物を「丹」に変えて喰っている。
短身痩躯、三白眼の小男だが、後述の菅と同じく見た目の姿はその時の気分で変えているらしく、以前は女の姿だったり人外だったりしたらしい。干との術比べの最中にイヌ科らしき正体を現わしかけた。その正体は数多くの命を奪った凶獣・天狗(ティエンゴウ)であり、老君によって一時的に封禁が解かれたことで記憶を取り戻した。元来、ひたすら長生のみを求めて存在し続ける仙道を嫌悪しており、仙界そのものの在り方を変えていくことを決意する。
白杏(パイシン)
胡の操る女僵尸(ニユチィアンシー)。死亡直後に術を施されたこともあるが、僵尸としては「極上品」と言っても良い出来で左道に傾倒する道士(その中には胡の標的も存在する)を引き寄せる餌ともなる。普段はにこやかな笑みを浮かべているが、胡の制御がゆるむと暴走しやすくその有様は宋を嘆かせている。
生前の名は「薛(シュエ)」と言って宋の幼馴染で姐と慕われていた。実家は宋の家から土地を借りる小作農で、借金のために近隣の金持ちに嫁ぐ際に盗賊に攫われて行方不明となっていた。その際に死亡したため、現在は宋より年下に見える。死亡した際に魂魄の状態で胡と出会っており蘇生が可能と言われたが、拒否して冥府へ旅立った。冥府で知り合った者と家族の縁を結び、平穏に暮らしていたが、宋のわがままによって蘇生する。しかし、彼女自身の立ち位置はすでに冥府にあり、冥府の家族だけではなく多くの知り合いの陳情もあって身体が崩壊を始める。そのことを宋に告げ、彼の供養や祈りによって十分な冥福を得ていたことに感謝して逝った。
菅橙子(チェン・チョンツ)
蘇秀梅(スー・シウメイ)
その他の人物
黄旭(ホアン シュイ)
黎子雲(リー・ツユン)
干(カン)
書誌情報
- 熊倉隆敏 『ネクログ』 講談社〈アフタヌーンKC〉、全4巻
- 2011年3月23日初版発行、ISBN 978-4-06-310740-1
- 2011年8月23日初版発行、ISBN 978-4-06-310768-5
- 2012年2月23日初版発行、ISBN 978-4-06-387807-3
- 2012年12月21日初版発行、ISBN 978-4-06-387851-6
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