ネフェルティティの微笑
舞台:エジプト,
以下はWikipediaより引用
要約
『ネフェルティティの微笑』(ネフェルティティのびしょう)は、栗本薫によるミステリ小説。
概要
エジプトを舞台とした日本人女性の失踪事件を巡るミステリ。
『別冊中央公論』1981年7月号に一挙掲載されたのち、同年12月20日に中央公論社から単行本(ISBN 4-12-001087-2)として刊行された。のち、1983年8月10日に中公文庫版(ISBN 4-12-201049-7)が、1986年3月10日に角川文庫版(ISBN 4-04-150014-1)が刊行されている。表紙は、単行本版を渡部雄吉、中公文庫版を薗部雄作、角川文庫版を丸山容爾が担当している。
あらすじ
手酷い失恋の記憶から逃げ出すように、ほとんどあてもないままにエジプトを訪れた森岡秋生は、カイロのエジプト博物館で印象的な日本人女性と出会った。小笠原那智と名乗るその女性は、史上に美女として名高いネフェルティティ王妃とそっくりの容姿を持っていた。エジプト人と結婚して現地で暮らすという彼女に、秋生は次第に魅せられていった。
ある日、那智とともに秋生がピラミッドの内部を訪れていた際に停電が起こった。その暗闇の中で、那智が何者かに襲われた。抵抗する彼女を秋生は手探りで必死に助けようとする。しかし、数分後に再び明かりがついた時、那智の姿は襲撃者とともに消え、そこにはただ血痕だけが残されていた。秋生はその謎を追い、カイロの町をさまよってゆく。
主要な登場人物
伊集院大介シリーズとの関係
栗本の伊集院大介シリーズの短編「伊集院大介の青春」(『伊集院大介の私生活』に収録)には、伊集院大介の大学時代の同級生として、森岡秋生の兄・達郎が登場している。