ノケモノと花嫁
以下はWikipediaより引用
要約
『ノケモノと花嫁』(ノケモノとはなよめ)は、『少女革命ウテナ』の幾原邦彦が執筆する、ティーンズ向けのファッション雑誌『KERA』2006年2月号から2007年9月号にて連載されていたロリータハードボイルド小説である(「第1部」と位置付けられている)。同誌では2007年9月号から「第2部」として『ノケモノと花嫁 THE MANGA』というタイトルの漫画版も連載。2010年、中村が急病により執筆活動を休止したことにより本作も休止となり、2011年5月号より連載を再開。雑誌休刊となった2017年6月号よりあとは、ウェブサイト『KERA STYLE』で同年5月16日から6月16日まで連載し、その後、新章『ノケモノと花嫁+』(ノケモノとはなよめクロス)としてデンシバーズ(現在のcomicブースト)で2018年8月31日から隔月で2020年4月3日まで連載、単行本は以前からの通巻で発売され完結した。イラストと漫画は中村明日美子。ファッションは映画『下妻物語』の衣装協力を手がけた「BABY, THE STARS SHINE BRIGHT」。
2022年5月より、『ノケモノと花嫁 完全版』が刊行され、カバーには中村の描きおろしたイラストが使用されている。
エピソード
- 本作を執筆する際に幾原は『少女革命ウテナ』の制作集団「ビーパパス」以来の新たな制作集団「クリエーターズ・モイ」を結成するが、未だに詳細は明らかにされていない。
- 物語のテーマは虐待・近親相姦・トラウマで、中村曰く「暗い話」だという。
- 漫画化の際、幾原は中村に「小説が明るい衣を纏った感じで」「小説通りにしなくて全然かまわない」とリクエストしたという。
ストーリー
世羅ヒツジと羽熊塚イタルが駆け落ちをした。二人は運命の恋人同士であった。しかし、二人には世界の破滅を孕む過酷な運命が仕組まれていた。
登場人物
世羅ヒツジ(せら ヒツジ)
羽熊塚イタル(はぐまづか イタル)
兎河ギン(とがわ ギン)
栗鼠野アリス(りすの アリス)
謎の神父
まろにえ & みゆたん
世羅晶午(せら しょうご)
狼森エイジ(いぬもり エイジ)
トナカイ
設定・用語
燃えるキリン
燃えるキリンの血
書誌情報
漫画
- 幾原邦彦(原作)・中村明日美子(漫画)『ノケモノと花嫁 THE MANGA』インデックス・コミュニケーションズ(1 - 3巻)→モール・オブ・ティーヴィー(4 - 5巻)→幻冬舎コミックス(6 - 8巻)、全8巻
- 2009年12月14日発売、ISBN 978-4757305984
- 2011年6月25日発売、ISBN 978-4-7573-0606-6
- 2012年6月20日発売、ISBN 978-4-7573-0607-3
- 2014年12月10日発売、ISBN 978-4-908158-01-8
- 2016年5月20日発売、ISBN 978-4-908158-08-7
- 2018年1月25日発売、ISBN 978-4-344-84145-1
- 2018年4月26日発売、ISBN 978-4-344-84222-9
- 2020年9月16日発売、ISBN 978-4-344-84718-7
- 幾原邦彦(原作)・中村明日美子(漫画)『ノケモノと花嫁 完全版』幻冬舎コミックス〈バーズコミックス スペシャル〉、全4巻
- 2022年5月24日発売、ISBN 978-4-344-85039-2
- 2022年6月23日発売、ISBN 978-4-344-85060-6
- 2022年7月23日発売、ISBN 978-4-344-85072-9
- 2022年8月24日発売、ISBN 978-4-344-85078-1
- スペシャルエディション(同日発売)、ISBN 978-4-344-85079-8
- スペシャルエディション(同日発売)、ISBN 978-4-344-85079-8