ノーハドル
以下はWikipediaより引用
要約
『ノーハドル』 (NO HUDDLE) は、西山優里子による日本の漫画作品。
概要
西山優里子の初連載作品。『マガジンSPECIAL』にて1991年5号より1992年12号まで連載された。単行本は全5巻。アメリカンフットボール(アメフト)を題材とした作品である。
あらすじ
時は1991年5月。横浜市立横浜第一高等学校に通う少年・石川哲也は、バスケ部でダンクシュートを決めるなど、1年生ながらエースストライカーとして活躍していた。しかしながら、彼は自身のラフなプレイによって幾度も退場の憂き目に遭い、遂には部を追い出されてしまう。バスケへの未練を捨てられず、熱いものを求めて鬱屈していた日々を送っていた哲也は、ある日、幼馴染の大森さやかによりアメリカンフットボールの日米高校親善試合を見せられ、アメフトの世界に興味を持つ。試合後、哲也は親善試合をつとめていた城北高校アメフト部のQB・森達郎のさやかへの冷淡な態度に怒り、勝負をふっかける。アメフトに関しては素人同然の哲也だったが、持ち前の運動神経で勝負に勝利。勝負の興奮冷めやらぬ哲也は、アメフト部への入部を決意する。哲也のアメフト人生が、ここから始まる。
登場人物
横浜第一高校
石川哲也(いしかわ てつや)
主人公。1年E組。1975年7月28日生まれ。B型。幼馴染の覚也やさやかからは「哲」と呼ばれている。高校1年生ながら身長157cmと小柄だが、身体能力は高く、100m走や走り高跳びで中学記録を持ち、バスケ部ではエースストライカーをつとめるほどの腕前だった。しかしながら、ラフなプレイによる退場を重ねた末に、高校入学してたった1ヶ月でバスケ部を追い出されてしまう。バスケへの未練が捨てられずに鬱屈した日々を送っていたが、幼馴染のさやかによりアメリカンフットボールの日米高校親善試合を見せられ、アメリカンフットボールに興味を持つことになる。日米親善試合後の森との勝負で素人ながら勝利を収め、その興奮が忘れられずにアメフト部に入部する。ポジションはRB。スポーツ馬鹿で熱血漢な性格で、すぐ熱くなりがちだが、時には冷静な判断も見せる。勝負への執念は誰にも負けない。反面、恋愛関係には疎く、子供の頃から女っ気がないという欠点もあったが、あやのと出会い、一目惚れする。彼女を振り向かせるために、より一層アメフトに励む事になる。
佐野覚也(さの かくや)
大森さやか(おおもり さやか)
森達郎(もり たつろう)
3年生。高校アメフト2年連続日本一である城北高校アメフト部のQBを務めていた。高校史上最強のQBと称されており、パスコントロールと肩の強さは超高校級である。頭も切れ、判断力にも優れ、カリスマ性がある。非常にクールな性格かつ堅物で、自分をアイドル視されることを嫌う。そのため、ファンとして応援をしてくれたさやかに対し、つれない態度を取ってしまう。そのことに怒った哲也に勝負を挑まれる。森は自分の相棒となり、能力を活かしてくれるような有望なアメフト選手を探しており、バスケ部時代から目覚ましい活躍を見せる哲也に興味を抱いていた。哲也のアメフト部入部に際し、城北高校選手として二軍を引き連れて試合を申し込む。哲也達は結果として試合には敗れたものの、哲也の活躍は森にとって満足のいくものだった。その後、アメフト部の監督兼選手として、横浜第一高校に転校してくる。転入後は哲也とコンビを組み、活躍する。城北高校時代には自分の力を活かせない境遇に満足できず、鬱屈していたが、横浜第一高校に転入してからは変わり始め、笑顔や意外な一面を覗かせるようになる。実は長年の酷使によって左肩の腱を痛めており、手術をしなければ腱が断裂し、左腕が一生動かなくなってしまうという状態だった。しかし、彼は腕よりもアメフトを選び、城北高校との試合(県大会決勝)に臨んだ。結果、試合中に倒れ、退場を余儀なくされることになる。その後も、腱の断裂こそかろうじて免れたものの、依然として手術の必要な状態に変わりはなかった。それでもなお、森は選手でいたいがために、手術を拒んだ。神奈川県大会優勝後は、監督として指揮に回ることになる。クリスマスボウル後は、卒業してすぐにアメリカに渡り、肩の手術を決行。2年間のリハビリを終え、ノートルダム大アメフト部に参加する。
城北高校
工藤尚人(くどう なおと)