ハナレビの楽園
以下はWikipediaより引用
要約
『ハナレビの楽園』(ハナレビのらくえん)は、水本正による日本の漫画作品。単行本全2巻。
作品解説
水本正の初単行本化作品。『まんがタイムきららフォワード』(芳文社)において、2010年8月号から2012年6月号にかけて、偶数月号に隔月連載された。
ファンタジー風の不思議な世界を旅する冒険記だが、主人公達は特殊な力を持たない普通の人間であり、キャラクターの心の葛藤や不安を中心に据え、心理面に比重の置いた物語である。
単行本第1巻の帯には「ツンデレとドジっ娘のおかしな旅」との文句がうたわれていた。
ストーリー
ゆりかご界に住む者達はハナレビと呼ばれる存在。ハナレビはいつの日か対となる存在、ワスレジを伴ってゆりかご界を離れ、下界へと旅立たねばならない。
ハナレビである秋桜と叶枝は、いつも一緒に居ようと約束した親友同士。ある日、秋桜の前に遂にワスレジが現れる。だが、そのワスレジは「絶対、お前を認めない」と秋桜の目覚めの合図である『歌』に拒否反応を示して襲い掛かる。ゆりかご界の世話係である意磨久爾によって危機は回避されたが、秋桜はショックを受ける。その矢先、叶枝のワスレジも出現し、旅立ちを迎えたために秋桜は親友を失ってしまう。
別れの言葉を言えなかった秋桜は叶枝を追って下界へ旅立つべく、恐怖を乗り越えて自分のワスレジである桜子を目覚めさせる。
一方、桜子は突然、記憶喪失で知らない異界へと召喚されたために「ワスレジって何だ? あたしは誰」と混乱していた(秋桜を襲った記憶もない)。更に意磨久爾曰く「ハナレビとワスレジは共に下界を旅して、己の目的を叶える者」と説明され、秋桜共々、強制的に下界へと旅立たされてしまう。途中、意磨久爾から遣わされた第二のハナレビ、暇磨が合流。かくて三人は「親友を捜す」そして「記憶を取り戻す」ため、下界での旅を続ける。
登場人物
ゆりかご界の住人
ハナレビ達の仮初めの地。見た目は一周するのに徒歩で数時間ほどの小さな球体で、雲海の上に浮かんでいる。ただし、ゆりかご界は複数あり、ここは正確には「秋桜の居たゆりかご界」である。
秋桜(あきお)
桜子(さくらこ)
意磨久爾(イマクニ)
暇磨(ひま)
下界の住人
用語
ハナレビ
ただし、暇磨の様な付き添い的な存在はイレギュラーで、通常のハナレビではないらしい。
ワスレジ
ハナレビと共に下界へ行かねば、やがて消失する。また対のハナレビと離れすぎるとやはり消えてしまう。
鏡
意磨久爾曰く「この鏡に二人の姿が映るまで旅をするのが目的」である。姿が映るようになった時が、願いが叶えられた時になる。
離レ火
暇磨によると己のワスレジに対しての通信機能があるらしい。ただし、これは暇磨だけが持つ特殊な能力である可能性もある。
ホシネズミ
電話
アクビ
キルイの泉
朝霧の集落
白雨の路
単行本
まんがタイムKRコミックス(芳文社)全2巻。