ハルコビヨリ
以下はWikipediaより引用
要約
『ハルコビヨリ』は、『まんがくらぶオリジナル』および『まんがライフオリジナル』(竹書房)で連載された小坂俊史の4コマ漫画作品。
はちゃめちゃな同棲ライフを送っている永井ハルコ・里見靖とその2人を取り巻く人々を描いた作品。
主な登場人物
永井 ハルコ(ながい はるこ)
里見靖と同棲中の、お好み焼き屋「やきランド」で働く自由奔放な女。4月11日生のAB型。24歳。香川県出身。身長164センチ、体重54キロ。
とにかくマイペースでズボラな性格。かなりの酒豪でもある。
大学卒業後はOLとして働いていたが同僚の恵(後述)とともに半年でやめ、現在の職に。OLのころは「最高のお茶くみ」と呼ばれていた。
髪型はポニーテール。たまにおろしたりみつあみにしてもらったりしているが、不器用なため、一度やってもらうとなかなかほどこうとしない。
靖とは大学のサークルで出会う。付き合い始めてからは5年に、同棲を始めてからは1年半になる。
料理は基本的に彼女の担当だが、作る料理はとんでもないものが多い。そのレシピの一部は単行本のカバー裏に掲載されている。
一度何かにハマるとしばらく止まらない。これまでクッキーの缶にあるプチプチつぶし、レトルトカレー、蛸をゆでることなどにハマっていた。
職場ではフロアチーフ。出勤シフト決定権を持っているため、それを利用して毎月10日以上の休みを確保している。その上遅刻や欠勤もしょっちゅうなため、勤務態度は決していいとは言いがたい。なぜかバイトには人気がある。
靖のやることなすことに対してよく対抗意識が働く。
よく終電を逃しては友達と朝まで飲み歩く。その帰り道に早番で出勤中の靖と電車内で遭遇することもある。
酒癖はかなり悪く、店から出入り禁止を食らったり、電柱によじ登ったり、川に飛び込んだり、鉄道の信号機を壊したこともある。
自動車免許は持っているが、路上に1回しか出たことがないペーパードライバー。それでもゴールド免許ではない。
見た物の影響を受けやすく、スクールウォーズを見て花園ラグビー場に行きたいと言いだしたり、ぐりとぐらを読んで、それからしばらく晩飯がカステラばかりになったことがあった。
阪神タイガースのファン。
女らしさがほとんど無い。言動も男っぽく、雑誌を引き裂いたりするほどの怪力を持つ。スカートを穿くことは珍しい。
実は既に密かに、靖との婚姻届を出してしまってある。
里見 靖(さとみ やすし)
永井ハルコと同棲中の、大型安売店「Dストア」で働く忍耐の男。10月29日生のA型。24歳。茨城県土浦市出身。身長170センチ、体重62キロ。ハルコからは「やっさん」と呼ばれる。
ハルコのやることに耐えつつツッコミも入れるストッパーのような存在。一応ハルコとの結婚も考えている。
ハルコと知り合ったきっかけは、大学のサークルで靖の蹴ったボールがハルコの顔面に当たり(おそらくハルコがわざと当てられに行ったと思われる)、落とし前としてハルコ所属のサークルに無理矢理入部させられたこと。靖はサッカー同好会、ハルコは軽音楽サークルだった。
サークルではドラムと作詞を担当。ハルコが赤面するほど恥ずかしい詞を書いたことがある。
職場では商品管理を主な仕事とし、セール時には売り場に出されて接客もする。職場は年中無休のため、正月には実家に帰れないことがほとんど。
職場の仲間とともに作ったサッカーチーム「F.C.ストアーズ」に所属している。ポジションはDF。
背中にほくろが2つある。また、へそにゴマがたまりにくい。
ハルコによく誕生日を忘れられている。
ハルコ同様、自動車免許を持っているがペーパードライバー。こちらは一応ゴールド免許。
東京ヤクルトスワローズのファン。
山内 恵(やまのうち めぐみ)
ハルコのOL時代の同僚で親友。12月11日生のB型。24歳。埼玉県出身。身長150センチ。通称は恵ちゃん。
ハルコとの出会いは会社の入社式。そこに二日酔いで現れたハルコを見たときにピンと来たらしい。
その後、ハルコと同じ会社で半年勤務の後、酒の席で2人で「会社やめたる宣言」をして退社。その後も交流が続いて親友に。
ハルコに負けず劣らずの酒豪。性格はハルコと比べると割とまともだが、酒がらみのだらしないエピソードに関してはハルコをも凌ぐ逸材。
退社後はフリーターとして写真屋で働いていたが、二日酔いが原因でクビに。それを反省して禁酒宣言をするが、一週間でやめる。職はそれ以後転々としている。
特技は掃除。
ハルコ・靖の家に遊びに来ることも多い。靖とは友達の友達程度の関係。ハルコの策略により二人きりにされたこともあったが、普段、『直接会話をすることの無い二人』だったために気まずい雰囲気になった。
児玉 一晃(こだま かずあき)
大家さん
横田 美奈子(よこた みなこ)
エピソード
- 初代担当編集者から、「小坂漫画に華=女子を描こう」という指令で始まった作品。作者自身も思い入れの強い作品であり、「もし昔の作品をもう一度描くならハルコビヨリ」と述べている。
- 同棲の舞台となっている部屋の間取りは、重野なおき・藤島じゅん夫妻の家を参考にしている。
- 漫画感想サイトの「男らしい漫画」というアンケートで、『男の星座』『北斗の拳』などと並んで4位にランクインしたことがある。
雑誌情報
掲載誌(すべて竹書房刊)
- まんがくらぶオリジナル(月刊) - 2002年10月号から2005年11月号まで連載。
- まんがライフオリジナル(月刊) - 2003年11月号から2008年2月号まで連載。
単行本 - 竹書房より「バンブーコミックス」として刊行されている。
- 第1巻 ISBN 9784812459959
- 第2巻 ISBN 9784812461662
- 第3巻 ISBN 9784812465059
- 第4巻 ISBN 9784812468791